52.オムネさん
長くなりました。ごめんなさい
そして長文があるため読みづらい箇所が
あると思います。ごめんなさい(_ _;)
「ぐすんっ……やはり感動いたします。王は民を思い、民もまた王を思う、忙しくも王たる者民をって、あら、アリシアさんも感動いたしましたのね?」
違うんですが、そういうことにしておきましょう
「……ハイ、ワタシ、カンドウシマシタ」
『ポス』
感想を述べただけなのに、何故かナナちゃんから肘を軽く当てられました。どうして?
ナナちゃんが口に手を当てて内緒話よろしく耳に小さな声で言いました
「もうちょっと、声に上下入れなよ、棒読み良くない」
……そんなにです?
自分としてはちゃんと言ったつもりでしたが、ナナちゃんがそう言うならそうなのでしょう
劇場から出て、次はオシャレしたいと言うナナちゃんの希望を聞き、移動中
しかし驚きですね、私の知っている貴族は何にしても馬車移動、歩くということもあまりない貴族です。
ですが、目の前で店を案内するために先導しピンクの髪を揺らすティルクレスさんは、歩きが主なようで先程から領都の民がみんな軽く挨拶する。顔がきちんと知られているようであり、またティルクレスさん自身も知っているお方が多く、元気よく名前を呼んで返事を返しまします。
素晴らしいです
その光景を後ろから見て微笑ましく思っていると到着したようで、くるりと身を翻し赤い瞳でこちらを見て片手を店に向け…え?
「こちらが領都の1番オススメのランジェリー店ですわ」
「…(ヒク)」
「おお!」
笑みを浮かべている私の口の端が、一度勝手に動きました驚きです。直ぐに頬に手を添え口の端を隠しましたが見られてませんよね?
何故ですか?
オシャレですよね?
服は服でも下着とは思ってもいませんでした。これはまさか私の中にある男の名残のせいでしょうか?
しかし、間違っていないと思いたいです。オシャレは服やアクセサリー、お化粧などですよね!?
誰に聞くわけでもないのですが、心に中でそう訴えます
「さあ、アリちゃん入ろ?」
「はい」
店に入ると、ディスプレイに飾ってあったフリルや装飾がすごいのから、リーナお母さんから渡されたシンプル下着まで種類がたくさんあります。
「店長?」
「はいはいいらっしゃいませ、本日はどのような…」
「今日はね」
ティルクレスさんはお店の人と会話をしているのでざっと見渡すと
なるほどなるほど、男性物の下着と違いとても繊細な素材で作られ刺繍などの装飾がすごいです。それにザハレグスの頃からさらに技術力が上がりより繊細になっているようですそれに…
「ノンストレスナイトブラ?、育乳ブラ?」
色々と知らないブラジャーが登場していました。副官ズさん達も色々と考えて、アレコレとつけていたんでしょうか?
「ティーンブラはこれ、ソフトブラ?」
ナナちゃんが1つ手に取りタグを読み上げました。
「なっ、何だか色んな種類が合ってすごいね、よくわからないね………あれ?」
あれっといったので、ナナちゃんを見ると首を傾け1点を見ているので視線をたどるとある器具を見ていました。
私はそっとナナちゃんの側から離れ『ガシッ』られませんでしたね…グスン
「アリちゃんあれ何?」
どうして、女性の道具のことを私に聞くんですか?
ですがまぁ…知ってますよソレ、副官ズと一緒にランジェリー店に入ったとき私が聞いたことがあるので答え知ってます。その器具は…その……えっと……
「乳頭補正器具です…」
差も当然……というふうに答えれず顔をそらし、ボソッと言ってしまいました。
なんで恥ずかしんでしょうか、理由を求めたい
「え、なに、どういう道具?」
「ですから、陥没した……その、乳頭を外というか表というか、……とにかく乳頭を出す器具です」
2度も言わせないでください、顔が熱いです。私の顔は今かなり赤くなっているのではないでしょうか、乳首と言わず乳頭という言い方で少しでも、医療的な意味合いで言っているというごまかしているのに意味はありませんでしたね
「へー、そういう道具なんだ」
「そうなのですね!」
なぜ、ティルクレスさんも私の方へ、店長との会話終わりましたか?
「はい、そうなのです。そういう器具です」
「で、どういうふうに使うの?」
「どうなのですか?」
お願いですから、店員さんに聞いてください(泣)
というか、見てわかりませんか!?
「ネジみたいなのや注射器が付いてるやつとかなんか以外にあるね」
「柔らかい素材でニップレスのようなものや、魔道具がついている物もありますわ」
あっ、待ってください、さり気なく発禁物も置いてありますのであまりアレコレ探らないでください!
