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双葉市  作者: 山本吉矢
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第1章 3話

まずい!

わらわはメスを持つ。

倒さないと、逆に殺される!

今、目の前の事実が頭の中で上手く理解できないが。

生きるか死ぬかの状況に置かれてるのは分かった。

振り返る!

血が襲ってくる!

そんな事ありえないっていうのは分かっておるのじゃが。

現実に血が動いている。

「ぁあ!」

メスを突き刺す!

液体に刺さるのかとも思ったが。

動かなくなった。

しばらく見守る。

「し・・・死んだのか?」

念のため、他のメスでつついてみる。

じゃが。

まったく動かない。

「助かったのか?」

じゃが。

手術室は滅茶苦茶。

仕方なかろう。

こっちは生きるか死ぬかの瀬戸際じゃった。

「うぁぁぁぁ」

どうやら、他にも助かった人はおったようじゃな。

しかし。

はたして、これを素直に言って信じる人がおるのかどうか。

それに。

何故血が襲ってきたのか。

それは運ばれた患者も死んでいる所から、分からぬ。

一体何が起こっているのか。

まだ現実味が無い。

じゃが。

これがまさに実際におきたこと。

それこそが真実。

幸いにもこの手術の光景を撮っている。

検証をしてみなくてはな。


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