167.義足
祖父へ
場の空気というのは難しいな…そういえば祖父はひっそりと暮らす事を第一に考えていたと言ったことがあったんだが酒を飲んで酔っていたから覚えていないのだろう。だからこそ私に色々と教えて、母親に小言を言ったり揉めたりしたことはそれを聞いた瞬間、心からの感謝をしたものだそれと…(カット)
恩は必ず返す誓いを立てているフランメより
***アリシア***
私達は王都1高く豪華な宿に泊まることになりました。ナナちゃんに引きずられ、驚きはしたもののまあ、私の発言が問題だったようなので問題はありません。
高かろうとお金はありますので、ただ…なんで説教されるような状況なのか?
私の言葉、発言しきれませんでしたが何処に問題が有ったのでしょうか?
「ねぇ、アリちゃん?」
「はい!」
「レグシアナ様のザハレグス様と認めないの発言にさ、なんて返そうとしたの?」
「それは『構いません』と言おうとしました!」
「…………アリちゃん。それはちょっとないよ」
「え?」
…………ない?何が?
私はフランメの方を見る
「ん?あー確かに、ちょっとはそうは思えるな」
え?……………え?
「あのねアリちゃん。何かしらの事情があってアリちゃんをザハレグス様と認めないと言ってしまったんだよ」
そう言って1冊の本を取り出し私に見せてくる。そのタイトルは…
「えっと『ドラゴン娘は、今日も契約者に淫らにされる』うん?えっと…」
ん?ナナちゃんはなにを
「違ったこれじゃない!えっと…これこれこっちこっち」
「う”『ザハレグスの伝説』ですか…」
「うん、これの最後のページに書かれている言葉知ってるよね」
「は……はい」
「まず最初のヴェルーナ様のやつは『永久に想い誓った永遠の愛を彼亡き今もずっと』だよ、次にライラック様のは『ボクの心はボクが滅ぶまで永遠に彼のもの、だが来世でもきっと彼のものだろう』
ノーラ様のは『私の魂までもあなたのもの』
リシェア様のは『命尊き、瞬きの、短き灯火、我見続ける』だよ」
「………」
「でね。レグシアナ様のは『竜の契約は魂を結ぶ、互いの魂消え散るまで繋がり続ける』なんだよ…だから、きっと思ってもないことを言ったんじゃないかって思うんだよ」
………は?いやそんな馬鹿な
どんな言葉を残そうとも心変わりなんて当たり前です。ましてやー
「アリちゃん。自己完結や決めつけないで言葉にすること!アリちゃんは変な方向に曲がったりズレてたり相手のことを考えることが欠けてるから」
『ピシッ』
「ん?」
何か胸の奥、感情を感じる際の場所に何かが走った様な感触があった。
『ポンポン』
思わず手を置くけど、当然体には何も無い
「アリちゃん。聞いてる?」
「あ、はい、聞いてます」
「では、どうぞさっきの私の言葉で思った事、どうぞ?」
どうぞって…まあいいですけど
「人なんて、心変わりするものでしょう?特に私は死んだわけですし…ねぇ?」
「はぁ〜〜〜〜〜」
ナナちゃんが盛大なため息を付いた。
なんですか?私、なんか変なこと言いましたか?
「フランメ様席を外しましょうか」
「リエルさん…いいのか?本当に?いるからこそ冷静にというのも」
「では、数分後に一度戻りましょうか」
「……それなら……うん」
会話は聞こえていたのですけど、そっと静かに2人は部屋を出た
「…………」
「…………」
「アリちゃん」
「はい…」
「なんで……身内以外にはそこまで……その……心配り出来ないの?」
言葉を選びましたね。お婆さんの時に冷たいと私に言ったことを覚えていて、気にしてくれたんですね。
しかし……心配りですか
「心配り…相手を思って何をしたらて喜ぶとかの相手に寄り添うことや、状況にあわせて特定の誰かのために行動できる事ですよね」
つまり自分ではなく相手を…ということですよね
「ナナちゃん」
「ん?なに?アリちゃん」
「落っことしたかもしれませんね。優しさを……」
「……マジカァ」
いえその…冗談、なんですが…
「今落ちてないかな?」
ナナちゃんはその場にしゃがみこみ探し出した。
「優優優優…ほらアリちゃんも」
「………え?」
戸惑いながら私もしゃがんで無いもの探す
「優優優優優優優優」
「優しさハート、優しさハート、優しさの欠片、優しさの欠片」
………本当に落ちていればいいなぁ、胸にはめたら優しさで溢れたて幸せになれるでしょうか?
