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セリヌンティウスは激怒した

作者: さゆき




 紆余曲折の末、石工であるセリヌンティウスはメロスが帰ってくるまであの間、捕虜にとられていた。

 セリヌンティウスの顔に焦りや怒りの感情はなかった。

 ーー陽が沈むまでにメロスが帰らなければ首を切られる。

 陽はすでに沈みかけていた。それを見た王により刑場に引き出されてなお、セリヌンティウスは冷静でいた。

 陽が沈む。

 とうとうメロスは来なかった。セリヌンティウスの首がギロチンの下に晒された。

 それでも彼は焦ることなく、ギロチンに首を据えたまま口を開いた。

「メロスは来ます」

「喚くがよい。検討が外れたな」

 ギロチンの刃が閃く。

 王の合図とともに、世闇を反射する漆黒の刃が、セリヌンティウスの首部目掛けて落下した。

 直後。

 バキッ。

 石と石がぶつかり合うようなひどく硬質な音が刑場の周囲を埋めた。

 それは、石工という肉体労働にも近い職により得られた僧帽筋が、落下する刃による首の切断を防いだ歴史的瞬間が発した音であった。

「なに……。もう一度だァ!」

 王が怒鳴る。

 遅れて、再び定位置に戻った刃が重力を帯びて落下した。

 バキッ。

 セリヌンティウスにとっては聞き馴染みのある、石同士がかち合う様な音が、再び響き渡った。

「きかんなぁ」

 メキメキと、彼の首を押さえつけていた木板が嫌な音をたてた。

 次の瞬間、力んだことにより膨張した首周辺の筋肉が、彼を押さえつけていたギロチンの木板を破壊した。

「まずい! 奴を殺せ!」

 王は怒鳴る。周囲の兵がセリヌンティウスを囲う形で円形に広がった。彼らの手には槍がある。

 セリヌンティウスは、労働で鍛えた腕力により、己の両の手を拘束していた手錠を破ると首に乗った刃を手に取り立ち上がった。

「うおおおおお!」

 それは雄叫びであった。

 彼に槍の先を向ける兵士たちの目には、彼は化け物に映っただろう。

 兵は数にして20人。しかしその尽くが彼の覇気に威圧され、たったの一歩さえ動けないでいた。

 そんな彼らを一通り見て、セリヌンティウスは小さく右の口角をあげた。

「弱小共め」

「何を!!」

 気高き王国の兵の一人は、彼の言葉を聞き逃さなかった。

「この国、そしてこの国の王に誓った忠誠、ここでその真髄を見せてやる」

 兵は全身の筋肉に力を込めた。

 力んだことで全身の筋肉が膨張し、彼の体はみるみる内に膨れ上がった。やがて平凡な兵であったはずの彼の体躯は元の2倍になっていた。

「これが、鍛錬の成果である」

 兵は槍を振りかぶった。

 ぐん。

 彼の全身の筋肉が、稼働の際に音を立てた。音は、刑場に集まった野次馬たちの鼓膜を粉砕した。

「鍛錬だと? それが鍛錬の成果だと……?」

 ゴゴゴゴ。

 地鳴りのような体の芯を揺さぶる重低音が響く。

「何の音だ……」

 振りかぶった兵は周囲を見回した。

 と、セリヌンティウスの身体が徐々にその質量を増していくではないか。そう、地鳴りの正体は、彼が膨張するその音であった。

「で、でけぇ」

 思わず兵は口走った。

 彼が見上げる先にあるのは、元の5倍はあろうかという体躯にまで強大化したセリヌンティウスの姿であった。

「これが、不信により有能な政治家たちを殺し、国が乱れた結果、貧困に喘ぎ、金を稼ぐため石を加工し続けた者の筋肉だ!」

 兵は彼の質量に圧倒されていた。

 振り絞った力で槍を投げるも、虚しくも、槍はコンクリの壁に当たった如く弾かれ落下した。

「うおおおお」

 セリヌンティウスは再び雄叫びを上げた。

 槍が当たった位置が不幸にもツボであったため、彼の体の調子が整ったのだ。

 彼の体は元の6倍にまで膨張した。

 続いて、メロン肩、いや、バランスボール肩を持つセリヌンティウスの剛腕から、己の首を断たんとしていたあの刃が放たれた。

 ぐわん。

 弧を描くような大振りから打ち出される大砲の如き一撃は、瞬時にして兵の首を刈り取った。

 囲んでいた兵たちが響めく。兵達が徐々に後退りするのがわかった。

 セリヌンティウスは、兵の奥で腰を抜かして地べたに尻をつく王の方に眼光を向けた。

「ひぃい」

 王は青白い顔で悲鳴を上げた。

 そして彼は言う。

「早く奴を殺さんか!」

 王の命に逆らうことのできる兵はいない。

 次々に2倍や3倍となる兵達が、ジリジリとセリヌンティウスに距離を詰め始めた。

 チッ、とセリヌンティウスは舌打ちをした。

 まずいことになった、と彼は思う。

 いくら彼といえど、6倍という常軌を逸した体躯と躯力を維持するのには大量のエネルギーを消費する。半日間まともな食事をとっていないのがたたり、彼の残りの維持時間は1分20秒弱といったところまで迫っていた。

