195.探索3
パパママ達へ
魔法でも嫌だなとか、それってもうちょっとどうにかならない?と思う魔法って今まであった?私は最近、口から水魔法を出す敵に出会ったよ…めっちゃ当たりたくないなーと思った。ま、攻撃されたのはアリちゃんだから良かったけどね
大袈裟に回避したいナルシェナより
トラ「アリシアちゃんだからよかったって…」
ネーナ「お友達は大切にしなきゃ」
イリーナ「気分的には嫌な攻撃はあるね」
スーナ「わっふぅ?あったかなぁ〜?」
***ナルシェナ***
「………」
もどかしい!ちょーーーーもどかしい!!!
現在私達は、ヒザ下以下、踝以上の水のある足場を移動中…なおできる限り音を立てないようにしつつ、波にも気おつけるとのことで……ものすごく、ものすごーーーく気を使う。
しかし動いていると分かる。これ戦いになったら不利だ、水が邪魔だし、靴の中が新感覚、時々足を止めたりして確認すると滑る箇所がある。これは困った困った。
それと発見もあったよ!
そう靴の中が新感覚!水の中で靴を履いたままだと何とも言えない感触が足に伝わる
でもね?ある人物見ると腹が立つし、気になるんだよ…うん、ある事が気になるんだよねぇ
それはねー、前方行くアリちゃんと何故か「ぎょ!」とか言ってた敵の死体を持ってきてるんだよねぇ
ま、その死体は放っておいて、アリちゃんは苦も無く、私やフランメちゃんを他所に、普通に歩いているように見えるんだよ……
放っておいてと思った言ったものの、純粋にこの死体って浮くんだなぁという思った。
あと死んだせいなのかエラが全開になっている死体、その開ききっている口とエラを見ると、なんか……こう……なんか………ね?なんとも言えない感覚が体と不思議と口に出てくる。
モヤモヤ?モニョモニョ?よく分からないけどなんか……誰か言語化してほしい
まあそんなだから見ないようにして、アリちゃんをジーーーーーーっと見つめると、アリちゃんは近づいてきて、気にせず歩ける方法をわざわざ耳元で答えを言ってくれる。
「ま・ほ・う…ですよ♪」
アリちゃんや、せめて…せめて水に入る前に教えてよ!
なんで?なんで教えてくれないの?
「なんで…なんで教えてくれないの?」
「何事も経験からですよ」
アリちゃんらしいっちゃ、らしいけどさ…っと
瓦礫やよくわからない物に隠れて移動中の私達、待って?普通に喋ってたんだけど、なんでバレてなかった?
『チラッ』とアリちゃんを見るとすぐさま答えてくれる「魔法ですよ?」と
あ〜防音魔法かぁ…ん?それはそれで待って?
「え?つまりあいつらって魔法に気がついてないってこと?」
鈍感さん?いやでも…私もそこは同じか、魔法って、使われたとしても私自身も、昔からトイレに起きたとき、親の部屋の前を通って何か魔法が使われてるなぁって、気がつくくらいだから魔力感知ってアリちゃんの説明では
『魔力制御が魔力探知の範囲となって、魔力制御が遠くまで出来ると遠くの魔力を察知できます』
と言ってたから、警戒し察知するための魔力制御をしてるアイツらは、私とフランメちゃんと変わりないのか……でもアリちゃんに言われた後もレーダーっていうかソナーっていうか、そういう感知するための魔力の展開っていうの?
そういうことをしてないんだよね
「ナルシェナ…私達だって距離があれば気が付きもしないだろ?つまり奴らは感知範囲も狭いってことだと思うが…」
「あー確かにそうだね」
「だろ?どうだアリシア」
フランメちゃんがアリちゃんを見ると頷く
「そのとおりですし、実は既に試していました」
何だと!?
いろいろと問い詰めたいけど、会話で止まっているわけにもいかないのであえて言わずに移動続行!
