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心欠け騎士、TS転生し二度目の人生を〜心を知れて幸せです〜  作者: きよわわ
アリシア 8歳編

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41.仮住まい2人だけ別なの?

「ナナちゃん聞いー」

「しかも村長とか歳上すぎる!」

「ーてくれないんですね」


 流石に目は血走るようなことはないにしろすごい剣幕ですね


「なんでなのさ、どうしてなのさ!」


 グググッと肩を掴む手力が入っていきます。痛い痛い………うーん、ナナちゃん、ごめんね?


「アリちゃんはもー」

『ペチン!』

「ーとぅ!?」


 肩を掴んでいた手を中から外へ払って返すようにナナちゃんの頬へ両手とも手のひらで包むようにした。勢いは殺さないです。


 ……どうですか?正気に戻りましたか?


「話を聞いてください、いいですか?」


「ハイ」


 うん?

 よく見るとなかなか可愛らしい唇ですね、前はこの唇にキスをしたんでしよね……


「アリちゃん?」


「っはい、えっと…」


「…ん」


 なんで目をつぶるんですか、今はそれどころではないですよ?


「いえ、聞いてください」


「んー」


 無視ですか?無視は辞めてほしいのでナナちゃんのオデコにデコピンをしましょう


『ビシッ』

「あいた!?」


「聞いて下さいね?」


 ちょっとだけ声のトーンを下げて言う


「ハイ」


「あのですね心の動きをー」

「皆さん、集まって下さい今後につて報告があります」

「ー聞きたかったんですけどまた後でですね」


「だね」


 なんか私が話そうとすると、邪魔が入りますね。なんだかついてないです


 そこからは子供の私達には関係ない話から始まり、しばらくすると


「というわけでじゃな、子供達はしばらく集団生活となる申し訳ないのう」


 村長は馬車は今後この領都の新たな壁制作のために使われることと大人が大多数その作成仕事でそばにいられない時間が多くなること


 並びに家の建築作業も行われることでかまっていられないため、子供達は1箇所に固まっていてもらいたいそうです。


 まぁ、そうですよね……では子供達は何をするかというと午前は、畑を作成作業を成人以下で儀式済みの未成年監修のもとで行われまして


 午後からは、お勉強だそうです。何と言うかうちの村勉強大好きですね〜


「はいっ!」


「何じゃ?」


 えっとあの子は前回もお勉強のことをいった子ですねあの「それは楽しいのですか」と発言した子です


「そ…」


 そ?


「その、お家の制作は24時間ぶっつけでお願いします」


 なんと恐ろしいことを言うのでしょう、そんなことしますと手抜きになったりして取り返しのつかない欠陥住宅になりますよ!?


「……却下じゃ、では子供は解散し大人達は家の場所を決めようかの?」


 村長はそう言うとホッホッホと去ってい大人はぞろぞろとそれについていく


「おねぇちゃん」

「お姉様」


 ロティシナとフォルミアの声が聞こえ、そちらを振り向きますと…あら手を繋いで近づいてきます。可愛らしいですね


「どうしましたか?」


「てんと…あんないすゆ」


「私達が休むテントへご案内いたしますね」


「今日からですか?」


「はい、捜索段階で設営をしておりますよ」


 そうなのですか、それはご苦労さまです


 案内されて巨大テント……いや、あのこれはテントでいいのでしょうか?


「テント?」


「……テントだそうです」


「すめればいいーって、リーナおかあさん、いってたぁ」


 正直テントではないです。3方向を土魔法で壁を作り真ん中に一本の柱を壁より高く作りその上から布が壁のまで被せられています


「ほとんどこれだねー」


「一時的といえ、住むわけですから快適さもと」


「布はどこから?」


「普通のテントの布や残っていた村人の皆様がいらない布を継ぎ合わせました」


「とってもはやかったの!」


 ロティシナが元気良く言います。そんなに早くて大丈夫だったのでしょうか、指とか刺さしそうなものなのですが…そこは慣れでしょうか?


「おじゃま〜」


 ナナちゃんが早速入るので私も入るが中は……


「……寝るだけのためですね」


 風をしのげる程度みたいですね、これなら普通のテントで良かったのでは?


「そうですね」

「だめなのぉ?」


 フォルミア素直に頷き、ロティシナは私の言葉に疑問を浮かべました。


 いえ駄目ではないんですけど…広くはなくかと言って狭くもない?


