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48 コロシアムバトル 前編

モンスターギルドに着いた俺とアリサは魔物の売買をしているカウンターに行き何か新しく入荷した魔物がいないか調べる。


他の3人は初めてのモンスターギルドとあってギルド内の光景に圧倒されていたようだ。


モンスターギルド内はテイマーの連れている魔物やギルドで扱っている檻に入った魔物などと、とにかく様々な種類の魔物がひしめき合っており、まるで動物園のように魔物をそばで見れるため3人とも見物に夢中だった。


俺とアリサにとっては学校に入学するまでの間、このギルドの宿に泊まっていたためお馴染みの光景だ。


俺とアリサはカウンターの職員さんに新しく入荷された魔物がいないか聞いた。


「すいません、新しく入荷された種類の魔物はいますか?」


「昨日リンドブルムとメルガタイガーという魔物が3匹づつギルドに売られたよ。」


「どっちも初めて聞く魔物ね?」


「その2体の魔物の情報を見せてもらえますか?」


「ああ、いいよ。」




魔物名:リンドブルム

スキル:毒牙

ランク:C+

価格 :金貨6枚

説明 :巨大な蛇型の魔物。洞窟を住処とする。



魔物名:メルガタイガー

スキル:なし

ランク:C

価格 :金貨1枚

説明 :虎型の魔物。見た目がカッコイイのでテイマーに人気。




「メルガタイガーは昨日の内に2体売られちまったから残ってるのは後1匹だな。」


「虎か・・・・カッコよさそうだな・・・・」


「買うの?」


「う~ん、1匹だけ持っててもな・・・・」


「なら買わないでおきなさい。無駄使いはダメよ。」


「そーするか・・・・でもカッコいいんだよな~。」


「諦めなさい、ほら、行くわよ。」


「はいはい。」


俺は見物していた3人の元に戻り学校に帰ろうとしたのだが、アリサがまた壁に貼ってあった張り紙を見つけた。


「レン、コロシアムバトルだって。優勝賞品はケットシーですって。コロシアムバトルは1時間後に開催で今丁度エントリーの受付してる最中みたいよ。出ましょうよ、これ!」


「俺はパス。メンドイ。」


「もー、めんどくさがらないでよ!優勝したらケットシーよ?この魔物の価格はたしか金貨45枚だったはずよ?高額魔物をGETできるチャンスじゃない!?」


「それアリサが欲しいだけじゃないの?てか愛玩魔物ならもうスライムいるじゃん。」


「いいじゃん、スライムもいいけど猫も可愛いじゃない。それにレンなら余裕で優勝できるでしょ?」


「そうかもしれないけどメンドイ。」


「もー!レン」


俺は張り紙に書いてあるコロシアムバトルの情報を読んだ。


コロシアムバトルは魔物を5対5で戦わせるバトル形式で、相手の魔物を全滅させた方の勝利。


魔物は1人で5匹用意しなくても別にいいらしい。


例えば5人で魔物を1体づつ出し合ってもエントリーできるようだ。


トーナメント戦で最後に勝ち残った人、もしくはグループが優勝。


ただこのバトルは基本的には魔物を全滅、つまりは殺したら勝ちなので、自分の魔物も優勝できなければ殺されるということになる。


それに1バトルごとに魔物が死んだり傷ついたりするので、優勝するには高い魔物の質と数が要求されるので1人で参加するよりも複数の人数で魔物を集めてグループとして参加するのが一般的らしい。


ただグループだと優勝した際の分け前が問題となる。


優勝賞品は基本1匹の高価な魔物なのだ。


1匹の魔物を分割することはできない。


なので普通はその魔物を売って金に換えて分けるらしいのだが、それだとわざわざ優勝賞品を手放すことになるので本当に賞品の魔物が欲しい場合は1人で準備して挑むらしい。


「レンは私とグループを組んで魔物を貸してくれるだけでいいからお願いよ。それなら手間もかからないでしょ?お礼はちゃんとするわよ、身体で。」


「別に貸すだけならいいけどお礼の方は遠慮しとくよ。そのお礼をもらったら後ろから急激に黒いオーラを醸し出した御令嬢が暴走しそうだからね。」


「残念、まーいいわ。それじゃあエントリーしてきましょう。」


俺達はコロシアムバトルにエントリーして俺とアリサは控室へ、シェルとユミナスとミナは観客席へ向かうことになった。


ワタクシは愛と言う名の磁力によってダーリンから離れられない肉体なので控室までご一緒しますわ。」


「お前は磁石か!てかダーリン禁止って言ってるでしょ!」


「・・・・レンってダーリンって呼ばれてたんだね。」


「ミナよ、なんだその笑いを堪えている顔は?」


ミナは俯き肩を震わせていた。


「・・・・ぶっ!あっはははははっはっは。ダーリンってなにそれ?バカップルじゃん!」


・・・・・・ミナには後で体育館裏まで来てもらおうか。


魔物の特別授業としてブラックマンティスの恐ろしさを味わってもらおうではないか?


「・・・・・・ユミナスさん。そこの自称磁石を連れて行ってください。」


「ああ、わかった。さぁ、お嬢様、私達はこっちです。」


そう言ってユミナスさんは磁石を引っ張ってった。


「ああ!ダーリン!!」


「んじゃ、また後でね。試合楽しみにしてるよ。」


そう言ってミナも観客席に向かっていった。


「さぁ、邪魔者も消えたし今からギルドの部屋でも借りましょうか。」


「借りません。行くのは控室だろーが。」


「コロシアムより大事なことがあるじゃない。私と愛の結晶を作りましょうよ!」


「さっきからなんなの!?発情期か!?」


アリサが出場したいって言ったのに何故にこうなるのだろうか?









控室でアリサとどの魔物で戦うか話し合う。


「1回戦目はどの魔物で戦うの?自分の魔物で戦う?それとも俺の魔物を使う?」


「それじゃあブラックマンティスを貸して頂戴。あれがいればまず負けることはないでしょうしね。それとキラーウルフも4体貸して頂戴。」


「キラーウルフも?」


「私の魔物は今契約してる6匹の魔物しかいないし、その6匹は学校の授業で使うから今死んじゃうと困るのよ。だからコロシアムバトルで使う魔物は全部レンの魔物で参加させてもらうわ。」


「なんで自分の魔物が使えない今、出場しようと思ったのか小一時間くらい問い詰めたい気分だよ。てか図々しいなおい。」


「いいでしょ?レンはすぐ魔物の補充もできるし私もお礼はするって言ってるじゃん。」


「そのお礼はアリサの望みが過分に含まれていますけどね?」


「勘違いしないで。このお礼はレンの考えてるのと違うわよ?」


「ほう?説明求む。」


「レンの考えているお礼は別に夫婦なのだからレンがしたいと思えば私はいつでもウェルカムだからお礼にならないでしょ?だから今回のお礼はレンの欲望のままに好きなように私を犯していい権利をあげるわ。どんな鬼畜プレイでもしていいわよ?なんでも受け入れてあげるわ。」


「うん、とりあえず精神科に行こうか?君の思考は異常な病気に侵されてるよ。」


「そうね、確かに侵されてるわ。恋の病というのにね。」


「やかましいわ!」


最近ぶっ飛び過ぎることを言うようになってきたな・・・・・・


勘弁してほしいわ・・・・・・






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