物陰に隠れ時には体も水につけて………
「アリちゃん」
「なんですか?」
「パンツ濡れちゃった」
ジワァ〜っと染みてくる。隠れる為とはいえ、お尻を水に浸けないギリギリを狙うべきだったなぁ
「私もだ…だが我慢しなければいけないよな?」
フランメちゃんもバッチリ水浸し、顔には不快そうな表情だ
「ええ…そうですよ」
「アリちゃんは平気なの?」
そう聞くと、アリちゃんはスゥーと表情を無にする。
「いいえ?とてつもない不快感が下半身を刺激してくれてます」
うん、クロッチがグショグショになるのは不快感極まりないよね
「後で着替えたいな…」
「フランメちゃんもクロッチが濡れて?」
「ああ…」
「後で着替えましょうね」
アリちゃんの提案に2人で頷く
さて、敵の視線による目視範囲を避けて進む
ふふん♪音も波も気にしなくていいなら、敵を避けて移動なんて余裕だもーん。
「最後は…走る必要がありますね」
アリちゃんがそう言って、ある建物の穴?の場所を指差す。その場所付近には隠れれそうな瓦礫などは無い、そのせいだろうか?
敵がよく『サッ』…………通るし
『ピョコ、キョロキョロ』視界良好である。
確実にその場所を通るなら見つかるだろう布陣だね。作為的なものを感じるんですが?
だから私は挙手して聞く
「はい、魔法で敵の目を欺くのはどうでしょうか?」
しかしアリちゃんの回答は
「出来るならやってます。防音などは自分中心でいいのですが…光学迷彩は光魔法でかなり複雑です。アレ一見簡単そうに見えて魔法で再現しようと思うと難しいんですしかも全方位とか……むしろ魔法に頼るよりも、この程度頑張りましょうよ」
と言うので頑張って走るしかないみたい、でも数匹敵が減るだけでもいいと思うの…
ま…いっか、じゃ次の質問
「なんか、敵さんあの場所を警戒してない?あの場所を守ろうとはしていなくても、あの場所を見えるように布陣されている気がするんだけど…」
「お、それはいい質問ですね」
「はいはい、さっさと答える」
もったいぶらずに教えなさい
「はい、では…」
アリちゃんは言う。
敵が一箇所にとどまっていると思えない場合は、見つけるための行動をしなさい…と
「?」
「?」
アリちゃんは続けて言う。
敵のおおよその目的地が分かるのならば、それを利用し誘導しなさい…と
「え?」
「なるほどなぁ…しかしだアリシア、誘導されているならば他の道を探さないか?」
「うーん、たぶん行けそうな場所は敵が配備されているものかと思いますので、やめていたほうがよろしいかと」
そっかぁ
「それと敵の考えを壊しながら進んで、困らせ頭を抱えさせる方がいいと思いませんか?」
「アリ……ちゃん?」
「困らせたいのか?」
その発想は驚きだ、まさかアリちゃんは敵を困らせたいと思っていたとは…
「……楽しんでるのか?」
フランメちゃんがそう聞くと、アリちゃんは笑顔で言う
「追い詰められた人が様々な行動や作戦を立てるのはとても面白いですよ?特に、私の予想を裏切った場合は、他にどんな物を見せてもらえるか楽しみにしているんですよ♪」
あ〜……心を知りたいアリちゃんにとって、予想外の発想や行動などは新しい考えとして楽しめるんだね。
それじゃあ仕方がないね。敵さんが思った通りのルートをぶち破っておきますか
「じゃあ行こうか」
「ああ…いつでもいいぞ」
「では3……2……1……GO!」
アリちゃんの合図に全員ダッ…アリちゃん魔法で先回り、ズルい!
「gyo!」
「gyogyogyo!」
「gyoegyoe!?」
「gyooooooo!」
「gyohooooooo!」
敵さんは一斉に私達を発見したようで、私達に向かって走って来る
「ズルいよアリちゃん!」
「ははは、私達も高速移動の魔法を作らないとな!」
フランメちゃんは何故か笑ってるし、なんで?
