●2月28日●半世紀前からなろう系小説は存在していた。
我輩は50年前のなろう系小説に嵌った元祖オタク系かもしれない。
●2月28日● 転移転生モノは我輩が中学生の頃は全部SFというカテゴリーで括られていた。我輩が当時嵌まったのは、数年前、ジョンカーターというタイトルで映画になった火星シリーズである。これなんか、唐突に火星に転移して、そこにあるヘリウム王国の王女、デジャーソリスを助けて、最後には結婚して火星の王になるのだ。それまでにいろんな怪獣どもや敵を、重力が地球の三分の一という設定でパワーアップした力で片づけていくし・・・しかも、表紙は妖艶な半裸美女だったから(火星シリーズを読み始めたのは、その表紙に惹かれて、いわゆるジャケット買いだった)なろう系の転移転生ものとコアな部分は今も昔も変わってないのである。なので我輩は、なろう系には新しさより、懐かしさを感じてしまうのだ。
当時のこの系統のナンバーワン絵師は武部本一郎氏だったと我輩は思っている。その劣化版挿絵を添付してみた。
この絵師様は、冒険王コナンシリーズの挿絵も描いていて、我輩はその絵につられてコナンシリーズも買い漁った。ただ、今の絵師と違うのはアナログな油絵的タッチで描かれていることである。では天派。
流行は巡るのだ。