「はぁ〜」
ため息が出てしまいます。
「ねぇ…アリちゃん」
探すのをやめて、ぺたんこ座りをするナナちゃん
「はい?どうしました」
「アリちゃんはさ…ザハレグス様の時の親切にしていたのはクセになったりしなかったの?」
「ええ全く全然」
何を聞いてくるかと思ったら…
「ナナちゃん。人間観察の為の行動ですよ?そこは思考し、判断を下し、行動するのです。そこにはー」
「邪な考えが?」
「あ”?」
「ヒィッ!?」
おっといけない、ナナちゃん相手にちょっと殺意が湧いた不思議な体験でした。
「ナナちゃん?」
「ほひ!なっなに?」
「邪な考えとは、考えや行動が人道から外れた良くないこと指すんですけど?」
「………さあ、続き続き」
訂正ぐらいしてから探しだしてください
「冗談はさておき、その…ね?」
今度はまともな問でしょうか?
「レグシアナ様はさ、アリちゃんの奥さんだったわけでしょ?」
そうですね
私が頷くとナナちゃんは続きを言う
「だからさ、何か理由があると思うんだ」
「…筋肉ですよ、レグシアナはザハレグスの筋肉が好きなんです。あと…男性器も」
「……何か理由があると思うんだぁ」
……あれ聞こえなかったかな?
「レグシアナはザハレグス筋にー」
「何かっ!理由があると思うんだ!」
だからその理由が筋肉と男性器の消失では?
「とにかくっ!」
『トスッ』
ナナちゃんは私に近づきほっぺに人差し指を押し付けた。
これが結構な勢いで容赦なく、痛いのである
「話し合うこと…オーケー?」
『グリグリグリグリ』
グリグリしてくるので離れる。痛いし爪で傷でもできたらどうするんですか!
「っ!……はぁ…OKいいですよ、話し合えばいいのですね?」
面倒ですけど話し合いますか、あのエロドラゴンのレグシアナと
何度思い出しても複数戦の時ダウンさせるのが1番遅くなるし、ヘタッても直ぐに復活、直ぐに誰かと絡むか、私の体の何処かが空いていると直ぐに手を伸ばし使ってくる。
どう考えても本の内容の『竜の契約は魂を結ぶ、互いの魂消え散るまで繋がり続ける』とはかけ離れて内容変更を求めたい
内容はこうだ『私の契約は肉体で結ぶ、互いの体力の限界を超え真に一つになるまで繋がる』
これの方がレグシアナにピッタリだと思うのですが?
「ん、それでいいよ。さあアリちゃん続き心の欠片を探そう?」
おや?もういいでしょう?
心の欠片なんか物理的に落ちませんよ
「……分かりましたよ」
「今だ!」
は?
ナナちゃんはいつの間にか私の荷物からお婆さんのハンカチを私の顔に押し付けた。
……?何が目的なんでしょうか?
「優しさ注入!」
?????????
「おりゃああああああ優しさ優しさ優しさ優しさ優しさ優しさ優しさ優しさ優しさ優しさ優しさ」
『ガクガクガクガクガクガク』
あ、手が微振動してる器用ですね。
というかそう何度も『優しさ』を連呼されると洗脳でもされるのでしょうか?
