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心欠け騎士、TS転生し二度目の人生を〜心を知れて幸せです〜  作者: きよわわ
アリシア 10歳編

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178/219

164.事件?

祖父へ

私は元気に過ごしている。だが時折不安に襲われ体を震わせてしまうこともある、自身の事もそうだが鷹と苗木の偉い方々の世話になっているとあの母親に何らかで知られた場合、迷惑をかけるんじゃないかと…万が一、その時、私は……

      身心ともに強くなりたいフランメより

ナナ「覚悟完了の目つきまた何かあった?」

フラ「なんでもないさ…なんでもな…」

アリ(始末しておいたほうがいいか、それともあえてある時知られるよう工作するか……ま、自然の流れに任せますか)

 ***ナルシェナ***


「時間にして3時間ほどだが、急ぎなら追加料金払ってくれれば、まあ1時間程で作ろう。どうするかね?」


 どうする?

 とアリちゃんを見る


「?」


 首を傾げられた。いや、今日の予定って…


「急ぎの用事ある?」


「ありません。なので夕方には取りに来ますのでそれまでに仕上げてくれれば問題ありませんよ」


「あい、分かったよ、それじゃあ早速作業するかねぇ」


 お爺さんは奥へ行った。


 あのー、お客である私達まだいるんだけど?

 そこら辺はどうでもいいのかなぁ?

 盗みを防止する魔導具でもあるのかな?


「店内から出て、適当にショッピングでも行きましょうか?」


 アリちゃんがそう言うのでそうする事にした


 うーん、この町はこの町でやっぱ面倒だね。


 魔導具屋さんは工業区の方の割り当てだったらしくてショッピングは商業区へ移動する


「アリシア…知っていたらでいいんだが、魔導具に書き込むのは、詠唱呪文と一緒なのか?」

「ええ、そうですよ。なので大きければ大きい魔導具ほど書きやすく、様々な機能、効果をもたせられますし微調整も可能です。逆に小さいとそれだけ短く正しく求めた効果を発揮させる技術が求められます。なので老い時のご老人でありながら透視………ナナちゃん」


 おっと急に私になんのようだい?


「ほいさ、何々?」


「ギアースさんの作った眼帯は魔力の外部補充がなされていましたが、新しい眼帯は魔力を自分で補充もしくは注ぎ続けなければいけなくなると思います」


 そだっけ?


「私もアレコレと忘れてましたが、ギアースさんは魔力自動吸収する仕組みを入れてくれましたがそれがなくなります。起動後は注ぎ続けないと直ぐに効果が切れますよ」


 ………なんと面倒な


 顔に出たのかアリちゃんがジト目をして見てくる。だって仕方ないじゃん?今までずっとつけっぱなしで問題なかったのに急にオン・オフが追加されて、しかもオンにずっと指を置けと言われているようなものだよ?


 と……いうか、もしかして使いっぱなしというかずっとオンの状態が問題あったのかな?


「それだけギアースさんの作った魔術回路が優秀だったということです」


 だーね、凄いね。村に良くそんな凄い人がいたもんだ


「待てアリシア、魔術回路?詠唱呪文じゃないのか?」


「えっとですね。魔術回路と言うのは魔導具に使われた…書かれた詠唱呪文、陣、ルーン等の先の店内での説明した。様々な方法で魔法の使用を可能にするものの総称となります」


「ああ、なるほどそう言うことか…」


 アリちゃんが左手をオデコにやる。

 アレは思い出そうとしてる仕草の1つ、使わないことは忘れるし、アリちゃん自体別に知らなくてもいいことだしね。

 むしろ使ってた私が覚えてないといけないことだし、勉強しようとしてたなら、私が覚えてないといけないことだったね。


「えっとフランメ、話を戻しますが透視、透過等を入れるだけでも、ご老人が詠唱呪文でも、陣でも、どのみち小さく書く必要がありますから優秀だということですね」


 震え歪まぬ、確かな技術を持ってます。ということだね


「なるほど…それともう1つ聞きたいんだが私の義足にもその技術は使われるだろうか?」


「その答えは分かりません。と言いたいですが間違いなく使われるでしょう。どういった方法で動かせるようになるかは不明でも、魔法で分解を使ってくる相手はいます。歴史上でも異世界人だって使ってくるほど当然の方法ですからね武装解除は」


