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歩く火炎放射器
雪運動会の帰宅途中、寒中運動に熱心な神楽を除く全員で月島桜の学習塾に足を運んだ。
「ここだけ春が来てる...」
「どんなカラクリなの?」
学習塾一帯に雪が無かった。そのかわり、妙な熱気を感じた。それと男の匂いもする。私と違って火を自由自在に操れるからだな...
「邪魔になったらあれなので、お暇しますね」
障子の向こうに薄っすらと桜の影が移っている。何を教えてるのは湧かないけど。
「明日も除雪頼むね」
そして今晩、昨夜並みに雪が降った。暗い部屋の窓から見える雪が電灯の光にを反射して綺麗でずっと起きていたかった。
「明日は、私の方から出向いてやるか!」




