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心欠け騎士、TS転生し二度目の人生を〜心を知れて幸せです〜  作者: きよわわ
アリシア 10歳編

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115.個人差はこんなところにも…

ナナヘ

もういい歳になったのだからあまり心配はしてないわ

けれど細やかな部分で心配してしまう私を許して欲しいの特にあなたの幼い頃の癖は今でも心配よ、だから手紙に書いておくわね『さわるな危険』は本当に危険だから触っては駄目よ

          あなたの産みの母ネーナより


ナナ「ネーママ、その癖はもうとっくに無いよぉ」

 ***アリシア***


 扉を閉める瞬間に、ヴェルーナに不穏なことを言われました。


「もしかしなくとも、ヴェルーナの感では私の目的地とヴェルーナの作戦地が一緒と言う感がするのでしょうか?」


 うーん、確かに今回の騒動は領都でしょうかね。そして、領主に接触したものもいますし、その接触者にドウトピーの商人………ああ、ヴェルーナの感が当たりそうですね


 私は頭を軽く横に振ってから、ナナちゃんが居る部屋の扉を開けた



「ただいま、ナナちゃん」

「……………『チラッ』ん……………」


 完全に屍のような状態ですね、ですが返事したからまだマシという感じでしょうか?


「えっと、ナナちゃん?私ね明日は武器を買いに行ってくるけど良いかな?」


「…………『ゴロン、ジーーー』………好きにすればいいよ、私こんな状態だし、どこにも行きたくないもん」


 少しだけイライラしているようですね


「はい、分かりました」


「武器買った後でいいから、なんか美味しいもの買ってきて」


「はい、ナナちゃんの好みとなるとカムカム出来るものでしょうか?」


「うん、食べるかどうかわからないけどね、お腹痛いし」


「はい、食べないようなら私が食べますから」


「私のなのに?」


「ええ………だめでしょうか?」


「駄目だよ私が食べるし」


「?はい、ですからナナちゃんが食べなかったり、残したらの話で」

「私のだから!アリちゃんは食べちゃ駄目!」

「…………はい、分かりましたでは明日買ってきますね」


「うん、お昼までにお願いね」


「はい、では私はお風呂n」

「お腹さすって」

「…はい、では失礼して」


 アリシアは、部屋に入ってからずっとナナちゃんのわがままを聞くのだった。アリシアがお風呂に入れたり自分の時間を持てたのは日付が変わる頃で、ナルシェナが深い眠りについてからだった



 ……………

 ………

 …



「ふぅ…今回は逆に1人きりにしてはダメだったようですね……………」


 寝る準備を済ましてベッドに腰掛ける


「……すぅ……すぅ……すぅ……」


 ナナちゃんが小さな寝息を立てて眠っている


「うーん、やはり同じぐらい生理が重くて、少しでも共感出来ればその辛さを分かってあげられるのですが」


 下腹部をさすり、軽いことを喜ぶべきか悩む私


「いいえ、我儘ですね。重い人が聞いたら、本気で怒られる事を言ってしまいましたね」


 ナナちゃんの生理による不安定な精神状態、共婚者であるがゆえに特に腹も立たないがそれは私だけか、それとも普通は聞きつつも腹を立てるものなのか


 どちらが人間的思考か、ザハレグスの時のように考えつつ私は眠りについたのだった




 翌日、朝食時から少しわがままなナナちゃんをかまいつつ武器を買いに外に出た。その際とある事で少し聞きたいこともあったので、アインと一緒に買い物に行くことにした


「おはようございます。主様」


「おはようございますアイン、今日は隠れず共にいることをお願いしますね」


「はっ」


 そして歩き出す。道は………昔はこちらにいい武器屋さんがありましたけど今も?

 はい、在るんですね。良かったです


「それで…主様、私に聞きたいこととは?」


「ヴァネリアは………平気でしたか?」


「?…えっと申し訳ありません。質問の意図がわかりかねます」


「あなた方黒羽は、仕える者の為に知れることは知って、主の声一つで動くのです。私に関係があった3人のことも当然知っているでしょう?ドウトピー帝国の間者と…」


「………ヴァネリア隊長は、私怨で動くことはございませんでした。しかし怒りで殺気を放ち、物凄い剣幕で訓練場に行った後、物に八つ当たりをしました」


 アインは何故、ヴァネリアがドウトピー帝国関係者で怒るのかは知らないようですね


「仲間の事ですし知っておきますか?」


「……はい」


 とはいえアインは黒羽のブローチを持つもの、ある程度の情報は持っているのでヒントを与えれば理解はするでしょう。詳しく話すのは流石に本人のみに許されたことでありますからね。なので


