表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
50/121

すそ野の村8


 偶然にもパンナコッタをお持ちのお客様が居て、無事に王女はパンナコッタを食べました。



「わたくしの人生の中で最もおいしいパンナコッタでした」

「よかった……あのまま王女がパンナコッタ的な何かに変貌してしまうんじゃないかとひやひやしたよ」

「まあ」

「本当に王女がパンナコッタ的な何かに変貌しなくてよかった」

「わたくしをくのいちAと呼ぶのを忘れるほどに心配してくださったのですね」

「そりゃあ王女のお父様から頼まれている身だからね」

「ふふ、父様はわたくしにたくましく育って欲しいと願って旅に出したというのに、なんだかおかしいです」

「まあ、あくまで危険の無い範囲でということだからね。魔物は王たる俺のことは襲わないから」

「獣は襲ってきますけれど」

「その件に関してはまことに申し訳なく」

「訴訟も辞さない覚悟」

「それはもうやめてってば」

「天丼は三回まで許されるそうですので、つい」

「いいや王女、それは四回目だ」

「まあ」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