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はじめの街道4

それでもなんとか魔王は自らの生い立ちを語り始めます。



「魔族豆知識なんだけど、魔族は自分が生まれた瞬間の記憶を死ぬまで持ち続けるという特徴を持つんだ」

「まあ、素敵です」

「で、俺が生まれた瞬間の記憶は、どこまでも続く大海原のど真ん中なんだよね」

「まあ」

「上空には翼を持った魔族の女性が飛び去っていくのが見えたから、たぶん産み落とされてそのまま捨てられたんだろうね」

「まあ……」

「そんな顔をしないでくのいちA、魔族には珍しくない事だよ。母性本能が強すぎるのから全く無いのまで、魔族は幅が広いんだ」

「まあ」

「それに捨てられたからといって、俺はまったく不幸ではないからね」

「まあ」

「だってそのおかげで、俺は魔クジラのマー母さんと出会うことが出来たんだから」

「魔クジラのマー母さん」



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