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glitter・lead  作者: 大根侍
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第4章 君を超えたい

皆さんこんにちは、ドバイから帰ってきた大根侍です。

今日は暑い日でし………はっ…。

結弦「おうおう、久しぶりだな作者。」ポキポキ←手を鳴らす音

美琴「ようやく、うっぷんを晴らせる。」ポキポキ

夕華「覚悟は出来ていますか。」ポキポキ

奏「………あっ、次の章でエロいこと書いてくれたら、許してあげますよ。」ニコリ

………皆さん、落ち着いて今度の章では、皆でヌーディストビー





ぎゃぁぁぁあぁぁ。

現在

「行くよ、皆!」

夕華は大声で叫び、気合を入れた。

そして今、その練習の成果がためされる時だった。

「……ユカちゃん。」

「………行かせない。」

ドリブルしてゴールに突っ込んでくる陽に前に夕華が立ちはだかった。

「……今度こそ、止める!」

夕華は断言するように呟いた。

それだけ、自信があるのだろう。

「………なら、止めてみなよ。」

陽はほっこりと微笑み、左足を大きく後ろに引き、シュートする構えを取った。

「させない!」

夕華は猛ダッシュで陽に詰め寄り肉壁になって塞いだ。

「……小百合ちゃん!」

小百合は素早いボールテクニックで切り替え、ボールを背後にいる小百合にパスした。

「OK!」

小百合はパスされたボールをトラップした。

「させるかよ!」

しかし、そこに結弦が音より早い雷の如く現れた。

「………外に出す。」

結弦はボールをクリアしようと小百合に突っ込んでくる。

「くっ⁉」

小百合は焦る。

「小百合ちゃん、パス!」

横にいた瑞姫が声を掛けて手をふってパスするよう合図を送った。

「盗られないでよ!」

小百合は強引に瑞姫にパスした。

「ありがとう!」

瑞姫は器用な足さばきでボールをトラップした。

「させない!」

今度は奏が立ちはだかった。

「………たっぷり、可愛がってあげる。」

奏は瑞姫を今にも襲って舐めまわす雰囲気を出した。

「手を出したら、訴えるぞ。」

そこに結弦が注意喚起をした。

「……うっ。」

瑞姫は奏の圧に負け、涙ぐんだ。

「………お~い、こっちこっち。」

右サイドにいる千裕が大声を上げた。

「千裕ちゃん!」

瑞姫は咄嗟にボールを千裕にパスした。

ボールは地面にバウンドし、千裕に向かっていくが

「………頂き。」

美琴がカットした。

「なっ⁉」

「しまった。」

二人は悲鳴を上げた。

「私が決める!」

美琴は素早いドリブル捌きで相手のゴールポストに向かっていった。

「まずい、戻れ戻れ!」

小百合は瑞姫と千裕を引き連れて、美琴を追っていく。

「よ~し。」

美琴は楽しそうに舌を出し、ボールを高く上に上げ

「おりゃっ!」

ロングシュートを放った。

ボールは一ミリも軌道をゴールに向かって飛来する。

「止める!」

ゴールキーパーの幸は向かってくるボールを睨みつけた。

「おりゃ!」

幸はボールが落ちる場所を予測し、体を動かしたが

スポッ

予測は外れゴールネットに入った。

ピー

審判は笛を鳴らし、得点板の一組に一点入った。

「よっしゃー!」

美琴は嬉しそうに飛び跳ねた。

「……クソっ。」

得点を許してしまった幸は吐き捨てるように呟いた。

「大丈夫、幸ちゃん。」

そこに瑞姫が駆け寄った。

「陽が抑えられているとはいえ、相手は四天王だ。」

幸は美琴達を睨みつけた。

「……いつまでも、陽に甘えてちゃダメだ。」

幸はそう言い、険しい顔になった。

「………私達が陽に甘えるから、こういう結果になるんだ。」

幸は悔しそうに下唇を噛み締めた。

「………そうだね。」

瑞姫も悔やんだ。

幸の言う通り、自分達は陽に頼りすぎていた。

「………どうすればいいんだろう。」

瑞姫は暗い顔をした。

「………おい、瑞姫、いい考えがある。」

「………んっ?」

瑞姫は首を傾げた。

「………ちょっと耳を貸せ。」

幸は強引に瑞姫の耳に小声で呟いた。

ゴニョゴニョ

「おぉぉ、なるほど。」

瑞姫は納得し、笑みを浮かべた。

「頼める?」

「うん、任せてよ。」

瑞姫は自慢げに呟いた。






ピー

ホイッスルが鳴り響き、試合再開。

「行くよ!」

幸はボールを思いっきり、ゴール近くにいた瑞姫に投げつけた。

「ありがとう。」

瑞姫はボールをトラップし、ドリブルをする。

そして、思いがけない場所へと向かった。

「はっ⁉」

「えっ⁉」

二人は目を丸くした。

なんと、瑞姫はボールを持ったまま、夕華にガッチリマークされている陽のいる所に向かってきたのだ。

「……なっ…。」

「…………これはどういう。」

奏と美琴は目を丸くした。

わざわざ、相手のいる方へと向かってくるのだ。

夕華は訳が分からず、戸惑った。

そうその行動こそが幸の作戦である。

わざわざ、夕華のいるところに行くことで撹乱する作戦である。

ボールを夕華のところに持っていくことで、夕華は瑞姫からボールをカットして奪うか、それともこのまま陽をマークすべきか、どっちかに目を配らないといけないという困惑した、その一瞬の隙をつき

