156.今はどうにもならなくても
祖父よ見ているか?
どんな状態でも寄り添ってくれる存在が現れたぞ、だが今は責任感等の後ろめたい気持ちでだと思う。だが絶対に友達となり、親友となるために私は交流を続け真なる友になることを諦めないと心に誓う。この2人の側にいるだけで幸せとを感じたい…そう思ったのだ
かつて知と食を与えられし名も無き少女の
フランメより愛する祖父へ
フラ「これでいいのか?」
アリ「はい、何処かの文献で燃やして今は亡き者に届けるという方法があり、教会のハイエルフ達もよくすることです」
ナナ「へーそうなんだ」
アリ「(ま、生きている人たちがそう思いたいだけだと思いますがね。なんて言いませんよ?)」
時は少し戻りてナルシェナが魔神と戦い始めた時、アリシアは…チャラチームと出会っていた
***アリシア(ザハレグス全開中)***
「………生きていたか」
現在、3つほど階段を降りたところ2つの段階で一瞬戻るか考えたが進むことにして、ボス部屋の前にたどり着くとようやく生存者と遭遇、それが全裸のチャラチームだった、それも多くの子供と
絶対にその輝きは消すなよ?
私は問題ないとは思うが、世間一般的には外と言っていのか分からんが風呂等以外での全裸は良くないらしいからな
まあ、器用なことに1人は明かりに集中してこの広い空間の明かりと、男の股間と女の胸と股間を光らせているから大丈夫だよな?
魔力は………よし、全然平気そうだな
「いやいやいや、マジ助かったってさ!」
「はぁ〜もーマジ疲れるぅ」
「感謝でーす♪」
すごい器用ですね。チャラが動くと股間の光はちゃんと移動してチラリとも見えないし、女性の方も胸の先端しか発光してないが、揺れても大きく動いても先端が発光したまま、きちんと動きについていっている。
これは……慣れているな。こんな事態が初めてではないということだな、まあ護衛依頼の時、こいつらは普通に行為をするから全裸で他のパーティーと共闘する際全裸な事があるんだろう、それで慣れたか、余裕があれば服を一応着る程度ってことだな
「光は絶対に消すなよ?あとこの場所はセーフゾーンと同じだ、敵は寄り付かないだろう」
「え、え、え、なんで、なんで、なんでぇ?」
「さあ?どうだろうな、理由はわからんが兎に角ボスは私が倒すから少し待ってろ」
「アリシアちゃん。カッコつけても、ネグリジェだぜ!」
そういうあなたは年齢は関係ないのか戦いのあとだからか、光の球体が光の棒に仲間が変化させたのは興奮しているからなんだよな?
近づくなよ?
私はチャラチームを無視して扉を押し広げて中に入ると勝手に扉は閉じた。
「……」
身体強化はしたままだからこのボス部屋は…
「gobuuuuuuu」
「………『キンッ!』」
とっとと終わらせて、奥のコアルームです
なるべく早く解決するため普通に真っ直ぐ歩いて行き、中央に現れたゴブリンキングは何もできずに首が落ちる
「どけ『windblow』」
首なしゴブリンを風でどかす。奥の扉までたどり着くと立ち止まる
「ここからでいいだろう」
東刀に手をやり構える。
「…………村長…ゲンドル直伝」
村長であるゲンドルから与えられた技を使う
「心を鎮め、水面に一変の揺らぎなき心境へ」
刃に心が映るがゆえ、揺らぎなきように沈める。今の私は必要ないがな
「その明鏡止水の心が神速の一刀を実現に近づける」
刀の柄を握る手に力を込める
「魔法により神速への道へ躍進させる」
純粋な魔力だけを東刀と鞘が崩壊する限界ギリギリまで込める。魔力を魔力のまま使おうとした村長は純粋に凄いと思うぞ
「鍛え抜いた肉体が神速へ昇華させ」
女の筋力の不足は身体強化で補う、呼吸を魔力を心臓のそれぞれの鼓動を全て合わせ1つにする
「繰り返し、ひたすら練武した技が神速へと導くだろう」
練武した経験はザハレグスの時にある。そしてその記憶は今の私にはキチンと合わせ変化させている。
心魔体技、これら全てで成し遂げる神速の一刀に斬れぬ物無し…だったな
「すぅ…………ふっ!」
一刀一閃………魔力の刃が扉を軽く貫通し、目的のコアの魔力とコアルームにいた人の魔力がほぼ同時に消える
「コアルームにいたからこの騒動の張本のだろう?そのまま幸せに包まれて死ねて嬉しいだろう?」
中にいた人物がコアを使ってこの騒動を引き起こした。ダンジョンコアは魔力を注いだ人物の望みの空間を作り出す。その空間が存在している間に死ぬんだ、だから満足だろう?