 一人一人相手をしていては維持時間が保たない。

 きっとそれは敵の兵とてわかっていることだった。

 それにセリヌンティウスにはまだやるべきことが残っている。それは彼の命がかかっているにも関わらず王のもとに戻らなかった、かの邪智暴虐の魔王、メロスを倒すことである。

(仕方ない)

 セリヌンティウスは奥の手を使う決心をした。

 同時、兵の一人が叫んだ。

「かかれ!」

 一斉に槍を持った兵たちがセリヌンティウスに駆け寄る。

「やりたくないが……悪いな」

 その瞬間にして刹那。

 セリヌンティウスは己が鍛え上げた右足を超高速により前に出した。

 毎日の石の整形に次ぐ石の整形により鍛えられた最高速にして最大限の右足は、

 空気を、

 否。

 音を、

 否。

 光を、光さえも、置き去りにした。

 誰も彼の右足の挙動を捉えることはできなかった。だってそう、光がそこにないから。

 当然、超高速にはソニックブームがつきものである。

 超高速により発生したソニックブームは、わずかコンマ1秒にして王国の姿を跡形もなく消し去ってしまった。

「はぁ」

 もはや荒野となった土地の真ん中に、元の体躯に戻ったセリヌンティウスが立っていた。

 この日、地球の公転軌道が大きくズレた。


 セリヌンティウスは街であった場所を後にして、メロスがいるであろう村に向けその健脚を進めていた。時間はすでに深夜11時をまわり、虫たちの声がよく通っている。

 セリヌンティウスには聞こえていないが。

 筋肉による膨張がなくとも、彼の足は時速200キロを凌駕する。当然、彼の耳にそれらの声が入ることはない。ただ風を切る音だけが彼の鼓膜を揺らしていた。

 この調子であれば30以内にメロスの元に辿り着くだろう。

 彼は野望を胸に、右手の拳を強く握った。

 ーー必ず撃ち倒して見せる。かの邪智暴虐の魔王を。

 その時だった。彼の前に立ちはだかった一人の男が彼の足を止めた。

「フィロストラトス……!」

 セリヌンティウスがこの名を口にしたのは今回が初めてではない。何せ、男はセリヌンティウスの一番弟子であったから。

 フィロストラトスは、セリヌンティウスを前にするなり懇願した。

「どうか、どうか、メロス様のところへ行くのはおやめください」

「何を言うか」

 彼が眉を顰めたのを見て、フィロストラトスは両膝を折り、額を地面に擦り付けた。

「どうか、どうか」

 セリヌンティウスは感じ取った。

「貴様、裏切ったか!」

 フィロストラトスは焦る。

「滅相もありません! しかしあなたがーー」

「黙れ」

 ギロリ、冷たく、激しい彼の眼光がフィロストラトスを劈いた。

 フィロストラトスは静止してしまった。彼の師匠のあまりの覇気に、彼は圧倒されたのだ。

 視線を浴びたそれだけで、フィロストラトスの体は悲鳴を上げていた。ギチギチと、全身の筋肉が強張るのを感じた。

 しかしそれらを耐え凌ぎ、勇敢にも、彼は両足の底を地面に突き、決死の覚悟で彼の師匠の前に立ちはだかった。

「何をしている」

 セリヌンティウスは問うた。

「あなたを止めるのです」

「そうか」

 冷ややかな返事を聞きながらも、フィロストラトスは全身の筋肉に力を込めた。

 彼の体は元のおよそ5倍ほどに膨れ上がった。

 フィロストラトスもまた規格外の体躯を誇った。

 しかし彼の真骨頂は他にある、とセリヌンティウスは思う。フィロストラトスの最も優れた点、それは持久力である。

 最高コンディションにおいて最大膨張維持時間が3分であるセリヌンティウスに対し、多少体躯は劣るものの、フィロストラトスの最大膨張維持時間はおよそ30分と桁違いである。

