表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/16

沖縄

 卒業旅行のため沖縄を訪れていた。


 これほどまでに日記のネタとしては上質な事柄を経験しておいて、旅行三日目にようやっとこうして文章をしたためているというのは、やはり私が物臭で愚鈍な人間であるということの証左に他ならない。


 一日目。


 極寒の北海道から一転、羽田から石垣島へ。


 飛行機には帰省のたびに乗っているのだが、羽田から石垣島へというのは乗機時間がより長く苦痛で仕方がなかった。


 太ももが凄まじく圧迫され、降りる頃には筋肉痛に似た痛みが残った。


 窓側の席でも時たま席を立って血流を促進させるのを怠ってはならないということを忠告させていただく。


 しかしそんなことも石垣島の様子を見れば吹き飛ぶというもの。

 島を取り囲むエメラルドグリーンの岩礁や、五時間前に見た北海道の白銀の世界とは違う、青々と茂った南国の植物たちには感動させられた。


 現地はあいにくの小雨だったが、これほどまでにしけた生ぬるい空気というのは久しぶりだったので感動。


 道中寄った飲食店で食事。紅芋の天ぷらとイカ墨焼きそばが特に美味だった。


 そして石垣牛のステーキ。外国産牛肉などとは比べ物にならない、丁寧に入ったサシから溢れる上質な脂が旨かった。


 宿泊施設は富豪の別荘であっただろう家を転用したかのような建物で、かなり広く、露天風呂やプライベートサウナも内設されていた。


 残念なことといえば露天風呂のボイラーがイカれていて温水が出なかったことくらいか。


 ベッドも非常にフカフカでよく眠れた。


 二日目。


 あいにくの曇りが続いていたが、シュノーケルの予定がある。

 えっちらおっちら石垣の海を辿りアクティビティ屋へ。

 ドライスーツを着てシュノーケルとフィンを持ちながら、磯といえば磯、浜といえば浜な海岸を散歩したのち入水。


 沖縄とはいえ二月の海は流石に冷たかったが、むしろ沖へ行くほど暖かくなっていくのだから不思議なものである。

 まあ、スーツの中の水が温まっただけかもしれないが。


 石垣の岩礁の景色といえば見事なもので、幼少期のかかりつけだった耳鼻科、その入り口のアクアリウムそのものだった。


 色とりどりのハギやベラなどの小魚が珊瑚に出たり入ったりと見事な様だった。


 珊瑚といえば海底からぴょこりと生えているイメージであったが、その実、三メートルほどの大きさまで成長し、それが群生している様はまさに森のようだった。


 昼食は街中華で。チャーハンがたいへんに美味しかった。ラーメンもまたよし。

 中華屋のあっさりとしたラーメンというのは、ラーメン屋の暴力的な脂の旨さとはまた違った良さ、味があってよい。


 それからは各自土産屋に寄るなどした。拠点で酒盛りをするのは大変に愉快であった。


 三日目。


 石垣から沖縄本島へ。車を調達し、


 そうだ、この辺りでポケモンカードゲームポケットの45勝チャレンジが終了した。

 サボりにサボっていたこともあり残り8勝で諦めた。

 マニューライデッキやジバコイルダークライでも回り切ることができなかった。

 次の5連勝チャレンジはサボらず達成したい。


 車を調達したのち、アメリカン・ヴィレッジへ。

 行きははちゃめちゃに混んでいた。北海道でこれほど渋滞することはないのでむしろ新鮮であった。


 アメ村ではUSエアフォースのでっけえシャツやイカすキャスケットなどを購入した。


 サルサホットドックや塩ちんすこう&紅芋クレープなどを食べたがどれも美味かった。


 夕食は国際通りの飲み屋へ。

 凄まじく疲れていたこともあり酔いがすぐ回ってしまった。


 これを書いている今だいぶ抜けてはいるが、やはり疲れは寝なければ回復しないだろう。


 といったところで、今日は筆を置くことにする。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