謎のナナちゃんの行動は直ぐには終わらず、なすがままになっている所にフランメとリエルが戻ってきました。
「なにを…しているんだ?」
「おおおぉぉぉぉ……アリちゃんに優しさを注入しているんだよぉぉぉおおおおおおおお!」
「……?すまん意味がわからない、説教というか説得をしているものだとばかり思っていたが…一体何をしているんだか」
「それはともかくアリシア様、みつぐ様の先触れが来ました」
「あ、そういえば義足の件話しっ」
『ガシッググググググ』
「忘れてっ!…いましたねっ!ってナナちゃん抵抗をしないでくださいよ!?」
「ダメだよ!今のアリちゃんには優しさを注入しないと心の優しさが溢れ落ちる仕様なはずだから!」
何を言っているんですか?
「アリシア様の心は溢れ落ちる仕様なのですか、摩訶不思議ですね」
リエル!?そんな理由ないじゃないですか!?
「ナルシェナ…遊ぶのはそこまでだ、来客があるんだからアリシアの身なりを整えないと」
「むぅ……それもそうだね」
離れるナナちゃん。パパッと身なりを整えるとちょうど来客も到着した。
来客はザハレグスの屋敷で働いている執事だった。名前は…
「お久しゅう御座います旧ザハレグス様、現アリシア様、ドルドエヴァンで御座います。」
執事ドルドエヴァン、人魔族、有角種
角の形は額から斜め上に伸びている。有角種の中で鬼と言われる分類であり攻撃の赤鬼、守りの青鬼とこの角でもさらに分かれており
角に魔力を込めると身体強化以上の攻めか守りを得ることができる。
ちなみにドルドエヴァンは赤鬼であり角に魔力を込めると赤いオーラを纏いとてつもない怪力になります
……本当に人種って、なんの能力もないのでしょうか?
そではさておき大量の荷物を持ってきたのですね。
「久しぶりです。元気そうで何よりと言いたいですが老い時に入ったのですか?白髪が見えます、あと顔にシワを刻み始めていますね」
顔が良くガタイも程々でいい男性だったのに、なんと渋みがでてダンディになりましたね。
「いえ、違います。どうやら心労と身体的苦痛からこの様になったとハイエルフ様から診断を受けました」
何があったのか……聞かないほうが、いいのでしょうね
「………それであなたが持ってきた荷物はなんなのですか?そもそもみつぐさんの先触れのはずなのに、あなたが来たのが疑問なのだけれど」
「それはこの荷物がフランメ様の義足だからです。全ての種類の装着の仕方、戦闘時の注意事項等のマニュアルを読まされておりまして、みつぐ様本人は今現在も、明日も、国王陛下の相談役として予定が入っておりまして1週間前から私を呼び出して詰め込みをされました」
ん?フランメの義足?
「義足自体は既にフランメのサイズになっているということですか?」
「ええ、どうやらスキルを使用なされたようでございまして、全て現在のフランメ様サイズで仕上がっております」
「ほえー、やっぱ異世界人の力すごいね」
確かに、既に仕上がっているとは…ですがフランメがどれにするかは不明だったのでしょうか?
……いえ違いますね、何にするかは不確定と予測したのでしょう……きっと
「あれ?でもさみつぐさんの能力を使えばフランメちゃんの足って」
「ナナちゃん?」
私はナナちゃんの言葉を止めた
「ん?」
「ナナちゃん」
さて……どういう言葉を言えばいいでしょうか、先程優しさを注入されたのでそれなりに優しく言ってみましょうか?