でも高速移動の魔法かぁ…確かに要検討だね
アリちゃんが何かを魔法を展開なにする気?
と思ってるとある方向に発動すると『キンッ』と鉄が弾かれるような音がする。
攻撃を防いでくれたみたい…うん、アリちゃんが適任のポジションだね。でも、物資消費していいの?
「よっと!」
「ほっ!」
壁に穴が空いたその場所に入るため、足元の瓦礫を飛んで避けて入る。
するとアリちゃんが魔法で壁を作った直ぐ後に何かがぶつかる音が何度も続く
「これで敵は、ここからこっちにこれませんね」
「後戻り出来ないがな…」
私はふと思うんだ
「ベースキャンプの意味って」
私の呟きにアリちゃんは伏し目がちになりながら言う。
「仕方がないんですよ…野宿で我慢するしかありませんね」
一方でフランメちゃんは
「まあ探索だ、こういう事もあると考えるしか無いだろ」
と返してくれた。やがてうるさかった壁の音はやんだ、壊せないと諦めたのだろう。
「では…着替えますか」
その場にリュックを下ろし、取り出したるは大きな布、それを敷くと装備を外し服を脱ぎだす。
「アリちゃんやまだ敵の気配はありそうなのに、よく脱げるね」
「ナルシェナも早くな」
言われてフランメちゃんの方を見ると、アリちゃんと同じ様に脱いでいる。
「お、おう」
私も急いでお着替えをする。
ちょっと恥ずかしいのは、服を脱ぐ場所じゃないからかな?
パパッと終わらせるとアリちゃんが死体を引きずって来た。
「ではお楽しみタイムと行きますか!」
そういうとアリちゃんは、今までずっと持ってきていた敵のご遺体と背負っていた荷物を降ろし、荷物の中からナイフを取り出す。
「そのご遺体をどうするの?」
「水陸両棲が気になりまして…『ブスッ』」
アリちゃんはナイフを既に剣が刺さって開いていた敵の胸の中心に刺す。
気になる?どゆこと?
小首をかしげているとフランメちゃんが納得したように頷く
「確かに、肺呼吸なら水から出ないといけないし、エラで呼吸するなら水中だよな……確かに気になるが……そういうのは仲間がとっくに調べているんじゃないか?」
「あ…」
確かにそうだね。
でもね、アリちゃん。
「死体に鞭打つのはちょっと…」
「ナナちゃん、その言葉は違いますよ?」
「ああ、死体に鞭打つというのは『死んだ者の言動の非難』に対する言葉で死者への生前の恨みを死んでも許さず死体相手でも恨みを晴らすようなことだぞ?」
「おや?」
アリちゃんだけじゃなく、フランメちゃんも詳しいんだね。本当にフランメちゃんの祖父さんは何を教えているのやら…
「そう…私の母親に対する気持ちだ」
お、おう…母親に対する怨みは健在なのか
「ナナちゃんが言いたいのは『死者を冒涜する』の方ではないんですか?」
あー、そうなん?
「えっとそう……なの?つい死体に何かするから、鞭打つほうだと思ったんだけど…そっか違ったか」
「ああ、言葉って難しいよな…」
フランメちゃんが狭い室内で遠くを見た。私も習って遠くを見る。
「2人はまだいいよ…私は駄目だなぁ何にも知らないや…」
ふぅ………あ、外から入る光が1筋の明かりとして入って綺麗だなぁ
「ちなみに『死者を冒涜する』とは、死人を侮辱し、亡くなっている故人に対し酷い言動、また霊魂を汚したりする行為という意味ですね」
へーじゃあアリちゃんがしようとしている解剖は確かに死者を冒涜だね
「そっか、じゃあ冒涜行為はやめようね」
そうアリちゃんに言うとションボリする。
いや落ち込む前にナイフ抜こうよ
「で……では、進みましょうか」
ナイフを抜き空気穴となるものはあるからか燃やして火葬する。
「……魚料理と同じ匂いがするんだけど」
それはとっても美味しそうな匂い、その香ばしい匂いにお腹が鳴りそう。
「皮がいい感じに焼けたな」
やめてフランメちゃん!
