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心欠け騎士、TS転生し二度目の人生を〜心を知れて幸せです〜  作者: きよわわ
アリシア 10歳編

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94.魔力解放の儀式

 ***アリシア***



 領都襲撃から2年が過ぎました。勿論お母さん達も無事に出産をしており、領都も復興と拡張が終わった


 そう…あれから無事に全てが進む、クカバン帝国の行動がピタリと止まり、当たり前の日常が過ぎて行くのでした


 私、アリシアは腕輪に誓いをしてから無事にザハレグス化が出来るようになった。今後はもう二度となれない事はない、私の1つの力として今後は使えるようになる。精神系の攻撃はほぼ無効です


「ふっふっふっ」


「ご機嫌ですね、ナナちゃん」


「そりゃあそうだよ!だって魔法だよ!私達もとうとう魔法デビューだよ!」


「そうですね、おめでとうございます」


「えーー、なんか他人事みたいに言うんだね」


「前世持ちですから…」


 魔法デビューは済ませております


「そりゃぁそうかもしれないけどさぁ、こう…一緒に盛り上がって『どうする?なんの魔法を最初に使う?』

 とか『えーやっぱり最初は火でしょ?』

 みたいなやり取りしたかったんだけどな、ノリ悪いなぁもう」


 それはすみませんでした


 私達は教会の中に入り、開いている席に座る


「ねぇ、アリちゃん具体的に何かするの?」


「いえ、封印を解除するだけであとは色々とありがたい話を聞くだけですよ?」


「えぇ?」


「頑張って聞いてくださいね」

「ちょいまち」

「聞いてくださいね?」

「はい」


 本当に頑張って聞いてください、無駄では無いはずですので


「では、この世界の魔法神に祈りを捧げるのです」


 既に石像の前に立っていたハイエルフの神官さんがそう言うと集まった子供たちは一斉に祈りを捧げる


「…………祈りって何を祈るの?」


 とても小さなつぶやきでそう言うナナちゃんの言葉に


「普通にこれから上手に魔法が使えますようにとかでいいんですよ?」


 と返し私は私で祈る


『魔法神様…私はとある神様のお陰で2度目の人生を歩むことができています。そのお方に感謝と、今度は明確な意志を持ち魔法を使うことを誓いますのでどうか、私に守るための剣となる魔法と、盾となる魔法が上手く使える様お見守りお願い申し上げます』


「……………」

「…………『チラッ』」


「では皆様どうかそのままで…偉大なる魔法神様がそなたらの良き未来のために、偉大で世の理を曲げる力を行使することのご許可を賜わりました。この力、魔法を使いて自らの道を…………」


 やっぱり長い話をするんですよね………ナナちゃんは聞いていますでしょうか?


『チラ』


「……………眠くなりそう」


 まあ、普通はそうなりますよね。ちなみに起きている理由なんか何1つありはしません。


……………………………

…………………

…………


えっと神官様のお話は今どこでしょうか


「…であるからして魔法神様は、幼いままで感情のままに力を使い己の体ごと消滅させてしまった事に嘆き悲しまれまして…………」


 ああ、何故十歳で魔法解放の儀式を行うかの説明ですね。まだまだ話は続きますよ〜



 しばらく聞いていると……ようやく話が終わるようです



「あなた達の輝ける未来を祈り『let go』」


『ズキッ』


 !?


 開放のキーワードを唱えてくださった瞬間、私の左手が…あの黒くなった部分が、一瞬痛みを訴えました。


 ナナちゃんを見ると同じらしく、眼帯を手で押さえていました


「いっつつー何?あんなものなのアリちゃん?」


「いえ、そんなことはないはずです」


一度痛みが走っただけで違和感なし、何だったのでしょうか?わからないものを考えていても仕方がありませんし、今は儀式の最中です。せっかく解放のキーワードを言ってくださいましたし魔力を感じてみましょう


「さあ皆さん、魔力を感じてください、あなた達の新たなる力を…」


 そうそう、キーワードといったのは、実は儀式の解放魔法は特別な封印ではないのですよ、解放は誰にでもできるのです。ただ特別にしたほうが子供に待つように言えますし特別感を得られるというものです


