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心欠け騎士、TS転生し二度目の人生を〜心を知れて幸せです〜  作者: きよわわ
アリシア 10歳編

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137.気落ち

パパ、ママ達へ

なにか行動して、その行動がなにも意味をなさなかった。もしくはそもそも自分じゃないほうが良かったかもとか、もっとうまくやれたんじゃないかという後悔ってしたことある?そこから立ち直る為にはどうしたらいいかな……

         ジメジメしているナルシェナより


トラ「そんなときこそ共婚者だろ!」

妻達「わん「「共婚者に慰めてもらう!」」」

 ***ライラック***


「なあザレ…これを見てくれ」


 ボクの愛するザハレグスによく見えるように、ボクは共婚者の腕輪を見せつける。するとザハレグスはフッと微笑むと「ライラック様?」……微笑むと腕輪を見せていた手を取ると片膝を付き『じゃあ、これからは君は「ライラック様ってば」』……(怒)そうしてボクとザハレグスは正式に恋人となりお付き合いが始まった。


 数年後にはもっと共婚者が増えはしたがちゃんと結婚して、ライラック・ガドリグという名前からライラック・ザハレグスとなった。名が変わったのは本当に幸せを感じ「ライラック様、そろそろよろしいですか?」


 ……むぅ、休憩中くらい幸せを思い出していてもいいだろうにまったく


「……ああ、分かった」


 教会のハイエルフに急かされ立ち上がる。今現在チアヨリ領都の地下空間を埋める作業中に現実逃避しようにも、休憩中に妄想や思い出を思い出していてもこのハイエルフに邪魔されて精神的な疲れが癒えはしない


「だが、ほんっっっっっっとうに広いな」


「ええ、この広さはすごいですね。まあ同時に被害者の数も多すぎて驚かされましたが…」


 ハイエルフが眉間にしわ寄せて不快感をあらわにする


「犠牲者の数は…やっぱり分からんか?」


「はい、申し訳ございません」


 仕方がないとはいえ、ある程度の数は把握したい、それと…

「探している人物についてはどうなっている?」


 そう聞くとハイエルフが人を呼び話をするが、ドンドン顔色が悪くなっていく


「ライラック様申し訳ありませんが…」


 ハイエルフの話を聞くとボクはここで行われいたことにドン引きする羽目となりそして思わず『粘度じゃないんだぞ』とつぶやいてしまった


 何故なら聞いた話は、人と人や魔物を繋ぎ縫い合わせたり、謎の魔法か技術で組み合わされていたりしてもうぐちゃぐちゃらしい


 だからそう呟いてしまっても仕方が無いだろう


「しかし……そっかぁじゃあザレからの頼み事はいくら猫の部隊でも見つからないだろうなぁ」


 予感は的中するだろうな、それも含めて報告をすると思うと


「胃が痛くなりそうだな」


 実際に胃のあたりに違和感が…


 地下空間を埋め終わった後ザレのいる宿屋へ、ただの宿屋ではなく鷹と苗木の猫の部隊が経営している宿屋だ、情報収集やその他色々と便利ではある


「ご報告が」


 暗い顔で言わないでくれよぉ…


「き……聞こう」


 結果………予感的中


「あ…あくまで今現在です!必ずご遺体だけでも見つけて見せます!」


「いや、生存者の中にいないだけでも十分だろう」


「それと…」

「待ってくれないか」


 思わず言葉を遮ってしまう。


 ザレに報告するのはボクだよ?心が出来た旦那に報告するんだぞ?好きな相手を暗い表情にしたくはないし、落ち込ませたくないんだが…聞かなければならない


「すぅーはぁー……よしこい!」


「…仲良くされていたお婆さんが、亡くなりました」


「………」

「………」


 言葉にならないなぁ


「分かった、それも伝える。ザレはどこに?」


「もう起きて鍛錬中ですよ」


 お礼を言って報告のため鍛錬ができる中庭へ、シーツ等が干されている場所の一角で………………座っていた


 ちっ、久々に鍛錬を見れると思ったのに、まあこの距離でも気が付かれてると思うがもう少し待つk

「ライラック、報告ですか?」


「ああ、邪魔したか?」


「いえ、ライラックならいつでも良いですよ、貴方はリシェアやヴェルーナのように絡んできませんからね」


 ………キュンとしてもいいだろうか?


 っとそうれどころじゃない


「頼まれていた事についてと……ちょっとな」


 ボクは報告する。取り敢えず生き残っている人にドル兄とエン姉と呼ばれる人はいないことそして…


「ザレが依頼で会っていたおばあちゃんだが、亡くなったそうだよ」


 ボクはザレを注意深く見るがザレは『そうですか』と言うだけでなにも動揺したりはしていない


「ザレ…平気か?」


「………」


 ザレは胸に手を当てて目をつぶり、しばらくじっとするが


「問題は無いようです」


 それは…大丈夫なのか?


 心を得て喜んでいるはずのザレ、それで少しでも話たり仲がいいような報告を受けていたんだがそんな仲良くなったであろう人物が亡くなって心動かないとは…


「ライラック、貴方は忙しいでしょう?報告は受けましたから休んだほうが良いと思うのですが?」


「あ…ああ、困ったり相談は受けるから何かありようだったら起こしてくれていいからな?」


「気遣いありがとうございます」


 少し気になりつつも私は向こうに戻るためにも体を休めるために部屋を借りて眠りにつくのだった





 ***ナルシェナ***



「ふあぁ〜」


 昨日?いや日付的には今日か、その日の日が昇る前に帰宅し寝て起きたのはいいけど


 寝ててよかったのかな?


