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群青の空の下で  作者: 花 影
第2章 タランテラの悪夢
122/156

71 最後の仕上げ3

 昨夜、フォルビアで変事が起り、それを確認する為に先に行くと言ってベルクが部下の大半を連れて馬で先行してしまい、シュザンナとアリシアはフォルビアに向かう船に取り残されていた。残ったのは船員と数名の護衛。少々心細い思いをしていたところへ、先ずはオスカー率いるサントリナの竜騎士が駆けつけてきた。

 オスカーは一行がサントリナ領を出る時に護衛を申し出ていたのだが、ベルクはそれを断っていた。それでも国内で大母補シュザンナの身に何かあれば責められるのはタランテラ側となる。その為、万が一を考慮して陰ながら後を付けていたらしい。

 ベルクの命令を守ろうとする護衛達と一悶着あったが、大母補であるシュザンナの一言で彼等は抵抗を止めて船を竜騎士達に明け渡した。それからほどなくしてブレシッドを中心とした竜騎士達も到着し、不安は解消された。

 騎士団に同行していたレイドからフォルビアの情勢を聞き、アリシアはラグラス捕縛の妨げとならないように配慮し、このままで船での移動を決めた。そして朝を迎え、ラグラス捕縛の朗報と共にディエゴやアスター、そしてアリシアの意向を確認してから皇都へ向かう予定のルークとラウルが到着した。

「また、随分と粋な計らいを考えたじゃない」

 一息ついたところでミハイルからの書簡を読み終えたアリシアは口元を綻ばせた。分厚い書簡はいつも通り9割以上は恋文で、必要な事柄は1割にも満たない。慣れたもので彼女は恋文の部分をとばして必要な部分だけを読んでいた。恋文は後で1人になった時にゆっくりと目を通すのだ。

「義母上はこの話を進めても宜しいとお考えですか?」

 アリシアの反応に迎えに来たディエゴは目を見張る。同席した他の2人の竜騎士は義理の親子のやり取りを黙って見学していた。

「ええ」

「準備は如何なさりますか?」

 笑顔で答えるアリシアにディエゴは思わず素で尋ねていた。

「大丈夫よ。必要最低限の物は用意できているわ」

 アリシアが指した先には大きな旅行用のカバンがあった。こうなる事を彼女は予感していたのか、フレアの為に用意していた礼装をちゃっかりシュザンナの荷物に紛れ込ませていたようだ。よくよく聞くと、空いた時間に2人で仕上げの刺繍を施していたらしい。

「また、随分と手回しの良い事で……」

「あの子の性格を考えると、きっとこうなるんじゃないかと思っていたの。ルイスも結局はあの子に甘いし。何かしらきっかけがあれば、どんなことをしてもタランテラに来るだろうと考えたわけ。ラトリで仮縫いもしているから、最終的な手直しだけで着れるはずよ。

オリガの話ではロベリアの仕立屋に依頼したのもあるそうだから、どちらを着るかは見てから決めればいいわ」

上機嫌で語るアリシアは満足そうにニコニコしている。まだ夢見る年頃シュザンナは、手伝う傍らに見たその衣装の出来栄えには思わずうっとりしたらしい。きっと自分も将来は……と思ったに違いない。

「その前に、先ずはベルクの断罪ね。ギックリ腰らしいけど、いい気味だわ」

 一番に守るべきはシュザンナの筈である。それなのに自分の欲の為に護衛の大半を連れて行ってしまう身勝手さにアリシアは少々腹を立てていた。

「一服盛ったらしいので明日の朝まではぐっすりです。少し到着が遅れていますが、エヴィルとタルカナの代表もそれまでにはこちらに着き、事前に情報の交換と打ち合わせが出来るでしょう」

 ディエゴの答えにアリシアはうなずく。

「とにかくミハイルと合流しましょう。皇都の方々にもこの件はもう心配無用だと伝えて下さい」

「分かりました」

 顔を合わせた時にこの後皇都に行く予定だと告げていたルークにアリシアは微笑みかける。彼の事はラトリに滞在中、オリガやティムから色々と聞かされていた。オリガの事はすっかり気に入っていたので、会ったら是非、その相手に相応しいか見極めるつもりだった。会話を交わしたのは僅かだが、その心配は無用に思えるほど実直な彼の様子に、アリシアは満足していた。




「では、行って参ります」

 アリシアの意向を確認できたのでルークはすぐに皇都へ向かう。彼とエアリアルなら今から向かっても夜遅くならないうちに着くだろう。そして早ければ明日の夜には戻って来れる。オリガの帰還で気力の充実したルークは、同行する部下のラウルとシュテファンまで置いていくような勢いで、元気よく飛び立っていった。




