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心欠け騎士、TS転生し二度目の人生を〜心を知れて幸せです〜  作者: きよわわ
アリシア 8歳編

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14.戦いづらい

勢いだけで書くからこんな事に、申し訳ありませんでした。

まさかモブとはいえキャラの名前を間違えて書くとは、前の話でエレナさんがハンナさんになっていた事とアリパパことグライドが最初登場時ベンダーだったこと深く謝罪します

ハンナ ☓ → エレナ ○

ベンダー ☓ → グライド ○

目的は二人を守ること、それが私のやることそう思い、数回相手が斬って来るのを防ぐことで精一杯だ


「……」

「……」


視線を私ではなく時折、バレンさんとエレナさんに向ける挑発行為や、ワザとものを投げる素振りを見せてこちらの隙を作り出すのも私の勝利条件を揺るがす行為だ。


「……テメェほんとにガキかよ」


すでに数回ほど相手の剣を受け流してはいるがその際も幻影が面倒だった。少しずらして使うとか、技量がいるから努力したことだろう真っ当な仕事につけばいいのにな


「…」


「会話もしてくれないのか寂しな」


「…」


敵対者と話なんて無い、無駄な行為である


「カシラ戻ってきてって、何事ですかい!?」


先にここに来たのは賊の方か…勝利条件の完遂は厳しそうだ、どうする?


「ぐっううああああああ、手下の1人ぐらいは!」


バレンさんが立ち上がった。だがその動きはとてもじゃないけど戦えそうになさそうだ


「わっ私も一緒に戦います」


エレナさんも戦力になりそうに無い、腰引けてるし


本当にどうしたものかカシラに注意を払いつつ考えるとまた足音が聞こえたナナちゃんか?


いや足音は一つだナナちゃんならお母さんと一緒に来るだろうから、この足音は


「お頭」


やっぱり賊だった


「おう、戻って来たかビル」


「使いやすか?」


「ああもち、避けろビル!」


さすがカシラでも遅いカシラなら避けられたかも知れないけれど速攻でカシラの隙きをつきビルとやらの喉を斬る


「ヘギュ!?」


「ちっ、恐ろしいガキだな一撃かよ」


お褒めに預かりどうも?


「ビルの野郎も俺との距離が遠いから警戒しとけってんだ」


本当にな…さっきついでにもう一人も倒そうかと視線に入れたけど、善戦していたので無理にこちらからは手を出さない事にした。


調子やテンポがずれて、良い流れを崩したく無い私も目の前の相手を完全に出し抜けるほど現状は強くない


「……」

「……」


カシラもどうしようか迷っているな、良かったこれで後は時間を稼げばいい


「なあ、他の連中は首をなのになんで俺だけ股関を狙う?」


「…」


首を狙いにいくのは確実に殺せると踏んだからです。でも、カシラは無理で飛んだ瞬間、殺られてしまうだから子供の私でも狙える場所。人間の弱点、股関を急所を狙うのは常識では?


だってこれは殺し合いであり競技ではない


「狙いが的確なんだよ、なんどヒュンしたことか」


「?」


「そうだよな、女の子にはわからんよな?」


いや、ザレの頃も部下がそういう話をしてたが私にはわからない事だったよ?


「俺の大事な宝を狙わないでほしい」


「……」


「ちっ、本当に会話をする気がねえか」


先程からわかっていることだろうに


「逃げさせて貰えそうにない空気出しやがって」


そう言いつつ逃げる準備してますよね


「うわあああ!」


「たっ倒せたぞ」


「やった、やったよー!」


バレンさんとエレナさんが、ようやく一人倒したようだ


「ーっ!」


カシラが逃げる!


「シッ!」


攻撃を仕掛けたが既に逃げていたようで、私が切ったのは幻影だった。逃してしまったか?


「アリ……良かった。無事ね」


声のした方を見ると今にも泣きそうなアリーナお母さんがいて、その足元には賊のカシラが転がっていた


「アリちゃん!」


お母さんの後ろからナナちゃんが出てきて私に抱きつく


「ごめんね、また一人で戦わせて」


抱きついて顔を胸に埋め泣くナナちゃん、そんな泣いているナナちゃんの涙が服に染みて濡れる


涙が服にしみて大きくなるように私の戦う為に殺した心が反応し心配してくれたナナちゃんに対して心が暖かくなる


私 (ザハレグス)が私 (アリシア)に戻る


「んーん、大丈夫だよ」


私はナナちゃんをギュッと抱きしめる


「アリ!」

「ナナ!」


それぞれの父親が到着……どうやってわかったの?


「念の為知らせたけど不要だったかしら?」


いえ、保護者が来るのは当たり前ですだってそれぞれ2度目ですから、でもなんで私とナナちゃんを離すの?


事情聴取?そうですか…えっとこういうことがありまし


『バチンッ!!!!』


た……えっ?


