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6 モンスターギルド

「俺はラウドだ。剣士で冒険者ランクはC。」


「俺はレンです。案内ありがとうございます。」


「気にするな。それと敬語も別にいい。タメ口でかまわん」


「そうか、よろしくな、ラウド」


「ああ、よろしくレン」


大筋肉ラウドはソロのCランク冒険者で気さくな良い奴だった。


「しかし召喚士とは珍しいな~。」


「モンスターギルドに召喚士もいるんじゃないのか?」


「いるにはいるがほとんどテイマーだ。召喚士はモンスターギルドの中でもかなり数が少ないしな。」


「テイマーは多いのか?」


「冒険者ほど多くないがそれなりにいる。自分は指示するだけで直接戦わなくていい分安全だからな。」


「なるほどね」


「しかし召喚士ならギルドにも優遇されるだろうな。」


「なんでだ?珍しいだけで優遇されるのか?」


「テイマーってのは指示がだせて契約魔法を覚えれば誰にでもなれるがモンスターを召喚士みたいに仕舞えない分連れてけ魔物は精々6~7匹程度、だが召喚士なら魔物を仕舞えるだけ連れてけるからな。それにテイマーの使う契約魔法は召喚士の使う召喚魔法を誰にでも使えるようにした劣化版だしな。テイマーと召喚士は土台が違いすぎるんだ。」


なるほど


そりゃ召喚士は優遇されるわ。


「ほら、着いたぞ。ここがモンスターギルドだ。」


目の前には冒険者ギルドよりも大きい建物があった。


「さっさと登録しちまおう」


そう言ってラウドは中に入っていき、俺も後に続く




「すいません、登録お願いします」


俺は受付嬢に登録の申請をしている。


ラウドもモンスターギルドの内には入ったことがないらしく、中を物珍しそうに見ている。


ギルド内には、檻の中の魔物を売っている場所やモンスターの情報を見れる資料が置いてあったり、奥にはモンスターコロシアムやモンスターオークションをする会場がある。


「わかりました。契約魔法は使えますか?まだ覚えてないのなら後で講義しますので参加してください。」


「いえ、自分召喚士なんで召喚魔法を使えます。」


「えっ!召喚士ですか?少々お待ちください!」


そう言い残して受付嬢は奥に消えていった。


「なにか不味いことしたか?」


「まー大丈夫だろ。」


受付嬢が戻ってきて


「奥へ来ていただけますか?お連れ様もご一緒にどうぞ。」


受付嬢に付いていき応接部屋に案内された。


「こんにちは、モンスターギルドにようこそ。」


そこには70歳は超えていそうな老婆が座っていた。


ただその視線は俺を真っ直ぐ見つめ見極めようとしており、老婆からは鋭い雰囲気がでている。


「あたしゃギルドマスターをしとるクレハという。」


ギルマスだった。なんか納得。


「初めまして、レンです。」


「坊やが登録希望の召喚士かい?」


「はい」


「なら悪いが本当に召喚士であることを証明してほしい。モンスターギルドは召喚士を優遇しとる。だから本当に召喚士なら是非とも内のギルドに登録してほしい。証明の仕方は魔物を召喚してくれればいいよ」


召喚か。


俺にはブラックマンティスしか魔物を持っていない。


あれをここに出していいものか・・・・?


「そういやレンの魔物はまだ見てなかったな。是非とも見てみてー」


見たら多分腰抜かすぞ。


「俺の持ってる魔物は1匹しかいないのですが、ここで出すには少々・・・・」


「なんだい?そんな物騒な魔物なのかい?構わないさ、ここに出しちまいな」


言ったなギルマス。言質は取ったぞ。


「それでは召喚します」


(召喚!)


