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群青の空の下で  作者: 花 影
第2章 タランテラの悪夢
116/156

65 悪夢の終焉1

 妻に続いて娘との再会を果たしたエドワルドは、感無量で娘を抱きしめていた。泣きじゃくっていたコリンシアもようやく落ち着いて来たので、エドワルドは数歩離れたところに控えるオリガとティムの姉弟に娘を抱えたまま歩み寄る。

「オリガ、ティム、ありがとう。こうして会えたのもそなた達のおかげだ」

「いえ、私達はただ必死で……」

 オリガは目を潤ませて言葉を詰まらせる。代わりにティムがその場にひざまずく。

「あの時、俺……僕の力が足りないばかりに、殿下の身代わりにもなれなかったから……。だから……だから……もう必死で……」

「ティム……」

「……あのね、ティムはね、コリン達の為にいっぱい、いっぱいがんばってくれたの」

 エドワルドに抱かれたままのコリンシアが父親にどれだけ彼が頑張ったか話し出す。辛い逃避行を支えてくれた少年は、彼女にとって本物の騎士に等しかったのかもしれない。

「いかに腕がたとうと、そなたが残ったのでは命が無かっただろう。私が助かったのも、ラグラスの気まぐれによるものだ。あの時、そなた達だけでも逃げのびてくれて、本当に良かったと思う」

 エドワルドの目の前で彼の妻を寝取ると言うラグラスの歪んだ欲望は永久に理解不能だ。純粋な彼等には聞かせたくも無いし、口に出して言いたくもない。

「ですが……こうして無事でいる事を知らせることが出来ませんでした。ご心配をおかけして申し訳ありません」

 オリガとティムはこの事をずっと気に病んでいた。2人はその場に跪くと深々と頭を下げる。

「それは貴方達の所為ではありません。私が寝込んでしまい、もっと安全な場所への移動が叶わなかったから内密にするしかなかったのです」

 フレアは2人に立つようにうながし、簡単にベルクとの確執を説明した。元よりその事をとがめるつもりは無く、彼も2人に立つように促した。

「ルークが常に力説していた。ティムがいれば我が妻子を飢えさせることは無い、とね」

 エドワルドが手にしていたのはあの村に預けられていたフレアとコリンシアの髪で作られたお守りだった。それを目にしてオリガはあっと息を飲む。

「ルークはあの村にたどり着いた。その仮説は裏付けられ、ついさっきまでそれだけを励みに働いていた。この一件が終わればきっと会えるかもしれない、と思っていた」

「エド……」

 娘を左腕で抱いたまま、妻を右手で抱き寄せる。その彼女の腕の中には、ついさっきその存在を知ったばかりの息子もいる。その幸せをいつまでも満喫していたかったが、今の状況はそれを許してはくれない。

「……」

 エドワルドは空を見上げて目を細める。しばらくは干渉を控えろと命じていたグランシアードから全軍が揃ったと知らせて来たのだ。思わぬ再会に時間が経つのも忘れ、痺れを切らしたアスターが飛竜経由で帰還を促してきたのだ。

「……行かねばならない」

「エド?」

 不審そうにフレアが夫を見上げる。

「立て籠もっていた砦で暴動が起き、ラグラスは僅かな手勢だけ連れてのがれた。今夜中に決着をつける」

 エドワルドの言葉に4人は息を飲む。

「フォルビアの城にはベルクの部下が滞在していると聞いている。君の存在をまだ知られない方が良いだろう。護衛を付けるからロベリアで待っていてくれないか?」

 妻子の顔を交互に見て言うが、2人は素直に頷かなかった。

「今でも私がフォルビア大公なのでしたら、私は最後まで見届ける義務があります」

「フレア……」

「父様、あのね、村でね、母様が教えてくれたの。おばば様はコリンに女大公になって欲しかったって。だったらね、コリンも最後までいないといけないと思うの。それがね、えっと為政者となるものの責務だってお兄ちゃんが教えてくれた」

 とても子供が発した言葉とは思えず、エドワルドは驚きのあまり言葉に詰まる。だが、ここで引いてしまう訳にはいかなかった。

「何が起こるか分からない。危険だからロベリアで待っていてくれ」

「嫌です。……もうこれ以上、何もせずにただ待っていたくありません」

「フレア……」

 光を映す事のない彼女の双眸から強い意志を感じてエドワルドはひるんだ。どう説得するか言葉を探っていると、新たな気配が近づいてくる。

「彼女達の護衛は俺達がする。だから連れて行ってくれないか?」

 そこには2人の若者が立っていた。1人は金髪。良い男なのだが、何故だか左の頬を腫らしていて、唇の端を切っていた。理由を聞かない方が良いんだろうなと頭の片隅で冷静に分析していると、ルルーを通じて見えたのか、僅かに傍らの妻が息を飲んだのに気付いた。

