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19 GGガチャ

魔素塊は、空中に浮かんでいる小さいブラックホールのような感じだった。


アリサにはやはり見えていないようで、急に立ち止まった俺に対して


「どうしたの?なんかあったの?ここは魔素が濃いみたいだけど・・・・」


魔素が濃いかどうかはわかるんだ・・・・


「魔素が濃いかどうかわかるの?」


「レンはわかんないの?普通に感じない?」


俺には全く感じられませんが・・・・


とにかく魔素塊を破壊するか。


・・・・どうやって破壊するん?


あ、神様からメールが届いてる。


差出人 :最強無敵の強き鬼人

宛先  :考える子犬

タイトル:魔素塊の消し方


魔素塊の消し方は簡単じゃぞ。

「フォーーーーーーー!!!」と叫びながら両腕を掲げてバックステップで魔素塊に向かって突撃すればいいだけじゃ。

ちなみにこのメールを見て10秒以内にやらなければ意味が無くなるからすぐやるのじゃ!




だってさ。


時間がないそうなので俺は両腕を掲げてバックステップで


「フォーーーーーーー!!!」


「・・・・・・」


「・・・・・・」


・・・・あれ?俺騙されたんじゃね?


たしかに魔素塊は消えたけど・・・・


アリサさんが冷たい目で見てくるよ・・・・どうしようこれ。


あ、またメールが届いた。


差出人 :最強無敵の慈悲ある聖人

宛先  :羞恥の子豚

タイトル:ごっめ~ん☆


今のは嘘じゃ。まさかホントにやるとは素直な子じゃな~。

儂の力が宿っているもので触れば消せるぞい。蓮の場合、体に儂の力が宿っているからただ触れば消せるぞ。

お隣の娘さんに関しては・・・・その、なんじゃ・・・・まー諦めるのじゃな。




神様ーーーーーー!


「アリサさん、これはですね・・・・」


「レン、私は何も見てないわ。」


No---!


ダメだこれ。どうしよう。


「これは・・・・そう!魔道具の効果なんだよ!ほら、周りの魔素が消えてるでしょ!」


「え?あ、ホントだ・・・・。何したのレン?」


「し、師匠に貰った魔法具を使ったんだよ!ただ師匠はお茶目だから俺に変な使い方を教えてみたいなんだ!」


「そうなの?レンも大変ね。それにしても魔素を消せる魔法具なんてすごいもの持ってるのね。」


「ま、まーね。あ、これも秘密でお願いね。」


「分かってるわ。」


ふー、どうにかなったな。


最近言い訳スキルが上がってる気がする。


あ、またメールだ。


差出人 :最強無敵の笑う君主

宛先  :安堵する小鳥

タイトル:報酬授与


さすが蓮君じゃ。素晴らしい機転じゃな。

今後もこの調子で頑張るのじゃ。


それじゃ報酬のGP400万ptは追加しとくぞい。

それからGGチケットもアイテムボックスに送っといたぞ。

このGGチケットはゴットガチャチケットの略で地球のソーシャルゲームのガチャみたいなGGガチャを回すためのチケットじゃ。

ガチャは魔物と契約できる魔物ガチャと地球の物を景品として出る地球物ガチャの2つあってチケットのグレードが高ければ高いほど良いものがあたりやすくなるぞ。

ガチャでしか手に入らないものもあるから頑張ってクエストをクリアしてGGチケットを手に入れるのじゃ!

それじゃあの~。




GGガチャって・・・・


・・・・課金とかできるのかな?


とにかく帰ったらやってみよ。


「さて、解決したみたいだし、帰ろうか」


「そうね、地上でキース達も待っているだろうしね。」


「ああ、ヒモ集団ね」


俺達は地上へと移動する。




地上へ出るとキース達が待っていて、


「おかえり、レン、アリサ。レンは調査どうだった?」


「ただいま~。ちゃんとやってきたよ。さっさと帰ろう。」


「そうだな。」


俺たちは森の入り口まで戻ってくる。


「それじゃあ俺は先に帰ってるから町でまた会おうね~。」


「先に帰るってどうやって?」


俺は茂みに入りアイテムボックスから飛行ブランコを取り出す。


「俺はこれで帰る。」


「なにそれ?」


「見りゃわかる。」


俺はキラーウルフ達を戻してベビーデビルに行きと同じく運んでもらう。


飛び上がった俺を見てアリサ達が驚いてる。


「それじゃ~ね。お疲れ様ー。」


俺はリアリスの町へと飛び立ち地上でアリサが、


「待てー、私も乗せてけー。」


と、叫んでいるのをスルースキルを展開して回避する。


飛行ブランコは1人乗りなんです。





リアリスの町へと無事着いてモンスターギルドへ向かいクレハさんに、


「もう解決したんで西の森の洞窟の魔物は減るでしょうから大丈夫です。」


「解決したってどうやってさ?」


「さあ?勝手に解決しました。それでは疲れてるんで失礼します。」


「ちょっと、レン!もう少し詳しく説明しておくれ!」


「説明ならそのうち来るアリサに聞いてください。彼女も勝手に洞窟の最下層まで付いてきたんで。それじゃ。」


いろいろ聞かれる前にアリサに面倒事を丸投げして俺は宿へと帰る。


宿で湯あみをし夕食を食べ終えてベットで寝っ転がりながらスマホに新しく追加されたアプリであるGGガチャを確認する。


どうやらホントにゲームのガチャのような仕様で、ガチャを回すにはGGチケットが必要でチケットはクエストでしか手に入らないみたいだ。


手持ちのチケットはブロンドチケット5枚にゴールドチケット2枚。


さっそくブロンドチケットを使ってガチャを回してみる。


まずは魔物ガチャを回す。


カチャカチャ~コロン


魔物名:グリーンキャタピラ

スキル:なし

ランク:G+

説明 :芋虫をそのまま大きくしたような魔物 糸を吐いてくる


いらないよ!


なんでよりによってこいつを引いちまうんだ・・・・


手に入れた魔物は契約状態で入手できるみたいで、召喚と念じれば即出せるようだ。


・・・・こいつは出さないけどね。


く、もう一回だ!


カチャカチャ~コロン


魔物名:グランウルフ

スキル:嗅覚 氷の牙

ランク:B-

説明 :キラーウルフの上位種。珍しい魔物。


やった!これは当たりだろう。さっそく


(召喚!)


出てきたグランウルフはキラーウルフを一回り大きくした体格の狼だった。


キラーウルフの毛色が黒なのに対してグランウルフの毛色は灰色だ。


氷の牙は言葉通りに、牙に氷を纏わせるスキルだった。


グランウルフは下位種のキラーウルフともちゃんと連携が取れるみたいなので問題なく戦術に運用できる。


これはグランウルフ狙いでガチャのチケットを集めなければならないな。


次は地球物ガチャを回してみる。


何が出るのだろうか?


カチャカチャ~コロン


景品名:サングラス

価格 :2000円相当

説明 :光を遮断しするメガネ


・・・・うん。何かに使えるはず。たぶん。


もう一回。


カチャカチャ~コロン


景品名:有名カフェのキャラメルマキアート

価格 :400円相当

説明 :おいしいよ


たしかにおいしいけどさ・・・・


とりあえずアイテムボックスに入れてもう一回。


カチャカチャ~コロン


景品名:9x19mmパラベラム弾300発

価格 :7200円相当

説明 :標準的なハンドガンの弾


えっ!?


これどうすんの・・・・








現在チートの時代が到来(あくまで到来するだけで活躍するかは別の話)

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