「ん?……武装解除?」

「武装解除?」


 アリちゃんは知識として知っているがゆえに時々気になる言葉を言ってくるね。


「……アレ歴史上、一種の女性の尊厳を殺しに来ましたね」


 リエルさんも知っている事なんだ


「というか…敵対する異世界人の中でも違う意味での出会いたくない厄介な能力ですよね」


 アリちゃんが遠くを見る。それに続くようにリエルさんも遠くを見る。


「人を何処でも全裸にできる力でしたからね。想像しか出来ませんが最悪です。その時代にいると想像したならば、ザハレグス様の全裸は私達にとっては問題ないものでも、他の団員男性の裸なんか見たくもありません。なんにせよあの異世界人、歴史書を読む限りでも変態中の変態でしたからね」


 ザハレグス様の全裸は問題ないんだ…

 好きな男性だから?だから見ても問題ない?

 他の好意もない男性の裸はそうでもない?

 ちょっとまだ理解できないかな?


 想像して……例えば泥団子団の裸、見たことないけど突然お互いの衣服が無くなる…………………

 うん?問題なくない?所詮男なんかアソコに棒と玉があるだけだよね?

 ギャーとも、キャーとも、キャー♪とも、キャー♡ともならない、両者裸になった場合はちょっと恥ずかしいけど隠せばいいだけだし、ジロジロ見られても別に問題ないかな?

 所詮ちょっと恥ずかしいだけで問題なし、というか泥団子団相手だと罵り合いになるだけだね。


「捕らえてその後、改心してブラジャーとブラジャーの魔導具を作ってなかったら負の歴史、忌まわしき異世界人の書にのったことでしょうね。ブラジャー作った功労者で良き異世界人の方として登録されましたがね……ハハ」


 乾いた笑いをするリエルさん


「その異世界人がブラジャーを作ったのですか?」


 あれ?アリちゃんの知っている人物と違うの?

 確か…私も何処かでブラジャーを作ったというかブラジャーの揺れ具合や固定する魔導具の話は聞いた事があるけどそれと同じ人物ってこと?

 ブラジャー作っただけじゃなく?


「ええ、ザハレグス様…あのふざけた異世界人がブラジャーを作ったのですよ。あとたくさんのバラバラの胸のサイズの嫁を迎えた。人物でもあります。それで揺れ具合や固定する魔導具を作った人でもあります」


「冗談でしょう?」


 お?アリちゃんが驚愕の顔をしたよ?

 信じたくないんだね。アリちゃんでもそう思うことがあるんだねぇ


「いいえ、冗談ではありません。しかもアリシア様が好んで着ける様な繊細な花の刺繍のブラジャーから、シンプルな作りのブラジャーも成長中の専用ブラからナイトブラまでそれと旦那をその気にさせるためのエロブラまでも…全部最初はあのあのふざけた異世界人が作ったんです……」


 当時のブラジャーというか下着がなんだったかは私は分からないし知らないけど、ブラジャーはとてもありがたいものであるはずで、女性が喜ぶ品

 なのになんでかな?それを最初に作った人を語るにしてはなんだか、とても悔しそうに言うリエルさんだった。


「幸い直ぐに捕まったので被害がその1回と記録されてましたがチートが『undress』でしたっけ?」


「ええ、彼はアンドレスと言っていたとか記録がありますし、チート能力登録がそうなっていました。町中の人が多いところで使い、その場全員を脱がせて何故か本人が悲鳴を上げたらしいです」


 なんかどうでもいい話が始まったぞ?

 ………あ、ようやく商業区にようやく入れた。


「何故使った本人が叫んだのかその原因がまさかの異世界の下着事情で絶叫とかそれで良かったのか悪かったのか…まあ、戦わずに済んだのなら良かったのでしょうね」


 服を脱がせる力、いや装備もかな?


「武器も服も分解する能力、強すぎますよね」


「ええ、確かに身につけていたものが全部バラける怖いチートでしたが、まあ無事に捕まえて、あの後、もとに戻せないので弁償だけではすまず、物によっては願掛けのもの、思い出の品などもあったらしく慰謝料もプラスされたと、記録がありましたが、見事返済完了出来たそうです。彼はすごかったですね」


「下着は男性・女性共に一気に進化したのは彼のおかげとなれば、まあ納得ですがね。流石に刺繍の案等は妻の女性たちで考えたと思いたいですね」


 変態が求めた美しき刺繍…なんか1段評価が下がるよねぇ…素直に褒めれなくなるというかなんというか


「着用に戸惑うな…」


 あ、フランメちゃんも?