 船員達にはこの船でこのままフォルビアに向かうよう言い置き、一行は飛竜でフォルビアに向かった。忘れてはならない大事な荷物はディエゴのパートナーに括り付けてある。

「城に寄りますので、先に戻って下さい」

 準備を整えると、アスターはディエゴやオスカーに後を任せてワールウェイドの城に向かった。やはり朗報は直接妻に伝えたかった。エドワルドの妻子の帰還に嫡子の誕生。逸る心を抑えて城に向かう。

「アスター」

 城の着場に着くなり、マリーリアが駆け寄ってくる。伝えられる情報が限られていた中で、突然アスターが単騎で戻って来たので驚いたのだろう。もしかしたら悪い予感がしているのかもしれない。ファルクレインの背からもどかしげに飛び降りると、アスターは駆け寄ってきたマリーリアを抱きしめた。

「ただいま、と言いたいがすぐにまた出なければならない」

「何か……あったの?」

 案の定、悪い方に考えているようだ。そんな彼女の額にアスターは口づけると、安心させる様に笑いかける。

「朗報だ。皆にも知らせたい」

 とたんにマリーリアの表情が明るくなる。アスターは内心、コロコロ変わる表情に見ていて飽きないなと惚気たことを思う。だが、とにかく時間が惜しい。ファルクレインの装具は外さない様、係員に命じ、妻を伴い足早に城の中へ入っていく。

「ねぇ、何があったの?」

「……まだ秘密だ」

「教えてよ」

 せがむ彼女も愛おしい。だが、あまり焦らすと怒り出すので、アスターはそっと耳打ちする。

「奥方様と姫様がお戻りになられた」

「……本当に?」

 マリーリアは目を見開いて夫を見上げる。

「嘘を言ってどうする?」

「それは……そうだけど……」

 そんな会話を交わしながら2人は執務室に向かう。既にリカルドとエルフレート、そしてワールウェイド領に駐留している第2、第5騎士団の指揮官も揃っていた。すぐに戻らないといけないアスターは単刀直入に話を切り出す。

「昨夜、ラグラスの捕縛に成功した。立て籠もっていた砦も無効化し、現在はフォルビア騎士団と傭兵団が共同で管理している」

 万全を期していたが、何を考えているのか分からない相手である。何が起こるか分からない状態だったのだが、結局はラグラス側の自滅という形でけりがつき、最悪の事態は回避できた。安心した一同はホッと胸を撫で下ろす。

「更に朗報がある」

 もったいぶる時間すら惜しい。アスターはフレアとコリンシアの帰還に始まり、皇子エルヴィンの誕生にフレアの養父母の正体……。この半日の間に知り得た情報を次々と披露していく。一同はただ唖然としてそれらの話を聞くしかない。

「あのブレシッド公のご息女だったなんて……」

「今、シュザンナ様をお迎えに上がったのだが、アリシア妃が同行しておられた。最強の番が揃うぞ」

 行われるはずだった審理は既に無効となっていて逆にベルクが罪に問われ、その立ち会いの為に各国から国主級の賓客が揃っていると言うありさまだった。決して無能では無い彼等も正直、頭の中の整理が追いついて来ない。

「先方のお計らいで全てに決着がついたら、殿下と奥方様の婚礼を行う事になった。但し、事前に話をすれば固辞されると思うので、未だお2人には内密にしてある。

 皇都へはルークが飛び、表向きは先方との話し合いの補佐としてサントリナ公ご夫妻をお呼びする事になっている。その護衛におそらくサントリナ家か第4大隊の竜騎士が駆り出されると思われるので、第2騎士団は皇都の警護に回し、第5騎士団は全てが終わるまではこのまま待機となった」

 最後に決定事項を通達する。さすがにいつまでも呆けて入られない。領騎士団の指揮官はアスターに敬礼して命令を受けた。但し、皇都へ戻る事となった第2騎士団の指揮官は少しだけ残念そうにしていた。

「エヴィルからはどなたがいらっしゃるのでしょうか?」

 エヴィルに恩のあるエルフレートには気になるところらしい。だが、未だに誰が来るのかはミハイルにも分かっていないらしいので、素直にそう答える。

「先方もまだ分からないと言っておられた。彼等の話では、カルネイロと取引のある海賊を討伐しているらしい。その目途がある程度ついてから来ると言われている」

「そうですか……」

 アスターの返答にエルフレートはしばし考え込んでいたが、何かを決心したように顔を上げる。

「私も同行させてください。エヴィルの方に直接会ってお礼を申し上げたいと思います」

「構わないが、ここはどうするか……」

 エルフレートの気持ちは理解できるので出来る限り希望をかなえてやりたいが、彼が抜けるとワールウェイド騎士団をまとめる者が居なくなってしまう。アスターが思案していると、リカルドが横から口を挟む。

