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4.保護者様降臨

「アリちゃん!」


魔力が高まり、少し離れた位置で泥団子が生成されるが種類は大体三種類に分けられる。


そりゃそうだよね、得意気にするガキドモは

自分達が使っているその魔法が、高等魔法に分類される混合魔法もしくは三重魔法といわれる

三属性からなる魔法に分類されるのだから。

でも所詮は子供、何となくでやっているにしか過ぎなく不完全が二種類あり完璧なものをいれて三種類だ……いや完全ってなんだ?


「食らいやがれ!」


「当たれ、当たれー!」


「直撃させる!」


順番に泥、泥団子、石が飛んでくる

どれにも当たりたくはないのだが、完璧に防ぐ方法の盾はないので腕に布を巻き

最初の二種は布で防ぎ最後の一種類の石は

お出掛け鞄から木製の短剣を取り出し

払い落とす。何度もこんな事があるから私のお出掛けバッグには常時入っているのだ

絶対にナナちゃんには当てさせないよ!


少し経ち


「くそっ!」


「体や顔に当たんねー!」


「リーダー、弾幕が薄いのでは!?」


「撃つタイミングを合わせろ!」


彼らは的にしているのが女の子で年下だと、理解していないのだろうか!?


私は少しずつではあるが怒りが溜まってくるのを感じる。


「よしっ球の準備は整ったな・・・・撃てー!」


一斉に打ち出される泥団子さすがの私も今は幼い女の子、防ぎきれないので被害最小限で済まそうと真後ろにナナちゃんをかばうがその必要はなかった


『ドスン!』


真上から巨大な男が落ちてきた


「我が・・・・・・娘になにしてんだー!」


ナナちゃんのお父さん登場です


「「「いや、あんたの娘には!?」」」


なにかな、当たってないは言い訳にはならないよ?


「覚悟しやがれ!」


「「「うわあーーー‼‼」」」


問答無用である


「ナナちゃん、呼んじゃったの?」


「うっ、うん、つい・・・・ね」


まぁ、結果としてはいい方向に転んだのでよしとしよう、例え高級品で使い捨ての魔道具だったとしても使わないで泥だらけや怪我をして親にどうして使わなかったのかと怒られるよりはいいだろう


「大丈夫だったかいナナ?」


おっと、いつの間に戻ってきたんだナナパパ

さすが優秀な冒険者です魔物のゴブリン程度であるガキ共はほぼ瞬殺ですね。殺してないけど


「パパ、ありがとう大丈夫だよ」


「そうかそうか、しかし最後の一個を使ってしまったなだからあれほど三十個用意しろと商人に頼んだのにあいつは・・・・・・」


ぶつぶつと呟く横でナナちゃんはまた始まったと溜め息をつく


ナナパパを呼ぶ魔道具は高い

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