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海は家

作者: 2次3次創作

これは少女のAさんが高校生だった頃のお話。

高校2年生の夏休み最後の日。Aさんは彼氏のC君や友達のOちゃんT君と運転役のSさん5にんで刑事ドラマで有名なとある崖に遊びに来ていました。

その日車に乗っている間は晴れていたのですが海に近づくに連れ雨が降ってきてしまったのですが、

誰かが「雨の日の崖もまたよい!人がいないしあの先に行こうよ!」と言い出したのです。

私は足元も悪く雨に濡れるのが嫌だったので

「車の中から見るだけで良いよ。」と言ったのですが、

姉のSが「誰もいないし良いじゃない!言ってきなさい。」

と強く言ったので私も渋々ついていくことにしました。

「うわー、思ったより怖ぇー」「やっぱ戻ろうよ」

「見ろよ、こっちは下に岩が見えるぞ」「ねーやめてよ怖い」

なんてやり取りをしながら崖の上で騒いでいたんですが

ふいに波がやんだと思ったら“ふふふっ”と言う声のような風音のような音が聞こえてきて

私はゾッとして周りを見渡していると、波が徐々に“ドォォー!”という大きな音をたてて寄せて来たので

《きゃーー!》私は怖くなって思わずしゃがみこんでしまいました。


ーーーその時その波がまるで大きな手のひらの様に見えたのです。


その日は結局、雨も強くなってきていたし、私が動かなくなってしまったのですぐに帰ることになりました。

私が違和感を感じたのは翌日の事です。

夜エアコンをつけて寝ていたのに布団が首周りを中心に変な形で湿っていたのです。



これは、成人式の時に飲みのネタとして話してたときに知ったのですが「雨の日の崖もよい!」はT君が言っていたそうですがそのあとの「あの先に行こうよ。」とは、誰もいっていなかったそうです。もしかしたら、あの先と言うのはロープの先ではなく崖の先に行く。という意味だったのかもしれません。

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