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双葉市  作者: 山本吉矢
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第2章 9話

これでようやく犯人を捕まえた。

それでも、まだ疑問はある。

いったいどうやって能力を得たのか?

事件がここ最近の話なので、生まれつきという事はありえない。

つまり私達と同じように、なんらかの外部的要因で能力を得たという事になる。

その原因を調べる為にも。

触れておかねば。

カチリ。

え?

ドゴォオン!!

「『雷壁!』」

凄まじい音がした。

こっちは葛葉の能力のおかげで助かりましたが。

看護師は姿形を残す事なく消滅している。

「うわぁああああ!!なんだこれは!?」

医者が叫ぶ。

これは間違いなく爆弾系の能力者の仕業。

おそらく、私そも巻き込むつもりだったのでしょう。

でも。

一瞬早く葛葉が助けてくれた。

「よく間に合いましたわね」

「うん。なんか嫌な予感がしてね。こういうのってゲームじゃあ素直に調べさせてもらえないって思ったから」

さすがですわね。

しかし。

死んでしまった。

おそらく、彼女に能力を与えた側ね。

と言う事は。

少なくとも、これをやったのは複数いると思っていい。

何故なら。

能力を与えるというのは、そう簡単な事ではない。

それは身を持って分かっている。

たまたまトトの書を見つけられる立場だったから。

そしてそれは佐藤さんと山本君も同じ。

たまたまピラミッドに行って、そこで見つけたから。

問題は。

どうやって与えたか。

だけど、それすらも調べる事は不可能になった。

「ねえ。お姉ちゃん、これからどうするの?」

「とりあえずは、唯一生き残った人に会いに行きましょう」

もしかしたら何か知っているかも。


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