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双葉市  作者: 山本吉矢
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第1章 6話

どういう事じゃ?

何故わらわが?

曲がり角を曲がる。

あのスピードでは曲がれる訳がないと思った。

じゃが。

それは淡い期待じゃった。

ダンプカーが見事な軌道を描きながら、曲がって来た!

まずい!

ずっと直線が続くこの道。

このままでは殺されてしまう!

冗談ではない。

わらわは着ている着物の帯に手をかける。

これは使いたくなかったのじゃが。

仕方あるまい。

帯を解く。

別に脱ぐために解いた訳ではない。

これが、わらわの最大の武器なのだから。

帯を右手に巻く。

これでよし。

反撃じゃ!

わらわはダンプカーを見る。

運転手の姿は見えないが。

明らかにスピードを増してくる!

これはタイミングが全て。

もし間違えば、死ぬ事は間違いない。

じゃが。

このまま黙って殺される訳にもいかぬ。

反撃するしかない。

いくぞ!!

ぶつかる瞬間!

右手に巻いた帯を解く!

そのまま。

ダンプカーの全面に帯が当たる。

その次の瞬間!

ダンプカーは宙を舞った。

そして。

わらわの後方へと落ちる。

ふぅ。

なんとか、助かったようじゃな。

しかし。

一体誰が何のために?


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