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034話『忘れ貝は御伽噺の虹を見る』(6)


「わぁー! あれがヴィートボルグなのね! すごい、すごい!

 すっごく大きい山だわ!」


「ちがうよ姉上、あれは山ではなく丘です」


「いちいち細かいやつねー! どっちだっていいでしょ!」


 黒塗りの頑丈な馬車内にて、二人の子供達が車窓に張り付くようにして雄大な景色の虜になっていた。




 それはサダューインとノイシュリーベが四歳の誕生日を迎えて間もない頃の話。


 春から夏へと移り変わる時期に、彼等は母親であるダュアンジーヌに連れられて初めて城塞都市ヴィートボルグを訪れた。


 この頃はまだエデルギウス領の館で暮らしており、月に一度だけベルナルドが帰宅するという日々。

 時折、ダュアンジーヌがヴィートボルグに向かうことはあれど姉弟は過剰なほどの庇護を受けて館で暮らしていた。まるで世間からその存在を隠すかのように。


 だが、いつまでも自領の館にばかり留めておくわけにはいかないということで、この年の春にようやく遠出を許されたのであった。



 双子の姉弟は母親と同じ馬車に乗せてもらい、グラニアム地方を海岸線沿いに北上しながら途中の町や漁村などを慰問しつつ、やがて雄大なるヴィンターブロット丘陵の麓へと辿り着いた。



「二人とも、丘の中腹をご覧なさい。大きな壁があるでしょう?

 あれが先人達が血の滲むような努力の果てに築き上げた白亜の壁なのですよ」



「ほんとだわ! ここからでも、はっきりと見える!」


「僕達の館よりもあの壁のほうが大きいよね。

 こんな丘陵地帯にあんな側防塔付きの城壁を作るなんて、どうかしてる」


「きゅうりょちたい? じょうへき? そ、そくぼう……??

 ちょっと、サダューイン! あんまり難しいことばかり言わないでよ」



「ふふっ、こういった丘がたくさん集まっている地形のことですよ。

 サダューインの言うように此処に立派な壁を築くのは、とっても大変。

 それだけ『人の民』が『森の民』のことを恐れていたということです」


 子供達を諭すように、優しく言葉を掛けるダュアンジーヌ。

 最近はやや体調を崩し気味なのか咳き込むことが増えてきているものの、今日のところは幾分か調子が良いようだった。


 そうして三人を乗せた馬車は護衛の騎士達に護られながら丘陵の麓の傾斜をゆっくりと登っていき、やがて巨大な城壁の入口へと差し掛かる。



「すごく立派で大きな門ね! あ、壁の中ってこんな感じなんだ」


「今までに立ち寄ったどの町や村よりも立派な建物が多いですね。

 ……ん、あれはなんだろう?」


 幼いサダューインが指差した先には、鋼鉄の柱のような物体が大路の脇に等間隔で建てられており、その周辺には幾つかの木箱が山積みに置かれていた。



「あれは今 市街地の各地で設置してもらっている魔具製の街灯です。

 火を焚かなくても灯りを得られるようになるの」



「それは……もしかして母上が考案なされたのですか?」



「ええ、前々から考えていた計画をあのヒトに実現してもらっているのです。

 これが上手くいけばグレミィル半島は今よりもっと豊かになれることでしょう」



「むー、よく分からないけどお母様とお父様がすごいってことは分かったわ!」


 四歳児とは思えない明晰さで母親の説明に納得するサダューインとは対照的に、ノイシュリーベのほうは年齢相応の理解力ながら両親が新たな偉業に着手していることだけは雰囲気と直感で察したようだ。


 丘陵地帯の中腹に位置する市街地を素通りして傾斜に沿った路を登り続けること半刻ほど、正午を目前に控えた時刻にて三人は丘上の城館に到着する。



「ここがお父様が働いている場所なのね!」


「グレミィル半島の中枢、全てはここで取り決められているのですね」


 双子が初めて見上げる城館はとても大きく、高く、世界の頂点であるかのように感じる反面、何故かは分からないが懐かしいものを感じていた。

 まるで己が産まれた場所に帰ってきたかのような、不思議な感覚だった。




「おお! よくぞ来てくれた。身体の調子はどうだ? 無理はしていないかな?