「ん、転移が発動したな」
ダンジョンはコアに魔力を注ぎ発生させたときと破壊された時の2度目の範囲内の人を転移魔法で強制的に移動させる。
転移された場所は陽の光がやや出てきているなま違いなく外だ……が、やっぱりいたか魔神エモーション
「…………gyaaaaaa」
魔神が早速精神異常にする魔法の光を放つ
「ふへ………へへ、へへへへ♪」
「ぐああああああ!」
「……ふ、ふえええええええええん!」
「あっはははははははは♪」
入口に転移された生存者が嬉しそうにしたり、叫び出したり泣き出したり、笑い出す。
さて、眩しかったが…もういいか?
「……」
私は歩いていく魔神の下へ
「husyuuuuuuu!!!」
「husyu!husyuuu!?」
「aaaaaaaa」
魔神の足の部分が僅かに震えている。
魔神のという存在が怯えているのか?
「「「syaaaa!syaaaaaaaaa!」」」
声?を荒げて一気に近づいてきた
「?」
まるで本当に怯えている人の様に飛び込んできた。やはり魔神は謎が多いな
正面の剣を二振り持ったやつが思いっきり振りかぶって飛んできた。
『『ブンッ』』
お?二刀流の剣をクロスさせる攻撃か、向かってくるとは好都合…腕、落とさせてもらうな?
『ヒュッ』
そのままその場にいると勢いづいた刃に当たってしまうので移動はしておく
移動後、後ろから予想していた音とは違う音がした。
『ドドスッ』
なんだ?と思って振り抜くと真ん中の奴が槍で地面を刺していた。
「?」
そこに私はいないぞ?
眠るように棒立ちなんかしないぞ?
まさか見えていなかったか?
魔神が?
……そういえば普通はダンジョンで魔神は居ないというか未だ観測はされていないはず、だとするとコイツも人工魔神?
またもやクカバン帝国のやつか?
………まあいい、迷惑な存在だ倒しておくか
「gyaaaaaa!?」
「syuuuuuu!?」
「a?aaaaa?」
前の上半身魔神は、無くなった両腕を振り回してパニック状態、真ん中は前のやつが暴れまわって困っている、後ろは2人が戸惑っているが何に戸惑っているかわからなくて困っている。
「今ならイケるな、つくづく魔神らしくないむしろ人間味が強いな?またなんかの実験途中ということか?回復もしないし、失敗作か?」
……ついでだ、もう1つの直伝技を使わせてもらおう。一閃とは違い奥義ほどではないが
東刀を構え、集中…………
把握するは空間、己の行動
認知するは存在、敵と己
圧倒せよ、もはやその空間内での抵抗は無意味に、我が無数の刃によりお前は倒される運命にある
「ふむ、機会は逃さないほうがいいだろう。組み合わせてみようじゃないか『stepped leader』」
圧倒的速さと縦横無尽に切り刻む刃に絶望しろ
「ゲンドル直伝アリシア改…空間斬、雲散霧消!」
『stepped leader』のキーワード魔法は当然移動する際に私の体が耐えられるように防御魔法付きだ、全力で約秒速200km程度出せる(試していない)『stepped leade』を加減しつつ使い行動し、一定距離を保ちつつ中心に居る魔神を何度も何度も斬り付ける。やってることは地味な攻撃だ
だがこれ、実をいうと事故りやすく、下手をすると自分が危ない攻撃方法なんだよな、防御魔法をかけているとはいえ自分から刃物に突っ込んだり、刃の向きに沿って移動したら自分がバッサリ行くし、対応されたことがないからとやると、アーススピアの突き出た方向から真正面に自分で突っ込むとかやりたくないぞ
だからコレは今回限りだろうな、やはり事故が怖い
実力と関係なく事故で負けるとか恥以外でもなんでもないだろう…
「…やっていることは、高速で動き動かない敵を一方的に一定距離から敵に向って何度も斬りかかる。可能な限り攻撃していない部分の無いように何度もだが」
そう呟いた後、魔神は体中から血が吹き出しバラバラになった
「私の技術不足か…雲散霧消しなかったな」
村長が言うには、肉片などなくまるで血しぶきが舞うように全て散って消える様にできれば完成と言われたんだがな
「失敗か…と言ってもビビリな私はもうやらなさそうだがな」
まあ、敵は倒したしあとの残っているゴブリンは…今はどうでもいいしだれでも倒せる。ならば…
私は周囲の魔力を探る。
ダンジョンコアを壊したことにより辺り一帯に魔力反応のある空間ではなくなった魔力で人を探すこともできるが……迎えが来たか
「…申し訳ございません、主様」
ヴァネリアが現れ土下座する。
ダンジョンが消えても元には戻らない肉の町となったアースティンはそのままで、その肉の上で土下座するとは…私は悪の化身か?
