人物設定&単語解説
今回は第一章にて出た単語を簡単にまとめたものを書きました。
【エリカ】
性別:女
歳:推定14〜16歳
身長:167cm
魔法:不明
武器:緋色の白光宝珠製の短剣、ミソラから貰った血濡れの短剣
誕生日:12/23
容姿:黒髪ショートヘア、赤眼、色白
服装:赤いプレッピージャケット(制服のようなジャケット)に黒のプリーツスカート。黒タイツに黒の手袋を着用している。靴は踵が少し高いブーツを履いている。漆黒のフード付きローブを羽織る。右手の薬指には、赤紫色の指輪がはめこまれている。
本作の主人公。転生か憑依した人間であり、前世は男であった。その為、口調も男寄りである。
前世で弟を持っており、弟は唯一無二の存在。エリカにとっては、命よりも大切な存在である。
今世では転生して女となり、また新たに家族を持ったが追放された。恐らく、あの時の儀式で偶然出来た魔法が原因だろうとエリカは推測している。
謎の治癒魔法を持ち、並大抵の傷はものの数分で完治する。原因は不明。
何故か弟の名前だけが思い出せなくなった。なので弟の名前を思い出すために、旅に出ることにした。以前は死のうとしていたが、弟の名前を思い出したら死のうと決断。後悔はしていない。
汗は全く出ない。
家族の元へ帰りたいとは思わない。
この世界については特に思うところはないが、どうしてこうなったのかは気になっている。
自然の光と魔法の光が弱点。浴びると内側がフランベされたかのように熱しられ、吐き気と熱さにより悶え、危険な場合は生死を彷徨ってしまう。
魅力の耐性があるかどうかは不明である。
【ミソラ】
性別:男
歳:18
身長:175cm
魔法:時の破壊
【DEEP】時を遅らせる
【CRASH】破壊する
【MOVE】動かす
リスク:範囲が広がるにつれ、体力の消耗が激しくなる
武器:短剣数本
誕生日:4/4
容姿:短髪の金髪。スラリと伸びた背筋。エリカの肌よりちょっと濃い肌。目はエメラルド色
服装:白のTシャツに焦げ茶色のベストを羽織っている。薄茶色のジーンズに短なブーツを履いており、そしてナーヨから新たに貰った白のローブを羽織っている。
ダリア村に住む残念な微ナルシ。女性のことは大好きだが、困っている人を見たら助けてしまうお人好し。
日々自身の美しさに磨きをかけている。一番のイケメンは自分だと密かに思っている。だが本当にイケメンなので何とも言えない。
姉よりは弱いが、そこらの魔導士にはそこそこ強い。
貴族や王族が大嫌い。幼い頃王族に家族を連れ去られたこともあるかもしれないが、もっとありそうな予感がする。その為、あまりハルハと絡むのを戸惑っている。
自身の魔力が込められた箱は大事に懐にしまっている。
村にいた時は果物を取りに行くのが日課だった。しかし何故か体力はない。筋トレでもしようかなと悩んでいる。
エリカ程ではないが、日光が苦手。
補足
キュラスと相交えた時、ミソラに異変が起こったが、それが何なのかミソラもわからない。
【キキョウ】
性別:女
歳:20
身長:175cm
魔法:植物の創造
詠唱:【深く眠りし生きとし生ける魂よ。ある時は奇跡、ある時は愛、ある時は幸福を。妾の願いに答え、今宿らん。
エーデルワイスの導きと共に】
【一度、二度、三度の真実の終わりは、妾の思想に反する。
唱え、妾の自然の刃よ。この指に止まれ、源よ。さぁ、緑花よ、巻き付け!締め上げろ!握り潰せ!生命を吸い取れ!
そして、良き眠りへ】
中心部分は常に詠唱が変わる。
誕生日:7/18
ミソラの姉。実力はミソラより強い。
その強い心とすぐに行動する姿が好感的。だが今回の騒動はあまり行動には移したくなかった。何故なら村の人たちが殺されるから。
コウを恋人に持つ。やっと再会したことに、喜びを感じている。
怒ると怖い。
【ナーヨ】
性別:女
歳:??
身長:???
魔法:不明
誕生日:?/?