 もう1人の若者は黒髪で傍らにいる妻によく似ており、肩には見覚えのある小竜を乗せていた。いつも情報を流してくれていたのはどうやら彼だったようだ。

 そしてこの2人の内1人がコリンシアに為政者としての心構えを説いてくれたのかもしれない

「弟……ですの」

 遠慮がちに妻が2人を紹介してくれる。それでようやく彼等が得た情報を惜しげも無く流してくれた理由が理解出来た。彼等もフレアの為に必死だったのだ。

「初めまして。アレス・ルーンといいます。彼はルイス・カルロス」

 エドワルドは2人と握手を交わす。ブレシッド家の内情には詳しくないが、紅蓮の公子の異名を持つルイスの名は知っている。彼を弟だと紹介されたことから妻の養父母はあの高名な夫婦なのだろう。冬を乗り切るために行われた不可解ながらもありがたい援助の数々は、きっと彼等が手を回してくれた結果なのだと彼は瞬時に理解した。

「姉は言い出したら聞きませんし、何より時間が惜しいかと。竜騎士は我らの他に9名同伴しておりますので、護衛は任せて下さい」

「……いざという時は連れて逃げてもらえるか?」

「勿論です」

「仕方ない。最後まで見届けてもらおう」

 エドワルドは仕方なく了承する。確かにエドワルド自身も再会したばかりの家族と離れがたかったし、時間が押し迫っていた。飛竜経由でアスターから催促されたらしい護衛達も姿を現して陣への帰還を促してくる。

 その時、南西から現れた飛竜が見事な軌跡を描き、タランテラ軍が簡易の陣を敷いた東側の麓へ舞い降りた。そのスピードにアレスもルイスも軽く目を見張る。

「エアリアルだな」

 エドワルドに言われるまでも無く、そうと気付いていたオリガは落ち着かない様子でエアリアルが降りた東側の麓へ視線を送る。

「先に行きなさい」

 エドワルドに後押しされてもまだ躊躇ためらっていたが、フレアが優しく頷くと、2人に頭を下げて彼女は駆け出した。すぐにティムもそれに続くが、彼女達だけでは不審者とみなされてしまう。エドワルドの指示で護衛の1人がすぐに後を追っていった。

「さ、我々も行こう」

 エドワルドは娘を抱えたまま、妻を促して歩き始めた。その様子をルイスは複雑な気分で眺めていたが、アレスに促されて彼も幸せそうな家族に続いて歩き出した。




 アスターは丘の上にある廃墟を幾度も見上げ、エドワルドが戻るのを待っていた。あれからずいぶん時間が経っていて、一度ならず飛竜を通じて帰還を促しているのだが、もうしばらく干渉を控える様にという返事が返って来ただけだった。

 感傷に浸りたくなるのは仕方がない。だが、あまりにも時間をかけ過ぎである。別行動していた第2第3大隊との合流も完了しており、このまま無為に待たせるのは士気にかかわる。

 しかも、優秀な飛竜なはずのグランシアードが何処か浮かれており、それに感化されたのか、他の飛竜も落ち着きを無くしている。竜騎士達はそれぞれの飛竜をなだめるのに苦慮していた。

「アスター卿、殿下はまだお戻りにならないのですか?」

「ああ」

 彼の背後には困惑した様子の大隊長が控えている。このまま大きな混乱に発展しないうちに、先に第2、第3大隊は本陣に向かわせた方が良いだろうかとアスターは本気で思案し始めていた。


ゴッゴウ


 グランシアードとファルクレインが空に向かって飛竜式の挨拶をする。すると南西から現れた飛竜がものすごい勢いでこちらに向かってくる。確かめるまでも無く、タランテラで最も早い飛竜だと分かる。彼がわざわざ来たと言う事は、何か不測の事態が起こったのだろう。

「アスター卿、殿下は?」

 華麗に着地したエアリアルの背からひらりと飛び降り、ルークはアスターの下へ駆け寄ってくる。パッと見た目はいつも通りなのだが、右腕の動きが少しばかりぎこちない。暴動が起きた砦に真っ先に突入したとは聞いていたので、1人で無茶をして負傷したに違いない。この場で説教を始めてもいいのだが、今の彼は聞く耳すら持たないだろう。

「少し歩いてくると言われたきりお戻りにならない」

「……迎えに行きます」

 すぐに廃墟へ向かって歩き出そうとするルークをアスターは左腕を掴んで引き留めた。

「干渉は控えろとのご命令だ。何があった?」

「砦に審理の見届け役を務められる方々が来られています。ヒース卿が正神殿へ案内する手筈を整えましたが、代表の方が殿下への面会を希望されておられます」

「もう来られたのか……」

 他国からの賓客となると、どうするかはやはりエドワルドの判断を仰がねばならない。後の叱責を覚悟し、もう一度飛竜を通じてエドワルドに帰還を促そうと思った所へにわかに陣の外側が騒がしくなった。

