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ある日裁定者になった  作者: にんにく
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悪に裁きを与える裁定者に転生し世界を救う!

…俺は何をしているのだろう

人生が退屈で仕方がない

毎日同じ景色を見、毎日同じ飯を食べ、毎日同じように寝る。あぁ、もしも生まれ変われたら、非凡な人生を歩みたい…そう思っていた時


ーー俺は死んだーー


飲酒運転だ。本当にやめてほしい。俺は消えてゆく意識の中で必死に抗おうとする。「非凡になりたい」と「死にたい」は、同義ではないのだと今になって気づく、しかしもう遅い。俺は深い眠りに入る…。しかしここからすべては始まったのだ、永遠に続く醜い争いは…



目が覚めるとそこは目を疑うほどの綺麗な場所だった。周りには朱色の花が咲き乱れ、花は蒼き炎に変わり翠の水に変わる。それらには形などないのだろう、霞がかったこの場所は天国であろうと俺はそう思う。天国を人間ごときが推し測ることが間違っている。などと考えていると声が聞こえる。

霞の奥から人がくる。俺は目を凝らす、ここにいるのはどんな人なのだろう。こんな綺麗なところにいるなんて、天国にいるなんて、どんな人なんだろう。うっすらと見えてきた。シルエットからするとどうやら女性ようだ。背格好は高いと思うと低く見え、低いと思うと高く見える。


「○¥#=%☆〆^」


耳では確かにそう聞こえる。しかし何故だかわかってしまうのだ、彼女の言うことが。

「何故ここに人間が?」

「ここはどこですか?あなたは?」

俺は少しパニックになりながら聞く。根拠は無い。が、この人なら答えてくれる。訳も分からない根拠を持っていた。

「あなたならもしかしたら…を全うできるかもしれませんね…」

「どうしましたか?」

「それにしても何故ここに来られたのですか?」

そうして俺はこれまでの経緯を説明した。

「なるほど、わかりました。この場所についてご説明いたします。ついてきてください。」

俺は彼女と歩いた。どれほど歩いただろうか、5分の様な気もするし、5時間だった気もする。空間と同じ様に時間も普通ではないのだろう。そんなことを思っているといきなり普通の部屋に着いた。本当に普通の部屋だった。文机があり、その上に巻紙・羽ペン・インクなどが置いてある。ベッドには柔らかそうな布団が敷いてありキッチンには鍋が並んでいる。

「座ってください」

彼女がそう言うと足元にそれまでにはなかった椅子が出来ていた。俺はそれに腰をかける。そうすると彼女は話し始めた。

「私の名前は、そうですね、ここでは仮に”ハルカ”としておきましょう。」

「まずここはどこなのですか?」

「ここはどこでもありません。敷いていうなら時間と空間の狭間です。ここではいかなる常識も通用しない『神』の領域です。」

「それってつまり…」

「そうです。私は神です」

思考が追いつかない。ここは神の領域で彼女、ハルカは神だと言うのか…。

「普通ここには人間は入ることはありません。入れるのは特別な人間だけです。」

「特別な人間?」

「少しいいですか?」

そう言ってハルカは俺の額にてを当てる。

「やはり思った通りあなたは魂の力が普通の人より強い。

そんなあなたを見込んでお願いがあります。」

「なんですか?」

「あなたに超能力と永遠の命を与えます。なので地上の平和を守る人、裁定者になっていただきたい。」

「俺はいいですけどなんで俺なんですか?」

「超能力は魂の力である魂使力が高い人しか使えません。」

「はあ」

つまりは才能があったということなのか。

「それではあなたを転生させます。あなたはこれから中村智樹、東京都に住む独身男性として生活してもらいます。わかりましたか?智樹くん?」

「ちょっまっ」

「現世の平和が乱されるようなことがあれば実力で止め、悪に制裁を科すのがあなたの仕事です。」

「え?いきなりは…」

「いずれ会うこともあるでしょう。それではお仕事頑張ってください♡」



また意識が飛んだ。そして目が覚めるとアパートの一室にいた。築20年位ありそうなぼろっちいアパート、1LDKの小さいアパート、もちろんトイレと風呂は一緒の部屋である。本当に転生したのだ。超能力を持って転生する。俺の求めていた非凡な生活そのものだ。そう思うとワクワクしている自分がいる。まずは本当に超能力が使えるのか試してみよう。壁の方に向かって炎を出そうと念じてみる、すると本当に出た

真っ赤な熱い炎が出た、ああ壁に引火してしまった。急いで俺は水をかける、もちろん超能力で。火が消えた、ホッとすると同時になんとも言えない高揚感が襲ってくる。俺はこの力をつかって悪に鉄槌を下す裁定者になる。そう誓った。そうして超能力の練習をしながら生活し何もないまま


ーー千年が経っていた



*学生が遊びで書いているものです変なところがあってもご容赦下さい




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