表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

さあ夏が来た!

はじめまして、始めて書きます。

仕事が忙しいですが、こまめに書いていきます

暴走とりお


「なあベイ」

「なに?」

「中学ん時のさ、吹奏楽部のあゆみちゃんって覚えてる?」


「どんな子だっけ?」


「色白でさ、おっぱいでかかった子」

「あー、大樹と付き合ってたやつか、そんで?」


「結婚したんだと、でき婚だって」

「マジか!?清楚な顔してマジか!?」


磯部は立ち上がって叫んだ

が、さっきまで寝そべって空を見つめながら半ば夢の中にいた彼は自分が今どこに居るのかを忘れていた



のろんと船が傾いて彼は派手な水しぶきをたてて海に落ちていった



「お前もこいよ!」


ご自慢の緑色の髪の毛がへたって、まるで頭の上にワカメでも乗せたようになった磯部がそう叫ぶと、大野も勢い良く船からジャンプした。






トクトクトクトク…と音を立てて2人を乗せた船が港に帰ってきた。ヘッドラインを手に持った磯部が岸壁に飛びのり、手際良くボラードにロープをかけていく。


船尾から大野がスタンラインを磯部に渡し、磯部が船を係留しているうちに大野はエンジンを切り、潮をかぶった甲板上を水で流した。




「ベイ、遠藤んち行こうぜ」

「泊まってく?」


「あー、明日何曜日だっけ?」

「あーちょっと待って…土曜!」


磯部が鞄から携帯を取り出して言った。


「んじゃ、ベイ行くべ」

「ヒロ、バイクとってくるから少し待ってて」

「了解、俺の分のメット忘れんなよ」

「あいあい」



磯部の家は港の目の前だから、2人で歩いて行けば良いのだが、いかんせん大野は磯部の両親から好かれていない。


なので大野は磯部と出かける時、大抵はタバコを吸いながら磯部の仕度が整うのを待つことになる。



ちょうどタバコを吸い終わるタイミングで磯部がやってきた。


「ヒロが運転な」

ヘルメットを大野に投げ渡して言った。



夕暮れの海岸通りを2人を乗せたフュージョンが駆けていく、ビーチにはまだ沢山のサーファーが見えた。


オレンジ色に染まる海と空、照り返しの逆行で浮かぶビーチにいる人達の影絵


千葉県南房総、無職3人、24回目の夏がきた

トリオなのにまだ2人しかでてない罠

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