「食べます?」
食べないよ!?
だから死体の冒涜やめい!
「いや、流石に……『ジュル』いやいけるか?」
「まーいけるか、いけないかだと、オーク食べてるからいけるんだけどね?」
二足歩行だから無理どころか、先程まで生きていたんだ、きっと新鮮過ぎて美味しいことだろう
「そう言えばナナちゃん。肉が食べたい場合は動物を狩る必要があるんですが…」
あ………そう言えばそうだね。
「なので、食べる目的ならば、解体は仕方がないですよね?」
アリちゃん…そこまでして調べたいの?
「そのアリちゃんの部下が調べてないの?」
ベースキャンプ作って守ってるアインさん達が調べてると思うんだけど…
「…この異界化した動植物全て毒や寄生虫がいない事聞きましたので…」
ふむふむ…ので?
「美味しく頂けますよ!」
いい笑顔で言うアリちゃん
「そうか、では一口ぐらいはもらおうか」
フランメちゃん!?
「ここの部分が美味しそうです」
カバンを下ろし皿を取り出すと、ナイフで身を切り取り皿に乗せる。
うん…身の一部だけだと、ただの焼き魚にしか見えないね。
「ん」『パクッ』
「…」『パクッ』
フランメちゃんが食べ、アリちゃんが口に含んだあとに無言で回される皿、私も食べろってことだよね?
差し出されたからには食べるか…
「あむ」『パクッ、もぐもぐ』
あ……普通に美味しい魚肉ゆえ噛み応えは勿論無いけど噛めば噛むほど味わいがある…文句があるとすれば、こいつの生きていた姿を見た点かな?
先程までこいつは『gyo!』と元気に声を上げていたんだよなぁ
そんな事はさておき、程よく小腹を満たす程度に済ませ、後はアリちゃんの火魔法による完全火葬で塵として処分し先に進む事に…
「塩漬けにすると美味しくなりそうでしたね」
「そうなのか?」
「そうなの?」
アリちゃんの言葉に純粋な疑問、魚料理は川魚ぐらいしか食べたこと無いもん。
「ちなみに…彼らなのか彼だけなのか知りませんが水草しか胃にありませんでした」
「あの体で草食なのか!?」
「健康志向だったのかもしれませんね」
いい加減食から離れよう…そうなるとちょっと気になるのは、この縦に長い建築物 (壊れ)に……入っても大丈夫だったよね?
「そう言えばさー、この建物めっちゃ高くなかったことない?」
歩きながら聞く、本当にチラッとしか見なかったけど、見上げなければいけないほどの高さだったからね。
「あー、確かになぁ……かなりの高さだったな、何階まであったんだろうな?」
気になるよね?
元の形はいったいどんなのだったか、何か他とは違う区別するための何かがあったのかなかったのか?
中には何があったのか?
正直、今歩いていても、ヒントになるような何かはなく、一切情報は手に入らないのだ
故に妄想は出来ても想像は出来ない……アリちゃんならみつぐさんから何か聞いていて知っていたりするのだろうか?
「アリちゃーん」
「なんですか?」
「こういう建物って異世界人何に使ってたか分からー」
「知りません」
「ーないんだね」
「………」
「………」
「………」
沈黙がすべてを支配した。
「………はぁ」
アリちゃんが小さなため息をして、私の方を見る……なんだよぉ
「異世界人の仕事は、パーソナルコンピューターと言われるものや、スマートフォンと言われるもの等の、データと言われる形なきもので様々な仕事が存在し作業をします。もちろん肉体労働や使用する道具等の部品、いわゆる形ある物体の仕事も存在します。私たちの世界で冒険者に例えると武器や防具を作る人と、依頼の処理をする受付等ですね」
「ふむ?」
でーた?形なき?
