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心欠け騎士、TS転生し二度目の人生を〜心を知れて幸せです〜  作者: きよわわ
アリシア 8歳編

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18.親だから、親でも

そのうち季節イベント出来ればいいなー

才能がほしい才能がほしいです

そう思う凡人です。読みにくくてごめんなさいです

「えっと」


「ふむ、ここまで好かれるのかすごいな、アリ」


「私がと言うよりこの目が気に入ったみたいです」


この目、特に右目の金の瞳がお気に入りみたいです。

子供の頃から金色が好きとか大丈夫でしょうか?

お姉ちゃん少し心配です。金貨を集めだす金にケチな子になったら嫌だよ


「そうか、だがその気持ちは分かるよ」


「えっ、わかるんですか?」


「ああ………その前にアリよ」


言葉の後半は、何故か緊張感をもたせるような真剣な声だった


「はい、何でしょうか!」


その言葉に思わず背筋を伸ばしてしまう


「3年間放置してしまったことを怒っているのか?」


「はい?」


「いや、怒るのも当然だとは思うがやむにやまれぬ事情がだな」


えっと、何を言っているのだろうか?


「〜っ……あっそうか、そういうことか!」


ユナお母さんが何を言いたいかわからないから、一生懸命何を言っているか理解しようと思考していると、ユナお母さんは両膝を付き…まさか


「ほったらかしにしてごめんなさい!」


……えええええええええええ!?

まさかまた土下座を見る事になるとは驚きだ!

ってそれどころではない!


「あっ頭を上げてください、というか何をしているのですか!?」


「何って見てわかるだろ、謝罪だ」


「分かりますけど、なんで謝罪をしてるんですか?」


「だって、産みの親ではないとはいえ親のあたしに敬語を使うなんて、怒っているからだろ?」


いやいやいや!?

ザレの頃に、覚えた言葉遣いで完全な敬語ではないハズだよ?

何か、言い訳をしないと


「ちっ違いますよ!?」


えっとえーっと、子供ならではの良い言い訳はなかったっけ?


思い出せ、ザレの頃に聞いた事のある適切(?)な言葉が合ったよね?


『子供扱いしないで、私はもう立派なレディーなの!』

『もう大人なの、子供扱いしないで』

『ふふん、もう大人だもーん』


えっと、そんな言葉に大人はよく『マセている』だっけそんな感じ、つまり子供なのに大人ぶるてきな言葉でごまかすしかない


「違うのか、ならばどうして?」


「コホンッ、私ももう8歳です。言葉遣いも少しくらい丁寧にもなりますよ」


「…そっそうか?」


何度も首をひねり「そうかなー」とか「自分の時はどうだったっけ」と過去の自分やアリーナお母さんの事を思い出そうとしている


「うーーーん、まあ怒っていないならそれでいいか」


そうですいいんですよ


「う……ん」


ああ。お眠さんだね

ロティシナが目をゴシゴシしているなんか頑張って起きようとしているみたいだけど残念、君の年齢では寝るは大事で必要なことなんだよ


「ふふふ、お眠さんだな。アリ、少し手伝ってくれ」


ユナお母さんがロティシナを抱きかかえ立ち上がった


「はい」


私は、行く先の扉を開けて日頃リーナお母さんが掃除をしていた部屋に……


「こっこれは…」


「そうだったリーナは掃除が苦手だったな」


ぐっちゃぐちゃのお部屋、共婚者のユナお母さんやこれは苦手と言う片付けられないと言った方が正しい規模ですよ?


「苦手…」


「いや、アリ…苦手で良いんだ合ってるんだ」


いやぁ、それはどうなんでしょうか着替えが散乱しぐちゃぐちゃになっているよ


「取り敢えず。ロティシナは、私の部屋でいいですよね?」


「…うむ、そうしよう」


それにしても魔法は優秀だね、この隣の部屋でいま真っ最中なのに音や振動が伝わってこないとはすごいね


「アリー、扉を開けてくれー」


「はーい」


リーナお母さんだったら魔法で開けそうなのにユナお母さんは普段からあまり魔法を使わない、幼い頃も今もグライドお父さんはリーナお母さんに魔法で楽をするなと言う


その言葉を考えるに、あまり便利な力に頼って自堕落にならない様にとの意味だと思う


でも、扉を開けてというのは純粋にユナお母さんが小さいからだ。3歳児を抱っこでいっぱいいっぱいなユナお母さん…そう遠くない未来に身長も体格も追い抜かれそうですね


ロティシナを私のベッドへ寝かせて小声でおしゃべり、内容は、3年間の出来事最初は私のことから、ちょっとだけおねだりしてみた。


その方法?