お前達の苦労は知っているのだから
「構わん。全ての可能性を防げなどと無理を言うことなどない、問題はないぞ?おこった問題にどう対処するかだ…そして、お前たちは最善を尽くしていた。そうだろう?途中スーリアとすれ違った。お前達が全力で探していたことは知っている。だから、捜索ご苦労だったな」
「もったいなきお言葉です」
じゃあ、準備をしないとな
「移動は可能か?」
「全てが肉に飲まれ、馬は魔物にやられ、馬車も食料もこの街には御座いません。移動は徒歩となります」
……徒歩移動か
「ですが数日待てばライラック様かヴェルーナ様がこちらに来られるかと…」
近場で即対応可能な貴族は本来的チアヨリ領主、ではあったのが既に死んでいる。というか犯罪者だ、ならば他の貴族と行きたいが貴族は貴族の制約によりそのままでの移動は不可能、問題が起こっていても領主からの助けを求める書がなければ、戦力や物資の押し売りのようになり………まあいろいろあるんだ説明は省こう
とにかく貴族では移動ができない手助けができない現状、だが傭兵団や商人だったら?
傭兵も商人も自由行動の権利がある。だからヴェルーナかライラックが来るというわけどっちかなのは言うまでもない隣国警戒の為
「なんというか、後手に回る分国が荒らされる。都合のいいように国力が減らされているが…」
それを考えるのは王家だ
頭を振って追い出す
「何にせよ街の外へ移動しようか?」
「はっ!」
先に肉の町を出て緑の草木が生えている場所で待つ、待っている間暇なので魔法で簡易の家を作った
「………さて、どうしたものか?」
これからの行動、1日待ちおそらく来るのはライラックだな、だからライラックと合流後馬車を借りるか、それともいっそ王都へ私が1人で行き食料を調達し戻るのがいいか…どちらにしようか?
近い村や町から食料を買い求めないのはこのアースティン領都がしばらくは買うことを考慮してだ一応はライラックが持ってくると思われるがそれはあくまでも緊急用の量であるし復興には……年単位かかるだろう
「何故肉だったのか…」
ダンジョンはそう都合の良いものではない、ダンジョンが生まれると地下空間が作られるが、破壊後は地下空間はそのまま残りとある物で埋まる。
そのとある物とは…ダンジョンを作った人、つまりは魔力を注いだ人が望んだものとなる。
今回、ダンジョンを作った人物は肉壁を見た限りその肉がダンジョンの採取物となる。だから今回のダンジョン閉鎖後は地下空間が肉で埋まるということだ
宝石や採取の難しい薬草だったらどれだけ良かったことか…
どっちにせよ地下空間の肉も処理しなければならない、そして地下空間を埋めなければならない、肉という肉を処分しなければならない、その後ようやく復興活動ができる
魔法があっても長い長い道のりだ
「お待たせしました」
「ん?フランメの脚はどうした?」
リュピが背負っているフランメの違和感を感じその違和感が脚にあった。
「申し訳ございません。私共も詳しくは存じ上げていません。我々が合流したときには既に…ナルシェナ様しか知りえないと思われます。ですが…」
「わかった。全ては後で聞こうナルシェナに怪我は?フランメに他に怪我は?」
「ナルシェナ様は無傷、フランメ様は先程から魔毒により時折苦しんでおられます」
「…そうか、では引き続き面倒を見てやってくれ」
「はっ!」✕ 6
私は皆にそう言うと少し離れるとノーラの名を呟く
「ノーラ」
「にゃ」
「……報告を」
「にゃ…生存者は…」
私は領都の現状やその他の事をノーラから聞く事にそして…
「領主は不在、領地の視察中だったことが判明したにゃ、あと裏も調べて意図的ではないこともすでに調べがついてるにゃ」
そうか、領主は白か…
「感謝する」
「にゃ〜、それよりもザハ戻らないのかにゃ?」
「今のところ…な、新しい護衛の位置は?」
私とノーラの会話はしばらく続き………
「……以上にゃ、他に聞きたいことはあるかにゃ?」
「いや、ない…十分だ、いつも感謝しているぞノーラ」
「にゃ、じゃあ猫は物を買い集めて来るにゃ」
そう言うとノーラは静かに消えた。
「食料等の必需品はノーラが集めてくれるとして、フランメの側に行くか」
きっと初めての魔毒だろう。今後一緒にいるならば護衛よりも仲良くなる方がいいよな?
