030話『雄浸-禍乱は亡霊の脚を喰らう』(1)
・第30話は主要人物達が関与しない戦いとなります。
もしノイシュリーベやサダューインの行動のみを読まれたい場合は
下記に第30話の要点をまとめておきましたので、よろしければご活用下さい。
https://ncode.syosetu.com/n1862kh/155
※勿論、第30話も全力で綴らせていただいておりますので
10節ほどありますが全て読んでいただけると、とても嬉しく思います!
[ グラニアム地方 ~ 南端 エルディア地方との端境 ]
「隊長! 我が方の配置は全て完了いたしました。
各領から招集した常備兵部隊も一両日中には到着する見通しです」
「ミィギル領、ワッテンバル領の手前に展開する別動隊も抜かりありません!」
「エペ街道に潜伏させた密偵からも今の所、異変は無しとのこと」
「呵ッ! これで一先ずは間に合ったな。
後は『ベルガンクス』の連中がどの路を選択するか……だ」
部下達から矢継早に届けられる報告の全てに耳を傾けながら、ペルガメント卿は
脳内で然るべき戦術を幾つか組み立て直していた。
哄笑してはいるが決して表情は明るくなく、むしろ油断ならぬ状況なため敢えて嗤うことで己を噴気させ、部下達を安堵させようとしているのだ。
彼等は現在、港湾都市エーデルダリアより襲来せし『ベルガンクス』の侵攻に備えてグラニアム地方の南端……地方と地方を跨ぐ街道沿いに陣を構えていた。
前線指令所の役割を兼ねる天幕内にて、ペルガメント卿と数人の獣人種の騎士達とで仮設机を囲んで軍議を繰り広げている最中であった。
「散々説明してきたと思うが、考えられる奴等の侵攻路は大きく分けて三つ有る」
仮設机の上に広げられた地図を見降ろし、敵軍を示す駒を動かしながら続ける。
【防衛戦力の配置予定と敵軍の進路予想】
「一つ目は、エペ街道から俺達の陣の傍にあるノールエペ街道を通る最短の路。
二つ目は、エルディア地方の北東端のミィギル領を通過する路。
三つ目は、隣のグラィエル領を経由してワッテンバル領を通過する路。
……まあ流石に三つ目の線は薄いとは思うがな」
「ワッテンバル男爵の領地はグラニアム地方の南東端に隣接する土地ですが
行軍には向かない湿地帯が大半を占めている……」
「エルディア地方からグラィエル地方へ渡り、そこから北上してグラニアム地方へ
向かっていくとなると相当の日数を要しますからね。
ついでに言えば、グラィエル地方の各領主達が通行を許可しないでしょう」
「エルディア地方内の各貴族領はセオドラ子爵の影響下にありますが、
グラィエル地方はそうは行きませんからな。
それに侯爵様がグラィエル地方の貴族家に援軍を要請しています」
机を囲む獣人の騎士達がそれぞれペルガメント卿の意図を汲み取りながら言葉を選んで発言していく。彼等もまた険しい面持ちながら、戦に怖気付く様子は一見受けられなかった。
「そういうことだ。むしろ三つ目の路なら奴等にとっては死地も同然。
グラィエル地方の貴族が奴等を阻止してる間に、俺達が後ろから詰め寄って
蹂躙しちまえば良いだけなんだからなぁ……呵々ッ!」
エペ街道を北上してノールエペ街道へと渡って来るのなら、このまま迎え撃つ。
ミィギル領に向かう気配を見せたのなら、現地に待機させている別動隊が時間を喰い止めている間に本体を率いるペルガメント卿が急行する。
ワッテンバル領を通過することは考え辛いが、それでも一応 グラニアム地方とグラィエル地方の端境に少数の部隊を配置しており、使い魔を用いて即座に連絡が届く体勢を敷いていた。
「俺達の第二部隊と、臨時招集された各貴族領の常備兵を加えた総兵力は一千名。
この本陣と、後方の二つの陣とで八百二十名が集まる算段だ。
そしてミィギル領の陣に百五十名。グラィエル地方との境目に三十名を置く。
「街道に防衛線を張るには、どうしても人数が必要ですからね」
「しかし隊長、『ベルガンクス』は自前の船を持っているのでは?