そんなの簡単ですよ、子供の聞いて聞いて攻撃です。もう8歳になるというのにあえて幼く振る舞うのはちょっとだけ胸がドキドキして手汗も少しだけかいて言うのを戸惑いはしたものの


一言目の「ねぇ」を言った後はなんとか言葉がスラスラと出た。最初の一言目がすごく言いづらかっただけだったのかな?


言ってみれば、なんてことはないしましてや親なのにね?


言うまでが、なんて言うか…そう、勇気だ。「言うぞ!」と言う勇気が必要だった。


「ねぇ…ねえねえユナお母さん、まずは私の話を聞いて」


「ああ、聞こう3年ほどが何があったんだ?」


言ったあとはもう心臓がバクバクして声が震えそうだったがなんとか抑えて出来事を話していく


クスッ、変な私だね特に秘密にしている事を話すわけでもなのに勇気を持って話をするなんて


あれ、心臓の鼓動が早くなり声が震えるこれは緊張という感情の時にもあったような…そうかこれも緊張するという感情なのか!


うんうん、私はちゃんと成長している。体は当然そしてザレの頃には無かった心もだ


「ん、嬉しそうだなアリ」


「うん」


この心は言えないけれど


「ユナお母さんと久しぶりにこうして話せるのが楽しいの」


毎日が楽しくて嬉しい、心が感情があるのはこんなにも素敵なことなんだ


「そうか、あたしもアリと話せて嬉しいよ」


ユナお母さんと向き合い笑い合う、かつてザレンは出来なかった『共感』それができて心が嬉しく弾む


だがそんな穏やかな時間は、ある出来事のお話で無くなる


「…それで、そのクソガキ共は」


「ユナお母さん落ち着いてロティシナが起きちゃう」


「………ふーーーーーーーーー、すまない」


ユナお母さんは子供思いのいいお母さんだね。

私が話した悪ガキ共の見落とし事件。と言うかまあ、私が魔毒で苦しんだ事件の事だ、それでかなり怒ってしまった


「グライドめ、もっと早めにアリの所へ行けなかったのか?」


「無茶を言ったらダメだよ」


何事にも限界はあるんだし


「いや、しかし」


「ユナお母さんの気持ちはありがたいけど、何事も予測ができないこともあるし」


「だが、トラビト程たくさんではないが1つぐらい何か魔道具を持たせていれば」


あれば確かに死ぬような思いもせずにいられたかもしれない、道具にもよるけれどね


「でも、過ぎたことだからね」


「それもそうか」


ユナお母さんは不満が思いっきり顔に出ているが、一様納得してくれたようだ


「あともう1つ事件があるk」

「もう1つあるのか!?」


大声にならないよう注意して驚くお母さんすごいね、驚くって不意打ちみたいなものじゃないの、制御できるものなの?


「うっうん、でもそれは今日の事だから後でお父さんに聞いてね」


「……そうする」


なんだろう、ユナお母さんの瞳からハイライトが消えているような気がする。ごめんなさいお父さん、私余計なことを話したかも


「私からは以上です」


「そうか…約3年でいろんなことがおこっているな、それでも真っ直ぐ優しい子に育ってお母さんは嬉しいよ」


頭をワシャワシャと撫でてくれる、なんだかくすぐったいな


「さて、あたしの方も話すがその前に言っておくことがある」


「何をでしょう?」


「先程も言ったが、共婚者は最低3人にするようにと言う事と絶っっっ対に1人、一夫一妻はやめておけ」


「……」


えっと、そんなに?


「子育て、生活のゆとり、家事それらのことを考えて。今回のことであたしは共婚者がどれほどありがたいか身を持って知った」


「そんなにですか」

「そんなにだ」


食い気味に言われた


「子育てナンメンナ、そんな言葉が真っ先に来るぞ」


その言葉から始まったのはグチだった。まあ何となくこうなるんじゃないかと、そう思ったから私からになる様にしたんだ


付き合いますよ、ストレスを無くしましょうねドンドン喋ってくださいな

……高評価してくれますと励みに…いえやっぱりなんでもないです読んでくれればそれだけでありがたいですハイ


でわでわ

また来週に間に合うように書きます

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