「これはどう使うのかな?」
「お答えできません!」
蚕の繭サイズのピンク色はダメです説明できません!!!
口元に人差し指でクロスさせてバッテンを作ります
というか私ではなく、この店の人に聞いてください!
「……これは何でしょう下着ですわよね?」
「ぜひ、ご両親に聞いてみては?」
…鍵は結婚相手に渡すものとしか言えません、ですが貴族令嬢なら親御さんが教えてくれますよ、きっと貞操大事ですもんね貴族は…
「これは?」
「こちらわ?」
………………ノーコメントで、ぜひこの店の人にお尋ねください、きっと教えてくれますよ、将来のためとかなんとかで
「でさ、結局これどう使うのかな」
ああそれは、円柱の管の中が空洞側を肌に付けて外に付いているネジを回すとネジについている円盤が動いて吸いだすタイプですね
「それだったら胸に当ててネジを回せば空気が引っ張られて目的の物がコンニチワするだけです」
「それだけ?」
「はい」
そのための器具ですから
「ふーーーーん、要は吸い出せばいいと?」
……なにか変です。なぜニィっと笑うんですかナナちゃん?
「そう…ですね、そういう器具ですから」
ゆっくりと数歩下がりますが下がったぶん近づいて来るので更に下がり『トン』……壁ですか室内ですもんね……もう下がれません
「ねぇ、アリちゃん」
『ゴクリ』
「なっ、なんです…か?」
「陥没のままだといけないの?」
「はいおへそもそうですが、ゴミなどが溜まり雑菌が繁殖しますので」
「ふーん、でもさ魔法で清潔にできるよね。だったらそのままでもいいんじゃない?」
「ナナちゃんは、陥没派ですか?」
私は知識で周りと違うことに、悩む女性を知っていますし私自身、ザハレグスの頃の記憶を思い出すだけでも他者と違うことで悩むことなのは想像しやすいです
「は?」
「いたんですよ部隊に陥没派が」
毎度毎度記憶にはお世話になります。
またも思い出すザハレグスの時の宴席での揉め事、なおザハレグスはもちろん傍観して副官ズとのんびりお酒を飲んでいましたが、まさか…
「陥没乳首が刺激されて出てくる、そこに魅惑を感じないのか!」
「巫山戯るなっ!ブラを取ったときに他とは違うあの先端にガッカリさせられて俺は萎えたんだぞ!」
「馬鹿野郎、そこは広い心で受け止めて『恥ずかしがり屋さんな先端だな挨拶させてもらっていいだろうか』と攻めるところだろう!?」
と、ちょっと心無いザハレグスでも理解するのに時間がかかった問題であり。理解しようと思考している間にヒートアップしていつの間にか殴り合いに発展していたので急いで止めに入った不思議な話です。
「いやそれは置いといてね」
「置いておくんですか」
「だってどんなアリちゃんでも受け入れられるから」
「それは…ありがとうございます」
さらっといつも言ってくれるセリフに、揺るぎないものを感じますすごいですねナナちゃん
「うん、でねー」
ナナちゃんは壁に右肘を当てて更に私に近づき、もう片方の手は、私の右胸に人差し指でツンと指を当てます。
って当然のよう触るんですね、同性で共婚者といえども節度はほしいです
「共婚者ならあれ、使わなくても良くない?」
「………」
器具なし想像できるのはそれは……つまり……口で………
「いえいえいえい!」
両手を目の前で小さく振り拒否して、やや混乱しつつ自身のピンクに染まってしまっている脳内の想像を振り払うように口から言葉を発しました
「そそそそもそもですね、陥没というのは発育段階に問題が生じて起こってしまう症状でありまして、ただ単に引っ込んでしまったという問題ではありません。重度陥没は何をしても出てこないものがありまして、軽度では刺激をすれば出てくるものがあるそうです」
「……」
ナナちゃんがキョトンとしていますが、私はそのまま言葉を捲し立てます
「陥没はただ引っ込んでいるというものではありませんし、軽度であればそこまで深刻に考える必要はありませんが清潔に保つ必要があります。ですが重度となると授乳障害や乳腺炎や乳輪下膿瘍など疾患リスクが高まります。もともと乳腺の発達問題のため発育段階で起こりやすい問題でですね、成長していくと発覚するので両方の人もいれば片方の乳房だけの人もいます。これはおっぱい自体が成長途中だと片方だけ大きい事があるからですね、あっ、ついでにですがブラは大きい方の胸にサイズを合わせて小さい方はパッドで調整ですよ。で、話を戻しますが」
「続くんだね」
「詳しいですわね」