 ノイシュ、ダイン、お前達もここまで遠かっただろうに」



「ふふっ、今年は穏やかな風が吹いておりますもの。

 最近は館の庭園で日光浴などをさせてもらっています」



「お父様! あのね、私達 いろんな町を見て回ってきたの!」


「……ご無沙汰しております、父上」


 城館の入口では大領主であるベルナルド自ら両腕を広げて家族を出迎え、三人はそれぞれの返事を返して久しぶりの一家団欒の雰囲気を楽しんだ。

 そして正午近くということもあり、そのまま一階の大食堂に通されて昼食を採る流れとなった。




「通路の壁に、なにかの道具が等間隔で添えてありましたね」


「そうそう、小さな窓のような変なのがいっぱいだったわ!」



「それも私が開発中の魔具なのですよ。

 まだまだ試験運用中ですけど、これが成功したら冬でも寒さ知らずになります。

 このお城で働く者達も、健やかに生きてほしいですからね」



「こんな遠く離れたお城のことまで考えてるなんて、すごいです お母様!」


「寒さを感じなくなるということは、気流を操る装置でしょうか?

 魔具の多くは戦争のために産み出されると書物に記されてありましたけど

 母上はこういった設備関係の魔具造りも得意なのですね」



「ええ、そうなのですよ。今までは暗い時代が続いていましたので

 私に求められる仕事といえば戦争の道具や兵器のことばかり。

 ですが、あのヒトが大領主となったこれからの時代では

 本当に作りたかったものを、いっぱい作ってみたいと思っています」


 微笑むダュアンジーヌの表情は、疲れ切った人生の最後に僅かな希望が訪れたかのような儚げなものであった。

 そのことに幼いノイシュリーベは気付かずに、ただただ何度も母はすごい! とだけ褒めちぎり、サダューインのほうは多少の違和感こそ感じたものの深く考察するまでには至らず姉の言葉を肯定するだけに留めていた。



 それから双子は二日ほどヴィートボルグに滞在することになる。


 城館を案内してもらい、初めて目にするものの数々に大いにはしゃいだ。

 『大戦期』が終結して僅か数年の間に様々な制度の改革や、新たな設備の増設、武人や紋章官の登用などを進めている最中であり、多くの者達が城館に出入りしているため、昼から夕方、そして晩餐の席でも双子を飽きさせることはなかった。




「うーん、眠れそうにないな」


 深夜を過ぎた頃、サダューインはどうにも寝付けずに途方に暮れていた。

 彼とノイシュリーベは共に貴賓室で寝泊まりすることになったのだが、今日一日の間に目にしたものの数々が余りにも新鮮であったため、脳が興奮して一向に意識が途絶える気配が訪れない。


 隣の寝台で寝ている姉をちらりと見ると、昼間にはしゃぎ過ぎた反動もあって、普段と変わらずぐっすりと眠っている様子だった。



「姉上のこういうところは素直に羨ましいな」


 四歳児らしからぬ所感を零しながら、仕方なく身体を起こした。

 このまま暗い部屋でじっとしているのも気が滅入りそうだったので、部屋の扉を開けて二階の通路へと出ることにした。



「(少し身体を動かせば、そのうち眠気もやってくるはず……)」


 城館内には深夜に哨戒している常備兵が居るので、彼等に見付かってしまうと面倒なことになる。程々の散歩に留めようと思いつつも見知らぬ場所を探索することへの期待と高揚を感じていた。