まるで何かが弾けるような、いやこの音は頬を叩く音だそれが近くで大きく鳴り響いただけだ、でも誰が?


「!?」


音の発生源がした方を向くと、ナナちゃんが地面に倒れていた


「え?」


叩いたのはナナパパしかいないよね?

叩いたポーズのままだし。でも親ばかのナナパパが叩くって


「立てナルシェナ」


「ぐ……はい」


なんで…なんで叩かれてるの?


「グライド」


お父さんの名を呼びナナパパはこっちに向かってくる、その表情はとても申し訳無さそうに見える。なんで?


ナナちゃんを横に並ばせて共に両膝をつき、まさか


「グライドこの度は、ウチのバカ娘が、本当にっ本当に申し訳なかった!!!」


そしてドゴッという音と共に地面に頭をぶつけるナナパパの右手はナナちゃんの頭にありナナちゃんも強制的に地面へ頭をぶつけて平謝り、平伏…いや、確か土下座というやつだ


ザレの頃に異世界人やらかし許してほしいと土下座をしていた所を見たことがある


その土下座を見る、相手は私とお父さんなんで?


「トラビトさん」


アリーナお母さんの治癒魔法で怪我が治ったバレンさんが、こっちに来た


「トラビトさん今回は俺が悪いんだ、だから」


「そっちはどうでもいい」


土下座のまますごい気迫を感じさせる筋肉の塊トラビトさん


改めてよく見るがすっごく体格がいい逆三角形の筋肉の塊だ、大剣を振り回していた過去の自分ザレよりもいい体をしている


「トラビト」


グライドお父さんがナナパパを呼ぶとようやく顔を上げる


「お前の過去を知るものとしてお前が何で謝るかを理解しているが、お前の娘だけのせいではない」


「ああ、だがそれはそれこれはこれだ……アリシアちゃん」


「はっはい」


何でしょうか!?


「このバカ娘との共婚約者の件は一旦保留にしてくれ!」


…………は?


どういうことだろうと思っている間に、ナナちゃんとナナパパは帰っていった。


「グライドさん…その」


「歯を食いしばれ」


バレンさんに言うなりいきなり殴る私のお父さん


「お前、何で前回集会で話し合った事を無視して戦える者がお前だけなんだ?」


「そっそれは……その」


うつむき言葉が出てこないのか「あの…えっと…それは」とずっとモゴモゴしている


「それとエレナ、お前も集会に参加していたなこうなる事は分かっていたんだろ」


「うっ……えっと」


「はあーーーーーーーーー」


重く長いため息がお父さんの口から出た。と思ったらすぅっと息を吸い込む、お母さんが耳をふさいだのを見て私もとっさにそうすると


「このバカどもがあああああああああ!」


まるで大地を揺らしたような怒声が響いた


「なんのための集会だ、しかもこの件に関しては話す前に一旦村長が良く聞き覚えておくようにとまで言った事だぞ!」


そのまま続けられた話で私は理解した。何でも賊がこの付近にいる事は一週間前から分かっていたそうで、そのため周囲を警戒に人手を消費しつつ、各人戦えない人には2人ほど戦える人間が付き添うようにしていたそうだ


周囲を大人がそういった事で囲み子供たちが何処かのお手伝いに行っても、大丈夫なように、遊んでいても村の中央付近ゆえに大丈夫なようにしていたらしい


でもそうするとバレンさんはどうして?

バレンさんがここに来る事は誰か知っていたよね?


「バレン、エレナ、私言ったわよね。1度集会所に戻り空いている人を連れてここに行きなさいって」


「「はい」」


「じゃあ何で2人なのかしら?」


アリーナお母さんも怒っているのか凄みを感じる…あっこれは威圧と魔力だ、ちょっと息苦しいです。アリーナお母さん


「それは…」


「グライドも言ったけどなんのための集会だと思っているの…こういう事態の時のための対策を話した集会よ、それを楽観視しないで。当然予備の人材を連れていっていると思ってアリとナルシェナに手伝いにって向かわせたのよ!」


「すみません」

「ごめんなさい」


よりによって最近死にかけた私だ、その私が巻き込まれてしまった。両親はその事で娘を失ってしまうかもしれない事態に怒りが増しているのかも知れない


特にアリーナお母さんは自分で向かわせてしまった。事に後悔があったかもしれない


「……アリーナ、コイツラの説教とここの処理を任せていいか?」


「ええ、大丈夫よ」


「アリ、行くぞ」


お父さんは私を抱きかかえると居住区に向かって歩き出した

前書きに書いていた事ですがダメな間違いだと思っています。キャラの名前は大事です。同じ間違いが起こらないように手元にメモ書きをするようにしました。

勢いでしか書けない自分ですが頑張って書きます。今後とも読んで頂ければ励みとなりますのでよろしくおねがいします


でわでわ

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