141.私達は彼ら名前も知らないままで
パパママ達へ
驚愕の事実!自己紹介もしないまま護衛任務が始まったよ!?しかも距離をあけるての移動なの!?これは仲間って思ってていいのかな?
やっぱり警戒したほうがいいのかな?
不安な今を過ごすナルシェナより
トラ「……ん?」
ネーナ「え?そんなことがあるの?」
イリーナ「………?」
スーナ「ガウッ!護衛なのに自己紹介しないやつは敵だ!」
***ナルシェナ***
「うーん、ナルシェナちゃーん。今絡むとアレさー、一緒に食べることになりそうじゃないかなー?」
うっ、確かにあの状態で切り分けられても困る(汗)
「よーし、じゃあ距離取って昼休憩にしよう。ねっ、みんな!」
「「「「「はい!」」」」」
「わん!」
そうやって離れてテキパキと準備をして昼食を食べているとチャライ男がやってきてデイルさんに何かを渡そうとしてきた
「Heyそこのだーんし」
「ん?俺のことか?」
そだよー、だってデイルさん以外全員女だもんむしろ違ったら驚きだよ?
「そそそ、よかったらお裾分けしよーと思ってさぁ、これ同じ男としてかなり力になると思ってよ」
差し出された皿を見てデイルさんは口の端がピクピクと引きつったし、その光景を見ていた他の苗木と盾のメンバーは即座に顔をなにもないところに反らしみんな『ブハッ』と吹き出し、綿帽子のメンバーはデイルさんとチャラ男から距離を取ったぞ?
何だろう、何を見てそんな吹き出したり距離を取ったんだろう?
「アリちゃ」
「聞かないでください!」
おわっ!?
なになに!?なんでそんな全力で聞かないでと言われなきゃなんないの?
「う〜〜でもさーアリちゃん」
ちょっとごねてみる
「みんながさ、分かってるのにさぁ、私だけわかんないのちょっと嫌だなーって思うんだけど…」
アリちゃんなら共感できない悩みは理解できるから効くぞぉ
「む……それは………確かに」
そう呟くとアリちゃんは私に『耳を貸してください』と言って耳元でアレがなにか教えてくれた
「アレはオークの……睾丸です」
「ふむふむ…それが吹き出す理由になるの?」
「ええ、だってその……アレは所謂精力剤…で伝わりますか?」
うん?セイリョクザイ?
勢力、生力、聖力…あ、精力か!
「え?まって効果の程は?」
私がアリちゃんにそう聞くと耳元で話していたアリちゃんが離れてキョトンとしたと思ったら
「……どうしてそんな事が知りたいんですか?」
「……将来の旦那様に頑張ってもらう時とか」
「え……………………」
おお、アリちゃんが開いた口が塞がらない状態になった。そこまで驚かせちゃったかな?
「………」
「………」
ど…どうしよう、会話が止まったぞぉ(汗)
「…………知らないまま盛るよりは良いのでしょうか?」
アリちゃんが少し悩んだ後私に真剣な顔を向けた
「良いですかナナちゃん私からは1度しか教えません。よーく来いてくださいね」
よしきた!
私は姿勢を正し一言一句聞き逃さないと気を張る
「睾丸1つを4分の1サイズを適切な方法で処理して24時間持続だけではなくアレも濃いままとなります」
「適切な方法で処理…」
「ええ、そうです。頭がおかしいのかチャラ男が持ってきたものはキチンと処理されていますから問題はないですね」
チャラ男、料理できる系……いやアレをできるとは言えないか、だとするとそういう細やかな事ができる系?
なんかよく分からないや、それはともかく
「……じゃあ1玉となると?」
アリちゃんが『1玉って…』と呟いたあとに咳払いをしてちゃんと教えてくれた
「普通にまるまる1個を使うことはまずありえませんが単純計算で96時間です。よほど凄い漢でないときっと死にますよ…旦那、男性側も男性の男性がずっとなるとゴニョゴニョ……………」
後半は何を言ってるか聞き取れなかったけどそういう行為って体力面だけではないのかな?
