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立ち話2

 魔王と王女は気をとりなおして今後の予定を話します。



「さて、この港町からは街道をのぼって次の町へ向かうよ」

「まあ、街道」

「今回は歩いてのぼるのはちょっと無茶だから、馬車に乗ろうか」

「まあ、馬車」

「もちろん貸切ではなく、乗合馬車だ、乗合馬車はわかるかな?」

「ええ、もちろんです」

「ああよかった」

「わたくし、乗ったことだってありますよ」

「えっ、乗ったこともあるのかい? だったら頼もしいなあ」

「ええ、二のあね様が」

「急に嫌な予感が」




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