 どうやら自分は、姉のように表立って感情を露わにすることは得意ではないが、内なる好奇心はむしろ姉よりも大きいのかもしれないと密かに自覚し始めていた。



 城館二階の通路を巡る最中、時折 常備兵の気配を察知して迂回を繰り返す。

 どうにか階段まで辿り着くと一瞬だけ引き返すべきか迷ったものの眠気は未だにやって来なかったこともあり下の階へと降りて行った。



「…………」


 珍しく心臓がばくばくと鳴っている。興奮しているのだ。

 見慣れぬ場所を探索する喜びと、見つかれば叱られてしまうという緊張感に。

 普段は年齢不相応の落ち着きと知能を持つ優等生として周囲から認識されているサダューインだからこその、ささやかな快感といえた。




「……ダメだ、一階は兵士の数が多い」


 大食堂や厨房、常備兵の詰所、使用人達の作業場などがある関係で城館一階は多くの者達が常に働いている。忍び足で散策を続けるには直ぐに限界がやってきた。

 途中で諦めて、元来た道を戻ろうかと思い始めていると、彼の眼前に更に下へと続く階段が見えてきたのである。




「地下室があるの? いや、あるに決まっているか」


 付近に誰も居ないことを確認すると好奇心の赴くままに進んで行く。

 地下一階では夜番と思しき使用人達が、翌日の朝食の仕込みを行っている姿が散見され、彼等が務める作業部屋の前を息を潜めて通り過ぎた。



「(大勢のヒトが昼夜を問わず働いているんだ……)」


 普段のサダューインの生活の中では滅多に目にすることがなかった光景を目に焼き付けながら、幼い少年は更に下へと続く階段を降りて行く。

 そうして地下三階まで辿り着くと、通路の端の壁に大きな穴が開けられていた。


 穴の周囲には「これより先、掘削工事中につき進入禁止」と旧イングレス語で書かれた看板が立っており、木柵で囲われていた。

 文字通り、更なる地下室を開拓している最中なのだろう。



「工事中か、だったらこれ以上は見るべきものはなさそうだ……でも」


 随分と長く出歩いてしまった。今度こそこの辺りで引き返すべきだろう。

 子供ながらに引き際を察して踵を反そうとしたが、何故か足が動いてくれない。

 何故か、サダューインはこの穴の先に強烈な懐かしき既視感を懐いたのだ。



「僕は、この先を知っている?」


 記憶にはない。しかし体中がぞわっとする感覚に陥り、脳裏には稲妻のような光が明滅する不可思議な体験をした。

 まるで自分ではない誰かが、今ここで引き返すことを拒否しているようだった。



「…………」


 数十秒ほどその場で悩んだ末に、サダューインは意を決して穴の中へと飛び込むことにした。


 更に高鳴る心臓とは裏腹に、頭は奇妙な安心感に包まれている。遅蒔きながら眠気がやってきたのかとも思ったが、意識は明確なままだった。

 この不可思議な状態を解き明かすためにも、サダューインは進み続けた。



「……城館内とは違って最低限の灯りしかないんだ」


 魔具ではなく旧式のオイルランプが所々に配置してあるのみ。

 討伐した魔物等から採取できる安価な獣脂を燃料としているためか独特の臭いが鼻腔を刺激し、思わず衣服の袖で鼻を押さえていた。

 また下へと続く回廊も決して歩き易いものではなかった。掘削したままの状態になっている丘陵の岩や土が剝き出しで、子供の足で降っていくには難儀する。



「これは魔力炉かな? そうか、ここで魔力を蓄えておいて

 市街地の街灯などに送り込む仕組みなんだね」


 回廊の途中で途方もない大きさの六角柱の水晶が視界に入った。

 魔力を扱えぬ肉体なれど、既に魔術や魔法の基礎を学び始めていたサダューインには、それが何であるかを朧気ながら察する。

 これもまた"魔導師"ダュアンジーヌが手掛けている代物なのだろう。


 啞然としながら見上げつつ、路はまだまだ下に続いていることを察した。


 途中で何度も引き返そうと思った。しかし、何故か引き返せなくなっていた。

 まるで地下に眠る何かに呼ばれているような、そんな状態に陥っていたのだ。






「はぁ……はぁ……どれくらい、降りてきたのかな」


 少なくとも一刻半くらいは歩き続けているだろうか。

 最早、距離感どころか時間の感覚すらあやふやになり始めた頃、サダューインは地底深くの終着点へと辿り着く。



「ここは、いったい?」


 それまでとは一線を画す区画。掘削された回廊の果てには鋼鉄の壁と床で構成された堅牢なる工房であった。

 それまでのオイルランプとは異なり、この工房の中だけは魔力を燃料とした魔具による照明の輝きで満ち溢れていたのである。




「来訪者ヲ発見、生体情報ノ確認ヲ実施シマス」



「……えっ!」


 サダューインが鋼鉄の床に足を踏み入れた瞬間、奥から六体の錬成像(ゴーレム)が駆け寄って来て取り囲まれてしまった。

 それぞれの大きさは一メッテと五十トルメッテほど、四つの脚部にヒトのような上半身と尻尾のような部位が着いたキメラ型であり移動速度はかなり速い。

 とてもではないが子供の足で逃げ切れるような相手ではなかった。



「永続稼働型の錬成像(ゴーレム)か? なんなんだよ、ここは!」


 三本指の手には閉所でも取り回しに優れた短槍を握り締めている。

 いずれも魔具制の武器であり、この錬成像(ゴーレム)達が常備兵を遥かに凌駕する戦闘力を有していることは一目で理解できた。


 応戦することは勿論、逃げることすら出来ないと悟ったサダューインは絶望の淵に立たされたが、いつまで経っても短槍の穂先を傾けられることはなかった。



「照合完了、登録個体『サダューイン』ト判別シマシタ」


「オカエリナサイマセ」


「オカエリナサイマセ」



「君達は、僕を知っているというのか?」



「勿論デス、二年ブリノ帰還デス」


「サア、ドウゾ」


「オ通リクダサイ」


 己を包囲していた錬成像(ゴーレム)達が一斉に構えを解き、左右に別れて整列する。

 まるで道を開けるように、サダューインを出迎えるように。

 その奇妙な歓迎を受けて困惑しながらも聡明なサダューインは既に幾つかの可能性を脳内で類推していた。



「僕を出迎えたということは、ここは母上の工房か何かなんだろうな。

 でも「オカエリナサイマセ」っていうのは、どういう意味なんだろう?」


 先程の錬成像(ゴーレム)達も非常に高度な技術で造られているようだった。

 このグレミィル半島でそのような代物を運用できる人物などは限られており、母親であるダュアンジーヌ以外には思い付かない。

 しかしサダューイン自身は、初めて訪れる場所の筈だ。



 ともあれ折角ここまで来たのだから、母の工房を見学することにした。


 大小様々な部屋に立ち寄り、研究記録と思しき書物を見て回る。

 エデルギウス家の館のダュアンジーヌの部屋に収蔵されている書物と比較するとかなりの年季を経ているような印象を受け、当時のサダューインでは読めない文字も多かったが、それでも実に素晴らしき知識の宝庫であるように感じた。



