0 転生前、最強の男ザハレグス
作者めっちゃ豆腐メンタルなので何がダメージになるか分かりませんので書くだけ書きます
感想、誤字脱字報告などを見ずにまっすぐ書くことだけを考えて行きます。
誤字脱字等はいつか直すと思います許してください
剣の腕前は連戦のお陰か相手が同じか僅かに俺の方が上に感じる
戦争相手の帝国精鋭で10人いたがこいつで最後、うまくやってどうにか相討ちに見えるように
死なねばならない、仲間のためにも。
俺、ザハレグスは田舎の農家に生まれ育ち家の稼ぎのために才能のあった剣で家族を支えようと騎士を目指した。だが田舎でそこそこだろうと思った剣の才能は気がつけば国最強のほどの才能であった。
あっちこっちで俺の力は駆り出されて武勲をたてまくり爵位や金銭を与えられた。
だが、そんな平民の俺を貴族連中は疎ましく
思っていたのだろう俺の暗殺計画を部下がどっかからか情報を仕入れて来て俺に教えてくれた。
国や仲間のことを常識で考えれば戦えるとこまで頑張ってから死んだ方がいい、暗殺で死ぬのはダメだ計画を知ってから俺もとある計画を進めた。
戦争のちょうどいい止めどころ俺と現在争っている帝国の最強10人これが同時にいなくなれば停戦に持ち込めるはず。
そう思い計画を始め見事相手と相討ち演じて今、流れ行く血を動かぬ体で眺める。思い残すことは無いはず
「・・・・」
いや、あった。心残りがひとつ自身の心だ昔から欠けているこの心、何事にも動かされることの無いこの心回りを観察して知った風に装う行動でなんとか回りに馴染めていたのだ
「結局、知ることは出来なかったか」
そう呟くと不意に胸に穴でも空いたかのように冷やりとした
「幸せを感じてみたかった」
再び胸になにかが来る今度は痛みだが、この痛みは味わったことはない外傷による痛みではないそれを理解すると涙が溢れてきた
「ああ、これが感情なのか?」
今になって今になって理解できたすると今度はあれこれと過去を思い出す
(クソクソクソ!)
悲しいのだろう涙は止まらずただ帰りたいと、言うことの聞かない
体をモゾモゾと動かす
「今更ながら心を知ってしまうとは」
生きたいと、願ってしまう。感情を・・・心を 知った今なら分かる。
家族の事、部下や王国の人々の俺を心配してかけてくれた言葉の意味、偽って人の振りをしていた。
罰だろうか
「くそっ!」
願わくば罪は今死ぬから許してほしい来世があるなら今度こそ幸せを・・・・
『それはあまりにも悲しい!』
(だれ・・・だ)
『あんなに!あんなに他人のために頑張って尽くして自ら感情が欠けていると理解しつつも知ろうと努力をして他人に向き合おうと頑張ってきた貴方がこんな、こんな終わりかた・・・・
良いわけないじゃないですかー!』
(何を言っている?)
『幸せにならなきゃダメです!
思い出して悲しい思いだけなんて辛すぎます!
貴方は大勢の人を笑顔にしてきました!』
(その分、戦場でいくつも散らしてきた)
だから、仕方がない
『そうですけど、そうですけどー!
それじゃ駄目なんです。私が嫌なんです!』
この子?は納得できないのだろうがそれが現実だ。
他者の命を奪ってきた俺の最後なんて、こんなものであり人ならばこういう行動をするだろうと偽っていた。
だまし続けてきた罪は命をもって償うということなんだろう
『うううううう、やっぱり納得できない。
もう一度、貴方は記憶を持ったまま人生を歩んで貰います。
今度は幸せにならなきゃダメですよ。絶対に!』
(何を・・・言っているというか誰と話を)
俺が意識を保っていたのはそこまでだった。
こうして、王国最強の騎士
ザハレグスとしての人生は終わりを告げた。