 飛竜達から一言来たよと伝えられ、アスターもルークも館の跡に顔を向ける。すると、その方角から黒髪の女性が駆けて来るのが見えた。スカートの裾をひるがえし、息を切らして一目散に駆けてくる。この1年の間会いたくてたまらなかった恋人の姿を目にしてルークは自分の目を疑った。

「ルーク!」

「おわっ」

 彼女はルークの胸に飛び込んで来た。自分の見たものが信じられず、その場にただ茫然ぼうぜんと突っ立っていた彼はその勢いで尻餅をついた。腕の中にいるのが本当に彼女なのか、触ったら消えてしまうのではないかとルークはオリガに押し倒された状態のまま固まっていた。

「オ……リガ……」

「ルーク……」

 ようやく彼女の名を絞り出すようにして呼ぶと、彼女も返してくれたが、それ以上は言葉にならないらしく、オリガはルークの胸にすがって泣き出した。ルークはようやく怪我していない左手を伸ばして彼女の頭を撫でた。夢では無く、現実なのだと認識すると、彼は安堵したように顔をほころばせた。

「お帰り、オリガ」

「……ただいま」

 ルークは彼女を胸に抱いたままようやく立ち上がる。そして改めてギュッと彼女を抱きしめ、その額に口づけた。

 その甘い雰囲気に、周囲にいた竜騎士達は見ないふりをしてくれている。もしかしたら甘すぎて直視できないのかもしれない。オリガに聞きたい事は山ほどあるが、とにかく1年ぶりに再会した恋人達に水を差す真似をするほど彼等は野暮やぼでは無かった。

「た、ただ今戻りました」

「ティム! お前!」

 そこへ少し遅れて息を乱したティムが姿を現す。その後ろにはエドワルドに付けた護衛の竜騎士の姿もある。オリガに聞くのを我慢した反動で、アスターは我を忘れてティムの襟元を掴んで揺すっていた。

「奥方様と姫様は何処におられる? 無事なら無事で手紙くらい寄越せ!」

「わー、ごめんなさい、ごめんなさい」

 何故だか必死にティムは謝る。覚悟していたとはいえ、気魄きはく迫るアスターに詰め寄られるのはさすがに怖い。だが、可哀想だと思ったのか、エドワルドの護衛についていた竜騎士が代わりに答えてくれる。

「奥方様と姫様もご一緒でございます。先程、殿下と再会を果たされ、もうじきこちらにお戻りになられます」

「本当か?」

 アスターの問いにティムはコクコクと頷く。

「ご懐妊されておられた奥方様は、冬の終わりに皇子様をご出産されました。対面を果たされた殿下は大層お喜びで……」

「何?」

 追加情報で驚いたアスターにまたもやティムは揺すられて彼は目を白黒させる。

「ティムを怒っちゃダメ」

 子供の声にアスターが振り向くと、彼等を取り囲んでいた人垣を掻き分けてコリンシアが現れた。そしてアスターに駆け寄るとポカポカとその背中を叩く。

「ティムは、いっぱい、いっぱいがんばってくれたの。コリンも、母様もたくさん助けてもらったの!」

「姫様……。申し訳ありませんでした」

 コリンシアの攻撃のおかげでティムは解放され、1人悪者になった感のあるアスターは姫君の前に跪いて許しを乞うた。

「ティムにちゃんと謝らなきゃ許してあげない」

「分かりました」

 仁王立ちになった姫君にもう一度頭を下げると、ティムに向き直り頭を下げる。

「ティム、済まなかった」

「い、いえ、だ、大丈夫です」

 大丈夫という割にはまだ体がフラフラしている。しかも尊敬する竜騎士の1人であるアスターに頭を下げられるので、答えがしどろもどろになる。

「コリン、アスターは怒っている訳ではない。もうやめなさい」

 そこへエドワルドが姿を現す。その後ろには何かを抱えた黒髪の女性の姿もあった。その姿を認め、アスターはホッと息を吐く。

「……そうなの?」

 コリンシアがティムを振り仰ぐと、彼は苦笑して頷いた。自分の早とちりだった事に気付き、コリンシアはアスターに謝ろうと向き直って固まる。

「アスター、目、どうしたの?」

 その時、ようやく彼が眼帯をしている事に気付いた。心配げに眼帯に覆われた顔に触れる。

「不調法で無くしてしまいました」

「痛いの?」

「もう痛くは有りませんよ」

 姫君の優しい心遣いにアスターは感謝し、そして驚きのあまりティムを手荒に扱ったのは確かなので、謝罪は無用だと付け加えた。

 ルークに縋りついていたオリガもようやく落ち着きを取り戻し、息子を抱いたままエドワルドに従うフレアの側にそっと控えた。ルークもアスターの背後に控え、帰還した上司の家族を改めて迎えた。