形がなくてどう仕事になるの?
形になるから報酬が発生するんじゃないの?
目が点になって無言でいると、顔をのぞいてきたフランメちゃんと目が合う。
「駄目だアリシア、ナルシェナが全く理解できてないぞ」
「え?」
「えっと…だってね。どんなものでも形となるから報酬ってもらえるものじゃん?」
「ナナちゃん。異世界人の世界にしろ私達の仕事にしろ、依頼を達成すれば報酬がもらえます」
「や、ちがくて形なきってのが」
「異世界人にとってデータは価値があるので形……実物がなくても、視覚情報等での価値のある物となっているのです」
「ふむ?」
つまり……どうゆうこと?
「えーーーーっと、そうです形なきとはいえ、データが形となるのです」
「ほわい?」
アリちゃんは言う。結果として見える化出来るなら、私の読んでいる本が紙の物体としてあるか、異世界人特有の道具で見えるかの差であると
「異世界人特有の道具?」
「ナルシェナ、魔導具が私達の世界にはあるだろう?そういう感じで、異世界人には異世界人の道具があると考えればいい」
なるほど?
「あ!そうですそうです!陣魔法とか魔導具で考えてはどうですか?陣魔法のスクロールに描く陣の図柄や魔導具の呪文、それに建築業の設計図とかを形なき魔力的な魔素霊体の様に現れる様に出来たらそれがデータとして…」
私の説明してるんだけど…わかるような、わからないような…
私がぽやってしているとアリちゃんは諦めたのか
「まあまたの機会にしましょう」
そう言って無言になる
アリちゃんが止まる。正面には瓦礫で隙間すら無い、通路なので横は壁
「行き止まりですね」
「どうすの?」
「ほかに道あったか?」
早くも行き止まりだね
見るも瓦礫で天井までいっぱい
「うーん」
私は悩んで正面を見ているとアリちゃんが呟く
「ここがヒントになりそうですね」
アリちゃんが見ているのは壁、見ているというのもそこだけ素材が違うのだ
観察しているアリちゃんを他所に、私は近づきノックする
『ガンガンッ♪』
お?音があからさまに違う
「なーんか奥が空洞な感じがするね」
「ぶち破るか?」
どうしたフランメちゃん。
「少し調べましょう…ね?」
そう言ってアリちゃんは何かを引っ張ると、その部分が動く…扉か
「む」
「そこが入り口?」
中をのぞくと階段があった。
階段を登り次の階へ行くと同じ扉があった。なので私は押すも
「んん!」
扉はびくともしない…
「駄目だ、もう1階登ろう」
同じ扉があり、再び開けようとして開かず、また登り、同じ事を繰り返すこと5回目で扉はなく普通に廊下に出れた。
「階下で力んだ私は…」
「まあまあ、気にせず進もうじゃないか」
廊下に敵は居ない、スムーズに進めるね!
と思い廊下を一歩歩いた瞬間、まるで自己紹介の様に数メートル先をピンクてデカイ塊が床をぶち破って出てきて、天井を突き抜けて何処かへ行った。
「…………」
「…………」
「…………」
みんな無言になる。
その無言の中、一番最初に口を開いたのがフランメちゃん。
「まあ、敵の予定のルートってことはああいうのが配置されているということだよな」
うん…そうだね。しかしだよ?しかしあれは攻撃受けていい敵?即死じゃない?