俺は部屋にブラックマンティスを召喚した。


鋭い鎌状の前足を持つ漆黒の大きな身体が現れた。


「なっ・・・・」


「おわっ!」


「きゃー!」


部屋にいた老婆に筋肉に受付嬢の3人がみんな立ち上がり後ずさった。


「こ、こいつぁー驚いた。ブラックマンティスじゃないかい。ランクB+の魔物じゃないか・・・・」


「マジかよ。おいレン!大丈夫なんだろうな!?」


「大丈夫だよ。見た目怖いし実質戦い方も怖いけど俺の契約した魔物だ」


「こんなのどうやって契約したのかね?」


う~ん。なんて答えればいいんだろう?


神様の素振りの練習台になったところを契約しましたって言えばいいのか?


・・・・言えるわけない


「え~と・・・・そこは秘密で・・・・」


「ふむ、まー、深くは検索しないさ。ともかく合格だ。優秀な召喚士は大歓迎さね。おい、登録してやんな」


「わかりました。レン様、こちらをご記入ください」


名前と職業を記入して受付嬢に渡した。


「当ギルドの簡単な説明をさせていただきます。当ギルドではモンスター売買、捕獲依頼の受注、モンスターコロシアム及びオークションへの参加が可能となります。また当ギルドにお金を払えば連れきれない魔物をあずけることもできます。」


「坊やのブラックマンティスはあまり人目には出さない方がいいだろうね。みんな怖がってパニックになっちまう」


「わかりました」


「なんなら売ってくれたって構わないよ。強力な魔物は捕獲が難しいからね~。まーそいつを使役できる奴もそうおらんだろーがね。」


「売るのはちょっと・・・・」


「貴族や大富豪の中には魔物をコレクションしする方が結構多くてね。強力な魔物や珍しい魔物なんかはいつだって人気さ。そいつが人目に出ればそういったコレクターが話を持ち掛けてくるだろうね。ただ売ってくれなんていう話ならどうとでもあしらえるが権力にものをいわせて譲れと言って来たり捕獲してこいなんて言われたらあたしに相談しな。なんとかしてやるから。」


どこの世界でも権力者にはそういった輩がいるもんだね~


街中ではブッラクマンティスは出さない方がいいだろう


「そこの坊やもこの子の魔物のことは他言無用で頼むよ」


「ああ、わかってる」


ラウドも坊や扱いか。


「坊やはどうやって召喚士になったんだい?」


えっ?どうやってって・・・・いつの間にかなっていたとしか・・・・


「召喚魔法を教えてくれる奴もその才能があるやつもほとんどいないから召喚士を増やそうと思ってもどうにもならんのさ。坊やは誰かに教わったのかい?それとも素質の覚醒かい?」


素質の覚醒とは魔法をならっていないが魔法の素質があったりする子供とかが、命の危険などに瀕して才能が覚醒することらしい。


ちなみに教わった場合は、才能にもよるが一人前になるまでに2~3年はかかるらしい


「召喚魔法を使える人に教えてもらいました」


正確には魔法そのものの創生者だけど嘘は言ってない


「ふむ、その召喚士は誰かね?モンスターギルドに登録している召喚士かね?」


「たぶんしてないと思います。その人についても秘密で・・・。ブラックマンティスを契約するのにもその人に手伝ってもらったので僕自身はまだまだです。」


「そんな優秀な召喚士がね~。まーなにかしら事情がありそうだし、そこも深くは追及せんさね。」


さすがギルマス。助かります。


最近ご年配の方がステキ過ぎる。


神様然りギルマス然り


「しかしその1匹しか持っていないのはあれだろう。ここで数匹見繕っていきな。」


「そうしていきます。ちなみにブラックマンティスってそんなに危険な魔物なんですか?」


「危険さね。B+ってたらAランク冒険者が駆り出されるレベルだ」


そんなにヤバい魔物なのか!?


さすがカマキリさん。マジパネーっす。


ちなみに魔物のランクはG-からSS+までの27段階で分かれているらしい


Sランク以上ともなると災厄レベルらしい


ちなみにGーショップで売ってるカオスドラゴンはS+だ


災厄魔獣が5000万GP・・・割と安い方なのか?













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