……じゃあ寄り添って優しくするのが人だろう
***フランメ***
「はぁ、はぁ………ぐっ!?あ”!……はぁはぁ」
また痛みで目を覚ました。回復魔法で傷口自体がほぼ治ったが体の中特に心臓が痛い!
「痛いだろうが耐えてくれ、魔物の毒が残っているんだ」
アリシア?いや、なんか違う…が、気にしている余裕が私には無い
汗を拭き、冷たい布を額に乗せてくれたりと甲斐甲斐しく世話をしてくれる。ありがたい…
「そうなのか…」
「ああ、だから耐えてくれ、方法は問わないぞ?」
「?」
良く分からないが握られている手を、無意識に強く握っていたみたいで、爪がアリシアの手に食い込んで血を流させていたようで、それを説明してくれた
「あ…すまない」
「気にする必要はない、握るものが必要か?それとも噛み締めれるものか?」
「いや、いらない…側にいてくれ」
「ああいいぞ、フランメが望む限り私は傍にいよう」
今のアリシアには、すべえ委ねられそうだ…穏やかな笑みを浮かべて、まるで全て包んでくれるような温かさを感じる。
どれほど時間が経ったのだろうか、自然に目が覚めた時手が未だに握られたままだった。
「アリシア…すまない迷惑かけただろうか?」
手を握ったままだったんだ、困らないはずが無いだろう
「いいや?何も問題はない、それどころかただ手を握るそれだけでフランメの不安が少しでも安らぐならいくらでも握ろう」
………これはアリシアなのだろうか?
いや、アリシアじゃなければ誰なんだって話だが
「あ、フランメちゃん起きた?」
ナルシェナが布をめくって入ってきた。というか、ここはどこだ?
「もう大丈夫かな?じゃあ状況の説明を」
………………
………
…
状況の簡単な説明と、現在のアリシアの状態を説明された。
いや待て待て、簡単に説明するな、祖父の読み聞かせで鷹と苗木の事、ザハレグス様の事は知ってはいたが…まあ、納得はしている。
いやしなければならない、だから納得はしておいた
「なるほど…じゃあ、このアリシアは」
「そっ、このマジアリちゃんはザハレグス様」
ザハレグス様か……崇めればいいのだろうか?
神に祈りを捧げる如く指を組んで祈ってみ
「私はそんな存在ではない、祈られても私にできることでしか、フランメを幸せにできないぞ?」
「なあ、ナルシェナ…本当に元アリシア何だよな?」
「………実をいうと私もビックリしたままなんだ」
何故?ナルシェナが先程あだ名をつけるほど知っている存在?なんだよな?
「こっちのアリちゃんは私の知らないザハレグス様なんだよ」
ますます意味がわからん…
「いやぁ…そのこの穏やかなアリちゃんは普段のザハレグス様であって、私が良く対面してるマジアリの方は戦闘中のアリちゃんらしいんだよ…アインさんが言うにはね。だからこのアリちゃんはザハアリ?」
「……好きに呼べばいい、こちらを使う理由はないからな、アリシアに心があるならばアリシアでいればいい、思考や確認の為には冷静な判断ができる方で十分だろうと思ったのだが、ナルシェナがこっちがいいと言うならばこれからはこっちにしようか?」
「No!断固拒否するよ!」
「ふ、そうか感謝する」
「…まあそこはどうでもいい、私には関係ないことだ…それよりもこれからどうするんだ?私はどうなる?」
両足の無い人など、お荷物でしか無い…片足がないとはまた別だ片足があればまだ自力移動が可能だ、でも両足となると全てにおいて助けが必要となる。
そうなれば…流石に…………
「?」
ナルシェナは首を傾げたがアリシ…ザハレグス様は私の頬に手を添えて言った
「フランメ、何を考えてるかは分かるがそれはない、もうフランメと私は友達だだから」
「アリちゃん、そこに私も入れてよ…」
………少しマズイ、私の心臓が高鳴っている。綺麗な顔立ち美しい瞳しかも左右で色違いで、それはそれで魅力が際立ち私の何か惹かれる。そして手が添えられた頬の部分が熱を持つ、なんかヤバイぞ!
