灯り差す場所
深夜三時
隣の母屋の光に照らされて
窓辺に佇んでは
声にならない澱みを
グゥッと胸に押し留め
ふぅ、と息をもらす
君が何してるかなんて分からないけど
分かって欲しい事もある
君とは何年も前に会っているのに
こんなに距離が変わらないのは何故だろう
きっとそれはボクが臆病過ぎる性格だからだろう
君は何度もボクに教えてくれているのだけれど
たぶんボクは気づいていない
いや気づいていても気づかぬふりをしてるんだ
傷つかないためにね
そんなボクを君はズルいって言ったよね
でもボクには君がいない世の中なんて考えられない
だから信じて欲しいんだ
君と見る世界のこれからと
君と歩む世界のこれからを