「ありがとう、瑞姫ちゃん!」

マークしている夕華からうまく解放され、逃れボールをトラップした。

「よし反撃開始!」

陽は速攻のドリブルで進んでいく

「………させない。」

「………任せて。」

「………止める。」

3人がそこに立ちはだかった。

「……行くよ!」

陽は一切引かず、元気な声で叫んで突っ込んでいき

「………シュート。」

インサイドキックを放った。

ボールは空中を舞い奏、結弦、美琴の3人の頭上を通過し、ある場所へと落ちて行く。

そして

スポッ

ゴールネットに入り一点が入った。

「やったー!」

陽は歓喜し、右腕を上げた。

「やるねぇ。」

「当然だ。」

「……はぐして、ナデナデしようかな。」

「それはやめてください。」スポッ

「……ぐほっ。」

脇腹を殴られた奏は膝をつき、蹲る。

「どうする、月島。」

「……こうなったら、作戦Bでいきます」

「作戦Bは……確か。」

「陽をガチガチ固めか。」

「………えぇ、4人で四方八方を囲って、縛ります。」

夕華はそう言い、額から出る汗を拭った。

ピー

審判がホイッスルを鳴らし、試合再開。

「おりゃ!」

ゴレイロの柚音がボールを月島にボールを渡した。

月島「行くよ、皆!」

月島がドリブルを繰り出し、進んでいく。

「了解!」

「任せろ!」

「………さっさと終わらせよう。」

後ろから3人が追ってくる。

「…止めよう!」

「うん!」

「分かった!」

そこに、3人が突っ込んでいく。

しかし

月島「美琴。」

「結弦ちゃん。」

「……影山。」

「………ほっ夕華ちゃん。」

4人は素早いテクニックとスピードでボールを回し、ぶち抜いた。

「きゃっ!」

「しまっ。」

「早すぎる!」

あっという間に抜かれてしまい

「させない!」

陽が立ちはだかった。

「来たよ!」

「じゃぁ、作戦通り。」

「うん。」

「行くよ。」

四人は素早く動き

「えっ?」

正方形の立ち位置で、陽を取り囲んだ。

「………作戦B開始です。」

夕華はボールを結弦に向かって、ボールを蹴った。

「……そこっ。」

陽が足を伸ばし、ボールをカットしようとしたが

「…ほっと。」

そこに奏が現れた。

奏は味方ボールをカットし、結弦にパスした。

「………サンキュー。」

ボールをトラップした結弦はゴールに向かって突き進む。

「……まずい。」

慌てて、追おうとしたが

「ダ~メ!」

奏が陽に引っ付きまとわりついた。

「ちょっ、奏ちゃん。」

「………陽ちゃんは私とここでイチャつくの。」

奏はそう言い、陽のお尻をなでた。

お尻を触られ、陽は顔を赤くした。

その隙に

「………インサイドキック。」

結弦はスピンの掛けた、シュートをゴールに目掛けてシュートした。

ボールは一ミリもぶれない曲線を空中に描いた後、キーパーの幸を通り過ぎ、ゴールネットに入った。

一組にまたも一点が入った。

「やられた。」

「クソッ。」

小百合達が悔しむ中

「ちょっ、いい加減に離れてよ。」

「………ん~、ダ~メ!」

奏と陽のスキンシップは続いていた。

そこに結弦が駆け寄り

「辞めろ、ド変態。」

後ろから奏の両耳を左右に引っ張った。

「イタタタッ!」

奏は悲鳴を上げた。

「……調子に乗りすぎた。」

結弦はそう呟くと、両耳を更に力強く引っ張った。

「ちょっ、耳、耳千切れる、もう引っ張らないで―!」

奏は涙目になりながら、結弦に懇願した。

「………まったく、少しは反省しろ。」

結弦はパッと両耳から手を離した。

「これにこりたら、変態行為を控えろ。」

「…は~い。」

奏は耳を押さえながら呟いた時だった。



ピー

またまた、笛のホイッスルが鳴った。

「……行くよ!」

ゴールキーパーの幸は一番近くにいた、瑞姫にパスをした。

「絶対、追い越せ!」

幸は今まで聞いたことのない怒鳴り声をあげた。

「うっ、うん、任せて!」

幸の声で困惑しながら、瑞姫はボールをドリブルした。

「させない。」

そこに美琴が立ちはだかった。

「………パスッ。」

瑞姫は瞬時にパスをした。

そして、ボールは

「サンキュー、瑞姫!」

千裕がトラップした。

「行くよ、陽!」

千裕は隣にいいた、陽にパスをした。

「まずは同点にしよう。」

陽はドリブルを繰り出し、躊躇なくゴールまで進んでいった。

「……させない。」

「また、揉んであげる。」

そこに夕華と奏が立ちはだかった。

「………おりゃっ。」

陽はチョップドリブルを繰り出した。

「なっ。」

「チョップドリブル⁉」

二人はあっさりと抜かれた。

「………よし。」

「私が!」

今度は美琴が現れた。

「………シュート!」

陽は右足を引き、シュートする姿勢を取った。

「……そこっ!」

美琴は素早い足さばきでシュートを妨害し、クリアしようとした。

「……と見せかけて。」

シュートと見せかけてのキックフェイントだった。

「………なっ、フェイント。」

美琴を抜くと同時に

「シュート。」

ミドルシュートを繰り出した。

ボールは直線の軌道を描き

スポッ

ゴールネットに吸い込まれた。

これで得点は2対2の引き分け、試合時間も僅か5分

 