海路でグラニアム地方かウープ地方へ上陸する可能性があると思うのですが」
「はぁっ? 馬鹿かよ手前ぇ!
……まあ俺達『森の民』は船の構造や海戦には疎いから仕方ないんだけどな」
部下の一人より発せられた疑問に対し、ペルガメント卿は頭を抱えて大きく溜息を吐きつつも、船の駒をエーデルダリア付近に配置して説明することにした。
態度は悪いが部下達への面倒見は意外と良いらしい。
「奴等が根城にしている『ベルガロベリア号』は皇国内でも屈指の超大型船だ。
そんなデカイ図体を停めておける港なんてのは限られている。
この辺りじゃあエーデルダリアしか無いってことだ」
「な、成程……」
「だからといって中型船や小舟なんかを借りて上陸しようもんなら時間が掛かる。
ついでに言えば、今の季節はナーペリア海で嵐が発生し易い時期だぜ?
中型船以下で船団を組むには適さないってことだ!」
実際に複数の船の駒を地図上に配置して海上を進ませ、波が荒れた際の進行具合を再現してみせた。確かにこれでは陸路で進んだ方が圧倒的に早いのだろう。
「もし本当に船を揃えて海路で渡って来るっていうのなら俺達にとって万々歳だ。
奴等がちまちま上陸している間にザンディナムの件は片が付いている筈だぜ。
そうなれば、より潤沢な迎撃戦力を掻き集められるって寸法よ!」
実戦経験豊富な冒険者ギルドだからこそ、今回ばかりは海路ではなく陸路での侵攻を選ぶ算段が高い。無論、可能性は零では無いのだが。
「……しかと理解いたしました。己の浅学ぶりを恥じるばかりです」
「流石は隊長です、我等と同じ草原で生きて来た"獣人の氏族"でありながら
海戦の知識まで取り入れておられるとは……」
「かまわねぇよ、一度で覚えてくれるなら充分だ。つい二年ほど前まで俺達は
『大森界』内やヴェルムス地方の草原だけを駆け抜けて生きてきた……。
だが、これからは違う。更に広い戦場を頭に叩き込まないといけないからな」
目を瞑り、現在より二年前……ノイシュリーベが大領主の座を継いで間もない時期の出来事を思い起こした――
[ ヴェルムス地方 ~ 首府ビュトーシュ(約二年前) ]
その日、マティアス・ペルガメントはヴィートボルグより来訪した新たな大領主を歓迎するためにビュトーシュの迎賓館に立ち寄るよう言い付けられていた。
当時の彼は、ヴェルムス地方独自の武力組織である獣人連合軍の精鋭にして副司令官を務めており、名実ともにヴェルムス最強の魔法戦士として名を馳せていた。
また彼の父親であるオドルフ・ペルガメントは現在の氏族長でもあり、彼に逆らえる者や意見を突き付けられる者はヴェルムス地方には存在しなかったのである。
現状に不満は無い。ヴェルムスの獣人種達の生活を守り、武人としての矜持を磨く日々は充実していた。然れど、その一方で閉塞感を感じていたのも事実だった。
「(おいおい、あのガキがこんな風に成長を遂げるなんてな……)」
大領主として訪れたノイシュリーベを一目見たマティアスは思わず息を呑んだ。実のところ彼は、更に数年前にも一度 彼女と出会っていたのである。
前大領主である英雄ベルナルドに連れられて領内視察に同行していた時期の彼女とは、ペルガメント家の邸宅にて顔を合わせたことがあったのだ。
まさか正式な騎士として叙勲を受けることになるなど夢にも思わず、故に美しくも逞しく成長したその姿に目を奪われてしまったのだ。
「今回、私がヴェルムス地方に訪れたのは単なる挨拶回りだけではありません。
この地の優秀な戦士を新たな『翠聖騎士団』の一員として迎え入れるためです」
氏族長達と一頻りの歓談を交えた直後に、彼女はそのようなことを申し立てた。
即ち、グレミィル半島の最精鋭戦力である『翠聖騎士団』を拡充していくために『森の民』の中からも人員を募るということである。