「フロリエ様」

 アスターもルークも慌てて居住まいを正し、それにつられて周囲を囲んでいた竜騎士達も頭を下げる。

「多大なご心配とご迷惑をおかけして申し訳ありません。ただ今、戻りました」

「無事のご帰還に安堵いたしました。また、皇子様のご出産、臣下を代表してお喜び申し上げます」

 アスターが代表して祝いを述べると、エドワルドはフレアから息子を預かり、頭まで覆っていたお包みをずらした。夜目に鮮やかなプラチナブロンドを目にし、周囲はどよめく。

「我が嫡子、エルヴィンだ。妻は故郷に逃れてこの子を産んだ。私が復権したら居場所を明かすつもりだったが、ラグラスとベルクの不要な横やりが入り、安全を考慮して今まで明かせなかったそうだ。彼等に落ち度はない。責めるような言動は慎むよう通達しろ」

「かしこまりました」

 エドワルドの通達に一同は頭を下げた。

「私情で皆を待たせてすまなかった。だが、最大の懸念は全て払しょくされた。奴は自らの策に溺れて自分の首を絞め、更には自らの申し立てを不意にした。これより本陣に移動し、総力を結集して奴を捕える」

 エドワルドが高々に宣言すると、竜騎士達は全員それに応えた。そしてすぐにそれぞれの飛竜の下へ散っていった。




「殿下、奥方様と姫様はロベリアでお待ちいただきますか?」

 周囲の騒がしさにエルヴィンは再び泣き出してしまい、フレアとオリガ、そしてコリンシアも加わってあやしている。その姿を後目にアスターがそっと主の意向を問う。

「いや、本陣に同行する」

「危険ではありませんか?」

「本人達の希望だ。それに、彼等が護衛してくれるそうだ」

 エドワルドが指す先に2人の若者が立っていた。金と黒、目を引く取り合わせにアスターも話を聞いていたルークも釘付けになる。

「あの方々は?」

「フレアの親族だ。他にも連れて来ているらしい」

 エドワルドの答えと同時に丘の反対側から10騎あまりの飛竜が飛び立つのが見える。中に良く知ったイルシオンの気配を感じ、ルークは顔をしかめる。

「彼等は知ってて黙っていたんですよね?」

「怒るなルーク。彼等にしても苦渋の決断だったそうだ」

「……」

 昨年の秋ごろから幾度も接する機会があったのに、彼等は一言も漏らさなかった。内密にでも知らせてくれれば、エドワルドも自分も気が狂うほどの渇望を持て余さなくて済んだはずだ。

「あのベルクを騙すには、その必死さも必要だったそうだ。彼等の話ではあの男は我妻に懸想けそうしていた。更には己の妄想の中では相思相愛で周囲が彼女と自分を遠ざけていると思い込んでいたそうだ」

「……」

 返事が返ってこないのは、怒りを抑えているからか、自己中なベルクに飽きれているのか。ルークは黙々とエアリアルの装具を再確認している。

「ところで、お前の用は?」

 エドワルドに問われてルークは本来の目的を思い出し、ようやく砦に現れた来客の意向を彼に伝えた。

「本陣に来て頂けるのなら、お会いしよう。お前は先行してその旨をヒースに伝えろ。我が妻子が戻った事も合わせて頼む」

「分かりました」

 ルークは了解すると、まだ赤子をあやしているオリガに駆け寄る。

「先に行く」

「分かったわ。気をつけてね」

「ああ」

 周囲にはちょうど丘の反対側から到着したルイスの配下が集まっていたのだが、それも目に入らない様子でルークはオリガと唇を重ねると、エアリアルの下へ戻って行く。

「もっとお堅い奴だと思ったが……」

 幾度か顔を合わせた事があるレイドには、ルークは常にしかめっ面をしていて気難しい相手という印象しかない。それが恋人にとろけそうな笑みを浮かべ、しかも人前で口づけまでしたのだ。正直、意外としか言いようが無かった。

 恋人に見送られ、ルークはすぐに飛竜を飛び立たせ、あっという間にその姿は見えなくなった。ルークが全力で飛び去る姿に、タランテラの竜騎士も聖域から来た竜騎士達も唖然として見送る。

「早ぇぇ」

 周囲のそんな反応など知る由も無く、全ての憂いから解放され、身軽となったルークはこのままどこまでも飛んでいきたい気分だった。


無事に再会できたルークとオリガ。

喜びをかみしめる間もなくそれぞれの責務を果たすべく率先して行動します。


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