「まあきっと大丈夫ですよ、すでに亡くなって数百年も経ってますし、当時のデザインはきっと基礎ぐらいですよ」


「うん、私もそう思うしその意味ない話はここまでにしてさ、ちゃんと店を見て回ろうよ」


「それもそうですね」

「そうだな」

「はい」


 それでは店を一軒一軒見て回りますか、まずはお菓子屋さんからー


 どうも〜冷やかしに来ましたぁ、って気になるものがあったら買うんで、冷やかしではないんだけどね


「…………」

「おー、すごいな…あと試食が出来るのか?」

「コレは迷いますが、王都へ行くことを考えると、日持ちする品以外は、今日中に食べなければいけませんね。」


 試食試食♪

 まずはコレ!あーん


 サクッ♪モグモグモグモグ


 うーんなかなか♪ちょっと買おうか迷うね。


「………」


「っ!?なっ何だコレは!」


 次はこっちを試食!

 サクッサクッ♪ん〜〜〜これもなかなか!


「フランメ、コレはメレンゲドールです。確か砂糖と卵白で作るものだったと記憶しています」

「メレンゲ、ドールだと!?砂糖と卵白で作る。可愛いと甘いを合わせたのか!?最強じゃないか!!!」

「いえ、甘すぎる品ですね。1個ぐらいならいいですけど2個目は、ちょっと…でも、デザインが可愛いのは確かですね」

「食べるのか!?」

「砂糖ですよ?しかも固い」


「固い!?」


 それは当然歯ごたえがあるんだよね!


「……ええ、まあお店にもよりますがメレンゲドールは歯ごたえはありますね。マジパン細工は柔らかいs」

「そっちはどうでもいいや」


 固さが大事なんだよ固さが、望むのは()()!固いを超えて硬いがいいんだけどあまり無いからね。手に入る時に手に入れる!


「………」

「あー………アリシア、続きだが本当にこんな可愛いメレンゲドールを食べるのか?砂糖と言われても、可能な限り保存しておきたい可愛さなんだがどれぐらい持つんだ?」


「フランメッ!……はい、保存は定番の直射日光を避けて、高温多湿も避けてください、大体製造から2年は持ちますが店で買う際は店員さんが本当のことを言うとは限りません。なのでせめて1週間以内には食べる事をオススメ致します」


「店員さーん。硬いおかしくださーい」


「はいはーい……って、え?硬いお菓子?」


「うん、私歯ごたえのある食べ物が好きなんだぁだから…ね?」


 それぞれお菓子を買って店の外へ、噴水のある広場でベンチが有ったので座って食べ……


「主様、報告が…」


 ヴァネリアさんの登場何か用かな?


「ん?ええ、分かりました。では少し席を外します」


 アリちゃんは歩いて何処かへ、え?いや、えっと、そこまで離れる?


「……リエルさん、すっごい目をしてるけど、どしたの?」


「本当にな、なんか嫌そうな顔なのはどうしてだ…」


 フランメちゃんもリエルさんの顔を見てそういう。私の見た顔は間違いじゃないねうんうん


「……言ってもいいものなのでしょうか?」


「いや、そこは『何でも聞いて下さいね♪』と言ってくれると嬉しいんだけど…」


「いえ、ちょっと無理かと…あの様に遠く離れた場合はかなりの厄介事の話が多いんですよ」


 厄介事?


「ナナちゃん、申し訳ありませんが緊急事態の様ですので一旦側を離れま……ヴァネリア!」

「はっ!」


 アリちゃんが戻ってきたと思ったら、とある方向を見て固まった。そしたらヴァネリアさんに指示を出した。忙しいね


「んー?」

「…」

「?」


 私達3人揃って成り行きを見守る。

 ヴァネリアさんが向かった方向はアリちゃんの視線の先であってそこには私達より2、3歳ぐらい年下の子供の女の子がいた足元は血で……血?


「すみません、離れます」

「私も行くよ!」

「リエルさん」

「はい!」


 気になるからついていくよ!