「一般的に見た目がコンプレックスになっている人もいますし1番の問題は重度の陥没乳頭、乳輪に埋まってしまっている状態ですね。その症状の方は最悪授乳ができないだけではなく矯正具では治らないなどどうすることも出来ないために手術という手段を取らなければいけないかもしれません。それから、母乳が駄目でも粉ミルクがあるとか思ってもダメです。陥没乳頭は乳腺炎、つまり母乳が詰まりやすいので乳腺炎になりやすいリスクがあるので注意です。乳腺炎も重度になれば切開なんて怖い展開もありえます。なので恥ずかしがらずに可能な限り早急に病院へ相談をオススメします。それと異世界人がニップルシールドの授乳用というものをー」
「わわわかったよアリちゃん、落ち着いて落ち着いて、クールダウンだよクールダウン」
「………はい、そのごめんなさい」
私は何をやっているんでしょうか恥ずかしいからと言葉を捲し立てて誤魔化すなんて
「アリシアさん、その、少しよろしいかしら?」
「あ、はいなんでしょうか?」
「その知識は何処からなのかしら?」
「えっと、親から聞いたり知り合いなどからです。なので正しいとか確実とは言えませんが用心するに越したことはありません」
親というのは嘘です。ザハレグスの時に副官ズの1人、竜人族のレグシアナが軽度の陥没乳頭だったので色々と聞いたんですよ
それでも専門家ではありませんので、この情報がどこまで正しいかはわかりませんが、知っているというのは安心感を与えてくれます。この知識も女となった自分に当てはまったら即親や知っている人や医者に相談できますからね
「どれくらいの人がいるのかしら?」
「割合は多いみたいですよ?」
「そうなのですね」
そうです。なにせ成長途中で起こることですから、乳頭に繋がる乳腺と乳管が問題というようなことをいっていたようなという、うろ覚えです
一応後天的にもなることが有るそうですが…それは流石に知りません
「まあ、しばらくは器具はどうでもいいからブラ買おうか?」
「そうですね」
「……私は、まだですわ」
「あっ君達、ブラを買うんならちゃんとしたのを着けようね?」
「………」
「………」
そもそも今、買いますか、ナナちゃん?
そんな疑問を持ってナナちゃんを見ると頷きます。伝わるんですね
黙っている私とナナちゃんを不思議そうに見るティルクレスさん
「もしかして、お二人はもう付けてらっしゃるの?」
「では、チェックしますね〜」
容赦なく触る店員さん
「うーん2人共まだ硬めね、ならこれからつけましょう」
渡されたブラジャーをカーテンの仕切りがある奥の方で服を脱ぎ着けて見る。
「シンプルな色のデザインだね」
「まあ、段階ごとに新しいのを買って着けるわけですから、お金があまりかからないように少しでも安くという発想なのでは?」
異世界はどうなのでしょうね、きっと色々とあるのでしょう。試着ルームとなっているここは、畳3畳ほどの広さですので2人一緒です
「どうかな?」
ブラジャー被って着け私に見せてきます。フックなしの被りタイプというやつです
「いえ、私に聞くのでなく付け心地ですよ…ね?」
下着専門の人が居るからそっちに聞いてくださいな
「はい、そのとおりです。どうですか、ソフトブラというものです」
私もすでにつけていますが背中のフォックなしで、これスポーツタイプなのでしょうか?
肩の部分がそのまま後ろにいかず背中でY字になるように合わさっています
「2人のブラジャーに揺れ防止が有りましたから、アクティブな方用のスポーツタイプのソフトブラを渡しました。どうですかきつかったりしませんか?」
なるほど?
普段遣いでも魔法の未使用状態で、揺れが少なくということでしょうか?
「問題ありません」
動きやすく布のズレもありませんが、まだ胸が小さいからでしょう、大きくなると他の問題が出てくるのでしょうしそれはまた、その時ですね
「うんうん、大丈夫だよ!」
「……羨ましいですわ」
「ティルクレス様もそのうちね、お2人は次はこっちを」
下着選び…まだ続きそうですね
「アリちゃん上が決まったら次は下だよ!」
「ショーツなら、私も参加できます。いっそお揃いのデザインで色違いにしますか?」
何だかティルクレスさんのその発想は、私とナナちゃんの友達になりたいということでしょうか?
それかもう友達ということでしょうか?
後でナナちゃんに聞きましょう。
「早くアリちゃん次こっち履いて」
「いいえ、アリシアさん、こちらを先にですわ」
本当に下着選びは、まだまだ………続きそうですね。
今回、こんな話でごめんなさい(_ _;)
でわでわ、また、来週投稿します