「みつぐさんだって万能ではありません。彼女は彼女の生活があります。自身での目的以外の使用はためらわれるはずですよ」
私の言いたいことは、他人の為にチートをわざわざ使わないよ?と、いうのと自分の為以外に使用し、それが人助けの場合は馬鹿が集まり求め続ける理由になる。それを防ぐ為に使用は秘匿もしくは人助けには使わない等の言いたいことをやんわりとまとめた。
「で、でも…」
伝わらなかったようですね。では…
「みつぐさんの力は、どーでもいい人々に使うことはありませんし、助ける事によって時にはその人の未来や道徳を狂わせもしますので安易に使いませんし、使ったことを言いません。特に人の生死に関わることには旦那さん達が全力で阻止します」
過去みつぐさんはチート能力でループした事があります。それは部下が盛大に死んだあの戦い、異世界人の現代兵器との戦いよるものである。
ループを繰り返し少しでも大勢の人が生き残れるようにループを何回も繰り返してくれたらしく、私からすると性格が急変したように思えて違和感が多く、また多くの部下やヴェルーナ達から信頼が無いみつぐさんはそこで信頼を得ようとチート能力を明かすきっかけでもあった。
まあ、能力を明かすことによって細々とした諍いやらなんやらがあったりしてみつぐさんは自身を追い込んでいきなんやかんやあって
私がみつぐさんを殺したことによって、ようやくみつぐさんのループは止まったんですけどね。
思い出されるのはまだみつぐさんのチートがみんなに知れ渡る前
『ザハレグス様、話があるんだけど…』
『ん?なんだ、悩みか?』
『うん…あのね私のチートで大勢を救おうとして頑張ってたらあなたに殺されたんだけどさ』
『……』
『どうしてそうしたかが…分からなくってちょっと話を聞いてくれないかな?』
………ループ中の事を話す………
『ってな事になって突然剣を目の前で抜き、私斬り殺されたんだけど…もう、意味がわからなくて、どうすればいいかも分からなくて……なんで私、あなたに殺されたのかなって』
『そりゃ、みつぐの力を知ったうえでの判断であり、みつぐを助けるためだな』
『え?なんで?どういう事?』
『死んでやり直せるのだろう?ならばその力を知った者は求めるだろうさ、身近な人の死を避けたいと部位欠損が治せないからある時に戻してだのとか…自分の幸せを得るためにお前の力を求める……それを避ける為に殺してやり直させたんだろうな、というか俺からしたら今のみつぐも違和感があるんだが?』
『ちょっ!?こ、殺さないで』
『…まあ、全部話せそして溜め込んでいるものや悩みをぶちまけてくれ、1人で抱え込むな』
まだあの時は、現在の夫の1人であるラインハルトさえも居なかったから悩みを打ち明けられる人がいなく1人でアレコレ考えていましたからね。今のみつぐさんと違い失敗が多かったものです
「でも…フランメちゃんの足」
「ですから代わりになる義足を作ってくださったじゃないですか…基本的には優しく、他人思いで、自己犠牲をしてしまう人……それがみつぐさんです」
そう、異世界人のみつぐさん親や産まれた場所に復讐をする人であっても、根本的な誰かを助けたいという思いと考え。そして、その力があるから運命は変えられると力を使い、身近な人の死を避けようとするみつぐさん
寿命なら諦めがつくらしいのですが、身近な人の、友達になっただけでもその人の死体や死んだという話を聞くと時間を戻そうともしたことがあるとあとから聞いたことがあります。
まあ、だから戦争とはいえループしてでも味方を助けようとしてくれたんですよね。
「うう”…納得しないといけないことだよね」
「そうですね。というか納得しろと、言いたいですね」
「そっかアリちゃんがそうまで言うのなら納得しとくよ」
「それはありがとうございます。ですがちょっと考えれば分かることですよ、掌返しやら救える力があるからとたかってくる連中、自分が上手くいかなかったから上手くいく為のやり直し要求、等など、欲や浅ましさは鬱陶しい事この上ありません」
「……」
「というかナナちゃん?失敗をやり直せる。それは本人が知っていればいいかもしれません。ですがみつぐさんしか覚えていませんし、後悔というのはしないほうがいいとは思いますが、後悔があるからこそとは思いませんか?」
人は失敗なくして学習はしないですし、何かしらの間違いをして成長することもある。後悔するほどならばそれを糧にすることもできたりその事がトラウマになったりして避ける事もある。