 持久戦に持ち込まれれば、残り維持時間が1分1秒であるセリヌンティウスは必敗である。

 さらに、後のメロスとの戦いに備え、1分の維持時間は残しておきたい。つまり、彼がフィロストラトスとの戦いで膨張を使うことができるのはたった1秒の間であった。

(ならば)

 とセリヌンティウスは、5倍の質量を誇るフィロストラトスを見上げた。

「捻り潰してやる!」

「あなたの6倍の力を使わずに、ですか?」

 フィロストラトスは、師匠を見下ろした。

「いいや、使う。時が来たらな!」

 師匠たるセリヌンティウスはそのままの体で走り出した。

 二人の距離は10メートル程度。

 フィロストラトスは拳を引いた。

「超えてみせます。ここで、師匠を」

「裏切っておいて、未だ師匠と呼ぶか!!」

 距離がつまる。弟子の拳が迫る中、セリヌンティウスは彼との思い出を想起していた。

 捨て子であった彼に一から筋肉の使い方を教えたのはセリヌンティウスであった。

 毎日の筋トレは欠かさず二人で行った。

 朝に弱いセリヌンティウスを起こしていたのはフィロストラトスであった。

 食事を作ったのも、洗濯をしたのも、布団を敷いたのも、全てフィロストラトスであった。おかげでセリヌンティウスは石工と筋肉と筋肉に集中することができたと言える。

 そんな弟子とも今日でお別れだ。

 なぜなら、勝つから。

 音速の拳がセリヌンティウスを捉えた。彼の体は慣性に従い遥か彼方まで吹き飛ばされるーーことはなかった。

 0.02秒というわずかな時間で6倍とかした彼の筋肉は、フィロストラトスの拳を軽々と受け止めていた。

「くそッ!」

 その言葉に、

 ーーセリヌンティウスは「激怒」した。

 情けない声を上げるフィロストラトスに、セリヌンティウスは怒号を浴びせる。

「この程度で俺を超えるだとぉおお!」

 続いて豪速を孕む右腕のアッパーがフィロストラトスの顎を捉える。

 「激怒」の効果により3.2乗されたセリヌンティウスの拳の威力は計り知れない。

 轟ーー、という凄まじい音と共にフィロストラトスは火星の表面にまで叩き飛ばされた。

 夜空を見上げるセリヌンティウスは既に収縮していた。

 残り時間は1分と0.001秒。




 火星表面。

 フィロストラトスは半径1000メートルのクレーターの中心に横たわっていた。

 己に死が近づいていることは、十分にわかっていた。

 彼は遠い故郷を見上げる。

「師匠……戦ってはいけません。もしメロス様と師匠が戦うようなことがあれば……地球は滅びる」




「来ると思ったよ」

 セリヌンティウスを前にして、メロスは言った。

「邪智暴虐の魔王、メロスめ……!」

「俺がか? はは。笑わせる」

「他になんだと言うんだ」

「俺は……神になるんだよ、セリヌンティウス。さながら、神ロスといったところかな」

 セリヌンティウスは顔を顰めた。

「貴様、正気か」

 嘲笑混じりのメロスは答えた。

「正気で神が務まるかよ。お前が死んでしまえば、完全な神になると思ったんだが……。まああの王には殺せまいか」

「貴様、初めから……!」

 怒りのあまり、握った拳がギチギチと音を立てた。

「まあそう怒るなよ。結局、今ここで、決着をつけるんだから」

 メロスがその体躯を巨大化する。

 セリヌンティウスもまた、質量を増した。

「互いに6倍……勝負は技量と素の力、か」

 聞き、ニヤリ、と

 ーーメロスは「不敵な笑み」を浮かべた。

「惜しいな。6.4倍だ」

「っ!」

 さらに「不適な笑み」により彼の動きの速度は4乗となる。

 メロスが唯一セリヌンティウスに劣る点、スピードを「不適な笑み」によりカバーした。

 セリヌンティウスはより一層拳を強固に握り、メロスを見据えた。

「0.4倍やスピードのカバーなど、どうにでもしてやれる!」

「それは楽しみだっーー!」

 メロスの右ストレートが炸裂した。4乗された全力の一撃は、光の速度さえ凌駕し、光を置き去りにする。

 光を置き去りにすることで不可視と化した一撃。

 脊髄反射で半身の体制をとることで、セリヌンティウスは、メロスの拳を流してみせた。そのまま彼は、腰の関節を使うことで遠心力を味方につけた痛烈な蹴りをメロスに見舞った。