アリちゃんが男性の男性がゴニョゴニョって言ったし、女の私にはわからないことなんだろうね…
私がアリちゃんとそんな話をしていると、デイルさんがチャラ男の持ってきたものを全力で拒否していて、何度目かの交渉の後、本気でデイルさんが怒り追い返した
「まったく、ひどい理由で渡しに来たものだ」
デイルさんがそっぽ向いて顔を真っ赤にさせている
「………………」✕ みんな
「デイルさん、どんな理由だったの?」
気になるじゃないさ
「そんなに女の子ばかりなんだから、これでも食ってきちんと満足させてやれって言われたんだ」
「………」✕ みんな
気まずい空気となり黙々と食事を終えてもうちょっと進むことになった
私とアリちゃんは、苗木と盾の馬車に乗ることにした。なぜか知らないけど数名が、綿帽子さん達の馬車に乗ることにしたようで
「デイルさん。嫌われた?」
「そんな訳では無いが……」
「わっふぅ♪まだそこまで行った関係はないからねぇ、想像して照れちゃって馬車を移動したってわけなのさ」
そう言うと共婚者の腕輪を見せてきた
「あれ?メンバーの数と宝石の数が違う?」
私がそう言うと操車中の人魔族、有角種チャルさんこちらをちらりと向き私の疑問に応えてくれた
「そうトルシー、ヴェルディアーナ、レオディはまだ私達と共婚者ではないのよ」
「わん、向こうは向こうで共婚者みたいなんだけどねぇ、デイルを愛しちゃったみたいで結婚してる私達と合うかどうかのお試し期間なんだぁ」
なにその展開…
「共婚者と共婚者同士の円満な解決方法で素晴らしいですね」
私が驚いているとアリちゃんが感心したように言った。その言葉には私は純粋な疑問を上げた
「デイルさん。愛は平等に注がないとダメだけど体と心持つの?」
「あ…はは、結構ギリギリなんだよな…」
何故かやつれた顔が一瞬だけ見えた
お、おう。頑張れデイルさん
「ふむふむ、普通はやはり持たないものでしたか」
なにがさアリちゃん!?
「いやぁ〜マジで時々きつくなるんだよ俺の休みっていつって話だしさ、今日はあの子とデート、明日は別の子、明後日はまた別の………グチグチグチグチ」
お、おう。頑張って…
「1人1人に合わせられないものなのですか?」
「いや、アリシアちゃん同じデートコースを2度も3度も回れないって、こっちは昨日もきたし一昨日も来たって思うと疲れるんだよ」
「そんなものでしょうか?」
やっぱりちょっとアリちゃんのザハレグス様時代は何かとズレてるのかな?
だって普通無理じゃない?
私でも同じデートコースは飽きると思うし?
相手が違うだけで同じデートコースか
私がなんとなくで想像して見ようと思った時、私の耳がアリちゃんの小さなつぶやきを拾った
「私は全然平気だったんですけどね。いえ、それはヴェルーナは外なら何処でも、ノーラは室内ゴロゴロ、ライラックはお家デート、リシェアは自然が大好き、レグシアナは一緒に依頼と根本的な終わりが決まっていたからでしょうか?」
終わりが決まってる?
そう疑問に思っていてもアリちゃんの呟きは続く
「心が欠けて無かったから精神的疲労がなかったのでしょうか?だからまったく同じデートがあっても同じ過ごし方が毎日毎週続いても疲れなかった?」
し、しらんがな…
アリちゃんの呟きは止まらない
「ですが、毎日毎日愛して致していた日々もありましたがデイルさんのようにギリギリと言えるような疲労感はありませんでしたし………心が無いだけでは説明がつきませんよね?」
誰に聞いてるのさ…因みにアリちゃんの呟きを考えるとザハレグス様の精力は凄いっていう自慢話なのかな?
………え?待ってそうなると本気でアリちゃんと愛し合った時私ヤバいじゃん!?
ちょっとエッチな想像をするだけで分かる。
ベッドでぐったりの私と、まだ全然満足していないアリちゃんの姿
今更ながら、多くの人と経験をしていて知識も豊富なアリちゃんと、聞きかじったり本での知識しかない全くの素人の私ってだけでも差が大きいのにそこで更に精力底なしみたいなことを言われたら……
私はアリちゃんを満足させることが出来るのか、心配になった。心を満足させても体を満足させられない共婚者なんて、イチゴのショートケーキにイチゴがない並の残念さだよ!
