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第9章 3話
はぁはぁ。
また戻って来た。
くっ。
一番注意しなくてはいけないのは、あのキッドという男だ。
あれが最優先。
だが落ち着け。
すでにその行動はわかっている。
そして、その対処方法も思いついた。
次はあのキッドをも殺せる。
そうすれば私を殺せる奴はいないはず。
まだやっかいな奴はいるけど。
まずはキッドだ。
林道の妹を殺した次はキッド。
それで大丈夫。
ふぅ。
一息つくと、奴らがやって来た。
同じ人数同じ位置。
私が特別な行動をしない限り、これから起こる事は変わっていない。
そう。
私だけが変えられる。
まずは。
林道の妹が来る!
よし。
「『トリアイナ』!」
体を突き刺す!
「このぉ!」
次に佐藤が来る。
だけど、それを右腕で防いで。
問題は次!
いた!
私の後ろに。
すでに投げる準備をしている。
だけど。
「『エレクト・ホルダー』!」
その方向に腕を伸ばし、指先から電気を放つ!
「なに!?」
これで二人目。
よし!
一番警戒しなくてはいけないキッドが死んだ!
「『光の槍!』」
え?
槍が私の体に?
あれは!
黒野ぉ!?