 ***アリシア***


 できれば関わってほしくないのですが無理ですよねぇ、ナナちゃんの性格上首を突っ込んでいくと思いますし、そうなると先ほどヴァネリアの報告で聞いたヴァーチュ聖教国の事も話さなければいけませんね。


 私は先程ヴァネリアに指示した女の子の回収と治療の為に教会へ移動した。

 ナナちゃん達もついてきた


 血が出ていることから連れ込むとハイエルフが出てきて体をスキャンという医療用の魔法で体を診るとぐぐっと眉間にシワが寄り、即座に治療室へ運んで行こうとしたので私は当然ついていく、するとナナちゃん達もついてきた。


「治療室ですよ、手術しますよ?」


「見る、なんかハイエルフさんの様子が気になった」

「…ナルシェナと同じだ」

「ハイエルフ様があのような顔普通ではありませんよね?」


 治療室に入ると既に準備万端のハイエルフ3名と吸血種の方が2人いました。


「居るのも見るのも構いませんが、邪魔はしないでくださいね」


 そう言うと直ぐ様治療が始まった。

 なので小さな声でナナちゃんたちに話す


「…誰かが血を流していた彼女を一旦保護しようと近づき、回復魔法をかけたのですが痛がって更に出血が増したので驚いて逃げてしまったと隠密護衛以外の団員から報告が上があったのです」


「団員さんは助けなかったの?」


「治療魔法で更に悪化したかもしれないのでその団員では血を止めることができないと判断したのでしょう。吸血種ならば血流操作が可能なので仲間団員の吸血種を探したらヴァネリアいるのでヴァネリアは私に報告し離れる許可をと言うところで先程のことが」


「あーなるほど回復魔法がきかないからって、じゃあ教会にでも連れて行けば良かったんじゃない?」


「いえ、その団員は教会に先に報告し準備をしてもらっていたのです。病気か、呪いか、他の何らかの魔法の可能性もあるのでね」


 そう、回復魔法をかけて逆に悪化し出血一般の人なら恐怖でしょうか?


「何でもかんでも事前に連絡もなく連れ込んだ場合の問題もあるという事です」


 ナナちゃんが首を傾げる。だけどフランメはぽんと手をたたき言う


「ああそうか、怪我の治療なら問題無いが病気の場合は移る可能性等も考慮してみたいな感じだな?」


「そのような解釈でまあいいでしょう。回復魔法で治らない……だが今回は病気でも無ければ呪いでもなさそうですね……拷問でしょうか?いや、その可能性が高そうでも決めつけはできませんね」


「え?」


 2人から視線を外し治療している方を見るとハイエルフさんがボロ泣きしながら、女の子から何かを取り出していた


「……なんでこんな物が」

『カチャッ、カン、カチャ、カチャ、』


「アリシア、涙や汗が患者に落ちないようになってるのは魔法だよな」


「ええ、手術用魔法ですね。しかし、相手は何が目的なのでしょうね。あんな釘とか金属片を体に埋め込んで本当に何が目的なのやら……ん?」


 私は見てしまった。少女にあるべき臓器がないことをそして小さく呟いてしまった


「子宮がない?」


「え?」

「なに?」

「っ」


 小さな呟きは、3人に聞かれてしまったようでちょっとまずい


「アリちゃんそれ本当?」


「…さあ?見間違いかもしれませ」

「見間違いでは……ありませんよ、彼女はもう」


 ハイエルフさんさぁ、せっかく気のせい私の見間違いにしようと思ったのに…


「無事に終わったんですね」


「はい…手術は無事に終わりました。それで…あんな悲しいことになっているのですが治療費の話をしなければなりません……」


「……鷹と苗木に………いえ、私が払います」


 …………

 ……


 私は支払いを終えて少女の病室に移動


「で……さ、アリちゃん」


「はい」


「いろいろと聞きたいんだけど?」


「……現段階で分かっていることは、彼女がヴァーチュ聖教国から逃げてきたこと体にああいうことをされていた事だけです。他はまだ私も知りません」


 ヴァーチュ聖教国の事だって、あくまでも巡礼の服だからというだけであり、本当の出身国もわかりませんしね……

 ですがどのみち、彼女の体が拷問にでもあったかのような状態であり、最初の発見者が効いた言葉もヴァネリアの報告ではずっと『とりときのえのぎるどにたすけをもとめる』と言い続けていたらしいだけです。


