表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
双葉市  作者: 山本吉矢
13/88

第2章 4話

お姉ちゃんは一体何を見たというの?

「どうやら、この犯人は”血”のようね」

「血!?」

どういう事?

「血が自ら動いて、ここにいる人を殺してるみたいね」

血が!?

「そんな事あるの?」

「あら。超能力を使える私達がそんな事言えると思うの?」

うっ。

そうだわ。

トトの書の力で不思議な力を持つ事になった私達。

お姉ちゃんはそのせいで、普段は手袋を付けたまま生活をしなくてはいけなくなった。

お姉ちゃんの能力の中で唯一の弱点。

ゴム製の物からは情報を得る事は出来ない。

見た目は普通の皮手袋に見えるけど、中はゴム製になってる特注品。

触れた物の情報を得る能力のせい。

そして、私も能力を持ってる。

しかし。

この街に他にも能力者が住んでるなんて。

しかも、血を動かして人殺し!?

とんでもないわね。

「おい!お前ら。なんでここにいる?」

え?

まずい!

バレた!?

振り向くと。

そこには患者と思わしき人物が。

少なくとも白衣を着てないから、病院関係者じゃない事は分かる。

「なに?」

どうしてここに?

口を開く!

「危ない!」

お姉ちゃんが私を後ろに引っ張る。

すると。

そこに目がけて血が飛び散っていた。

なに!?

患者が倒れる。

そして。

そこには大量の血が。

「気をつけて。どうやら次の目標は私達みたいよ?」

ふえ?

確かに。

血が動いているわ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