「ヴァネリアは、ドウトピー帝国で起こった吸血する魔物と同じと見られた。吸血種排除、吸血鬼狩りの生き残りですよ…詳しくは本人から聞いて下さいね?」


 そう、そんな差別があった。いえ、今もある国がドウトピー帝国なんですよね。まあ人の心理的には血吸の魔物が居るという情報だけで姿は不明…


 その不明がゆえに人々は想像し、血を吸う事が知られている吸血種に疑惑が行き、そして迫害へ


「そう……ですか、ヴァネリア隊長も、辛い過去の持ち主だったんですね」


 はい、そうです。鷹と苗木はザハレグスの人間観察のために人を救うことをためらわず助けてしまいましたからね多いですよ、そういう苦境や絶望にいた人


「そうですね」


 ヴァネリアは最初ヴェルーナの部下として最前線で戦っていました。ですが後にその土地を知っているので潜入の道案内等をしている内にノーラの部下となりました


「着きましたね、ここが今回主様が武器を買うお店となります」


 少しムッとしながら言うアイン、どうしたのでしょうか?


「アイン、何か?」


「いえ、良き鍛冶職人を雇ってい施設を利用せず、街の職人のところで買うなんてと思いまして」


 アインはどうやら私が鷹と苗木の施設を使用しないことに不満が出ているのですね


「アイン、今の私は成長途中で武器を壊したり合わなくなってしまいます。なので頻繁に買ったり手入れを必要とします」


「わかっています。ですが…団員用の武器を作られているジギンド様が少しかわいそうです」


「そうですね…ですがあっちこっち行く私とナナちゃんには施設以外の武器が良いと思います。何処にでも施設はあるわけではありませんからね。今は専用武器以外の武器になれなければいけません」


「そう、ですか…」


 …………



 中は普通の武器屋であり、既に作られている武器が種類別に置かれていました。


「………目新しいものはありませんね」


「そうですね。今の主様が使う東刀は………無いですね」


「………」


 私も探すが東刀はない……予備用に欲しかったのですが、無いものは仕方がありません


「らっしゃい、お探しの武器は見つかりましたかい?」


 奥から出てきたのは、ドワーフの老時のオジさんでした。彼が作った武器?


 ワタシは違和感を覚える。ドワーフで鍛冶の道を行く者は、必ず才ある者であり、探究心溢れる者ばかりにも関わらずココにあるものは失礼ながら2流も良い所で


 どれもこれも出来上がりが不揃い問題は無くとも優、良、可の3つで優だけがない感じです

 まあお弟子さんが作って、店に出せそうなものを出したと言うやつなのでしょうが…


「すみませんが東刀は置いていますか?」


「ああ?アズマトウ?ねぇよそんなナマクラ」


 不満そうに文句垂れる


『モヤッ』

 おや?

 私の胸の内に不満と言うモヤが発生しましたよ?それもそのはず、愛用し折れはしたものの、それは東刀がナマクラなのではなく私の技量不足が原因なのですから


 うーん、この人が東刀の事をナマクラというのであれば職人として節穴さんなのでしょう


「アイン、別の店に行きましょう」


 二度と此処は訪れないし利用しない、そう心に強く思うのはザハレグスの常識?辞典にも簡単に書いてあるほど単純です


 誰もが、自分の好きなものを否定されれば不満に思い嫌う。とね


 見事、私はその通りになったというわけです


「はっ!」


「はんっ、冷やかしかよ」


「………」


 なにか言う必要もありませんよね。ただこの鍛冶師は東刀を嫌い、私は東刀を好きなだけ、それだけです…


 店を大人しく出る


「………」


 アインが店を出た瞬間不満の空気を纏い始めた。私はなにかする雰囲気をアインから感じ取ったので制止させる為にも声をかけた


「駄目ですよアイン、私が東刀を好きで使って、あの鍛冶師は東刀を嫌いなだけ…故意になにかしてはいけませんよ?」


「…了解」


 なんですかその苦渋の決断というような声は…まあ指示に従って、何もしないのであれば構わないですけどね





 次の店は、先程の鍛冶師のお店よりも剣の出来は良かった。その上


「…東刀ねぇ、確かに素晴らしい剣ですが、どうに作るり手も使い手も選び、多くはいません。なので申し訳ありませんがウチでは作ってませんし買いもしてないので置いてないんですよ」


