表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/121

はじまりの村2


 魔王と王女はパンを求めます。


「お買いものをするのは初めてですね、わくわく」

「ちゃんとお買いもののやり方はわかってる?」

「もちろんです、まずは店主に戦いを挑むのですよね」

「違う」

「そうでした、品物によって種目が異なるのでまずは望みの品を決めることが先ですよね」

「そうじゃなくて」

「それから店主に戦いを挑み」

「なぜ」

「勝者に品物の値段を決める権利が与えられるのですよね」

「聞いて」






 王女は初めてのお買い物です。



「まあ、お金でモノを買うということを知ってるだけいいか」

「まあ、たしかにわたくしは世間知らずですけれどそれぐらいは知っています」

「旅の資金はくのいちAのお父様にたんまりもらったし、まずはくのいちA念願のパンを買おうか」

「まあ、くのいちAたのしみ、わくわく」

「おや、さっそくあそこに手ごろな商店が」

「まあ、飛んで火に入る夏の虫とはこのこと」

「違う」

「さっそく店主に戦いを挑みましょう」

「待って」


「ごきげんよう店主!わたくしくのいちAはそちらのパンを所望します!ついては値段交渉の為、戦いを挑みます!」

「聞いて!」





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