表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/121

はじまりの平原2

 目が覚めたら獣の大群に囲まれていました。


「まお、忍者Aさん話が違います」

「俺の名前を言い直すぐらいには冷静だね」

「魔物は王たる忍者Aさんを襲わないのではなかったのですか」

「魔物の王たる俺も獣は統べていないからね」

「訴訟も辞さない覚悟」

「説明不足は否めないけど落ち着いて、裁判はもうたくさんだ」

「もうたくさんだ」

「魔女裁判に証人として何度呼ばれたことか、冤罪につぐ冤罪で俺はもう疲れた」

「まあ、お疲れ様です」

「ぼくもう眠いんだパトラッシュ」

「パトラッシュ」

「お前もつかれただろう」

「不思議と心地よいです」

「ふかふかしているものね」

「ふかふか」

「いまメエと鳴いたね」

「まあ」





 魔王と王女は羊の大群に運ばれていきます。どこまでも、どこまでも。


「空が青いね」

「ある晴れた昼下がりですね」

「市場へ続く道を進んでいるんだろうか」

「まあ」




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