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双葉市  作者: 山本吉矢
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第8章 3話

黙々と奥へと進む。

表向きは原子力研究センターとなっているはずだけれど。

その内容は段々原子力と関係の無いものとなっていた。

小動物実験機、様々な動物の死体。

骨になっているのもある。

間違いなくオロチ・システムの力の影響でしょう。

その力は能力を生み出す力。

それは一度使えば消えるトトの書とは違い、何度でも使用が可能。

そういえば私もどちらを触れた事があるから疑問に思う事がある。

それはオロチ・システムは神が作った物、トトの書はワルキュリアさんが作った物。

似ているけれど、作った神が違う。

何故、そんな事を?

トトの書の方は、以前神と戦う為の協力者が欲しいと言われていたから分かるものの。

神が何故能力者を欲しがるのか?

その理由が分からない。

いえ。

そもそも神が作った物とワルキュリアさんが作った物の差がまだ分からない。

そういえば、

オロチ・システムは能力者を生み出すだけでなく、ヤマタノオロチを封印する為の道具とも言われていた。

おそらくその辺りに何かあるのかもしれない。

「ちょっと待って」

美喜子さんが制止させる。

どうやら、先に何かあるみたい。

「人の呼吸も感じる。間違いなく誰かいる」

一気に緊張感が走る。

床に触れる。

「霧島がいます」

間違いない。

何かを設置しているのか、あちこち動き回っている。

ふと見ると、美喜子さんが目で山本さんと何か会話している。

これが能力じゃないというのが不思議なほど会話が成立している。

「なるほど。こりゃ霧島を倒すのを取られるかもしれんな」

キッドさんが呟く。

確かに。

この二人の息の合い具合は凄い。

よし。

いよいよ突入!


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