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26 美しい世界

俺は野宿するために森の開けた場所にテントを建てる。


これが結構難しくて苦戦した。


そんな俺を見てたアリサが手伝ってくれてなんとか建てれた。


アリサは慣れてるようで、テントをすぐに建ててしまった。


アリサさんマジイケメン。


そのあと夕飯を食べようと思ったのだが、


「アリサ、何それ?」


「何って干し肉よ。携帯食の定番じゃない。」


「おいしいの?」


「食べたことないの?」


「ない。」


俺はアリサから干し肉を少し分けてもらったが、


「固っ!そしてまずいっ!」


「携帯食なんだから仕方ないわよ。レンは干し肉を持ってきてないの?」


「持ってきてない。」


「じゃあ、レンは何を持ってきたの?」


俺は前日G-ショップで買っておいたカップ麺をアイテムボックスから取り出す。


ちなみにアイテムボックスは2週間前にアリサにバレており、今現在アリサの荷物も俺のアイテムボックスに入ってる。


「何それ?」


「カップラーメン」


「だから何よそれ?そんなの聞いたことないわ。」


「至高の食べ物だよ。食べてみる?」


「いただくわ。」


俺はお湯を注いで3分待ってアリサに渡す。


「っ!?美味しい!」


「でしょ。」


「ええ、宿の料理よりおいしいかもしれないわ。」


この世界の料理は香辛料が使われておらず味付けは塩くらいしかないからな~。


宿の料理も現在料理のカップ麺には敵わないぜ。


「レンってどこで手に入れてくるの?このカップ麺?もそうだしキャメロンマリアード?だったっけ?」


「キャラメルマキアートね。」


「そうそれ。」


「キャメロンマリアードって・・・・どこの貴族の名前だよ」


「うるさいわね!名前が長いのがいけないのよ。」


「はいはい。」


「とにかくキャラメルマキアートもおいしかったし、どこで手に入れてるの?」


「企業秘密」


「レンは商売してないでしょ!企業なんかないじゃない!」


「とにかく秘密!こればっかりは教えれない!」


「ケチ~。」


「欲しかったら俺に言ってくれればあげるから。」


「じゃあキャメロン頂戴。」


「キャラメルマキアートね。」


俺はG-ショップで買って出してあげる。


「ん、おいしい。こんなにおいしいなら売り出せばいいんじゃないの?」


「カップ麺もそうだけどこれはお金じゃ買えないから売るだけの数を揃えられない。あくまでも自分用なんだよ。」


「ふ~ん、まー私はレンがくれるなら文句ないけど。」


「このことも秘密にしといてね。」


「わかってるわよ。秘密が多いわね。」


「ふっ、そう、俺は秘密が多い男なのさ!」


「そーですねー。」


「ツッコんで欲しかったです。」


「ねー、他には何かないの?」


「スルーですね?わかります・・・・」


俺はいつぞやのサングラスを取り出しアリサにあげた。


「なにこれ?」


「サングラス。」


「だからなによ?」


「光を遮るメガネだよ。太陽見ても大丈夫になる不思議なメガネ。」


「すごいと思うけど・・・・なんでそれを今だすの?もう太陽沈んじゃってるじゃないの。」


「何か出せって言われたから出した。」


「もっと今使えておもしろいものを出してよ!」


「え~。我が儘だな~。」


「いいじゃない。出してよ。」


しょーがない。


俺はG-ショップでCDプレイヤーと日本で好きだった曲のCDを購入する。


商品名:CDプレイヤー

価格 :19800pt

説明 :高音質のCDプレイヤー


商品名:CD「美しい世界」

価格 :2100pt

説明 :劇場版ロボットみたいな人造人間アニメの主題歌


「なにその箱?」


「壊れやすいんだから乱暴にするなよ~。これはCDプレイヤーといって音楽を聴くための魔法道具って感じかな。ここにこの薄く丸い板を入れてスイッチを押せばと。」


「・・・・」


「・・・・」


「あれ?」


「何にもなんないじゃない。」


「あれ?おかしいな?・・・あっ、電池忘れてた。」


俺はG-ショップで電池を買ってCDプレイヤーに入れて再度スイッチを押す。


途端に有名なアニメの映画の主題歌が流れ出した。


「なにこれ!?この箱から音が聞こえる!すごい!」


「だから乱暴に扱わないで!マジで壊れる!」


アリサは興奮してCDプレイヤーを掴み振り回す。


買ったばっかなのに・・・・頼むから壊さないでおくれよ。


「聞いたことのない音が沢山する音楽ね。女の人の声?なんて言ってるの?」


「え?わかんないの?」


「わかんないわよ。何語なの?」


あ~、そうか。俺の言葉は神様の力でこの世界の言葉に翻訳されてもCDの日本語は翻訳されないのか。


「俺の故郷の言葉だよ。」


「レンの故郷?どこなの?」


「う~ん・・・・とっても遠いところにある島だよ。」


「ふ~ん、今度連れてってよ。」


「ちょっと無理かな・・・・帰り方わかんないし。」


「そうなの?・・・・まー、いいわ。それにしても綺麗な音楽ね。」


ホントは俺の好きなボカロを聞かせたいけど、さすがに異世界で音声合成は理解してもらえそうにないのでやめておく。


「レンの故郷ではこんな綺麗な音楽が他にもあるの?」


「綺麗なものから激しいものまでなんでもあるよ。またそのうち新しい曲を聞かせてあげるよ。」


「約束よ?」


「はいはい。」





音楽をしばらく聞いた後はもう寝ることにする。


そして俺はテントは買っていても寝袋を買っていなかったことに気づく。


「あっ、寝袋買い忘れた!」


この世界は四季があって今の気温は地球で言えば3月中盤くらいで夜はまだ冷え込む。


「寝袋を買い忘れちゃったの?しょうがないわね。私の寝袋は大き目だからレンも入りなさい。」


「えっ!?いいの!?」


「いいわよ。そのまま寝たら風邪引くでしょ?」


「それじゃあ失礼して。」


「・・・・あったかい。」


・・・・アリサさん萌えーーーーー!


普段強気なアリサさんがなんか妙にデレてる気がする。


これがデレ期と言うやつなのかっ!


アリサの寝袋は大き目と言っても1人で入るには大きいというだけで2人で入ればかなり窮屈だ。


飛行ブランコ以上に密着する。


ほとんど抱き合って寝てるようなもんだ。


すぐ横の間近にアリサの顔がある。


「おやすみ、レン」


「お、おやすみ。」


なにこれ、ドキドキして眠れる気がしない。


俺の心臓が凄い勢いで鼓動している。


そしてドキドキしながら寝袋ならG-ショップで買えたんじゃ?と今更思うのだった。



・・・・ふと思ったんだ。

まともなヒロインとか必要ないんじゃないか?と・・・・


なぜこんなことを思ったかというと、

俺の考えてるヒロインが幼女ヤンデレキチガイ変態とまともな性格のヒロインを考えてなかったことに気づいたからさっ!


以後この小説のヒロインに期待しないことを推奨します。


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