「……首を突っ込みますか?ナナちゃん」


 先程からずっと真剣な目をしています


「いいの?」


「ええ…どの道、私の感では首を突っ込まざる得ない事態になっていきそうなので…」


 さて……そうなると


「足手まといの私は待っていればいいか?」


 フランメがそう言いますが


「いえ、急ぎ王都へ行き義足をもらいましょう。そして王都で話を聞き戦闘の必要があれば護衛をたくさんつけますので安心してついてきてください」


「ん?聞き間違いか?」


『いいえ?』という意思表示をするために、分かりやすく首を横に振る


「……普通戦場になりそうな場所に訓練がてら連れて行かないよな?なあナルシェナ?」


「知らなーい、私はどこでも一緒だから分かんないや」


「リエルさん…」


「守りますのでご安心を」


 フランメは『違う、そうじゃない』と言ってますがまあ一緒に来て頂きましょう。


 ですが…こんかいの件は大事になりそうですね。ですがドスティアード王国は戦争をすることが現状できない、というかしたくないでしょう。

 クカバンとの戦争を始めた際、最大3カ国と争う可能性が高いので、消耗はしたくないでしょうし、もちろん同盟国の支援や協力があってもそう考えます。


 そして…ここ最近の国内での騒動、国王陛下キレてそうですよね。そしてヴァーチュ聖教国の怪しい…いえ、変な動き

 謎の召喚陣、魂の入れ替え、謎の拷問、子宮摘出


「ノーラ!」

「にゃ!」


「ヴァーチュに探りを……かなり深くまで、お願いします」


「じゃあ、私含め私の側近も5人程で急ぎ情報を集めますにゃ!」


 そう宣言すると同時に消える


「動けそうな人はリシェアかレグシアナか…」


「なんかかなり大事になりそう?」


「ええ、困ったことに……ノーラの調査結果次第では少数精鋭で一国を滅ぼすかもしれませんね」


「え”!?」


 本当に結果次第ですよ?

 謎の召喚陣のせいで、何処かの異世界の英雄とか、国王をさらってきてしまい、その人の世界が高次元生命体の世界だったり、私たちの世界の遥か未来の文明を持っていたら?


 一瞬で取り戻しに来て、元の世界に帰り、仕返しに私達の世界のこの星を真っ二つにするかもしれません。流石にそこまではされなくても、国が2つ3つ滅ぼす行動をしてきても、この世界の私達が (関係ないけですけど)やった結果の為には神様は動きませんしね。星を滅ぼす規模ならば動かれると思いますが、地上で臆の単位で人が死んでも万ぐらいの生きていれば、人の文明は何1つ問題はありませんからね。

 神様からすればちょっと減ったか?

 みたいなものでしょうし、神様と人の感覚にはズレがあって当然ですから


「穏便には……すまないだろうね。あの子のことと最初にであったヴァーチュ聖教国の被害者とか見ると絶対に禁忌的な人道的なことからは離れてそうなことやってそうだし」


「何かあったのか?」


「ま、色々ねぇ……結果が出るまではどうするアリちゃん」


「今日はまあ自由で…ですが明日には王都へハイペースで移動です。そして義足をもらいフランメの訓練及びナナちゃんもかなりヤバ目の訓練にシフトです」


「ちょっ!?」

「ん…耐えれるか?」


「ついて来ないというならば、それらはなしですけど」


「うう”〜、ついていくよ頑張るよ!」


 結果次第ですけどね…


「まあ、頑張るさ」


「では…今のことは忘れてショッピングに戻りますか?」


「無理だよ!」

「いや、簡単に忘れれるほどインパクトは弱くないだろ」


『ガシャンッ!ドカッ!ガラガラ!』


 ……ハイエルフさんが暴れていますねぇ


「っ!なになに!?」


「患者でも暴れているのか?」


「いえ、先程担当していたハイエルフさんが暴れているのですよ、ハイエルフは命が大好きですからあの子の未来を想像して泣き暴れているのです」


「…そっか」


「ハイエルフは、そうなんだな」


 ………さて王都へ最速で向かう計画を立てますか

****** ****** ******

ナナ「『ガリッゴリッガリッゴリッゴリッゴリッゴリッ』ん〜♪いいね!」

フラ「…頑丈だな逆に歯が割れないのだろうか?」

アリ「その時はその時では?」


****** ****** ******


でわでわ、また来週投稿出来るよう頑張ります

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