「最大の懸念も払しょくされたので難しい案件もそう起らないでしょう。短期間であれば私が預かりましょう」

「頼めるか?」

「はい」

「ありがとうございます」

 話はまとまった。解散と同時にエルフレートと移動となる第2騎士団はすぐに準備に取り掛かる。

「君はどうする?」

 部屋を出て行く彼等を見送ると、アスターは傍らの妻に問う。すると彼女はまた驚いた様に夫を見上げる。

「行っていいの?」

「奥方様や姫様のお側を守る護衛が必要だ。女性であるのが望ましい。君が適任だと思うのだが?」

「勿論行くわ!」

 マリーリアに迷いはなく、即答だった。そしてすぐに準備をすると言って執務室を飛び出していく。アスターは苦笑すると、後の事をリカルドに任せ、自分も後を追う様に出て行く。

 ほどなくして準備が整い、飛竜が城を飛び立っていく。前日の鬼気迫るような緊迫感は無い。城全体に伝わった朗報に沸き起こる歓声に後押しされ、彼等はフォルビアに向けて飛び立った。




 初夏に咲き誇る花々を集めた花束をエドワルドはグロリアの墓にそっと供え、その隣にコリンシアが自分で作った花冠を添える。傍らには妻のフレアが息子を腕に抱いたまま跪き、背後に控えるオリガとティムの姉弟はその場で跪いて祈りを捧げている。

マーデ村の本陣を引き払い、新たな神官長となったトビアスを始めとした神官達に出迎えられてフォルビア正神殿に到着したのはつい先ほどだった。ミハイルが招集したエヴィルとタルカナからの見届け役も、シュザンナを迎えに一足早くマーデ村を出立したアスターもまだ戻っておらず、全員が揃うまでは家族と過ごす事となったのだが、彼等は真先にグロリアの墓に参っていた。

「おばば様、コリンは7歳になりました。おばば様の名前を頂きました。大人になったらおばば様みたいに、立派な女大公になるね」

 コリンシアの呟きが聞こえてくる。成長した喜びと共に、知らない間になんだか大人びてしまった一抹の寂しさを感じる。

「お母様……」

 フレアは帰国とエルヴィンの誕生を報告しているようだ。あまり周囲にばかり気を取られているので、「そなたは何か言うことは無いのか」とグロリアは怒っているかもしれない。エドワルドは居住まいを正すと、深々と頭を下げて彼女が愛したフォルビアのみならず、タランテラに混乱をもたらしてしまった謝罪をした。そしてラグラスを捕らえ、今回の内乱の大元になったベルクも程なく罰せられるだろうと報告した。

「殿下、そろそろ……」

 自ら案内してくれたトビアスが遠慮がちに声をかけて来る。確かに空いた時間であるが、ここにばかりかけてもいられない。エドワルドはもう一度故人に頭を下げると、妻子を促して霊廟を後にした。




 ワールウェイド領の薬草園にも立ち寄った大母補シュザンナとアリシアがフォルビア正神殿に到着したのは昼前だった。それからほどなくしてエヴィルの国主と共にタルカナの宰相も到着し、会議の開始は昼過ぎとなった。

 会議の場となる広間には大きな円卓が置かれ、それを囲むようにして各国の代表の席が設けられている。エドワルドはフレアと共に各国の代表に挨拶を済ませると用意された席に着いた。

 実は、化粧で隠しているが、フレアの目元はわずかに赤くなっている。用意された部屋で家族と寛いでいた彼等をアスターが妻のマリーリア伴って呼びに来たため、再会を喜んで感極まり、思わず泣いてしまったためだった。彼女と同様目を腫らしたマリーリアは、護衛として部屋に残してきたコリンシアとエルヴィンの面倒を見てくれている。

「では、始めようか」

 ミハイルが進行役となり、まずはアレスがベルクの行状を報告する。グスタフと結託し、ハルベルト暗殺の関与とワールウェイド領の薬草園での違法薬物の栽培。更には逆賊ラグラスの逃亡に手を貸すにとどまらず、資金提供をしてタランテラの混乱を長引かせた事実にエドワルドは改めて怒りを覚えた。

「また、ラグラスの側近オットーを取り調べて分かった事ですが、彼等は元々聖域に住み着いていた難民をそそのかしてそれらの薬物を栽培させていました。ワールウェイド領の薬草園が完成したことにより、そちらを順次破棄して移転する計画だったようです。住民は全て殺され、建物はことごとく破壊されて証拠の隠滅を図っていました」

