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21 フラグは回収してしまうもの

ラウドが飛び出していった後、クレハさんにアリサの話した調査報告の内容を確認させられた。


内容は、俺たちが最下層の魔物を一掃したら魔素が薄くなったことになっていた。


秘密にしといてほしいことはちゃんと伏せておいてくれたようだ。


さすがアリサさん、マジ有能。


「さて、確認も終わったし嬢ちゃんに召喚士としての才能があるかどうか調べようかね。」


「はい、お願いします。」


どうやらアリサは召喚術の適性があるかクレハさんに調べてもらうようだ。


調べ方は限界数を調べた時と同じで血を取って調べるみたいだ。


「それじゃあ結果がでるまでちょっと待っていな。」


「わかりました。レン、約束覚えてるわよね。もし適正があったら召喚術を教えてね。」


そういやそんな約束してましたね。忘れてました。


とにかく今はアリサに適正がないことを祈る。


召喚術の適性は10000人に1人と言われてるくらい珍しいので多分大丈夫だろう。


なんとなくフラグが建っている気がするが大丈夫。


俺はフラグクラッシャー(自称)だから。


「わかってるよ、それじゃあ結果が出るまで時間かかりそうだから洞窟でテイムした魔物売ってくるよ。」


「なら私も付いていくわ。」


俺たちは魔物を売買してるカウンターに行き、


「すいません。魔物売りたいんですけど。」


「はいはい、何をお売りになりますか?」


「えっと、グリーンキャタピラ1匹、ビックミミズ10匹、スケルトン6体、トロル4体です。」


「そんなに売っちゃうの?せっかくテイムしたのに。」


「こいつらよりもキラーウルフの方が俺としては良いからね。売ったお金でキラーウルフを買う。」


「好きね、キラーウルフ。」


「俺が思うに一番優秀な種族だと思う。もっとキラーウルフは人気が出てもよさそうなんだけどね。」


「キラーウルフは数と連携が強みだから。テイマーじゃ数が揃えられない問題で使う人はそんなにいないわ。召喚士だからこそキラーウルフを活用できるのよ。」


なるほど、納得。


俺は売る魔物を召喚して販売員に引き渡して契約を解除する。


「強い魔物をお売りいただきありがとうございます。売却額はグリーンキャタピラが鉄火2枚、ビックミミズが1匹銀貨4枚で10匹で金貨4枚、スケルトンが1体金貨1枚銀貨5枚で6体で金貨9枚、トロルが1体金貨1枚銀貨8枚で4体で金貨7枚銀貨2枚、合計で金貨20枚銀貨2枚鉄火2枚となります。」


日本円で2020200円相当


かなり儲かるんだね。


「それじゃあキラーウルフを20匹下さい。」


「20体で金貨8枚になります。売却額から引いておきますね。」


俺は金貨12枚銀貨2枚鉄火2枚貰ってキラーウルフ20匹と契約する。


戦力補充完了。


これで俺の今契約してる魔物は、


ブラックマンティス1匹


キラーウルフ36匹


ベビーデビル6匹


ドラゴンニュート1匹


ヘビートロル1体


グランウルフ1匹


戦力がかなり整ってきたな。


魔物と契約したあとアリサの適性の結果が出たそうなのでクレハさんのところに行く。


そして俺はフラグを回収してしまった。


「嬢ちゃん、良かったね~、召喚術の適性はあったよ。」


「ホントですか!!やった~!」


「オーマイガーーー!!!」


アリサの歓喜と俺の悲痛の叫びがギルドに響き渡った。





「嬢ちゃんは誰に召喚術を教えてもらうんだい?誰も教えてもらえる人がいないのならばあたしが教えてあげるけど。」


「私はレンに教えてもらう約束なので大丈夫です。」


「いや!クレハさんに教えてもらおうよ!」


俺は必死に訴える。


「なんで?レンが教えてくれるんでしょ?」


「も、もちろん教えるけど俺も召喚術を教えれるほど理解してる訳じゃないし、クレハさんなら俺よりもっと分かり易く教えてくれるよ!」


「坊やに教えてもらうのかい?でも坊や召喚術は教授し終えてまだ間もないだろ?ちゃんと教えれるのかい?」


「そう!そうなんですよ!俺一人じゃ教えるのに不安があるので是非クレハさんと一緒に教えたいです!」


「う~ん、そういう事ならクレハさん、レンと一緒に召喚術を教えてください。」


「わかったよ。それじゃあさっそく指導しようかね。」


ふ~、俺一人だけじゃ絶対アリサに教えられなかったので助かった。


俺たちは外のコロシアムに移動し、アリサの召喚術の指導を開始する。


「まずは契約だね。今テイムしている魔物の契約は召喚術の契約式を簡略化して誰にでも使えるようにした契約で、拘束力も低いしあくまで言うことを聞かせるためだけの契約式だ。今から教える契約は簡略化していない契約式で、魔物を魔力に返還して自分の空間に仕舞っておくための契約だ。この空間に魔物を仕舞っている間に、自分の魔力を魔物に分け与えるから契約した魔物はエサを食べる必要もなくなり術者に付き従うようになるし与えた魔力分魔物は強化され通常の個体より強くなる。この自分だけの空間がある人が召喚術の適性があるかどうかの分岐と言うことだね。この契約をした魔物は自分の空間から召喚してその存在を出し入れできるわけだ。他にも命名契約と言って、術者に宿らせる高度な契約もあるがそれを覚えるのはまだまだ先だね。」


