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DAYS  作者: 水無月燈鈴
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 始まりはそう、今から五年前の事だ。運命と言ってもいい。それまで俺はこの生活が変わると思ってもいなかったし、ましてやそれが自分の命に関わることだと思いもしなかった。だから、自分の全てが変わる日まで普通に生きてきたし、生きていくつもりだった。


 五年前のあの日。俺は“後悔”した。普通の生活が壊れた日でもあり、好きだった幼なじみを失った日でもある。


 ――そう、後悔。


 “その日”以来俺は強くなることを決心した。がむしゃらに格闘技を習い、がむしゃらに武術を学んだ。……とはいえ、その決心もいつの間にか“大切な人を護る”というのに変化していたが。これはこれで良いと思っているし、後悔もしていない。自覚したその日から後悔を塗り潰すように鍛錬し、それを自身の矜持にしてきた。


 兎にも角にも、だ。俺の事と他の人の事をこのノートに書くにあたって、まずこれだけは“君”の為に書いておかなければならない。


 今の俺には、この世界が白黒で見えている。比喩表現ではない。事実、この世界のありとあらゆるものが白黒に見えている。感覚的にはモノクロのテレビを視界にしたのが近いと思う。まあ、とはいえこれが不便かと言われれば確かに不便だと言う。しかし、生きるのに困るかと聞かれれば、それは無いと答えるだろう。


 ああ、そうだ。これだけは記しておかなければならない。これから書く《物語(情報)》は“呪い”の《物語(情報)》で、それ以上でもそれ以下でも無い。そうだ、うん。俺が言いたかったのはこれだ。だから、これを見て推理小説のネタにしても良いし、SFのネタにしても良い。勿論、ファンタジーでも可だ。それは全て“君”に任せるよ。




 ――最後に一つだけ。

 これは全部本当のことだ。







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