『翠聖騎士団』自体はベルナルドの代から存在しており、その発端は『大戦期』で彼が率いていた古参の兵や騎士達で構成されていた。
当然ながら『人の民』である純人種ばかりの騎士団であったのだ。
『森の民』からも新たに登用するという方針は既存の団員達から反発の声が挙がっていたが、それでも彼女は今後のグレミィル半島のためにと強硬したのである。
当然ながら氏族長を含むビュトーシュの為政者達は困惑した。それまで水面下で睨み合って来た精鋭騎士に加われというのだから無理もない話である。
協議の末に、強さこそが第一という"獣人の氏族"の慣例に基いてヴェルムス地方の最強者であるマティアスと、『翠聖騎士団』の騎士団長も務めているノイシュリーベによる一騎打ち勝負が行われることとなった。
これにノイシュリーベ側が勝てば、"獣人の氏族"の有望な若者達を送り出すという取り決めが成されたのである。
「あんたも大変だなぁ、大領主に騎士団長に……女の身で辛くねぇのか?
普通なら今頃はどこかの貴族家にでも嫁いで跡取りを産む頃合いだろうに」
「……そんなことを考えたことは、一度も無い。
お父様達の無念を晴らすためにも、このグレミィル半島の明日のためにも
この身で出来る限りのことをやり抜くまでよ」
「そうかい。まあ俺達としては誰が大領主だろうが、どうでも良いことだ。
あんたが有能なら適当に尻尾を振ってやる。そうでないなら嚙み殺すだけだ」
郊外に設けられている軍事施設の一つである演習場にて、改めて対峙した。
双方共に甲冑を身に纏い、掌にはそれぞれの得物を持参している。
ノイシュリーベ側は特注の斧槍、マティアス側は業物の片手剣であった。
「俺は、一人の戦士として いずれ英雄ベルナルドには挑むつもりでいた。
病死したと聞かされた時には心底がっかりしたもんだが……。
まさかその娘と手合わせすることになるとは思わなかったぜ」
「なら、遠慮せずに牙を突き立てて来なさい。
我こそはノイシュリーベ・ファル・シドラ・エデルギウス・グレミィル!
『太陽の槍』と呼ばれたお父様を越えていく騎士よ」
「一丁前に吹かすじゃねぇか、親父にちょこちょこ付いて来てただけのガキが!」
「もしかして、以前に会ったことがあるのかしら?」
そんな彼女の言葉を遮って、決闘のために意識を専心させていく。
「……ヴェルムスの上級戦牙の頂点、マティアス・ペルガメントだ。
あんたのその気の強そうな鼻っ柱を圧し折ってやるぜ……呵々々ッ!」
お互いに名乗り合い、刃と刃を打ち重ねて決闘開始の儀式を済ませると双方ともに十歩退がった後に再び正面を振り向く。
そしてマティアスは握り締めていた片手剣を鞘へと納めた。
「……何のつもり?」
「剣も使うには使うが、どちらかと言えば俺はこっちの方が慣れてるんでね」
鋼鉄の刃を備え付けた流線形状の腕甲と脚甲をそれぞれ指差し、徒手空拳の構えを採ってみせた。
「安心しろよ、女だからって加減をする気はないぜ。
戦場に立ったら誰が相手だろうと戦士として扱うってのが俺の流儀なんだ」
「それは結構なことね。……では始めましょう。
私が目指す理想への第一歩は、ここビュトーシュから全てが始まった!」
そうして両者の激しい戦いが幕を開けた。
狼人として完成された肉体と戦闘技巧を有し、それを最大限活用する武具を備えたマティアス・ペルガメントは正に疾風怒涛の如き苛烈さであった。
更に彼は魔法にも精通しており、距離を離せば短詠唱に類する身体強化魔法や遠距離攻撃魔法を併用して攻め立てて来るのである。
変幻自在にして目にも止まらぬ攻勢。一人で魔物の大群を容易く殲滅してきた実績。何よりも瞬時に戦況を見極める判断力に秀でており、ノイシュリーベは開戦からずっと防戦に徹するしかなかった。
「はん、大口叩いた割にその程度かよ?