 そういう疑問を浮かべざる得ない、けどまあ隠れ家?的な一見普通の宿屋の一階に降りると端っこのテーブルでご飯を食べているアリちゃんに朝の挨拶をして取り敢えず向かいの席に座る


「おはよー、アリちゃん」


「はい、おはようございます。お昼ですが」


 アリちゃんと視線があったんだけどなんか気まずそうに視線を外された


 うーん?

 ………あっ!なんとなく分かったぞ


「2人…えっとドル兄とエン姉は、見つからなかったのかな?」


「………」


 う……わぁ、なにも言わないってことは私にもっと最悪な展開ってことだよねアリちゃん


「言って……アリちゃん。私は大丈夫だからさ」


「あ……う……」


 気まずそうに手に持っていたコップで顔を隠すアリちゃん。

 おい、最近というかお婆さんの時の様にキャラが変わってるよアリちゃん(汗)


「言ってよ」


「……ナナちゃんが寝ている間にノーラとライラックが報告が来ましてまずは、ナナちゃんが説得して自首するはずだった領主は自首せずに逃亡しようとして…処刑しました。次に生存者の中にお2人はいませんでした。それと訃報が1つ…そのですね。お婆さんが………お亡くなりになりました」









 え?








「ナナ……ちゃん?」


「………あ………うん、大丈夫」


 ちょっと、受け入れられなかった。ドル兄とエン姉については多少なりとも覚悟はしていたし、潜入時に見た光景から、被害者が捕まってから生きていられる時間が短い事は予測できる。でも…お婆さんは……いや、老い時だし長生きはできないとは思ってた…


 けど、こっちで色々と済ませて今日にでも向こうに戻ってお婆さんに仇というかなんというか…家を壊した人というかなんというか………とにかく倒したよって報告でもと思っていたけど


「そっか…………そっか………あっはははは」


 それに領主……説得は無意味だったかまあそうだよね。けど、けどさぁ…


「ナナちゃん」


 アリちゃんが席を立ち私に近づいてきて私の肩に優しく手を乗せる


「うん、とにかく分かったからさ朝ご飯食べよ!」


「はい、お昼ですが朝ご飯食べそこねているでしょうし直ぐに用意させます」


 アリちゃんが私の昼食を頼みに行ってくれた。私は今はちょっと動けないから助かるや


 しばらくしたらステーキが運ばれてきた


「命の…糧を今日のお昼も、いただき……ます」


 食事はいつもだったら楽しく美味しく食べてたけど、今日はそんな気になれないな…


 黙々と食事を続け食べ終わって部屋に戻ってもまだ私の心はモヤモヤしたままだった。


「はぁ……」


「ナナちゃん」


「ん?」


 アリちゃんがベッドに座る私の隣に座り話しかけてきた。きっと元気づけようと

「いつ頃向こうに戻りますか?それとも…」


 違った。なんとも現実的な話だった、アリちゃんさぁこういうときは励ますものなんじゃないかな?


「すぐにでも向こうに戻ろう、お婆さんのお墓に花を添えて一応報告もしたいし、保護した子たちに2人のことも言わないと…ね」


 そう一応ちゃんとね。知ったからには、教えておかないと


「部下に報告させることも、ヴァネリアやアインから伝えることもできますが?」


「ううん、私が直接言う事に意味があるし私自身が頼んで保護してもらったからさそこはちゃんとしないと」


 まあ、保護してもらってその後は、アインさんが手続きしたから私のことなんてあの子達が覚えてるかどうかも怪しいけどね。


「そうですか、では今夜また急ぎ戻りましょう」


 そしてその日の夜にまたあの移動方法で戻って、施設で寝て翌朝、アリちゃんの案内のもとお婆さんのお墓に向かった


「………」


 アリちゃんは墓地の入口で待つようで、お婆さんの墓前には私しかいない


 私は花を添えて手を合わせて一応報告した


 家を壊した人達は倒したというのとそんな連中を招き入れたであろう領主に拳も入れたことも


 ……でも、私の心のモヤモヤは晴れなかった


 次に行こうとアリちゃんと合流したけど


「アリちゃん?」


「…申し訳ありませんが子供達の所にはアインの案内で向かってください、私はもう少しここに居ます」


「うん…分かった」


 私はアインさんの案内のもと子供達はと会いドル兄とエン姉のことを話してから施設に帰りベッドに潜り込みモヤモヤが晴れないことにどうすればいいか悩むのだった

前回と同様に4,000字超えず、短くてすみません

m(_ _;)m


風邪が治らず月、火と会社を休みました。

まだ咳が出ますが、仕事が溜まっている予想から会社に行くと案の定に急ぎの仕事が積まれていましたよハハハ

木曜日に欲しいと?1日で仕上げろってことですねw

まあやりましたが…

それよりも皆様は医者には行きますか?作者は悪い医者にしか出会ったことがなく、安心をもらったことがない上に出される薬より市販薬のほうが効くので滅多に行きません。いつか良い医者に会いたいですねその為1回行った病院には行きません。あ、歯医者は別ですよ


でわでわ、また来週投稿します

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