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『哲学の解剖図鑑』読了記
小須田健氏著、『哲学の解剖図鑑』を読了した。私が今まで読んだ哲学入門書のなかでもとりわけわかりやすく、イラストも豊富でサクサク読み進められた。
特にこの書が優れている点は、哲学を歴史で語るのではなく、トピックによってまとめられている点である。
ギリシア哲学では〜近代ドイツでは〜といった語り口でなく、正義とは何か、認識とは何か、氏はこう解釈する一方、時を超えて氏はこう解釈する〜といった具合だ。
初学者にもとても薦められる一冊であると感じた。
伊藤美穂氏のイラストも、並いる知の巨人を可愛らしく、そして特徴を押さえたタッチで描かれているので非常にわかりやすい。しかし一方で、目を惹きやすいためにイラスト周辺を流し読みして肝心のテキストを飛ばしてしまうことが多々あった。反省である。