「いえ、問題はありませんね」


「では細かい作業、寝床の作成は各家でとのことですので」


 それからナナちゃんと一旦別れて簡単にですが寝るための準備などをしました。その間私は少しだけナナちゃんのところに行きたくて仕方がありませんでした。


 それは、ロティシナやフォルミアにもわかっていたようで……


「お姉様、どうぞナルシェナさんのところへ」

「おねぇちゃん、いってきたら?」


「……うん、ごめんねちょっといってくるね」


 少し呆れた表情をされましたが?ナナちゃんのところへ行っていいと言われて、胸の奥がほんわかと暖かくなりました


「はい、もうほとんど終わっていますので大丈夫です」


「いってらっしゃ~い」



 ……………



「ナナちゃんいますか?」


 移動距離は全くありません、だって横のテントですから


「はいはい、待ってたよ」


「待っていたんですか?」


「うん、聞きたいことがあるって言ってたもんね」


「はい」


「だからね、イリママから魔道具と小さい2人用

 もテント借りたよ」


 イリママ……メガネスレンダーのイリーナさんですね


「魔道具ですか…?」


 なんの魔道具でしょうか?


「防音の魔道具だって半径3メートル内の音はもれないし逆も同じだってさ」


「えっとつまり……今夜は………」


「えへへ、これから家ができるまでお家の近くで私達2人だけでこのテントで寝泊まりするよ!」


「サムズアップしないでくださいよ」


「いやなの?」


「……いや………ではないです」


 顔をそらし沈黙しますが…


「あはは、アリちゃん耳まで真っ赤だよ?」


 うるさいです、言わなくても熱を持っているので分かっていますよ!


 その後2人でテントを立てて………何でしょうね、胸が段々と高鳴ります


「これでよし!」


「……」


 テントを立て………終わって………しまいました


「えっとー、アリちゃん」


「は…はい」


「緊張してる?」


「はい?」


「いや、だってねー顔を赤らめて困ったように眉の端が下がってるよ、跡目が潤んでてとってもかわいい」


「〜っ」


 あーーーーーなんだか落ち着きませんが


「ふふふ、じゃあアリちゃん」


「はい」


「ご飯もらってくるから、これもって中で待ってて」


 そう言って渡されたのは、どう見ても1人分の毛布です。えっとやっぱり2人で、これにくるまるんですよね


 日が暮れて暗くなってきます。それと同時に気温も少し下がり肌寒くなる。


「中で待ちますけど……」


 靴を脱ぎ中に入る。あっそういえば体を拭かないと、汗の匂いとか……(クンクン)…うーん男性のときと違い細かな匂いがわかりますね。


 で、ちょっと匂います。お湯とタオルをもらいにでも


「アーリちゃん、ご飯とお湯とタオルをもらってきたよ!」


 帰ってきました


「ご飯は後で、これもって」


 渡されたのは大きな鍋…中はお湯ですね


「よいしょっと!」


「背負カバン、その中にご飯とタオルが?」


「そうだよ!」


 ……ナナちゃんさっきからテンションが高いですね、どうしてでしょうか?


「じゃあアリちゃん服を脱いで」


 言うと同時にナナちゃんは装備を外し服を脱いでいきます………もしかしなくても


「どうしたの汗を吹かないと」


「自分自身で拭くんですよね?」


「何を言ってるの?背中とか拭けないじゃん、だからね」


 あっ……ダメだ


「お互いがお互いに隅々まで拭くんだよ!」


 言うと同時に、まだ服を脱いでいない私に覆いかぶさるナナちゃん、ちょっ!


「さあヌギヌギしましょうね!」


「ちょっとやめ、自分で脱ぎますから!」


「うわぁ、僅かな汗の匂いがでもそこまで臭くないね?」


「なに構わず臭いを嗅いでいるんですか!」


「えーそのうちありとあらゆる匂いを嗅ぐよ?」


「それはそうですけど!?今はまだー」

「もらった!」

「ー早いって脱がせるのうまいですね!?」


 私の上手いというのは拘束する意味でです


「ナナちゃんこれ私腕が使えなくなるんですが?」


 上着を上に脱がされて腕に服が絡まって覆いかぶさっているナナちゃんが片腕で服を抑えているため、単純に動かそうとしても動かせません


「…………フッ」


 あっこれはヤバイナナちゃん目が怪しく光りました


「いいよね?」


「ダメです!」


 何がかは、分かりませんが嫌な予感しかしません!


「そっか、じゃあ襲うね?」


「あっ、こらっ、やめ、やめてナナちゃん」


 あーーーーーーーーーーーーーー!

次はナナちゃんと夜の会話です

アリシアとナルシェナの心の会話が上手く書きたいです頑張って書きますね


でわでわ、また来週投稿します

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