「アリちゃん…あれどうするの?」
戦うの?挑むの?逃げるの?どれさ
「え?まあ飛び越えて向こうにー」
「違う違う、あの謎生物とどうするかなんだけど…戦うの?」
アリちゃんは悩む……
「さあ?戦える相手かも怪しいですし」
「その前に、この建物内で戦うのは厳しいんじゃないか?」
そっかフランメちゃんの言う通りだね。こんな壊れかけた建物内で戦うのは難し『ドゴンッ!』
「来たよしかも穴開けた反対側に」
階段から廊下に出てすぐ右側に歩こうとしたら出てきた敵は、今度は左から出てきた。しかも口をこちらに向けた。
「これってさ走らされるオチ?」
私の言葉に、まるで用意しなと言わんばかりにピンクの塊は廊下いっぱいいっぱいの体です隙間はございませんと廊下を埋め尽くし、こちらに口をガバッと開く
「ですね。階段の上り下りは確実に追いつかれますし止められるかも不明ですね」
「よしっ!じゃあ走るよ!」
「ナルシェナが先行な!」
「ナナちゃん先頭で殿は私が!」
全員ピンクの塊、おそらくワームのようなやつが開けた穴を飛び越えると
『スタッ』
『ズンッ』
『タッ』
「baaaaaaaaaa!」
『ドゴゴゴゴゴゴゴ』
まるでそれがスタート合図のようにこちらに向かって動き出した!
私達は廊下を走る走る!
「何かぎゅうぎゅうのおかげで逃げれそうな感じ?」
「スピードは落ちてそうだな!」
「………」
逃走中の会話は、フランメちゃんは参加してくれてもアリちゃんは無言……観察中?
「おっと瓦礫がちょっと邪魔だ『全力全開』からのキーーーーーク!」
隙間からの奥は見えたので、瓦礫は飛び蹴りで貫き道を作り再び走る。
「お見事!」
「さーんきゅっ♪」
フランメちゃんのお褒めの言葉をありがたく受けとる。
「しかし通れないぞ!」
「あ…」
だよね。瓦礫をどかすのは慎重にやらないと余計崩れる。私が通る間崩れなかったのは運が良かっただけだね。
「よっ!ほっ!っとと」
崩れ終わり、通れそうな場所からやってきたフランメちゃん。
アリちゃんは?
『キンッキンッ』
何やら鉄が弾ける音がする。
瓦礫の向こう側のせいで、アリちゃんが何しているか分かんないや…
「ん?アリちゃん何してんの?」
「足止めですよー♪」
なんか声が弾んでない?
「さっさと走ってください、あまり長く足止めできそうにないのでー!」
え!?アリちゃんが足止めできないの?
「さっ、ナルシェナ行こう!」
「う、うん!」
私達は即座に離れた。
『チラ』すぐ後ろを確認するとアリちゃんが登場後すぐにピンクの壁が瓦礫を食べながら来た!
食べんな!おいしくないでしょう!?
「アリちゃん!あいつ倒せないの!?」
「先程試しましたがかなりの分厚い皮膚で、剣が通りませんでしたし、突き刺しても無理で、魔法なんかは弾かれましたよ♪」
「そういうやつの場合は、中からとかじゃないか?」
「中は硬く口内っぽい所は弾かれましたね。さらに中となると入らないと駄目なので、流石に拒否です。瓦礫を食べたりできる生物であり、確実に丸呑みではなくすり潰される可能性が高く死にます」
じゃあ取り敢えずは…
「逃げるしかないってことだね!」
「そうですね!」
「じゃあ先頭頼んだぞ!」
「あいあーい!」
****** ****** ******
ナナ「お〜意外と美味しかったね。」
フラ「まあ魚肉だからな」
ナナ「他の食べ方でも食べたいね」
アリ「すみません調味料はそう種類を多くは持ってきてなくて…」
フラ「そりゃそうだ…」
ナナ「機会があればだね」
フラ「…そうだな……で、『気お』つける?」
ナナ「なにか問題?」
アリ「ナナちゃんの癖ですよ『気おつけてね』というのは」
フラ「ああそうなのか…気をつけるだよな?」
ナナ「おん?」
アリ「『178.嫉妬を…したくない』でも気おつけてね。と言われましたよ」
フラ「そうか…癖か」
****** ****** ******
またも2度休んで申し訳ないです。
残業は続く……まだまだ続く上司から残業の終わりは告げられないいつまで続くかな?
しんどいんのですが………生活、生きる為に頑張るしかないですよね
でわでわ…