 それにしても久々です……そうそうこの感覚、これが魔力…この力とザハレグス化の2つが有れば私は滅多なことでは負けはありません。出来ればザハレグスのとき使っていた直剣もあればいいのですが…そっちは身長が足りないのでお金を貯めて今の私に合ったサイズの直剣を買いましょう


「ナナちゃん…」


「ん?」


「魔力を感じてください」


「ほいさ」


 目を閉じたナナちゃん、何かを感じようと努力しています…どうでしょうか


「ん?……………んんーーーあっこれかな?」


「………そうです。それですよ」


 私はナナちゃんが動かした魔力の流れを感知して肯定する。異世界人の転移者ならともかく元々魔力と密接に生きている私達がわからない訳がありません。無事、自覚したようです。


 異世界人の転移者は分からない理由は簡単で無縁で今まで感じることなく生きてきたからです。だから魔力巡回で他者がこれが魔力と教えないと理解と自覚は難しいというだけですのですぐに出来ます


「では魔力が開放されたあなた達は、魔法神様の加護を受けました」


 神官様のありがたい話が再び始まった。しかし…加護?


「まずは魔力膜、これによりあなた方の皮膚の上に魔力膜という第二の皮膚が出来て軽い怪我などはしなくなるでしょう」


 確かに魔力膜により転んだり、草などで指を切ることは簡単には出来なくなると聞きましたね


「知ってるよそれぐらい…」


 はいナナちゃんから私は聞きましたね、それにしてもやっぱり解放後のお話は聞き覚えがありません。ザハレグス時代には教会で説明が無かったのでしょうか?

 それともザハレグスが単に覚えてなかったのか?


 まあいいです。また機会をいただけたのですから。今度は、しっかりと聞きましょう


「次に魔力があることのより魔毒への抵抗力ができます。これにより、回復阻害の軽減や魔毒の痛みへの軽減がなされます」


 1番ありがたいのはこれですね


「よっし、これでかすり傷は気にしなくていい!」


 と小声で喜ぶナナちゃん。怪我自体を避けてほしいのですが……まあ、相手次第なのでそこを考慮しての発言かもしれませんね


「最後に……魔法神様が授けてくださった魔素霊体に魔法の詠唱呪文を書き込み、発動呪文をイコールで結び使うキーワード魔法についてですがこちらは周りに人がいなく、誰も侵入出来ない場所で刻む事をオススメいたします場所がないとおっしゃる方は教会で部屋を銀貨1枚で貸し出しますゆえ遠慮なくおっしゃってくださいね。では長々とお話をお聞きくださり、ありがとうございます」


 さ・て・と……どうしましょうか、私も私の魔素霊体を確認したいです。前世からの引き継ぎがなされているかどうかとか


「えっと、アリちゃん早速書いたほうがいいよね?」


「そうですが………」


 神官様の前に多くの人が並んでいる


「これはザレに頼ったほうがいいですね」


「だーね、よろしく」


「はいはい…移動しますよ」


「はーい」


 私は復興後ノーラから連絡があり、隠し拠点としての場所を知っているのでそこに向かう。たどり着いたのは1つの店


「えーと」


「何この店」


 お菓子屋さん?


「店はカモフラージュです」


 中に入るとそれなりに子供や女性に人気なのでしょうか、人が居ます店員さんは、顔見知りですね。ザレの頃に…ですがね


 私を見て、一瞬止まりましたが直ぐに店員として行動をします。止まっちゃ駄目でしょうに…まったく


「アリちゃん、このままトイレに向かうの?」


「はいトイレの手前にスタッフルームがありますのでそこに」


 トイレと書かれた扉を開けて入ると短い廊下があるところに出ます。真正面が女性用トイレの扉右が男性用、そして左が今回ようがあるスタッフルームの扉


 ノーラから渡された鍵を取り出し開けて入る


「………」

「………」



 二人ほど待機している人がいた。中にナナちゃんと入り扉を閉めると


「お帰りなさいませザハレグス様!」

「お会いできて感激ですザハレグス様!」


 ノーラ、いえまあその………ノーラの部下は確かに口が硬すぎると言えるぐらい情報が漏れませんけど、まあいいですかね


「はい、お久しぶりです。私も無事会えて嬉しいですよ」


「あぁ、お言葉を頂けて感謝いたします」

「貴方様の直接の言葉忘れません」


 忘れても問題ない言葉ですが…

 あっそういえば、私はまだなにか1つに夢中になることは無いですね


 ああ、もちろんナナちゃんは好きですけどそういう夢中ではなくて、敬愛?とか推し?というやつですかね


 いつかはそれも知りたいですね。


 私はふふっと笑い、奥の部屋を使っていいか聞くと1番の部屋は使用中なので、2番の部屋を使ってとのことで奥の部屋に行くために先程使った鍵に魔力を流す。すると鍵の先が変わるので奥の部屋へ続く扉の鍵穴に挿して回し開ける


