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『了延房阿闍梨、実因僧都、速記談義のこと』

作者: 成城速記部

了延房阿闍梨が、比叡山のふもとにある日吉社に詣でた帰り、辛崎というところを通ったとき、基本代使は基本文字にかえて使用することができる、という、早稲田式速記中級者用指導書の文言を暗唱すると、琵琶湖の波の中から、ただし乱用すると反訳しづらくなるので限定的に使用すること、という、続きの部分が聞こえてきた。了延房阿闍梨が、どなたかいらっしゃるのですか、とお尋ねになると、実因僧都です、という答えがあった。波打ち際で、しばらく速記談義をしていると、実因僧都が、間違ったことを言ったので、了延房阿闍梨が、ただ今おっしゃったことは、間違っています、どうなさいましたか、とお尋ねになると、実因僧都は、うまい具合に話せていると思ったのですが、一度死んでいるので、間違ったことを言ってしまいました。しかし、私だからこそ、この程度の間違いで済んだのです、と答えた。



教訓:一度死んでいるから仕方がない、と言われたら、もう許すしかない。


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