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心欠け騎士、TS転生し二度目の人生を〜心を知れて幸せです〜  作者: きよわわ
アリシア 8歳編

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42.まだ子供ですもんね



「………満足しましたか、ナナちゃん」


「うん!」


 お互いに体を拭き合って着替えてって、私の着替えも貰ってきてたんですね…


 仲良く歯を磨いているときにイリーナさんが来て防音の魔道具を発動して


「ごゆっくり」


 と立ち去っていきました。ごゆっくり………って、まあナナちゃんの家族公認の中ですからね


 あっでも…


「そういえば、トラビトさんは私とナナちゃんの共婚については」

「認めてもらってるよ?」


 そうなのですか?


「家のママさんズが女の共婚と男の共婚を一緒にするなってのと共婚約を結べる相手が簡単に見つかる幸運を無駄にするなってパパを怒ってた」


「なるほど…そうですか、それは良かったです」


「そうだよっ!良かったよっ!こうやって、抱きつけるもんっ!」


 私に抱きついてくる、ナナちゃんをよそにふと記憶を探るも…


「確かに、ナナちゃんは手を繋ぐ事はありましたが抱きついてきたことはありませんでしたね?」


 というよりも、忙しくちょっとしたことでも動く心を感じて喜ぶ日々に、小さな事柄などと記憶していないね私


「そりゃアリちゃん、私にも線引はあるよ?」


 クスクスっと笑うナナちゃん


 他愛もないなんでもない話をして、気がつけばい周りは暗くなってきたのでオイルランプをつけます


 私とナナちゃんはお互いに横にピッタリと座ります。


 私はこの体になってから地べたに座るときは三角座りで、ザレの頃は普通に座り方はあぐらか片膝を立てていました。ナナちゃんはというとぺたん座りです


「……」

「……」


 ランプの灯りが優しく照らしてくれます。不思議とランプの灯りは表現し難い気分にしてしまいますね、落ち着くのかそれとも大胆にしてくれるのかなんにせよ普通とは違う気分にしてくれます。これも心ができてから感じる不思議な気分です


 さて、何から話したものか……


「……」

「……アハハ、なんだか言葉が出ないね」


 沈黙を破ったのはナナちゃんです。流石ですね、言いたいこと聞きたいことがあるのは私なのに…


「そうですね…ところで、なんで先程はテンションが高かったんですか?」


 純粋な疑問です


「あ………え………と」


 答えにくいことでしたか…


「……無理に聞いてー」

「まままま待って待って!」

「ーるわわわわわ……ちょちょちょっ、とナナちゃん?」


 戸惑っていたようなので「無理に聞いてるわけではない」と言っている最中に急に肩を揺さぶられました


「あーごめんね、アリちゃん」


「いえ、特に問題はありません」


「えっとね、テンションが高かった訳じゃないんだぁ」


「そうなのですか?」


「うん、実は緊張を誤魔化すために無理に…ね」


「誤魔化す?」


 何を誤魔化す必要があるのでしょうか?


「そりゃアリちゃんと一緒に夜を過ごすからね、何か変な事をするわけでもないけど……緊張はするんだよ?」


 ナナちゃんが緊張?


「あっ、その表情…私が緊張なんてって思ってるでしょ!」


「えっ顔に出てましたか!?」


「そりゃずっとアリちゃんだけを見てきた私だもん、たとえ表情を変えていなくても内心を理解して見せる!」


 そのような他愛もない話をしていましたがやがて静かになり


「………」

「………」


 火の揺らぎを見つめる。


 穏やかな時間を感じるていたけれど、今日の出来事で1番に聞きたいことがある。


 ナナちゃんが迂闊に飛び込んでしまったこと、そして銃声がしてナナちゃんが倒れてしなったことからの心の動きそれを聞きー

「…ごめんねアリちゃん」

 ーたいと思ったのですが…


 なんで謝るんでしょうか?