「王都へ連れて行き、なんとかならないか考えよう。義足も何処まで研究は進んでいるかわからないがそんなのは関係ない、例えフランメが一生このままだとしても私が支えよう。それが嫌なら一緒に義足の研究しよう、そして一緒に悩もうじゃないか」
こ、このアリシアは本当にすごいなちょっと怖いぞ
不安に思っている事を理解されて、それでもなおどうにかしようとしてくれる。その上で一緒にいようと言ってくれる。
纏う空気も嘘がないように思えて魔毒で苦しんでいる時に側にいてくれた事で気を許してしまったか、出会いの時の対応のアリシアなんか吹き飛んでしまった
「それでも上手く行かないことや頼ってしまうのが申し訳なくて自分に腹を立てることもあるだろう。その時は構わず私に文句をいいそのいらだちをぶつけてくれればいい、私はそのすべてを受け入れよう、全てを受け止めよう。」
あ………駄目だ私、拒否ができない
先にも思った通り、私は現在も不安だ、ナルシェナの為とはいえ残った片脚は自分で切った。しかもナルシェナに骨を切断してもらった負い目もある、そんな状況下、負い目や私を助けたいと言ったナルシェナにこれ以上負担をかけたくない
だから私は我慢するだろう。けれどそれでも限界は来る。アリシアそれを受け止めると言っている
前世を教えてもらって、ザハレグス様と知っていろんな伝があり、財もあり、権力も持っている。それでいて優しいとか…ズルいじゃないか
不幸の中にわずかな希望で生きてきた
祖父と呼べる人のおかげで無理にでも生きてきた
全て自分だけで耐えてきていたのに…
2人と出会い、ナルシェナの前で泣いた。心の壁は一度壊している。だからだろうか……
1人で何もできなくなった今の状況でそう言われたらもう…私からは離れることはできない……
「途中で捨てないでくれよ」
「当然だ、君がどんなに嫌がっても拒絶しても離しはしない」
「私はお荷物だぞ…」
「それは今の話だな、未来はわからない」
「役立たないかもしれないぞ?」
「役立つとはなんだ、役立つとか立たないとか関係ないさ、フランメが居る。それだけでいいんだ」
「ぐっ…うう”……私を、よろしくお願いします」
私は委ねるしかない、今は全てにおいてお世話になろう。義足が私を何処まで動けるようにするか分からないが動けるようになったら全力で恩を返そう。
祖父よ私は誓う。
今後この2人のために私は生きると、捨てられてテキトウに生きていたが、拾ってもらえてどうしようか迷っていた。でも、もう決めた。この2人が望むように生きてみる。そして2人に足りない部分を私が補おうと思う
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ナナ「ダンジョンコア懐かしーなー」
アリ「ん?そうですか?『45.危なかった』で名前だけで見ても触っていませんよ?」
ナナ「…それは今回も!私は未だに見ても触ってもないよ!で?あの時はピリ姉壊してくれたんだっけ?」
アリ「ええ、そうですよお陰で様ダンジョンに放り込まれなくてよかったです」
フラ「そんな事があったんだな」
ナナ「あったよぉ……フランメちゃん。アリちゃんに近い近い、ちょっと離れて」
フラ「あ、すまん。以後気をつける」
アリ「……嫉妬ですか?」
ナナ「悪い!?」
アリ「………いえ、和みます」
ナナ「なごむなー!むー!むー!」
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誤字脱字まいどまいど読み手様がツッコめる勢いで存在していて申し訳ございません。作者も何故そうなっているのか理解不能の領域で存在していて、誤字脱字無く書けるまたは修正できる作者様方を崇める勢いで尊敬しております。
保存した時にショートカットにも下にいかないと存在していない漢字に変換されるとか絶対にありえない状態になるんですよねぇ例としては前話の解除が解舒になっているところでしょうか?
使ってもいない解舒というかその漢字の読み方も一瞬戸惑ったものです。普段使わないがゆえに…というか普段使いしない漢字になんで変換されたん?
ちなみに解舒 かいじょ
繰糸を行うときに繭層から繭糸が解離される状態のことをいう。らしいです。はい、普段使いませんね!なんでそれに変換されたん!?ショートカットも確認したけどスクロールしないとないところでしたよ!?
でわでわ、また来週投稿できるように、頑張って書きますね。
あ、全く意味のない活動報告の方はご存知でしょうか?よければチラッと見て…何でもないです。でわ