「すごい……! これが母上が独自に進めておられる研究なんだ」


 到底 理解できないような難解な内容ばかりだったが、それでも心より夢中になって読み漁っていた。

 ダュアンジーヌの偉大さを実感し、そんな母の研究を妨げずに支援しているのであろう父、ベルナルドも同様に尊敬した。



 然れど、幾つ目かの研究記録を読み進めているうちに、ふとサダューインの手が停まった。そこに記されていたのは、『複製構造体』という概念とその研究成果。




「……嘘だ、こんな研究まで母上が手を出しているなんて!」


 勿論、この時のサダューインでは全てを理解することは出来なかった。

 それでも断片的に読み取れた内容から、これが生命を冒涜するような技術であり人前に出せるような研究ではないことだけは察してしまったのである。


 激しく動揺し、凄まじい恐怖に駆られたサダューインは研究記録を棚に戻して、急いで鋼鉄で囲まれた区画より退散した。

 そして一目散に地上を目指して逃げ帰るように全力疾走したのである。



 結局、この日は誰にも気付かれることなく夜明け前に貴賓室に戻った。

 少なくともダュアンジーヌ達に何か言われることは一切なかった。

 寝台の布団に潜り込み、震えながら夜明けが訪れるのを待ったのだ。


 その後、何度かヴィートボルグを訪れる度にサダューインは地底の工房に吸い寄せられるようにして足を運び続けた。

 成長と共に蓄積された知識を動員し、あの研究記録の解読を進めたのである。



 そして半年が経過した冬のある日、ついに幼いサダューインはその全貌を知る。


 知ってしまう。


 魔導兵器(ホムンクルス)について。己が造られた生命であることについて。

 "魔導師"ダュアンジーヌが成し遂げた、悍ましき偉業の数々について……。


 あの地下深くの工房で人工的に産み出された存在だったからこそ、初めて訪れた筈なのに何処か懐かしき郷愁のようなものを感じてしまったのだ。


 好奇心に身を任せて真実を暴いてしまったことを深く後悔したが、今更どうすることも出来なかった。

 もしも両親にこのことを訊ねたならば、これまで家族として過ごして来た全てが無に帰すような気がして言い出せなかったのだ。



「(姉上だったら、きっと真っ直ぐに母上達に問い質すんだろうな……)」


 思い立ったら一直線、多少の迷いが生じたとしても最終的には己の信念の赴くままに突き進む筈。この時ばかりはノイシュリーベを心より羨ましく思った。


 それに対して自分ときたら……数多の思考が堂々巡りとなり、後々のことばかり考えてしまってダュアンジーヌに直接 真実を訊くことが出来なかった。



 そうこうしている間に季節は巡り、姉弟は五歳の誕生日を迎える。

 この頃になるとサダューインは、ヴィートボルグまで同行することを拒むようになりエデルギウス家の館の地下に存在する大書斎に籠るようになっていた。


 一方で、より活発さに拍車が掛かったノイシュリーベはベルナルドと一緒に領内視察の旅に同行するようになる。



 何も知らぬ姉のノイシュリーベは純粋に両親の偉業を誇りと感じ、父 ベルナルドのような騎士として、大領主として振舞うべく理想を求め続けた。


 聡明であるが故に真実を知ってしまった弟のサダューインは、激しく苛みながらも己が産まれてきた意義や、両親から架せられた使命を理解しようと努めた。






 結局、サダューインがダュアンジーヌに対して真っ向から問うことが適ったのは彼女の肉体が『灰礬呪(かいばんじゅ)』によって完全に結晶化する寸前であった……。


 サダューインが二十歳を迎えた年の秋。


 身体の八割近くが濁った翡翠の如き結晶へと変貌したダュアンジーヌは、呪詛を蔓延させないために地下深くに隔離される事態となる。

 隔離場所は、あの無機質な鋼鉄の空間。彼女の根城である魔導研究所だった。




「母上……」


 サダューインは、変わり果てた姿のダュアンジーヌと対峙した。

 否、生物的な意味では母親ではないのかもしれないが、流石にこの頃ともなれば

己の感情との折り合いは着けている。


 両親が子を望めぬ身体であったことも、グレミィル半島の将来のことを思うなら禁忌の研究に手を染めてでも嫡子を確保しなければならない事情も理解していた。

 その上で、此れが最期の面会の機会だと心得て参上したのである。



「……サ、ダュ……イン、今まで……ごめんなさい、ね」


 頭部以外は既に結晶化しているために首一つ動かすことは出来ない様子だった。

 魔導研究所の仮眠室の寝台に横たわる形で安置されており、息子の接近に気付いて懸命に口を動かしてくれた。その第一声は、謝罪の言葉。


 グレミィル半島を影で支え続けた"魔導師"であっただけのことはあり、ダュアンジーヌ側もサダューインがどのような思惑でやって来たのかを察していた。



「母上達のお身体を蝕んでいる憎き呪詛は、必ず俺が解き明かします。

 そして貴方が生涯を賭して護ろうとしたこの領土も、俺が護り抜いてみせる!

 だから……最後にお尋ねしてもよろしいでしょうか」



「ええ、なんでも……どうぞ」


 最早、助かる見込みはないとお互いに理解していた。

 だからこそ一言でも多く、有意義な言葉を交わすために尽くそうとした。

 

 忸怩たる思いであり無力さをまた一つ噛み締めなければならない状況ながらも、サダューインは己を造り出した"魔導師(トライン)"に問う。




「貴方達にとって俺や姉上は、どういった存在だったのですか?

 このグレミィル半島に必要な駒として造ったのか。

 それとも家族ごっこのための出来の良い人形だったのか」



「……両方とも、否定する気は……ありませんし、出来ません。

 ですが、たとえ仮初や偽りであったとしても

 製造者ではなく親として……貴方達を心より愛していたのは、本当です……」



「ふむ、ではあの男(ベルナルド)のことはどうなのです?