「また…足をひっぱちゃったよね?」


「…否定はできません」


 迂闊に飛び込み大怪我してたら…


「私は、あのときナナちゃんが撃たれて倒れたときザレの経験のない思いをしました」


 言って頭の中に思い出される光景。それと同時に心臓はありえないがギュッと掴まれたかのように痛い


「ごめん」


「教えて下さいナナちゃん、私があのとき感じたものはなんですか?」


「どうなったの?」


 私はその時起こったことを話す


「心臓が大きく1度鼓動しましたが、心臓とは違うところの胸の底からなんだか分からない感情が湧き上がって何故か奥歯を噛み締めました。その時私は、敵を倒すことだけしか考えられなくっていました。この時の心は頭はどうなっていたのですか?」


「…本当にごめんね………えっとね私が倒れたことでアリちゃんはショックを受けて…なんにも考えられなくなったってことは多分怒りで我を忘れるってやつじゃないかな?」


 我を忘れる…程ではなくとも部下が親しい人がやられたときに迂闊な行動を取る事は多々ありました


 なるほど…理解した以上そこも頑張って直さないといけませんね、我を忘れるなんて、危険極まりないですから


「ごめんね、アリちゃん」


「いえ、謝ることはありませんよ」


「ううん、謝るよ、弱くてごめんね、アリちゃんをまた危険な目にまた合わせちゃった」


「ナナちゃんは私と違って普通の女の子で子供です」


「でも…」


「いいのです。ゆっくりと強くなっていってください」


「アリちゃん…」


 急いで強くなろうとして、無茶はしないでほしいです


「教えれることは私が教えますから…」


「……ありがとう、アリちゃん」


 私に抱きついて来たナナちゃんを受け止めます


「ナナちゃん?」


「良かったよ、アリちゃんが私を邪魔って言わなくて安心した」


「言いませんよ」


「うん、だから嬉しくて……アリちゃん」


「なんですか?」


「私頑張って強くなるよ」


「はい」


「私はだいぶ前にいるアリちゃんに追いつくから」


「…はい」


 追いつく…何故かその言葉に胸がほのかに暖かくなる


「私はね、アリちゃん」


「…はい」


「アリちゃんの隣に立ちたいんだぁ」


「隣…ですか?」


「うん、どこに行くでも何をするでもずっと隣にいることができる存在に私はなりたいの」


 ギュッと私を抱きしめ、顔をお腹に当ててきます。


 隣にいることができる存在…ですか、嬉しさを感じますがこれは何だか他と違う嬉しさな気がします


「心は難しいです」

「うん」


「感じ方は似ていても異なりなます」


「そだね」


「ナナちゃんに隣に立ちたいと言ってもらえて、本当に感謝しています」


「…うん」


「私は……私も何度でも伝えます」


「?」


「大好きですよナナちゃん」


「私も大好きですだよアリちゃん」


「えっとナナちゃん…」


 次を聞かないと


「なぁにアリちゃん」


 私に返事を返すと同時にお腹に当てている顔を横に動かす


「村長のー」

「そうだアリちゃんダメだからね!」

「ーこと………聞いて?」


頭を掴み力を軽く入れます


「いたたたた、聞く聞くからやめて!」


「はぁ」


村長に対して心臓が高鳴ったのは、間違いではないのですが


「村長の東刀の使い方を見て高鳴ったのです」


「目指す技が1つできて良かったね」


「目指す?」


「そう、アリちゃんは村長の技量に惚れたか憧れを抱いたんだよぉ…」


ナナちゃんが私のお腹に来た段階で、やや膝枕状態になっていたんですが顔を上にして完全に膝枕にしてしましたね


「なるほど…ですがあの高鳴りを考えると憧れ何でしょうか?」


「ん〜……あのじょうたいだとぉ……ほれ…てる…がただしそう……だ…よね……」


おや、お眠ですか……それもそうですね夜ですし、まだ子供ですもんね聞きたいことは聞けましたしいいですよ膝枕しててあげます


「おやすみなさい、ナナちゃん」

いい話にならなくてごめんなさい、頑張って執筆力と語彙力をつけていきたいと思います

ので引き続き読んでくださればと思います

でわでわ、また来週投稿します

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