ご立派な甲冑を纏って、意気だけ大きく膨れ上がってただけかよ!」
回し蹴りを叩き込むと同時に跳躍し、空中で縦方向に一回転した後に強烈な踵落としを見舞う。
刃付きの脚甲で放ったならば、其れは恐るべき大斬撃と化していた。
「…………」
対するノイシュリーベは、肩の草刷りを稼働させて噴射口を前方に傾け、豪風を噴き出して後方への緊急移動を試みる。
未だ全身に纏う甲冑を完全に扱い熟せていないのだか、何処となく動きにぎこちなさが見受けられた。
「(……戦闘機動中に魔法を使うのかよ。曲芸じみたことしやがるぜ)
(膂力は大したことないが、甲冑の扱いを完熟すると大化けしそうだな!)」
両者の一騎打ち勝負は、半刻近くにまで至る長丁場となった。
最初こそ優勢を演じていたマティアスであったが、次第に魔具製の全身甲冑の扱い方を掴んできたノイシュリーベに圧され始めたのである。
更に彼女は一度視た相手の手管を分析する能力にも長けており、マティアスの苛烈な動きと技を一つ一つ封殺していく。
そうして全ての脅威を削ぎ落した上で、豪風による推力を一点集約させた彼女の傑戦奥義を繰り出したのであった。
「………そんな、馬鹿な」
腕甲及び胴鎧を粉砕され膝を突くと、立会人がノイシュリーベ側の勝利を宣言する。
マティアスは真正面から全力で戦って、そして敗れたのだ。惜敗であった。
頭が真っ白になり戦士として積み上げて来たものが静かに崩れ去るような境地へと至ってしまった……。
「はぁ……はぁ……はぁ……。
流石はヴェルムス最強の戦士ね、素晴らしい腕前だったわ」
「ふん、それで負けちまったら何の価値も無ぇよ。少なくとも此処じゃあな」
屈辱だが負けは負け。勝者を称えられない者は武人に非ずと弁えるマティアスは苦渋に満ちた表情を浮かべながらも、この新たな大領主に拍手を贈った。
同時に、眼前の彼女はもう父親を追い駆けるだけの小さな存在ではないことを思い知らされる。
「その古い慣習に囚われた氏族社会の価値観も、私が変えてみせるわ。
貴方には貴方の矜持や、戦う意義があるのでしょうけれど
より大きな視点を持って私達に力を貸してほしいと考えている」
「ほう……?」
「ヴェルムス地方だけでなく、このグレミィル半島に住まう全ての民を護るため
私は貴方達の力を大いに評価し、欲する。
勿論、私が大領主として相応しくないと判断したのなら、
いつでもこの首を噛み千切りに来るといいわ!」
面当てを上げて露わとなった彼女の面貌は、激しい戦いの直後であったがために汗だらけ。しかし双眸より発する眼差しは実に力強かった。
明確な意思を以て大領主の座を継いだこと。
グレミィル半島を新たな姿へと変えていくための理想に燃えていること。
既に様々な困難を乗り越えて、現在の地位と実力を得てきたことを伺わせた。
「(面白ぇ……もし本当にコイツが"黄昏の氏族"すら屈服してみせたのなら)
(この半島は今までに見たこともない姿に生まれ変わるかもしれないな)」
傑物の片鱗を垣間見せた彼女にマティアスは再び目を奪われ、同時に歓喜した。
この強い女に付いていけば、より高みを目指せる余地がある。
そして純粋に、この女を実力で打ち倒して自分のものにしたいという雄の欲求。