「へー」


 ナナちゃんが感心するように声を出す


「まあ面倒ですが、簡単に奥に行かれても困るときもありますしね」


 扉をくぐり、階段を上がって二階の廊下にでます。


 ふむ、ここは3部屋しかないのですね、奥から1番と2番となりますので真ん中の部屋に入ります


「さてと」


 内鍵を締めて誰も入れないようにして、壁にある魔導具をまとめて起動


「うわっ!?」


 部屋の真ん中まで歩いていたナナちゃんが突然の魔力に誰かに押されたか急に1歩踏み出してとどまって、こっちを振り向く


「ああ、ごめんなさい」


 儀式後により、魔力の認識をしたばかりのナナちゃんにとって急に部屋に満たされる魔力は後ろから急に『わっ!』と驚かされた状態に等しいですね


ふふふ、ビックリさせてしまいましたね


「アリちゃん、今のって魔力だよね?」


「そうです。いくつかの魔力が同時発動したのとまだナナちゃん自身が魔力に慣れていないので体を通過する魔力に体と感覚が驚いてしまったのですね」


「なるほど…」


「今までも、防音魔法とかで通過していましたが魔力がありませんでしたので何も感じることなかったのです。ですが、これからはよくあることと思ってくださいね」


特に誰かが索敵や捜索に範囲系の魔法を使った際に、範囲内にいれば強制的に感じてしまいますからね


「はーい」


 さて、では早速


「ナナちゃん、なぜ教会がキーワード魔法を書き込むのに周りに人がいないだの個室を貸し出すかという理由をお見せしますね」


「うん」


「すーーーはーーー」


 集中し祈る


(偉大なる魔法の神よ加護を魔素霊体を我が眼前に顕現させたまえ)


 すると自身の直ぐ側に魔力を感じるので目を開けるとそこには、マネキンのような白い裸の状態の私がいる


「裸なんだ…」


「ええ、他の理由もありますが1つの理由はこれです。女性にしろ男性にしろ、全身白とはいえ裸を見られるも同然なのですよ」


「なるほどね~」


説明したいですが私は、別の事に気を取られています


「もうちょっと腰を引き締めたいですかね…太腿ももう少しキュッとして」


私は自分で出した魔素霊体をじっくりと、くまなくチェックしました


「バランス的には問題はなさそうですね」


正面に立ち真っ直ぐ見る。うん、太ってもないし痩せすぎているということもない、問題はありませんが私的にはもうちょっとだけ筋肉をつけたいですね


「ムムム…」


ナナちゃんが何やら祈っている。と思いきやいきなり大声をだした


「いでよ、魔素霊体!」


まあそれでも出ますけどね…


ナナちゃんの正面に魔素霊体が見事出現した


「………………」

「………………」


ナナちゃんが無言になりました。どうしたんでしょうか?


「なんか………恥ずかしい」


まあ、裸を見てくださいと言っているようなものですからねぇ


「しかし、こうして見てみるとナナちゃんの方が下半身がしっかりしてますね」


私よりお尻が大きく太腿も肉感がすごい


「ちょっ!?だって足場を意識するとどうしても力が入っちゃうから仕方がないよ!」


「分かってますよ、今は成長期でもありますのでまだまだ体は変わっていきます。全体的にはほぼ問題なしですね、綺麗な体です」


「見比べると、私の方が方が少し肩が上がってる?」


「武器の違いもあるのでしょうね」


私は自然体で剣を、ナナちゃんはファイティングポーズでナックル主体、なれないナナちゃんはまだ余分な力が入るので筋肉を使い成長させてしまうというところでしょうか?


「さあ、この魔素霊体身体チェックのためではありませんので次行きます」


魔素霊体には、黒い痣は関係しないということもわかりましたしね

週1ペースに戻ります


でわでわ、また来週投稿しますね

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