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取り憑き婚活~すれ違い系ラブコメ~  作者: かなかな
2章 ~記憶を取り戻せ~
53/62

第53話 なぜあなたは

やっと更新できました!

からきさんは実物の方がかっこよくて声も高いし歌唱力もすごかった。お客さんに男性がいると嬉しそうにしてくれた。性格よし容姿よし声よし実力ありこれは女性にモテるな。

最後のアンコールでからきさんが『なぜあなたは』を歌った。


なぜあなたは 歌詞

《覚えていますか?学生時代》

《僕が君に一目惚れした瞬間を》

《天使のような笑顔の君に》

《一緒に過ごした楽しい日々》

《なぜあなたは 僕の隣にいないの?》


《どんな秘密があろうと》

《たとえ僕が忘れたとしても》

《君を守り抜きたい 》

《君の笑顔をもう一度見たい》


《どんなに時が流れても 10年間》

《僕はだれよりも君を想っていたよ》

《変わってしまった君を》

《僕は探し続けてやっと見つけた》

《なぜあなたは 僕に冷たいの?》



《どんなすれ違いがあろうと》

《たとえ僕の片思いだとしても》

《君を守り抜きたい 》

《君の笑顔をもう一度見たい》


《1人で抱え込まないで》

《影で泣かないで》

《僕の前で泣いて僕に全部話して》

《ぼくを頼って》

《ほかの人の言葉に揺れ動かないで》



《どんな卑怯な罠があろうと》

《たとえ僕が傷ついたとしても》

《君を守り抜きたい 》

《君の笑顔をもう一度見たい》

《なぜあなたは こんなに愛しいの?》


ペンライトを降っている笹野さんは輝いて見えた……。

コンサートが終わると握手会だった。

からきさんは『また来てください』と言ってくれた。


男だけど惚れるぜ!!


笹野さんは何やら話していたけど半分ぐらいしか聞こえなかった。

笹野さんはどうやらプレゼントを持ってきていてそれについての説明をしていたらしい。


〜帰り道〜

スマホを見ると縁からTOINがあった。


TOIN 縁

『押忍。1か月後同窓会あるぞ! 来るよな?その後吹奏楽部員で集まるらしいぞ』


TOIN 権太

『そうなんだ!行くよ。同窓会なんて初めてだな』


TOIN 縁

『いつも権太は欠席してたよな?』


TOIN 権太

『連絡来たことないよ』


TOIN 縁

『マジか? 連絡ミスかな? なんでだろうな? 』


TOIN 権太

『僕存在感ないからな』


なんで同窓会は欠席になっていたのだろうか?

まあ、それだけ僕のことは忘れられたんだろうな。

そういえば、笹野さんはどうなんだろう?


「笹野さん。1か月後に同窓会あるの知ってますか? 」


僕がそう言うと笹野さんはかなり驚いていた。


「知らない」

笹野さんは一言だけ呟いた。


寂しそうだから、笹野さんも呼ばれてなかったんだな。

今までの幹事はいい加減だったんだな。


「同窓会のあとで吹奏楽部員は集まるらしいですよ」

僕は縁に聞いた情報を笹野さんに伝えた。


「そうなのか。橘くんは行くのか? 」

笹野さんは珍しく困った顔をしている。


「当然行きますよ! 」

僕は高校時代のみんながどうしてるか気になるしな。


「私は行かない」

笹野さんは困った顔をしたままそう言った。


「なんでですか? 」

僕は笹野さんの言葉に驚いた。


「私は途中で転校したし来月は忙しくて無理だ」

笹野さんは淡々と言った。


「そうですか」

僕は本当は笹野さんにも来て欲しかったけど、忙しいなら仕方ない。


後ろから自転車が通ってきて僕は、ぶつかりそうになった。笹野さんが僕を引き寄せてくれたので、当たらずにすんだ。


気がつくと僕のカバンがない。


ひったくりだ! 僕がそう気づく前に笹野さんが何やら自転車に向けていくつか投げた。


ペイントボールだったようで、自転車はひっくり返り、ひったくり犯は、全身ピンクまみれになっていた。


すかさず笹野さんはひったくりの腕をひねりあげて、地面に押さえつけた。


笹野さんは警察とかの方が向いてるんじゃないか?


僕はただ呆然(ぼうぜん)と見ていただけだった。


僕のカバンはペイントボールの被害もなく無傷だ。


「誰の差し金だ! 答えろ! 目的はなんだ!? 」

笹野さんはひったくりの腕をさらにねじあげながら睨みつけている。

「俺一人で考えました」

ひったくりは(うめ)きながら答えた。


「本当だな? 」

笹野さんはさらに腕をねじあげた。


わー。痛そう!!!


「痛い痛い痛い。ほんとですって」

ひったくりは涙目で必死に答える。


「よし。わかった」

笹野さんは腕を緩めたがひったくりをそのまま離さずに交番に突き出した。


あんなに締め上げておいて、ちゃんと警察に突き出すんだな。ひったくりは踏んだり蹴ったりだな

ふと見るとペイントボールの色が笹野さんの服にべっとりとついていた。


「笹野さん! 服汚れてますよ」

僕が指摘すると笹野さんは自分の服を見た。


「ああ。服か。気づかなかったな。そのへんで買うよ」

そんだけ服が汚れていて気づかないとは驚いた。


それにそんな姿で女性が服屋さんに入るのもどうかと思った。


「こんな姿で女性が服屋さんに行っちゃダメですよ! 適当に僕が買ってきますから」

僕がハンカチで笹野さんの服の汚れを拭きながら言った。


「どこで着替えるんだ? 」

笹野さんがそう言うと僕は周りを見渡した。


住宅地でお店がほとんどない。


交番から僕の部屋はいちばん近い。歩いて3分ぐらいだろうか。


「よ、よかったら僕の部屋に来ませんか? 緊急事態だし」

僕は勇気を出して言ったけど笹野さんに断られるだろうな。

一人暮らしの男に『部屋に来ませんか?』なんて突然言われたら怒るだろうな。笹野さんに『服が汚れていた方がマシ』とか言われるだろうな


「そうだな。橘くんの部屋に案内してもらおうかな。緊急事態だしな」

笹野さんは冷静に言った……。


ほら、やっぱり!……って来るの? 笹野さんが僕の部屋に? ど、ど、ど、どうしよう?

読んでくださりありがとうございます

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