そういった諸々の事由と氏族単位での合意により、マティアスを含む上級戦牙の有望な若者達は特例的に騎士相当の身分を与えられた上で、『翠聖騎士団』の一員に加わった。
ヴェルムス最強のマティアスに勝利したことにより、"獣人の氏族"はそれまで以上にノイシュリーベのことを認め、協力的な姿勢を示し始めた。
その後 彼女は母親の生家が存在するメルテリア地方へと渡り、続けてレアンドランジル地方、ベルシンガ地方でも同様に有望な戦士を募ったのである。
[ グラニアム地方 ~ 南端 エルディア地方との端境 ]
「ようやくノイシュリーベの奴が目指していた形が整い始めたこの時期に
親父の代から燻っていた連中が仕掛けて来るなんざ、ままならんよなぁ……」
「ベルナルド様に大領主の座を奪われたセオドラ家のバルゲルクとやらは、
相当に恨みを募らせていたでしょうからな。
所詮は『大戦期』に逃げ隠れしていた卑劣な輩です!」
「そういう奴に限って、ぶくぶくと肥え太ってやがるのさ。
あの『ベルガンクス』を何十日も雇い続けていられるのがその証拠だ」
「ええ、恐ろしい財力です。いったい幾らほどの報酬を支払っているのやら……」
「呵々ッ! 金勘定なんざビュトーシュに籠ってる狸人どもにやらせりゃ良い。
このグレミィル半島を脅かす危機が迫っていると言うのなら
一丁、我等が大領主様のために盾になってやろうじゃねぇか!」
「勿論です! 腕が鳴りますよ」
「世界最強の冒険者の一角と噂される『ベルガンクス』に喰らい付けたのなら
我等の武勇も一層と広まりますからね。やってやりますよ」
「上級戦牙の矜持と戦いぶりを下々の者達に示すとしましょう」
「呵々ッ! この間の旅芸人野郎に睨まれてビビっちまった時のような
無様な姿だけは晒すんじゃねぇぞ?」
部下達の威勢の良い返事に満足したのか、ペルガメント卿は獰猛な笑みを浮かべながら立ち上がった。
「そんじゃあ本陣は、このままエペ街道に敷いて連中を待ち構えるとしよう。
歩兵どもは手筈通りに各地の陣に分散して配置だ……ある程度は退がるからな」
如何にペルガメント卿が率いる部隊が精強であったとしても、『ベルガンクス』の主力を受け留め続けることは恐らく不可能だろう。
適度に交戦し、被害が拡大する寸前を見極めて後退していく。そうした時間稼ぎを繰り返す戦となっていく筈だ。
捨て駒や盾役と云われれば その通りなのだろう。
しかし彼等は『翠聖騎士団』の一員に加わったことや、若き大領主に牙と矜持を預けたことを誇りと思っている。
だからこそ、斯様な厳しい戦場にも臨むことが出来るのであった。
「(実力はともかく意思の強さでは、俺達はあの狸人の旅芸人には及ばないだろう)
(だが、それでも自分が飼い主だと認めた奴に最後まで尽くせないようなら)
("獣人の氏族"の上級戦牙の名折れってやつだからな……)」
【Result】
・第30話の1節目をお読みくださり、ありがとうございました。
・"獣人の氏族"はヴェルムス地方の統制を第一に考えていますので
ノイシュリーベより有能な者が大領主の座に就くのなら割とあっさりと
鞍替えすると思います。この辺りはウープ地方と少し似ていますね。
・ただ今のところ五つの氏族の中では、比較的 親ノイシュリーベ派ではあると思います。
・次回更新は11/3を予定しています!
恐らくベルガンクス側の様子を描くことになるかと思います。