ミソラ、キキョウの祖母。魔法に強いプライドを持っている。ミソラとキキョウよりも強い。
夫は王族によって連れていかれ、息子も連れていかれた。残っているのは孫達だけ。娘はもう他界している。
【ハルハ】
性別:男
歳:16
身長:169cm
魔法:魅了
誕生日:3/14
容姿:前髪を左分けでピンで留めている栗色の髪型
服装:黒の模様入りタンクトップを着ており、腰には白のジャケットを結びつけている。太股まである黒いブーツを履いている
キュラスの弟。今回の騒動まで自分はイケメンだと思っていたが、全て魅了のおかげだと知った途端、自分はイケメンではないと自覚した(だが一般から見たらイケメン)。
その後は吹っ切れたかのように色々と好奇心をもつ。ナンパはしていないが、同年代以下の男女が勝手に寄ってきて正直迷惑に感じている。これも自覚した代償なのだろうか。
綺麗なものが好き。それがたとえ人間でも、美しかったら何でもいい。その為ミソラや昔のキュラスの美しさに惚れる。エリカの赤眼も綺麗と感じた。
意外に可愛いものも好き。
ミソラのことをミソラ様と呼ぶ。ただ本人が呼びたいだけなので、特に理由はない。
だがエリカには普通に接しているというか、少し突っかかるように接している。以前貶されたことを根に持っているのが理由だ。
オカルトなど、怖いものが苦手。
【キュラス】
性別:男
歳:18
身長:170cm
魔法:月華の胡蝶
誕生日:3/2
ミソラの兄。昔はイケメンで心も優しい青年だったが、王になった途端ひねくれた性格になり、変なものにも手を出すようになった。その為か、昔よりぽっちゃりとした体型になった。だが昔のイケメンは僅かに残っている。
魔法道具を作るのが好きになってしまった。何故そうなったのかは不明。
【カズラ】
性別:女
歳:19
身長:171cm
魔法:氷結の夢見鳥
誕生日:8/24
キュラスの従属。自分をコケにしたエリカが許せない。だが少しだけぬけている。
今回はかませになってしまったが、実際はクレマチス王国で一二を争う程の実力。
【カトレア】
性別:女
歳:40
身長:170cm
ハルハ、キュラスの母。おっとりとしている。とても優しい。
【バルセロナ】
性別:男
歳:42
身長:182cm
ハルハ、キュラスの父。昔はその風貌と目つきによって恐れられていた。
【ルージュ・ランムトン】
性別:??
享年:???
クレマチス王国墓地に眠っている人間の名。
【コウ】
性別:男
キキョウの恋人。惚れたところはキキョウの全て。
【アセビ】
性別:男
歳:???
墓地で愛しい人から貰った指輪を探していた老人。
【ゼーラ】
性別:男
歳:14〜15
エリカの弟。性格は前世の弟とほぼ一緒らしい。詳しいことは不明。
【魔導士】
魔力を持つ者、そしてそれが覚醒した者のことを指す。魔導士となった者は、数々の名誉を残していくことにより伝説が残っていく。世界の何万人もの人間が魔導士となっているので、魔導士ではない、または魔力を持たない者は現段階では少ない。
魔導士には階級がある。それによって強さが分かれるので、弱者の魔導士や強者の魔導士が生まれることが多々ある。
そして、魔導士は魔法を持たない者を下等として扱う者もいる。時には殺めてしまうこともあり、その者には厳しい処罰が下される。
【魔法・魔力】
人間の奥底に眠る力。その力が覚醒したら魔導士。覚醒はしなかったものの、魔力があるものは【インコンプリート】、魔力が少なく、魔導士になる見込みがないものは【アウトキャスト】と言われる。
魔法を覚醒させる方法は色々ある。訓練、感情、発作、もしかしたら気づかずに垂れ流しをしていたというケースも少なくはない。(例:ハルハ)
【詠唱】
魔法を発動するにあたって必須の行動。詠唱をしなければ、魔導士の体は壊れてしまう。
詠唱には短文詠唱、長文詠唱、、一撃詠唱、創作詠唱、幻滅詠唱と、今はこれだけの詠唱が確認されている。
今回の騒動でミソラが詠唱を使わずに魔法を発動、さらにそれでもミソラの体が壊れなかったという異例の事態は、バルセロナ達しか知らない。原因を突き止める予定である。
詠唱中に何かを喋ってはいけない。それは呻き声でも、どんなことでも、声を出してしまえばまた最初からとなる。
【短文詠唱】
比較的詠唱しやすいもの。しかし威力は小さく、時にはダメージも与えられない。
【長文詠唱】
威力は強力だが、詠唱文が長いため隙を多く見せることが多々ある。
【一撃詠唱】
体内に魔力を溜め込み、それを放出する。この詠唱が一番一般的である(例:ミソラ)
【創作詠唱】
魔力で作り上げる専門の詠唱。商人などが扱う。
【幻滅詠唱】
不明。
【まとめ】
この世界は、全てが魔法で動いていると言っても過言ではない。魔法によって地位が決められ、そして人生が決まっていく。
その魔法によって苦しめられた人々もいれば、魔法を持ち、由々しき栄誉を讃えられたことによりふんぞりがえる魔導士も存在する。
アウトキャストは、魔導士から忌み嫌われ、もしかしたら人間として接しないものもいるであろう。
この世界を変える術は、未だに見つかっていない。
まとめるのは話を書くよりも辛い(私的に)。
こういう世界観で進めていきます。今後、もしかしたら皆様の心が胸糞悪くなる描写もあるかと思いますが、それでも閲覧してくれる神様、今後とも私の作品「天運のCrocus」を、よろしくお願いします。
次は第二章となります。行くものと追う者達、彼らがどんな旅をするのか、そして今度はどんなことが待ち受けているのか、楽しみに待っていてくれると嬉しい限りです。