 俺なりに調査させていただきましたが、貴方達は『大戦期』以前より

 知己の間柄であったものの、むしろ関係性は最悪の敵対者同士だったとか」


 英雄と呼ばれる以前の騎士ベルナルドと"魔導師"ダュアンジーヌは、『人の民』と『森の民』の急先鋒として何度も戦場で相見えた存在でもあった。

 しかしラナリア皇国の侵攻を受けて休戦し、共通の敵に対して結束したという。



「そこまで……調べ挙げていたのですね。

 そう、私とあのヒトは……嘗ては憎き敵同士。

 終戦後に結ばれたのも、所詮は政略結婚の一環に……過ぎませんでした。

 だからこそ……あのヒトを素体として、貴方達を造ることに抵抗はなかった」


 二つの民の諍いを鎮めるために、新たな時代を迎えるグレミィル半島を少しでも良くするために、嘗ての宿敵との婚姻を互いに認め合った形である。

 そして愛無き結婚だったからこそ、魔導兵器(ホムンクルス)の導入に踏み切ることが出来た。

 勿論、互いに子供を作れない状態だったことも少なからず関係しているのだが。



「ですが、いざ貴方達が培養槽の外に出て……。

 すくすくと育つ姿を見守るうちに、私とあのヒトの心は一つとなりました。

 いつしか……本当の夫婦のように、親であるように……なっていたのです」



「……成程、贋物も貫き通すうちに本物に至れたというわけですか。

 それを聞けて、少しだけですが気が楽になりましたよ」


 ベルナルドやダュアンジーヌから注がれていた愛情自体に疑念を懐いたことはなかった。嘘を見抜けるノイシュリーベが心の底から信じ切っていたのだから。

 それだけに出生の秘密や両親の過去を突き止める度に、どこまでが真実なのか分からなくなっていたのだが、最後にようやく解を得た形となる。



「では最後に一つ、貴方達は俺と姉上以外の個体を剪定と称して処分した。

 そのことについては、どのようにお思いなのですか?」



「……必要なことだったと、考えて実行しました。

 賢い貴方なら、その理由と道理はお分かりでしょう」



「自分で造り上げて、自分で殺し尽くしたことへの罪の意識は?」



「勿論、あります。許されることだとは思っていません。

 しかし……許しを請う心算(つもり)もありません。

 このグレミィル半島を護るためなら、貴方達だけでも生き抜いてもらえるなら、

 必要なことは全てやり遂げようと……したに過ぎません」



「やれやれ、参ったな。確かに貴方と俺は親子に違いないようだ」


 ダュアンジーヌの言葉の全てにサダューインは納得し、同意するしかなかった。

 彼女と同じ立場となったのなら、おそらく同じ思考で子供を剪定するのだろう。


 造られた生命だったとしても、後から付随した家族への愛情だとしても。

 己は"魔導師"ダュアンジーヌの血筋と意思と価値観を受け継いだ息子なのだ。



「必要だからと、倫理を捨てて歩き続けて……きましたので、

 この身に如何なる罰が与えられることになるとしても、全て受け容れます。

 現在の……この呪詛に塗れた悍ましき姿は、私には相応しいのでしょうね」


 結晶と化し、隔離され、誰にも看取られることなく惨めに没する己の最期を当然の報いとばかりに受け止めているようだった。

 むしろ、より惨たらしく死する方が彼女にとっては救いであるのかもしれない。



「お答えいただき感謝しますよ、母上。

 言いたい事は無尽蔵にありますが、一つだけ告げさせていただきます。

 ……貴方の息子として育てられたことを心より誇りに思います」


 様々なものが込み上げて来るのを必死に(こら)えながら、絞り出すような声色で胸中で最も大きな想いを吐露した。

