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双葉市  作者: 山本吉矢
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第9章 2話

来たか。

さっきと同じように6人。

林道姉妹に佐藤に山本。

そしてキッドと言っていた男に、まだ名前を知らない男が一人。

まずは林道の妹が私を捕まえに来る。

電気の能力を封じ込めるために。

だけど、その接近が命取り。

私がアーティファクトを埋め込まれているというのをまだ知らない。

来た!

後ろから私を羽交い絞めにする。

だけど。

予想していた事。

すでに起こった事。

しかしこれから先が少し違う。

「『トリアイナ』」

私の体から武器が飛び出る。

三叉の槍、正式名称トリアイナ。

それは林道の妹の体をも切り裂いて。

「葛葉!!」

馬鹿が、それくらい予測しておくべきなのよ。

「くっ!『光の精霊』よ!」

傷が回復している?

あいつはやっかいだな。

「このぉ!」

来るか。

次に来るのは佐藤。

これもすでにわかっている。

だが今は私も武器を持っている。

「死ね」

一気に伸びる。

「くっ」

拳で弾いて防いだ。

凄まじい素早さ。

だが。

「私の能力が電気の力だというのを忘れたのか?」

そう。

このまま武器の先から放出する!

「『光円防除!』」

なに?

円形の何かで防がれた?

「黒野さん」

「守るのは任せろ。それよりもあいつを倒さねば!」

やっかいな奴がもう一人増えたな。

「おい」

え?

しまった!

あのキッドという奴の姿を追っていなかった!

「これで終わりだ!」

くらってしまった!

またあの業火に!!


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