つまり自身を形成する何かに関わりを持つこととなる。それは大切なことです
「それ……は……うん」
「まあ、話がしたいなら後でも聞きます。まずはフランメの義足………」
私とナナちゃんが話している間に何かしら進んでいると思いきや進んではいるのですが
「………」
「と、言う事でこのタイプ6の義足は…」
説明を受けているフランメの顔が赤く瞳が少し潤んでいる
「と、なります。このタイプ6の義足で何か疑問もしくは聞きたことなどはありますでしょうか?」
「いいえ、ありません。次に行ってもいいですよ」
「かしこまりました。こちらはしまい次のタイプ7義足は…」
フランメ声がちょっと高い
「アリちゃん。フランメちゃんが…」
「ええ、まさか…」
フランメがまさか…
「年上好みとは…」
「恋に落ちてるよぉ」
「え?」
「ん?」
私とナナちゃんの意見が分かれました。ナナちゃんチッチッチッと人差し指を振り私に意見してきます
「アリちゃん。あれは恋だよ、フランメちゃんの目がそう言ってるよ」
「ええぇ…」
私はそうは思いません。フランメは祖父のこともあり年上の男性に憧れとか尊敬はありそうだとは思っています。
ですがフランメは現状一目で恋してしまう余裕があるとは思えませんし、ドルドエヴァンの説明や気を使ってくれる行動から敬愛はあっても恋でも愛でもないと思います。
「せいぜい、いい男性ぐらいでは?」
「甘い甘いよアリちゃん!恋は突然やってくるのさ!キュンとしたら始まりなんだよ」
そんなのいやです、せめて子宮がキュンとしてこの人の子供を孕みたいと思えたらにしてください
「胸のキュンキュンは、誰にも止められないし、止めちゃダメだよ」
キュン死はダメと…
「そして恋はね、育むんじゃなくて落ちるものなの…」
共同作業にしてください、お互いに愛を育みましょうよ。
お店での支払いは割り勘で、褒めたらお礼を言って褒め返し、プレゼントはお互いにちゃんとしてできる限り気を使わない程度のお値段でね。お互いを尊重し尊敬し合える仲がいいと思います。
「…その解釈は私には一生理解できそうになさそうなので却下します」
「お…おう、まあなんにせよ義足私達も見ようか?」
「です…ね」
義足は既にフランメが候補を決めていて説明を今一度ドルドエヴァンにして貰うことに
「コホンッ、ではもう一度ご説明いたします」
「……『コクリ』」
「はーい」
「お願い…します」
フランメの声と口調に違和感を感じますがスルーです。まずは義足の説明をしっかりきかなければ
「フランメ様が選ばれた候補の1つタイプ7の義足ですがコレは見ての通り……」
………………
………
…
いくつか紹介
義足タイプ10
形状、本物の足に近く触り心地もシリコン素材によりとても近い
動かす方法、私たちの世界にはない神経接続により普通に動かせるそうです。これは義足側に伝達変換装着があり、フランメ側も手術の必要ありでフランメ側にも変換の出力の部位を付ける必要があるとのこと
戦闘は不可
動力は魔力
義足タイプ12
形状、本物の足に近しいがグリーブ装備の様に少しゴツゴツしているもののこの世界では問題なく外出しても疑問は抱かれない程度
動かす方法、魔力操作、こちらは手術の必要なしカポッとはめ込んでベルトなどで取れないようにする程度なのでこれも戦闘不可
動力は魔力石を使用
注意としては制御が難しい可能性がある
義足タイプ15
形状は普通なもののメカメカしいといえばいいのかパッと見から普通ではないことがわかる。
でも人の脚の形はしているので普通にズボンや靴で見えなくはできる。それは装備をつけることもできるのでグリーブで見えなくはできる
動かす方法は私達には良く分かりませんが筋肉から発生する電気信号とかなんとかで動かす仕組みらしいです
戦闘は可能
動力魔力石
義足タイプ16
形状は楕円の円柱見た目から普通の足でないことは丸わかり、屈伸などをする際に動きは邪魔な部分や稼働部分はスライドや伸び縮みするので問題は無いそうです
動かす方法は神経接続による方法なので手術あり
戦闘は可能
動力魔力
義足タイプ17
みつぐ様いわくガ◯ダム!らしいのですが知りませんよ私達、まあメカという意味なのでしょうかね?
義足タイプ18
形状は人に近いものの人とは違うという違和感を与えるそれは膝上と膝下の大きさが人とは違うからでしょう。義足だからこそといった所でしょうか?