 そんな息子の偽り無き言葉を最後に聞き遂げて、ダュアンジーヌは安らかな微笑みを浮かべていたという。






 [ 城塞都市ヴィートボルグ ~ 城館地下 十階 魔導研究所 ]


「……そうして俺は、母上の真意を確かめた上で

 この掌で『ラナリアの聖火』を用いて結晶化した彼女達を火葬に処した。

 それが英雄ベルナルドと、"魔導師"ダュアンジーヌの望みでもあった」


 自分達が造り出した生命によって焼却される。

 それこそが夫婦達が自らに架した贖罪にして宿痾の清算。

 悍ましき楽園ごと()き払ってほしいと願ったのかもしれない。


 そしてダュアンジーヌの理想を受け継ぐと誓ったサダューインだからこそ、彼女達の最期の望みを引き受けた。然れど、楽園は()かずに残しておいた。


 己もまたグレミィル半島を護るために、新たな害敵の脅威に抗っていくために、魔導兵器(ホムンクルス)を造るという業をも受け継ぐ必要性があったのだ。




「ラキリエル、君が第三演習場で示した拒絶反応は正しい。

 俺はこの悍ましき場所で造られた穢らわしき生物……いや化け物なのだから。

 そして母上と同じ理念と業を受け継ぎ、宿痾を繰り返している」


 全てはグレミィル半島を護るために。

 造られた生命が、更に新たな生命を人工的に造り出して使役している。

 ダュアンジーヌが姉弟以外の子供達を剪定したように、彼もまた『バルバロイ』達を戦いに投じて使い捨てることになるのだ。


 己の過去を語りながら説明を果たしたサダューインの面貌は、何処か儚げなものだった。



「いずれは俺も、母上達と同じように報いの劫火を浴びる時がやって来るだろう。

 だがその瞬間までは、只管に理念を掲げて歩み続けて行く心算(つもり)だ」



「だからサダューイン様は、ご自身のお身体を

 まるで駒のように……道具であるかのように扱っておられるのですか!?」


 完成された美丈夫としての肉体を用いて世の貴婦人を誑かし、手駒に加える。

 誰にも見咎められず、称えられることのない戦場に身を投じて傷付き続ける。

 禁書を用いて己に人体改造を施し、化け物の如き"樹腕"を生やす。

 左腕を斬り落として竜人種(ドラゴニア)の腕を、右目には魔眼を移植した。


 他にも、ラキリエルの与り知らぬところで常軌を逸する苛烈な行いを続けていると思うと、胸が締め付けられるような境地だった。



「ふっ、所詮は英雄ベルナルドの複製構造体として造られた身だ。

 こんなもの、擦り切れるまで使い潰したところで惜しくはないよ」


 左掌の手袋を外し、袖を捲って二の腕を露わにする。

 因縁深い竜人種(ドラゴニア)のギルガロイアから移植した、真紅の鱗が生え渡る異形の腕。

 上腕部には罹患した『灰礬呪(かいばんじゅ)』よって部分的に結晶化した箇所が垣間見える。



 ズ ゾ ゾ ゾ ゾ ……。


 続いて、"樹腕"に施している『縮小』の術式効果を全て解除して背中に移植した十一本の亜人種の腕を解き放ってみせた。

 普段が貴公自然とした美丈夫であるだけに、その身に宿した全ての要素を解放したサダューインの本性は、正に悍ましき化け物そのものである。



「……うぅ」


 思わず、びくっと身体を震わせて(おのの)いてしまった。

 何度見ても、受け容れようと思っても、今はまだ恐ろしさが勝ってしまう。


 しかし彼がこのような姿に至ってしまったのも己の肉体を道具として扱っているからに他ならない。喪った仲間達の腕を移植する、想いを背負う媒体として平気で"樹腕"を増やし続けているのだ。