ピー

「夕華ちゃん、お願い!」

ゴレイロの柚音は夕華にボールをパスした。

「えぇ、任せて!」

夕華はボールをトラップすると同時に全速力でドリブルをした。

「これがラストチャンス、力を全て使いきって!」

夕華は今ある全ての体力、気力をこの試合で全て使い切るきだ。

「分かった。」

「任せて!」

「……援護するね。」

他の3人も後に続いた。

3人も試合後に地面に倒れ、バテるくらいの全力で向かってくる。

「来るよ!」

「夕華は任せて!」

「美琴ちゃんは私が!」

「………なら、奏は私が。」

陽達は覚悟を決めた顔で身構えた。

「奏!」

夕華は背後にいる、奏にボールをパスした。

「サンキュー!」

奏は器用な足さばきでボールをトラップした。

「……させない。」

千裕が突っ込んできた。

「結弦ちゃん!」

奏は素早く横にいた結弦に渡した。

「あぁ、了解。」

結弦はボールをトラップした。

そして

「私が決める。」

結弦はお得意の電光石火のドリブルで相手ゴールへと向かっていく。

「……させない。」

そこに陽が立ちはだかった。

「……これならどうだ。」

結弦は稲妻のチョップドリブルで抜こうとした。

「……カット。」

陽は結弦の素早いボールテクニックを見抜き、ボールをカットした。

「……瑞姫ちゃん。」

陽はボールを瑞姫にパスした。

「……あっ、はい。」

瑞姫はボールをトラップした。

「…待ちなさい。」

そこに奏が現れて、デュエルとなった。

「………むっ。」

「……君、可愛いね。」

「……えっ。」

「あとで、私とエッチしない」

奏はいやらしい目で瑞姫を見つめた。

「私、女の子の●●●●が好きなんだ。」

「……えっ。」

瑞姫は顔を青ざめた。

「………この勝負に勝ったら、あなたを●●●すね。」

「…………。」ガクガク

「………まずは●●をコネコネしてあげるね。」

「……。」ビクビク

「………その後、胸の●●を●●って、体中を●●●●してあげるね。」

奏はニッコリと微笑んだ。

「………うっ。」

それを聞いた、奏は涙目になり氷りついた。

「………でも、ここでやってもいいかな。」

奏はそう言い、瑞姫に腕を伸ばした時だった。

「辞めろ、変態。」

結弦が奏の背後に回り

グイッ

チョークスリーパーを掛けた。

「グフッ。」

奏は悲鳴を発した。

「………ギブ……ギブ。」

奏は降参し、結弦の手をパチパチと叩いた。

「………変態行為はするなって、いったよね。」

結弦は冷めた目で奏を見つめた。

「……速攻で約束を破りやがって。」

バキッ

何かの骨が折れる音が耳に響いた。

「………ふうっ。」

結弦はゆっくりと手を離した。

バタン

「…………。」

奏は地面に倒れ、うつ伏せになった。

「…………気を失っているだけだ。」

結弦はそう言い、奏の脈を図った。

その後、奏は保健室に運ばれ、瑞姫は戦意喪失ということで退場し、それぞれのクラスから一名ずつメンバーを補充され、試合が再開された。








数十分後

左サイドをドリブルして走るのは、夕華と補充メンバーの秋沢だった。

「行きます。」