 と本当に申し訳ないと言う顔をされて謝罪をしてくださった


「ですが、お客様に満足いただけるか分かりませんが、一応は注文してくだされば作りましますよ?」


「満足とは?」


「東刀はその道の人でなければ、東刀と呼べるものにはならないからです」


「ほぅ、作りも違うのですか?」


「ええ、全く違いますなので形だけの東刀となりますね」


「教えてくださり感謝します。東刀に関しては別の店で買い求めますね。それで……」


 私は直剣を2振り購入した


「後は…」


 ナナちゃんのって、もうすぐお昼じゃないですか!?

 ヤバいです、買ってたら間に合いません。むしろ走って帰らばければお昼に間に合いませんどうしましょう!


「ニャ!」

『ズイ』


 コメット?あ串焼きの少し焼き過ぎを買ってきてくれてたんですか?感謝します!


「早く行くにゃ」


「ありがとうございます!!!」


 全力で走って帰ったものの、情緒不安定のナナちゃんが串焼きを二本ほどその場で食べて、後ははいらないと言われたのでアイン達とすごくカムカムしながら食べるのであった。


 それから時は過ぎて、現在時計の短針は3の数字を指しています


「………『モグモグモグモグモグモグモグ』」


 私は無言で噛む


「……主様、リタイアしても?」


「『コクリ』『モグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグ』」


 か…噛み切れません(汗)

 この肉はただ反発する固まりとなっています、ゴムみたいです。飲み込むのは…かなり勇気と力が必要な大きさで不安しか無いです。


 なのでもう少し噛み切れて小さくしたい『グニュグニュグニュ』って、手強い…


「情けないなアイン、私はまだ行けるぞ『ガブッモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグ』」


 頼りになるなるヴァネリアは何故か良好で、口の中で何かしているのか、どうにか噛み切れているようですね


「にゃ………にゃ〜」


 コメット、リタイア…『あ、顎がァー』といい白旗を上げました。獣人がダウンされると困るのですが…


「うぅ…『モグモグモグモグ…………モグ………モグモグ』」


 なっっっっっっっがいこと噛み続けて居るのはスーリア、もう諦めて良いのですよ?


「『モグ………ゴクン』………クスン『ガブ、モグモグ』」


 少し涙目で食べるミュイ、拷問ではないのでリタイアしても良いのですが?


 何にせよ40本の串焼き、そのうちナナちゃんが簡単に食べた2本を外して38本、それ食べるのにこれほど時間がかかるとは…ナナちゃんの顎どうかしているのではないのでしょうか?




『バンッ!』

「ガウッ、ザレここか!?」


 おっと良い顎、もといヴェルーナが来ましたね?ほら受け取って?


 私は串焼きを投げる…良い子は真似しないでね?

 食べ物を投げるのは本来の自分いけないこと…のハズですから


『ポイ』

「ん?あ~~ん『ガブッ………』……コレは食べ物か?」


 串焼きに齧り付いたが、棒を持ち離してわざわざ聞くヴェルーナ


「食べ物です。どうぞ口から胃に流し込んで下さい」


「が、がう?いや、噛み切れないぞ?」


 ヴェルーナに渡したのはもう冷めてしまったようですね。ですが妻ヴェルーナよがんばってくださいね?


 私は笑みを1度ヴェルーナに向けて串焼きを食べ続け…いえ、噛み続けるのでした……本当に自分噛み切れませんねただの串焼きではないようですね


 それから数日後、ドル兄とエン姉の行方が判明しヴェルーナの言葉が当てはまったことに少し頭を抱えた

***** ***** *****

焼き過ぎた串焼き38本中

○アリシア、7本

後半は4本はナイフで細かく切って食べ…飲んだ

○ヴァネリア、9本

吸血種の牙を巧みに使い噛み切れた為に何とかなった

○アイン、5本

気合で頑張ったが顎が限界だった

○コメット、4本

後日顎が筋肉痛となった

○ミュイ、5本

飲み込み処理…後日お腹を壊した

○スーリア、2本

後日噛み切れない肉の悪夢を見た

○リュピ、2本

この日を境に硬いものを避けるようになる

○ヴェルーナ、4本

程よい肉の硬さが良いと思い知った

***** ***** *****



でわでわ、またいつも通りに日曜日に投稿します

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