「サダューイン様……貴方は、そのような お考えで今まで……」


 言葉を発する途中で急速に声が掠れ、涙が滲み出た。

 彼の事情と素性を知った今、途方も無い悲しさがラキリエルに襲い掛かる。


 一方、彼の隣に佇むスターシャナは冷静に二人のやり取りを見守っていた。

 ラキリエルよりも遥かに長い年月をサダューインと共に過ごしてきた彼女もまた過去に様々な葛藤を乗り越えて、今の主従の信頼関係があるのだろう。



「母上達からの愛情は確かに感じ取ることが出来た。

 しかし、それとこれとは話は別だ」


 鏡を見れば、素体となった英雄ベルナルドと瓜二つの面貌が映り込む。

 ()れはサダューインにとって生涯に渡り圧し掛かる呪詛であり戒めだった。



「俺に想いを寄せてくれる貴婦人は数多い。

 だが、果たしてそれは本当にこの俺に対する恋心なのだろうかな?

 求められているのは、英雄ベルナルドの顔と肉体だけではないだろうか」



「そんなことは、そんな筈は……ありません!」



「まあ、俺はそれでも構わないと思っているよ。

 この肉体に絆されて、大人しく庇護を受けてくれるのなら護り易くなるからな。

 だから……ラキリエル、俺に想いを懐いても まともな幸福は得られない」



「……っ!!」



「正直に言おう、俺にとって君は無垢なる貴人。

 住むべき世界が異なる、光り輝く虹のような存在だ。

 俺のような穢れ果てた男と関わり君の光が喪われてしまうのは……とても怖い」


 視線を逸らし、僅かな怯えを滲ませて(うそぶ)いた。


 造られた生命、聡明な頭脳。理念に殉ずるために歪に研がれた心。

 全てを背負い、呑み込んだ果ての漆黒の如き"堅き極夜(サダューイン)"だからこそ、ラキリエルのような存在は一際 強く、魅力的な光として映るのだ。



「だが姉上ならば、俺と同じ出自でありながら 只管に清廉潔白を貫いている。

 真実を知らぬが故の純白ではあるが、それでも穢れてはいない。

 姉上の傍なら君の人生はきっと豊かなものとなるだろう」

 

 もう一人の造られた生命。だがノイシュリーベは純粋に英雄ベルナルドに憧れを懐き、"魔導師"ダュアンジーヌを心より尊敬した。

 艱難辛苦に真っ向から挑み、乗り越え、着実に臣下達からの支持を得ている。


 彼女ならば、きっと理想的な大領主として大成してくれるだろう。

 次世代の英雄として大陸史に名を刻む傑物して知れ渡ることだろう。

 ラキリエルには、そういった存在の近くで光り輝き続けてほしいと願った。




「サダューイン様……」


 彼の独白を聞き遂げて、ラキリエルは暫し黙り込んでしまった。


 真実を吐露し、ラキリエルに対する偽らざる本心も開示したサダューインからはやはり邪悪なものは感じない。


 ただ只管にグレミィル半島で暮らす者達のために動く、壊れた機械の如き存在。

 それでいてラキリエルという個人の幸福を真摯に考えているのである。


 聡明なれど愚か。どこまでも歪に突き進んだ悲しい化け物。

 そんな彼だからこそ、傍から離れたいと思える筈がなかった!




「(この御方は、この楽園に雁字搦(がんじがら)めに捕らわれていらっしゃるのですね)」


 玉座に座るサダューインの姿を見て漠然とそう感じた。


 出自、家柄、架せられた使命、その果ての生き様に至るまで、全てはこのヴィートボルグの地底に開かれた悍ましき楽園に端を発している。


 優れた肉体と頭脳を持ち、黒馬を自在に駆って何処へでも行ける筈なのに。

 彼の心は、其の本性は、必ず此処に帰結してしまうのである。

 だからこそラキリエルのような存在を傍に留めることに抵抗を感じるのだろう。




「(わたくしはサダューイン様のお傍に居たい)

 (ですが、それ以上に……この素晴らしき御方を楽園の外へ解き放ちたい)」


 彼の左隣に控えるスターシャナへと視線を移すと、無言で頷いてくれた。

 どうやらスターシャナ達も同じような想いを懐いているのだろう。

 主君の理念に賛同して忠誠を尽くしつつも、いつかは外の世界に目を向けてほしいと願っているのだ。



 次にラキリエルは、幼い頃より何度も読み返した『群青の姫君と翳の英雄』という、お気に入りだった御伽噺(ユメ)の本を思い出した。


 海底のお城に捕らわれていた群青の姫君と、外からやって来た翳の英雄が出会い、紆余曲折を経て二人で外の世界を目指して旅立とうとする有り触れた物語。


 当時 海底都市の竜の巫女として、生まれた時より閉鎖的な環境で過ごしていたラキリエルは己を群青の姫君になぞらえて、いつか外の世界に連れ出してくれる英雄の到来を夢見ていた。