「了解!」

夕華と秋沢は一列に並んで、ゴールに向かっていく。

「……止めるよ、菜穂ちゃん。」

新田菜穂にったなほ「……うん。」

そこに陽と補充メンバーの菜穂が立ちはだかった。

「……あの時のリベンジさせてもらう。」

夕華は熱のこもった目で、陽に突進してくる。

「………行かせない。」

陽も夕華に向かっていった。

「甘い!」

夕華はシザースを繰り出した。

「………シザース。」

陽は瞬時に判断し、夕華の足さばきを見抜いた。

「じゃぁ、これは。」

今度はエラシコでフェイントをかけようとした。

「…………ほっと。」

それも見抜き、フェイントにかからなかった。

「そこっ!」バコン

陽はボールをカットすると同時に小百合にパスした。

「シュートは任せて!」

「………サポートするね。」

小百合と千裕は全速力でゴールに向かっていく。

「させない。」

「……止める。」

美琴と結弦が目の前に立ちふさがる。

「千裕!」

「…分かってる。」

小百合と千裕は交互にボールをパスした。

美琴と結弦を互いに注意しながら、ボールを回し結弦と美琴を振り切った。

「くっ。」

「にゃっ!」

美琴と結弦は悔やんだ。

「よし!」

「行ける!」

小百合と千裕は全速力でゴールに向かっていく。

ペナルティエリアに入った時だった。

「……行かせない。」

どこから、現れたのか優香が現れた。

「…なっ。」

小百合は驚愕した。

夕華は足を伸ばし、小百合からボールを奪おうとした時だった。

「……小百合…こっ…。」

「………させない!」

千裕は結弦にマークされた。

「……くっ。」

小百合は下唇を噛み締め、思考が停止した。

「………小百合ちゃん…!」

背後から小百合に向けて、陽が声を掛けた。

「………陽!」

「………パスして!」

陽は全速力でゴールに向かってくる。

「………ごぉら!」

小百合はガムシャラに陽にパスをした。

ボールは陽に向かって、飛来する。

「させません!」

「止める!」

陽に向かって、秋沢と美琴の二人が向かってくる。

「…………いや、行く。」

陽は目に熱をたぎらせ、ボールをトラップ


「…………行けぇぇぇぇぇ!」


せずにダイレクトシュートをかました。

ボールはまっすぐな直線でボールはゴールに吸い込まれていく

「……止める。」

「………任せてください!」

「左は任せろ!」

夕華、美琴、ゴールの肉壁となり、塞いだ。

これはもうダメかと小百合達は思った。

しかし


一同『えっ⁉』


ボールは地面にぶつかり、右にバウンドし飛んでいく。

そこは肉壁のない所だった。

「はっ⁉」

「しまった⁉」

「ありえない。」

ボールは夕華達をすり抜け

ガサッ

ボールはゴールに入り

ピー

ホイッスルと共に試合終了

2対3で一年四組の勝利で幕を閉じた。







つづく

ピクピク

という訳で一年四組の勝利です

次の回では本格的に行動を開始します。

それでは皆さん、また今度お会いしましょう。

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