ふ~ん、魔物を仕舞っておく自分だけの空間か。アイテムボックスの魔物版というところだろうか。


クレハさん、勉強になります。


「それじゃあやってみようかね。そのエルスライムにやってごらん。身体の中で魔力を集めてそのエルスライムに送ってみな。そしたら頭の中に詠唱文が浮かび上がるはずだからそれを唱えて契約さね。慣れればレンみたいに無詠唱でも契約できるようになるね。」


そうなんだ・・・・契約にも詠唱は必要なんだ。


全く知りませんでした。勉強になります。


アリサは集中してエルスライムに魔力を送っているようだ。


「汝我に付き従い永遠の忠誠を誓え。我が名はアリサ。この名をその身に刻み我と契約せよ!」


かっけ~、契約はそんな詠唱するのね。俺もこれから詠唱して契約しようかな~。


アリサが詠唱し終えるとエルスライムの下に魔法陣が現れ鎖の光となってエルスライムに巻き付き姿を消した。


「っ!?私のエルスライムは!?」


「大丈夫、成功したよ。今度は召喚してみな。召喚は自分の空間から召喚したい魔物を頭の中で呼び出せば召喚するための詠唱文が頭の中に浮かび上がるよ。」


アリサはまた集中しだして、


「今はまだ脆弱なる存在よ。主たるアリサの名の元に命じる。我に刃を向ける者に汝らの剣を向けろ。敵を取り込め、エルスライム!」


アリサの腕の中にエルスライムが召喚された。


アリサは無事召喚されたエルスライムをモフってる。毛は生えてないけど。


てかアリサってエルスライム好きなんだね。たしかにぷるぷるしててかわいいけどさ・・・・


「上手くできたようだね。魔物を自分の空間に戻したいときは頭の中で戻れと念じれば戻るからね。これが召喚術の基礎だね。今回はエルスライム相手に契約をしたけど、強い魔物になればそれだけ契約も難しくなる。今の嬢ちゃんのレベルじゃ契約できるのはエルスライム1匹が限界だろうね。これからは契約の限界数を伸ばしつつ多数の魔物を上手に指揮できるように訓練していくよ。今の嬢ちゃんは自分の空間をまだ把握できてないが、それができるようになればそれだけ魔物の限界数を増やし強い魔物とも契約できるようになる。明日から本格的な稽古をつけてやるから朝にあたしの元に来な。レンも時間があるなら来てあげな、わかったね。それじゃあ、今日はもう仕事に戻るからまた明日来るんだよ。」


「ありがとうございます。明日からもよろしくお願いします!」


アリサさん、嬉しそうっすね。


てかホント勉強になるな。俺召喚士なのにクレハさんの言ってたことほとんど初耳だったよ・・・・


俺も明日から稽古つけてもらおうかな・・・・


「それじゃあレン、今からいろいろ教えてよ。自分の空間の把握の仕方とか限界数の増やし方とか。」


無理っす、俺が教えてほしいくらいです。


「俺の師匠は感情論で教えてくれたから実は俺もよく理解できていないんだ。師匠は念じればなんでもできるみたいな感じで教えてくれたから正直言って召喚術のことは上手く教えれないかな。」


「そうなの?レンも苦労したんだね。魔法を感情論で覚えさせられるなんて私には無理だね。でもそうなんだ・・・・もしかして召喚術を教えれないんじゃレンって先生としては役立たず?」


「ひっで、召喚術は無理でも戦術とかなら教えれるよ。」


ゲームで得た戦術知識だが、この世界では結構レベルが高いはずだ。


「じゃあ、レンは戦術とか魔物の指揮の方とか中心に教えてね。」


「ああ、わかった。」


俺はアリサに魔物の指揮の仕方や戦い方を教える。


と言ってもエントランスにある本に書いてあったことを自分なりにアレンジして言ってるだけなんだけどね。


「命令は言葉に出さなくても念じれば魔物に伝わるけど多数の魔物を同時に指示を出したりしてると頭の中で命令がこんがらがってしまうから慣れるまで言葉に出して言った方がやりやすいかな。対人戦では命令を言葉に出して言うのは致命的だけど魔物相手なら何も問題ないし、仲間にも自分がどう魔物を動かそうとしているのか伝わるから対魔物戦ではあえて口に出していった方がいいかもね。」


「なるほどね、他には?」


「そうだな~、アリサの魔物への価値観はどうなの?」


「価値観?」


「極端な話、魔物を道具として操る召喚士と魔物を家族として扱う召喚士なら絶対前者の方が強いんだ。チェスや将棋・・・・はこの世界にあるのかな?まーいいや、前者なら魔物を捨て駒として使ったり捨て身の突撃をさせて敵の注意を引いたりと有用な戦術が使えるんだけど、後者の価値観を持っていると魔物を傷つけさせることを躊躇うから常に魔物1匹1匹に気を配って戦わなくちゃいけないし、有効な戦術はほとんど使えなくなってしまうから召喚士にとって使役する魔物への価値観は重要になってくる。そこのところアリサはどうなの?」


「う~ん、この子以外なら別になんの思い入れもないかな~。」


「やっぱそのエルスライムは特別なんだね・・・・」


「だってかわいいじゃない。ぷるぷるしてて触ると気持ちいいのよ。」


そんなことをアリサと話ていると、


「なんだなんだ、新人の召喚士がギルドに入ったって噂を聞いて見に来てみればガキと女じゃねーか。しかも使役してる魔物が雑魚のスライム一匹だけかよ。ギャッハハッハ」


ガラの悪いテイマー7人がこっちに歩いてきた。



テンプレ再来!

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