そうこれからそっち方面をより勉強もしようと思い、胸の前で拳をギュッと握っているとスッとアリちゃんが近づいてきて
「ナナちゃんはそのままで、そっち方面の知識は私が教えていきますし、どうしても知りたければ娼婦に教えてもらいましょうね」
ということを呟かれた。私は当然驚く
「え!?」
どうして私の考えてることが分かったの!?
「え?なんか驚いてますが、ナナちゃん。今のあなたの顔、とても真っ赤ですよ?そう……何を考えているか分かるほどに……ね」
えっ!?うそ!?
「ふふふ、嘘です」
微笑み離れるアリちゃん
……………あーもう!やっぱかなわないなぁ
***アリシア***
……からかっては駄目だったようで、ナナちゃんが拗ねてしまいました
クスン
私から離れて、またもやビーチェさんと戯れているナナちゃん。
淋しいです…
そんなさみしい思いをしつつ、ようやく今回の野営地に到着…………今だにチャラパーティーの名前は知らないままです。
彼等も何故1度も自己紹介しないんですかね?
そして離れたまま野営食事をこなし明日に向けて寝ることに、その頃にはナナちゃんも私と合流してくれて気持ちよく寝れるなぁと思っていたんですが…………
……………〜……っ!?…………っ!っ!?………っ♪
……!?…!……♡…△!……
「………」
…あ♪………◯◯!…………◯△△□………っ!?
……………っ!っ!〜〜〜〜っ!……
「ねぇアリちゃん」
「なんですか?」
「寝れねぇんだけど、永遠の睡眠与えてきていい?」
「……彼、ナナちゃんより強いですよ?」
「じゃあ、アリちゃんがあの世に落としてきて」
……………ふぅ………もう♡
「しょうがないですねぇ♪」
先程までナナちゃんより与えられた心、ビーチェさんに甘えていたことでの嫉妬と、淋しさからの反転の感情に普通より反動がつくように嬉しさがドンッと湧き上がったので私はノリノリで『ガシッ!』……ん?
「待った待った待った!?冗談!冗談だよ!?」
「…え?どうしてですか?私はナナちゃんのためなら、世界も敵に回せますよ?」
「嬉しいけどさ!」
「じゃあ良いじゃないですかサクッとy」
「いやいやいや!?」
「うん?何故止めるのですか?今も迷惑しているような相手じゃないですか構わずk」
「待っててば!あっ!そうだ魔物!こうも嬌声じゃなかった!声を夜に出して大丈夫なの?なんか魔物とか来たりしない!?」
「………あーそういえばそうですね、きますねぇ」
この状況下というか一旦外に出ないと
「え!来るの!?」
「可能性は、まあ無きにしも非ずというところですね」
「へ?無きにしも非ず?」
「全く無くはありませんということですよ」
「ちょっ可能性があるなら準備準備!」
はいはい、じゃあ外に出ましょう
私とナナちゃんが外に出るとなんと2つのパーティー、苗木と盾と綿帽子がフルメンバーでフル装備で待機していたのだった。もちろん既に魔法で周囲を明るくしているようで良いですね。
ですがただし全員気まずい表情でいるようですね顔がやや赤いです
「や、やぁアリシアちゃん」
男1人とても気まずそうですね…あれ?その1人だけ性別が違い戸惑う感覚は味わったことがありませんね。
いずれ男多数に女1人の状況を故意に作りそのじょ
「あややー、困ったねー」
チェニットさんが話しかけてきた
「え?何がですか?」
「いやーだってさー、眠れないだけじゃなくてねー、アリシアちゃんが教えてくれたじゃーん?」
とチェニットさんが言った所でデイルさんがも近くに来て会話に参加してきた。話をすることで気まずさを払拭させたいんですねきっと
「ああそうだな、アリシアさんが教えてくれた魔物の中にオークがいたからな」
ほー、一応オークの特徴は知っているのですね
「アリちゃん」
「はい」
「説明!」
「あ、はい、えっとですね。オークの特性として女性大好きは知ってますか?」
「うん!村の授業で聞いたよ、女性の匂いを嗅ぎ分けるのは魔物の中で1番だって」
「はい、その通りです。そしてですね…耳も良くて匂いはある匂いに関してはもうどうやってという勢いで嗅ぎつけるんですよ」