 無論、こちらも光など置き去りだ。

「きかんなぁ」

「っ!」

 鍛え上げられた、ダイヤモンドにも等しい硬度を持つメロスの肉体はセリヌンティウスによる最強最速の一撃さえ通さない。

 まずい。セリヌンティウスは思案した。

 残りの維持時間は40秒。

 このままではジリ貧だ。それならば、一撃で奴を仕留めるまで。

「うおおおおおお」

 セリヌンティウスは雄叫びを上げた。そして

 ーーセリヌンティウスは「激怒」した。必ず、かの邪智暴虐の魔王を打ち滅ぼさなくてはならない、と。

 さらに

 ーーセリヌンティウスは「激怒」した。

 ーーセリヌンティウスは「激怒」した。

 ーーセリヌンティウスは「激怒」した。

 ーーセリヌンティウスは「激怒」した。

 ーーセリヌンティウスは「激怒」した。

 そして出涸らしとなった力を振り絞り、

 ーーセリヌンティウスは「激怒」した。

 これによりセリヌンティウスの筋肉はおよそ3500乗の力を得る。

「うおおおおおらああああああ!」

「んだと!!!!」

 急激な膂力の上昇にメロスも驚きを隠せなかった。

 必死の反応で防御の体制をとるものの、先程から横腹をとらえたままのセリヌンティウスの右足は、再び勢いを増し、メロスの体を吹き飛ばした。

 メロスは太陽系の外まで吹き飛んだ。

 が、その時だった。

 ーーメロスは「激怒」した。

 メロスの「激怒」は他の者と一線を画す。

 環境への適応、それが彼の「激怒」であった。

 蹴りにより粉砕された骨と筋肉は瞬時に自己再生し、肺は瞬時に酸素を必要としなくなった。

 太陽系外縁天体に着地したメロスは、ウォームアップがてらに星を一周したのち、地面をひと蹴りし地球に帰還した。

「貴様……!」

 彼を見るなり、驚きの表情を晒しながらも、セリヌンティウスは拳を構えた。

 しかしメロスは首を振る。

「待て」

「なんだ」

「俺たちが戦ったことで地球の公転の軌道がズレた」

「それがどうした」

 とセリヌンティウスは問う。

「おかげで地球は今、太陽に向かって直進中だ」

 メロスは太陽系外縁天体に着地したことでこの事実を知り得ていた。

「ならば戦いを再開するまでだ。そうすれば再び起動がズレる」

「いやそれはダメだ。これ以上俺たちが戦えば、地球は大破する。宇宙から見れば、地球にヒビが入っているのが分かるはずだ。精々、耐えられて残り2回の蹴りだ」

「ならどうするつもりだ」

「俺たちで太陽を動かす。面白い提案だとは思わないか」

「それは面白い」

 セリヌンティウスはメロスに乗せられ「不適な笑み」を浮かべた。

 二人はその場で夜を明かした。

 そして来る朝、二人は地面を一蹴りし、地球を飛び立った。

 地球が壊れない程度の蹴りだ、当然速度もそれなりであり、太陽に辿り着くまで1時間ほどかかった。その程度なら、セリヌンティウスは息を止まることができた。

 太陽に着くとともに二人は筋肉を膨張させた。

 二人は意を決し、フレアの中に飛び込んだ。

 鍛え抜かれた肉体であろうと太陽の熱は体を溶かす。

 二人が惑星表面に触れたとき、すでに体から表皮は失われていた。残っているのは筋肉とそれに包まれた骨のみ。

(まだいけるだろう! セリヌンティウス)

(その通りだ、メロス)

 一時間の宇宙回遊の末、心の友と化した二人の間に言葉を交わす必要などない。

 互いに最後の筋肉を振り絞り、体が爛れていく中で、最大の一撃の構えに入った。

 ーーメロスは「激怒」した。

 ーーセリヌンティウスは「激怒」した。

 二人の拳が太陽を突き刺す。

 音もなく、太陽は数光年の距離を移動した。


 余力を使い果たした二人の勇者は収縮し、離れてゆく太陽の熱により溶かされていった。



 万が一にも面白いと思う方がいれば、ブックマークや評価、感想等をいただけると作者が喜びます。


 2025年4月30日、コメディー日間ランキング3位を記録しました(≧∀≦) これも皆様のおかげですありがとうございます


 お久しぶりです。もしくは初めまして。

 ここ数年は新人賞応募に専念していました。

 これからもちょこちょこ書くかもです。


 果たしてここまで読んでいるような物好きな方はいるのでしょうか。

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― 新着の感想 ―
終始勢いがよすぎて面白かったです。 壮大なスケールの中で登場する6.4倍、3.2乗などの妙に細かい数字もツボでした(笑)
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