戦闘は可能
動力は魔力
以下数点の説明を受けて、どうしても完成度がかなり高い人の脚の形に近いものが多く疑問が…
「………」
「ほえー、すごいねぇ」
「だからこそ迷うのですよね」
うーん、それよりも私はいくつか何処かで見たことがある方に意識が行きます。
なので聞くことにしました
「あの、義足タイプ10以降はもしかして日ノ本ダンジョンですか?」
「…さすがザハレグス様、その通りです。みつぐ様はおっしゃいました『無ければ取ってくればいい』と」
「アリちゃん、日ノ本ダンジョンって…」
「まあ、アレです。ただダンジョンは私達にとって未知の技術ばかりで不思議でいっぱいなダンジョンですね」
「ええ、なのでみつぐ様は力を使い研究してくださり…えっとアンドロイドやロボを可能な限り無傷で持ち帰りまして、そのアンドロイドやロボの足を改造またはそのままが多いのです」
「なるほど…1つ聞きますが誰か試しはしたのですか?」
「能力を使う前提でご自身でお試しになられたそうですよ…ああ、それとなるべくリアルに近いものを選んだとも言っておりましたね」
「そうですか…」
そうなるとフランメがあまり気に入らなかったゴツゴツしたタイプ10より前は、ロボなのでしょうか?10より後の奴はアンドロイドという感じでしょうか
しかしみつぐさん…元の素材があってもその動く為の…人で言う脳の部分とか魔力で動くようにする方法とかの研究ってどれだけループさせて研究し続けたのでしょうか
ないならないで構わなかったのに
「みつぐさんにお礼を言っておいてください」
「かしこまりました……ですが可能ならば、あなた様からの直接のお礼の言葉が喜ばれると思いますのでお愛した際には直接お声がけをお願いいたします」
「はい」
日ノ本ダンジョンには様々な形の機械仕掛けの敵がいました。ですがきっとロボとアンドロイドどちらも人型に近いもので研究してくれたのはこちらの事を考えてのことでしょうね。
普通に生活できるようにと
「フランメいくつか候補を決めてください」
「は、はい」
そういえばフランメの顔が赤瞳が潤んで声が少し高い理由を聞かなくてはいけませんね。
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ナナ「『158.王都に向けて出発!』で滅んだ日ノ本のダンジョンそのままの名前なんだね」
アリ「まあ、分かりやすく?」
フラ「説明はしやすそうだな」
アリ「あ、ナナちゃん、もう……本、見せないでください」
ナナ「いや無理だよ、まだまだ読みたいし、読み返したい」
フラ「だが先の本も気になるぞ、あ…ドラゴン娘のやつどういった内容なんだ?」
ナナ「そっ、それは気にしないで!?」
フラ「ま、どうしても気になったら自分で買うか」
アリ「そうですね。他のTL漫画もついでに買うといいですよ」
ナナ「アリちゃん!?」
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とうとう来ましたフランメの義足、あってよかった日ノ本ダンジョン、あってよかったみつぐさんのチート
まあ私達現代の義手に筋電義手とかがあって進化していってますからね。神経接続とかはまだきかないですしそれはそれで問題が発生するのでしょうね。
ですが少しでも元の生活が出来るようにとそのため技術は進歩していってます素晴らしいことですね
あ、そうそうさっき神経接続とか言いましたが調べていたらなんかいつの間のかヨーロッパの方で人工の腕を人の骨に直接繋げて固定して神経電極?でつなげることによってことで、義手を動かすことに成功したらしいので近い未来完全に元通りに動かせ感じる(遅延なくや触覚がある)義手が出来上がるかもしれませんね
神経電極…調べとくべきでしょうか?
と言うかテレビとか見ませんし、調べないとそういう技術情報は知らないままですよね。たまたま何かで調べてびっくり!な事が多いですよね。
まあ作者アホやから知識いれると直ぐに爆発してしまうのでそこら辺は曖昧なまま濁してフランメに元通りの足と同じ様に動かせる義足をプレゼントしたいですね。
でわでわ、また来週投稿出来るように頑張ります。