「ふむふむ………それで?」
「風向きがですね……丁度山の方に行ってるんですよ」
「……山、オーク居るって言ってたよね?」
「はい……なのであの名も知らぬ冒険者が真っ最中なのはまあ構いませんが」
「いいんだ」
いいんですよ別に、ですがね
「魔道具で防音と匂いの拡散防止をしてほしかったということですね………ね苗木と盾と綿帽子さん達」
「ああ、本当になこっちはアリシアさんから魔物の情報をもらってオークやゴブリン、遠くにはウルフ系が居ることから消臭の魔道具をうちは買って使っている」
「綿帽子は匂い収集して上に逃がすやつ」
「アリちゃん、私達は?」
「ノーラが勝手にやってます」
そう、実はノーラは今でも付いてきていて、勝手に魔道具を使っているので驚きました。あの子段々と私でも位置が不明になって来ているのでもはや気配を消す技術は私でもノーラに敵わないでしょうね
「にゃ!来たにゃ!」
ノーラが敵の接近を知らせるとデイルさんが叫ぶ
「敵襲だ!」
すると苗木と盾のメンバーであり夜目が効く吸血種であるヴェルディアーナさんが空に飛び敵を確認する
「どうだ?」
空では何も言わずに地上に降りてきてポツリと呟いた
「やる気漲ってるオークだった」
「あ〜やっぱりかぁ」
「綿帽子のみんなー!全力で頑張るよー!気合を入れて最初から出し惜しみ無しでねー!」
「「「「「「「はい!」」」」」」」
「苗木と盾もだ!やる気に満ちたオークはランクが1つも2つも上がっていると言われている油断なく全力であたってくれ!」
「「「「「はい」」」」」
「アリちゃんそんなに危険なの?」
「はい、ではあちらをご覧ください」
そう言って指差すすると向こうから赤や黄色の靄が見えるではないですか……そうやる気に満ちたオークとは魔力が可視化するほど滾っていらっしゃるのです
「え?あの靄を出しているのがオークなの?」
「はいそれだけではありません。あの魔力量で身体強化した場合というかするのは絶対なんですが、するとどういう原理かデブったお腹が引っ込み全身の筋肉へ変換されてなんとハイオークとなるのですよ、まったく面白いですよね♪」
「いやいやいや!?何いってんのアリちゃん!ピンチじゃん!?普通に危険だよね!?」
「はい現状かなりヤバいですからヴァネリア達にも参加してもらうか悩むほどですね…」
「アリちゃん!お願いだからそんなことで悩まないで!?」
「ですがピンチはチャンスも思いますしいい経験になるかもしれませんよ?」
そういった所で私の両肩にガシッと手を置かれて今まで見たことのない真剣な目でナナちゃんに見つめられた
「アリちゃんや、時と場合と相手を選ぼ?場合によっては戦闘の経験じゃなくて私達の性経験…処女喪失案件だよ?だからさ…………絶対にアインさん達も参加させてね」
「あ……はい」
私がナナちゃんに説得されてヴァネリア達にも姿を表して戦闘体制を取った所でチャラも登場した。
パンイチ姿で……
「ねぇ、アリちゃん」
「はい」
「女の人2人が出てこないんだけど」
「……でて、来れないんでしょうね」
「「はぁ〜」」
ナナちゃんと共にため息を付いた後、私とナナちゃんも直ぐに準備をした頃に丁度オークも到着するのでした
ナナ「ねぇアリちゃんはさ、その…アレを使用したことあるの?」
アリ「………ノーコメ」
ノーラ「盛ったことならあるにゃ」
ナナ「うわっ!?ビックリしたー、ノーラさん居たの?」
ノーラ「そりゃいるのは当然にゃ、猫の最優先任務はザレと共に居ることにゃよ?当然今も一緒にいるにゃ」
ナナ「そ、そうなんだですね。あのそれで効果の程は」
ノーラ「すっっっっg」
アリ「だまりなさいノーラ!」
ノーラ「にゃ!」
ナナ「えーいいじゃん別に」
アリ「そんなに知りたければ大人になったらナナちゃんで試してあげますから!」
ナナ「あ、それは………ちょっと困るかも………」
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でわでわ、また来週投稿します