 だが、今の彼女はもう群青の姫君ではなくなっていた。

 グレミィル半島に亡命して正式な居住権を獲得し、群青色(うみ)ではなく瑠璃色(そら)の衣装を身に纏ったのだから。

 捕らわれの姫君ではなく、どちらかと言えば外からやって来た英雄側だろう。



 そのことに気付いて、改めてラキリエルはサダューインと視線を重ね合わせた。



「サダューイン様、まずは重大なる貴家のご事情を

 余さずお話しくださったことに、心よりお礼申し上げます。

 ここで耳にしたことは絶対に他言しないと、この場で誓わせていただきます」


 深々と頭を下げて感謝の意思を示し、直ぐに(おもて)を上げる。



「その上で言わせていただきます。

 わたくしは確かに、貴方に触れていただいた時に感じた温もりに救われました。

 ですが、それは貴方の身体ではなく貴方の心配りや信念、一挙手一投足、

 つまり……サダューイン様という存在自体に心を奪われたのです!」


 言葉にすると急に恥ずかしさが込み上げてきたが、勢いに任せて言い切ってしまおうと決めた。



「とても複雑なご事情で……わたくしにはその全容は到底 分かりませんが

 サダューイン様が悩み、苦しみ、それでも歩まれ続けておられる

 今の御姿だからこそ、わたくしは共に歩んでいきたいと心より感じたのです!」


 背中に生やした"樹腕"や異形の左腕を初めて目にした時は、常世の生き物ではないとすら思うほどの悍ましさを感じた。

 だが事情を知れば知るほどに、その痛ましさと、どうしようもない歪な経緯に対して放っておけない気持ちや、愛おしさを感じるようになっていた。



「しかし俺の傍に居ては、君の人生に幸福は訪れない……」



「それを決めるのは、わたくし自身ですよ。

 サダューイン様がお気になさらずとも、こちらで勝手に幸せになってみせます」



「…………ッ!」


 サダューインの視界に映る無垢な貴人が放つ輝きが、一段と眩くなったかのような錯覚を覚えた。



「町中で言ったことの繰り返しになりますけど

 わたくしは……わたくしなりの方法で、これからも貴方の全てを受け容れます」


 自ら玉座に近寄り、サダューインの左腕を両掌でぎゅっと握り締める。


 彼の姿は恐ろしい。

 だが、それ以上に一人で業を背負おうとする彼の姿は痛ましい……。

 だから手を伸ばしたいと思った。手を差し伸べねばならないと想った。


 その様子を傍で見ていたスターシャナは少し驚いたような表情を浮かべ、直ぐに期待を込めた微笑みへと移り変わる。



「ラキリエル、君は……」


 異形の左腕より伝わる彼女の温もりを受けて、思わず身震いした。

 まるで凍傷に陥り掛けた身体を湯船に憑けた時のような、急速に血肉が賦活していく感覚。それは純粋な体温ではなく、心の温かさによるものだった。



「(今のわたくしでは力不足ですが、いつか必ずこの御方を連れ出してみせます)」


 この地底から、この悍ましき楽園から、或いはこのグレミィル半島から。

 それには、いったいどれ程の年月を要することになるのか見当も付かなかったが真実の一端を知ったラキリエルは今日、此処で新たな目標を獲得した。



「(あの夜、サダューイン様に救っていただいた時のように)

 (今度はわたくしが、この御方の手を引いて お救いします!)」


 この瞬間、ラキリエルの運命は分岐路を越えて大きく歩み出す。


 例えそれが不可逆な変遷を迎えることになるとしても。

 後戻りの適わぬ宿痾の清算に繋がるのだとしても。



 "堅き極夜(サダューイン)"の心と身体を 常世の彼方へと解き放つのだ――






【Result】

挿絵(By みてみん)

・第34話の6節目をお読みくださり、誠にありがとうございました!

・思った以上に長くなってしまいました……。

 ですが、どうにか描きたかったことを綴れたので感無量でございます。

 真実を知って新たな決意を懐いたラキリエルの今後にどうかご期待ください!


・【次回投稿予定は1/10頃】を予定しております。(多少、変動するかもしれません)


 また間に合えば1/2か1/3辺りにアルビトラが主役の外伝を投稿できたら

 と考えています。詳しくは活動報告などでお伝えしますので、

 もし良ければお気に入り登録をしておいてくださると嬉しく思います。


・本年度は幻創のグラナグラムを応援してくださり、心よりお礼申し上げます。

 どうか来年もサダューインやノイシュリーベを見守って頂けると幸いです。

 それでは皆様、よいお年を!!

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