 あまりのむごさに言葉を失う。エドワルドだけでなく、集まった各国の代表全員があまりにも非道な行為に絶句していた。

「エヴィルから手配されていた盗賊の横行により、そういった集落の1つが壊滅的な被害を受けました。すぐに移転するには準備が間に合わず、どこかで仮にそこで栽培していた分を作る必要に迫られていました。寒さに弱いその薬草をこの北の地で育てるには温室が不可欠で、そこで目を付けたのがフォルビア正神殿でした。

 当時神官長だったロイス高神官には里からの命だと偽り、作られるものが『名もなき魔薬』とも知らせずに彼等はこの神殿の温室を強引に押さえました」

「里の公文書を全て調べたが、そのような命令は出ていない。すべてベルクの独断である」

 アレスの報告に賢者が補足する。彼は他の反カルネイロ派の賢者や高神官達と協力して調べ上げていた。里に残った他の仲間は大母と共にベルクの伯父の老ベルク賢者を糾弾する事となっている。

「後にロイス神官長は薬物の正体に気付きましたが、それを逆手に取られてラグラス逃亡に利用され、始末されました。ベルクによる事細かな命令書も残っています。

 更に薬草園では思考を鈍らせる薬を用い、飛竜を意のままに操る研究が行われていました。手始めに小竜で実験を繰り返し、昨年は幼竜がその対象となって命を落としています」

「恐ろしい事を……」

 そう呟いたのは自身も竜騎士であるガウラの王弟だった。他の代表者達も一様に顔をしかめている。一般的に妖魔討伐の欠かせない仲間として認識されている飛竜にそんな扱いをするのは到底信じられない所業だった。

「その薬がらみでこちらからも報告がある」

 続けて立ち上がったのはエヴィルの国主だった。アレスは彼に譲り、一旦席に着いた。

「先日、ここ数年横行していた海賊の壊滅に成功しました。裏でカルネイロ商会と手を組み、価格操作にも手を貸していたようです。そして拿捕した船員や護衛にカルネイロが融通していた薬物を使って思考を奪い、自らの戦力としていたようです。

 昨年、ハルベルト殿下の船が襲われた折にも生き残った護衛にこの薬は使われました。竜騎士だからと通常よりも多く薬を使われ、多くの者が命を落とし、生き残った者のほとんどが再起不能となっています」

 エヴィルの国主の報告に護衛として控えて居たエルフレートは怒りを抑える様に拳をグッと握り込んだ。

「タルカナではベルクの屋敷を差し押さえ、調査を進めております。全てを明るみにするのはまだ時間がかかりますが、『名もなき魔薬』の取引先を最優先で割り出しております」

 今度はベルクのお膝元タルカナの宰相が立ち上がる。ガスパルの情報から裏取引の帳簿の隠し場所まで分かっていたので、労することなく資料は集まった。しかし、その膨大な資料を解析終えるにはまだまだ時間はかかりそうだ。

「それにしてもきりがないの」

 次々明るみになる悪事にダーバの隠居は呆れて呟く。

「確かに全ての罪を明らかにするのも重要だが、今はそればかりに時間をかけるべきではない。今分かっているだけでもその資格は十分剥奪できると思いますが、如何でしょうか?」

 ミハイルの問いかけに一同はうなずく。本来であれば全てを明らかにしたうえで処罰を決めるのだが、罪が多すぎてそれが一体いつになるか見当もつかない。ならば、ベルクから一先ず全ての権限をはく奪し、それからじっくりと時間をかけて検証して改めて最終的な処罰を決めようと話はまとまった。

「ベルクはいつまで眠らせておけるのか?」

「そうですね……明日の朝までが限界でしょうか」

 シュザンナの問いにアレスは思案してから答える。延ばせなくはないが、年も年だし体に負担がかかるのでやめておいた方がいいだろう。

「あれが動けるようになるまで待つのも面倒。と、なるとこちらが移動するしかないか」

 借りの処罰を与えるにしても形式は必要である。その罪が明らかになった今、あの男から一刻も早くその身分をはく奪したいところだ。

「なんか、それも面倒じゃのう」

「確かにそうだな。なら、寝ている間につれてくるか」

 面倒くさがっている場合じゃないのだが、ミハイルはそれをたしなめることはせずに意地悪な笑みを浮かべて賛同した。





それにしてもアリシアは準備が良すぎ。

色々想定して準備を進めていた模様。

ただ、娘の婚礼衣装の仕上げは自分の手でしたかったのは本当。

ベルクは自分の事で手いっぱいだったので、少々荷物が多くても「これだからご婦人は……」で半ば呆れつつも不審には思わなかったらしい。




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